【ダークギャザリング】花魁の強さと能力は？悲しい過去や鏡に取り憑いた理由は？

「ダークギャザリング」は、現在注目を集めている少年漫画の一つです。同作品には様々な霊が登場しますが、その中でも「卒業生」と呼ばれる存在の中に、花魁という女性の霊がいました。この記事では、ダークギャザリングの花魁について特集します。花魁の正式な名前と正体、悲しい過去や鏡に取り憑いた経緯と理由、彼女の強さと能力などを紹介しながら、花魁の魅力とダークギャザリングの面白さを浮き彫りにしていきます。

ダークギャザリングは、いわゆるホラー漫画ですが、サスペンス色やオカルトの要素が強いことと、かわいいキャラクターと怖い描写とが絶妙なバランスを取り合っていることで、このジャンルの中でも際立った人気を得ているとのことです。また、2023年にテレビアニメ化されたことで、原作漫画を知らないアニメや声優のファン層から支持されました。この章では、ダークギャザリングの概要と序盤のあらすじを取り上げていきます。

ダークギャザリングの原作者は、近藤憲一です。近藤憲一は、2016年に小説「チア男子!!」のコミカライズ「チア男子!!-GO BREAKERS-」を少年ジャンプ+に連載したことで知られました。ダークギャザリングは、2023年10月現在、ジャンプスクエアにて連載中で、コミックスは既刊13巻です。同作品はメディアミックスとしてテレビアニメ化されており、アニメ版は2023年7月より連続2クール方式で放映が開始されました。

ダークギャザリングの主人公の名前は、幻燈河螢多朗（げんとうがけいたろう）といいます。大学1年生の彼は、霊を引き寄せる性質であり、幼い頃に経験した霊障の呪いを恐れて引きこもりに近い暮らしをしていました。しかし、大学生になったことを機に、社会復帰するべく家庭教師のアルバイトを始めます。そこで彼は、かつて一緒に霊障の呪いを受けた幼馴染の寳月詠子（ほうづきえいこ）の従妹である夜宵（やよい）と出会いました。

ダークギャザリングの花魁とは、女性の悪霊です。花魁の正式な名前は、「魄啜繚乱弟切花魁（はくていりょうらんはくぎりおいらん）」であることが判明しました。花魁の外見は、その名前が示す通り、遊女の姿をしています。花魁の形代の人形は、狐の形であり、廃ラブホテルに安置されていました。花魁が夜宵と出会った経緯は、夜宵が約1年前にフリーマーケットで「持ち主が老化する」といういわくつきの手鏡を買ったからです。

ダークギャザリングに登場する花魁は、魄啜繚乱弟切花魁という長い名前を持つ悪霊です。彼女は、寳月夜宵が買った手鏡に取り憑いていましたが、彼女の部屋にいた全ての悪霊たちの魂魄を取り込んだため、名前にもある弟切草の花言葉「呪い」を体現するかのように、生前の恨みを呪いへと強化させて卒業生になりました。この章では、ダークギャザリングの卒業生の花魁の強さと能力を、ネタバレを含めながら紹介していきます。

ダークギャザリングの卒業生花魁の能力には、彼女の正式な名前にも綴られている「魄啜」があります。魄啜とは、花魁の1つ目の呪いであり、炎に燃えている無数の蝶を相手に向かって飛ばす描写が見られました。この蝶に触れた者は、ことごとく老化してしまいます。その理由は、蝶が相手の生命を啜るからです。この蝶の影響で花魁は心身ともに癒されて、呪いをさらに強化していました。相手が強いほど、魄啜の能力は増します。

卒業生の花魁の持つ2つ目の呪いの能力は、「疫病」です。これは、彼女が自身の血液を相手に送り込むことで、人間だった過去に患った病気を発症させるというものでした。その症状は、「身体に瘤ができる」と「頭痛」と「発熱」そして「嘔吐」の4つです。病状が表れた相手は、やがてまともに物事を考えることが不可能になりました。この疫病の能力は、花魁が魄啜で十分なエネルギーを溜めることで繰り出すことができます。

卒業生である花魁の3つ目の呪いの能力とは、「炎上楼閣」です。これは、花魁が炎の廓と呼ばれる箇所に相手を閉じ込めて、そこに怨念の炎を放つというものでした。廓の中は脱出不可能であり、相手は業火の中で永久的に焼かれ続けるのです。この能力を発動させるには、彼女のエネルギー量が溜まっていることと、花魁が憑いていた鏡に相手の醜くなった姿を見せることが必要でした。

炎上楼閣によって発生した炎の蝶は、魄啜の能力と同様に相手の生命を啜ることができます。そして、最終的には相手を完全に燃やし尽くす炎となりました。花魁は、炎から発生した煙を吸うことで心身ともに回復するのです。

ダークギャザリングに登場する卒業生の花魁は、悲しい過去を背負っており、そのことが理由で悪霊になったことが判明しています。彼女の人間時代に、いったい何があったのでしょうか？この記事では、ダークギャザリングの花魁の過去と彼女が鏡に取り憑いた理由を取り上げていきます。

花魁は、人間時代に貧困の家庭に生まれました。ところが、彼女は天性の美貌を有しており、いつしか家族を救うお金を作るために遊女になったという経緯があります。花魁にとっては自分の美貌が家族を養うことのできる証明であるとともに、自分の生きる証になっていました。悪霊となってからの花魁も、自分の美貌にこだわりを見せており、そのためには他社の声明を啜ることも容赦しなくなったのです。

花魁は、その美貌で瞬く間にNo.1の遊女になりました。成功した彼女に身請け話が来ましたが、時を同じくして彼女に不幸が訪れます。花魁が面倒を見ていた紅という若い遊女が、彼女のことを妬んで毒を盛ったのです。トリカブトの毒に侵された彼女は毒の影響で表情が崩れ、身請け相手からも酷い言葉を浴びせられて話が流れてしまいました。

身請け話が破談になった花魁にさらに追い打ちをかけるように、紅に同じ相手からの身請け話が持ち上がりました。紅は、花魁への嫉妬でより過激になり、花魁が醜くなっていく様を喜んだのです。全てを知った花魁は、恨みの一念で紅に油をかけて焼死させ、自らもその業火に焼かれて亡くなりました。

花魁は、焼かれて亡くなっていく過程で最後に手鏡に映った自身の醜くなった顔を見ました。この手鏡は、かつて花魁が紅にプレゼントした物です。花魁は紅を呪って死んでいきましたが、手鏡は自分と紅の関係の象徴ともいえました。それ故に、彼女は悪霊となってこの手鏡に取り憑いたのです。

この章では、ダークギャザリングに登場する花魁に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。卒業生の花魁は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、ダークギャザリングの大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画を読んでいる時から花魁の動きに注目しており、テレビアニメ版で花魁の動きがどのようになるのかが楽しみだとつぶやいていました。

こちらは、ダークギャザリングを熱心に見ていると思われる方のツイートです。原作漫画もテレビアニメ版もどちらも押さえているとのことで、テレビアニメ版のEDに花魁の形代が登場したことを喜んでいました。

こちらは、ダークギャザリングの原作漫画の大ファンだと思われる方のツイートです。リアルタイムで原作を読んでおり、複数の必殺技を持つ花魁が凄いという感想を持っています。

この記事では、ダークギャザリングに登場する花魁を特集してきました。花魁は悪霊ですが、悲しい過去を背負っていることで、ファン人気のあるキャラクターとされています。花魁に注目しながら、ダークギャザリングを見てください。