【彼岸島】雅は最後死亡する？チート級の能力や明との対決をネタバレ考察

「彼岸島」に登場する雅とは、彼岸島の感染型吸血鬼の始祖であり、吸血鬼たちの頭領でもあるメインキャラクターの一人です。主人公の宮本明とは、ともに宿敵と認め合う関係であり、二人のバトルが同作品を大いに盛り上げました。この記事では、彼岸島の雅が最後に死亡するのかをメインに考察紹介します。雅のプロフィールと性格や過去、強さと能力、「48日後…」での登場シーン、そしてアニメ声優などを取り上げていきます。

彼岸島はホラーとサバイバルアクションが同居した漫画として知られていますが、一方で丸太がクローズアップされる描写や、ある種荒唐無稽なストーリー展開をすることで、ギャグ作品として楽しむファンも多く見受けられました。また、実写映画版やテレビドラマ版などのメディアミックスも行われており、その知名度は一般層にまで認知されているとのことです。この章では、彼岸島の作品情報で、概要とあらすじを取り上げていきます。

彼岸島は、2002年に週刊ヤングマガジン誌上にて連載スタートしました。その後、続編「彼岸島 最後の47日間」と「彼岸島 48日後…」が発表され、2023年10月現在48日後…が連載中です。単行本はシリーズ通算で89巻となっており（彼岸島全33巻、最後の47日間全16巻、48日後…既刊41巻）、累計発行部数は1000万部を突破しました。彼岸島には実写映画版、テレビドラマ版、スピンオフ漫画、Webアニメ版などがあります。

彼岸島の主人公宮本明は、高校生の少年です。ある日、彼は自宅の前で、青山冷という女性を介抱しました。冷は、2年前に行方不明になった明の兄篤のことを知っているとのことで、明と友人たちは彼女を探ろうとします。ところが、冷の同行男性が襲ってきたことで状況が一変しました。同行男性の正体は、吸血鬼だったのです。明は、冷から彼女の故郷の彼岸島には吸血鬼がいて篤もそこにいることを聞かされ、島へいく決意をしました。

彼岸島に登場する雅は、マスターバンパイアと称される吸血鬼の始祖であり、彼岸島の吸血鬼の頭領です。雅の見た目は、白髪と常に赤黒い三白眼をしていて、タキシードを着ているキャラクターに描かれていました。雅の身長は181cmで、体重は72kgと普通の成人男性よりも高く立派な身体つきをしています。雅の好きなことは「相手に屈辱を与えること」で、嫌いなことは「傍若無人な人間」であることが判明しました。

彼岸島に登場する雅は、タキシードという正装をしていることから、一見礼儀正しい雰囲気を漂わせています。しかし、実際の彼は、やや砕けた口調で話をするなど、荒っぽい一面が垣間見られました。また、好きなことが相手に屈辱を与えることであるように、人間のことを何とも思わない冷酷で残忍な性格の持ち主でもあります。それ故に、自分に傍若無人に歯向かってくる明と篤兄弟の存在を疎ましく思っており、両者は宿敵関係です。

雅は古来から彼岸島に生息する吸血鬼一族の生き残りで、江戸時代から400年以上生き続けているとのことです。ところが、一族の中で唯一白髪であることから迫害を受け、雅もまた人間と共存しようとする一族を嫌っていました。その後、戦時中に五十嵐が行った吸血鬼への実験に、雅は積極的に協力し、自身が実験材料となった後はアマルガム（混血種）として進化を遂げます。その結果、尋常ではない能力と力を手に入れました。

彼岸島に登場するマスターバンパイアこと雅の目的は、人類を滅ぼして吸血鬼の世界を創り上げることだといわれています。雅は過去に同族から虐げられてきたことで、吸血鬼についても気に入らない者は容赦なく殺すなど、独裁的に振舞ってきました。そして、彼は400年以上生きてきて、人間のことを心底嫌うようになります。彼の人間嫌いは徹底しており、明のように認めている者以外については、全く慈悲の心を持ち合わせていません。

彼岸島シリーズの最新作である48日後…では、雅が生み出したアマルガムに向かって「息子」と呼ぶシーンが見られます。しかし、アマルガムが生物学的に雅の息子というわけではなく、あくまでもは呼び名に過ぎないと判明しました。ちなみに、雅の息子は5人います。48日後…に登場した5人の息子たちは、雅が作ったアマルガム数百体に殺し合いをさせて、生き残ったアマルガムのことであり、雅の残酷さが浮き彫りになったのです。

彼岸島のラスボス的キャラクターである雅には、明との最後の戦いで死亡したという説が出たことがありました。同作品において、雅と明の強さはチート級と形容されており、どちらかが最後に死亡するまで戦い続けることが、示唆されているのです。雅は最後、どのようになるのでしょうか？この章では、彼岸島の雅の最後の死亡説と、現時点での最新作48日後…における登場シーンなどを、ネタバレを交えて紹介していきます。

雅と宮本明の現時点での最終決戦は、彼岸島のクライマックスで見ることができます。五重塔で明を迎え撃った雅は、一度彼を瀕死の状態へと追い込みました。しかし、隊長が命乞いをしたことで明は九死に一生を得ます。その後、雅は明を塔最上階の秘密の研究室へと連れて行きました。そこで彼は、吸血鬼の蚊を日本本土にばら撒く計画を打ち明けて、明に吸血鬼になることを勧めたのです。しかし、明は拒否して最後の手段に出ました。

明の最後の一手とは、501ワクチンでした。ワクチンを打たれた雅は、不死の能力が無効化されてしまいます。そこへ明の猛攻を受けて、一度は死亡しかけました。しかしながら、サイコジャックの能力を使ってチワワ様を操り、形勢逆転に成功したのです。明に勝利した雅は、彼を磔にしました。そして、「バイオテロを決行するまでの47日の間に自分を殺しに来い」と告げて、明の顔に傷をつけて去っていったのです。

結論を先に書きますと、雅は2023年10月時点での彼岸島の最新作48日後…でも生存していることが明らかにされています。48日後…における雅は、彼岸島を出て東京に拠点を置いている様子が描かれていました。吸血鬼による世作りを行っていることで、他の吸血鬼たちからは「救世主」と崇め奉られているのです。また、殺し合いをさせて生き残った5体の息子を腹心と位置付けており、彼らの縄張りを定期的に訪れていました。

また、48日後…の雅は、鮫島兄弟に会っています。鮫島兄弟が地上の食料調達をしていた時のことで、雅は一目見て鮫島弟の精二の仮面の下の異様さに気づいて、彼を食い殺した上に兄の右目を抉り取りました。しかしながら、48日後…の雅は、明との戦い以降何をしてもつまらないという退屈状態に陥っており、明との再戦を望んでいるのです。それは、彼岸島のファンも同様であり、雅と明の再戦がいつ行われるのか注目しています。

彼岸島に登場する雅は、マスターバンパイアの名に相応しい能力と強さを有しているとのことです。彼岸島においては、宮本明の強さも人智を超えた状態になっており、雅との強さ比べに注目が集まっていました。雅には、どのような能力があるのでしょうか？この章では、彼岸島の雅の能力と強さを中心にネタバレを交えて取り上げながら、雅の倒し方について考察紹介していきます。

雅は、もともと腕力や基礎体力が強い吸血鬼でした。それが五十嵐の実験でアマルガムになって以降、さらなる強さを獲得したのです。雅の素手の力は非常に強く、大木を振り回したり、激高した状態で石壁に亀裂を入れるなど凄まじい強さが描かれていました。また、普段の武器は鉄扇であり、人体のみならず邪鬼の身体をも切断してしまえる能力を有しています。また、防御面においても鉄扇で攻撃を防ぐなど、非凡な面が見られました。

また、雅の能力でチート級と評されているのが、サイコジャックです。サイコジャックとは、脳波干渉能力であり、相手の脳波に直接苦痛を与えて服従させて自由に操っていました。雅は、人間を容易に操ることができますが、全ての邪鬼も同様であり、チート級の強さと評される所以なのです。

彼岸島のラスボス的存在であるマスターバンパイアの雅は、不死の能力を得ているため、普通の吸血鬼なら死亡する首を刎ねる攻撃や頭部への集中攻撃を受けても死にません。また、細胞回復力も極めて高く、腕が取れたくらいだと簡単に繋げてしまいます。そのような雅の唯一の弱点は、五十嵐が開発した501ワクチンでした。今後の48日後…のストーリー展開の中で、明が再度501ワクチンを雅に打てるのかが注目されています。

彼岸島のWebアニメ版「彼岸島X」は、YouTubeやニコニコ動画などで全12話と番外編1話、そして特別編1話が配信されました。一話辺り3分弱の短編ですが、一人の声優が全登場人物を演じる形式で反響を呼んだのです。その中で、雅役を演じた声優は三人いました。この章では、Webアニメ彼岸島Xで雅役の声優キャストである、山寺宏一、石田彰、千葉繫について紹介していきます。

山寺宏一は、1961年6月17日に、宮城県で生まれました。現在は、アクロスエンタテインメントに所属しています。山寺宏一は、1985年に声優デビューし、当初は「シティーハンター」などのモブキャラクターを演じていました。その後、声優としての地位を確立すると、俳優やバラエティ番組の司会などで人気と知名度を獲得しています。山寺宏一の代表作には、「ルパン三世」の銭形警部役（二代目）などがあります。

石田彰は、1967年11月2日に、愛知県で生まれました。ピアレスガーベラに所属しています。石田彰は日本大学藝術学部在学中に声優養成所に入り、養成所在籍中に声優デビューしました。「石田ボイス」と呼ばれる独特な声質と、キャラクター作りにこだわった演技力の高さで、内外から高評価されています。石田彰の代表作には、「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲル役、「NARUTO-ナルト-」の我愛羅役などがあります。

千葉茂は、1954年2月4日に、熊本県で生まれました。81プロデュースに所属しています。上京後に俳優を目指した千葉茂は、アルバイトをしながら演技のスキルを磨いていき、1976年から声優活動を開始しました。千葉茂が注目を集めたのは、「うる星やつら」のメガネ役であり、以降は人気声優となったのです。千葉茂の主な出演作品には、「幽☆遊☆白書」の桑原和真役、「ハイスクール!奇面組」の一堂零役などがあります。

この章では、彼岸島の雅に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。雅は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、漫画やアニメのファンだと思われる方のツイートです。「雅」という言葉から連想することについて、彼岸島の雅の印象が一番強いとつぶやいていました。

こちらは、彼岸島の原作漫画を読んだことがある方のツイートです。リアルタイムで同作品を読んでいたとのことで、雅があまりにも強いので早く続きを読みたいとつぶやいていました。

こちらは、彼岸島の評判を聞きつけた方のツイートです。彼岸島の原作漫画を読んだことがないとのことで、同作品をホラーの皮を被った丸太アクションギャグ作品で、雅がかっこいいと認識していました。

この記事では、彼岸島の雅について特集してきました。雅はマスターバンパイアであり、現在連載中の48日後…においてもラスボス的なキャラクターとして存在感をアピールしているのです。雅と宮本明の最終決戦を見据えながら、彼岸島を読んでください。