【九条の大罪】犬飼勇人は京極の息子を殺した犯人?最後は壬生に撃たれて死亡?

『九条の大罪』の犬飼の最後を明かします!強姦・殺人事件を犯し懲役10年の実刑を喰らった半グレ・犬飼が、刑期を終えて出所しました。しかし反省の色は微塵もなく、シャバの空気を吸い込むと、眼光鋭い切れ長の目で相手を睨みつけ、肩をいからせて闊歩します。この記事では、『九条の大罪』のこの犬飼勇人を特集し、彼のモデルとなった人物の情報や京極・壬生との関係、そして最後に死亡したかどうかなど、詳しく解説していきます。

【九条の大罪】犬飼勇人は京極の息子を殺した犯人?最後は壬生に撃たれて死亡?のイメージ

目次

  1. 九条の大罪の犬飼とは?
  2. 九条の大罪の犬飼は京極の息子を殺した犯人?
  3. 九条の大罪の犬飼と壬生の関係や最後
  4. 九条の大罪の犬飼の初登場やモデル
  5. 九条の大罪の犬飼に関する感想や評価
  6. 九条の大罪の犬飼まとめ

九条の大罪の犬飼とは?

九条の大罪の作品情報

この記事では、『九条の大罪』に登場する半グレの少年・犬飼勇人を特集します。これから犬飼のモデルとなった人物や京極との関係、そして壬生に撃たれて死亡したとされる犬飼の最後について解説していきますが、まずは『九条の大罪』の作品情報をお届けしましょう。最初に『九条の大罪』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

九条の大罪の概要

概要のイメージ

『九条の大罪』は、真鍋昌平による日本の漫画作品で、小学館の「ビッグコミックスピリッツ」で2020年46号から連載がスタートしました。この作品は、単行本が8巻まで刊行され、2023年8月時点での書籍の発行部数は累計222万部を突破しています。さらに、2022年1月には「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」で第10位に選ばれた注目作です。

物語は、飲酒運転で親子をひき逃げした半グレが執行猶予を勝ち取り、父を亡くして悲しむ遺族が悲嘆にくれるという出来事からスタートします。この第1話は、SNSなどでも大きな反響を呼びました。作者の真鍋昌平は、人間の葛藤や心の揺れ動きを描きたいという想いから、足かけ5年をかけて司法関係者に取材を積み重ねたと語っています。

九条の大罪のあらすじ

あらすじのイメージ

飲酒運転でひき逃げ事件を起こした若者、森田は、知人の壬生社長の忠告を受けて九条弁護士に助けを求めます。そして九条のアドバイスに従い、森田は自首し事故現場で被害者の自転車が転倒していたと主張します。死亡原因は被害者の心臓発作と判断され、森田は執行猶予付きの判決を勝ち取ります。ネット上では激しい批判が巻き起こりますが、九条はクライアントを擁護することが弁護士の使命であると言ってのけました。

犬飼勇人のプロフィール

ここからは、この記事のメインテーマである『九条の大罪』の犬飼勇人(いぬかい・ゆうと)の話題に移ります。犬飼勇人は、顔の左頬に十文字の傷跡がある強面の半グレ少年です。

彼は自動車整備工場を経営する壬生の地元の後輩で、嵐山刑事の娘・小川愛美殺害事件の実行犯として逮捕されます。裁判では懲役10年以上15年以下の不定期刑の判決が確定し、現在は少年刑務所で服役中となっています。ちなみに、共犯者2名はすでに刑期を終えて社会復帰しています。

『九条の大罪』 真鍋昌平 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

九条の大罪の犬飼は京極の息子を殺した犯人?

京極のプロフィール

プロフィールのイメージ

『九条の大罪』に登場する京極清志(きょうごく・きよし)は、伏見組という暴力団で若頭のポジションを担い、強大な権力を持つヤクザです。ヤクザとしての立場を利用し、半グレの壬生やその手下たちを使って、自身は手を汚すことなくさまざまな犯罪行為に手を染めてきました。

やがて自身が傷害容疑をかけられた事件をきっかけに、壬生から紹介された弁護士、九条との関係が始まります。京極は傷害事件弁護での腕前を見て、九条を使える弁護士と判断し、彼を顧問弁護士にしようと画策に動き出しました。

犬飼は京極の息子を殺した犯人?

この記事で特集している『九条の大罪』の犬飼勇人は、ヤクザ京極の息子を殺した犯人なのでしょうか?刑期を終え、犬飼は少年院から出所します。入所中に弁護士である流木との面会で語っていた通り、犬飼は壬生に深い怨みを抱いていました。壬生から安い報酬で殺人を依頼され、貴重な10年という時間を奪われたからです。

犬飼は、壬生から3億円を脅し取る策略を巡らせていました。犯行について反省している節は全くなく、少年院内でも他の受刑者に暴虐行為を行うなど、凶暴性を露わにしていました。

地元の先輩である久我は、出所後の犬飼が壬生や自分と接触しないことに違和感を感じていました。この久我の予感は的中しており、犬飼は壬生を憎んでいる菅原とコンタクトを取っていました。菅原と共謀し、壬生から3億円を奪うか、それが難しい場合は彼を殺害しようと考えていました。ところが、菅原と結託して悪事を働くうちに、犬飼は次第に菅原に対する不満を募らせていきました。

後日、犬飼は壬生の手下である久我を拉致し、壬生の働く修理工場の車庫に武器を持ってやってきました。車庫の外では菅原と仲間たちが待機していましたが、この日襲撃するつもりはなく、単に金を用意するように伝えるだけにとどまりました。

しばらく経った後、壬生は菅原のクラブを訪れ、犬飼との決着を図ろうとします。しかし壬生は大勢の武装軍団に囲まれてしまいます。菅原がバットを、犬飼がナイフを手にして3億円を持ってきたか尋ねました。壬生が持ってないと答えると、菅原と犬飼は彼に襲いかかります。しかし、菅原の仲間たちの中に裏切者がいて、逆に菅原と犬飼に襲撃を仕掛けました。

壬生は、自身もヤクザの京極の手下に過ぎないと言い、2人に仲間になるよう頼みました。さらに壬生は、今は京極の配下にいるけれども、いずれ機会を見て京極に復讐するつもりだと告げました。この言葉を聞いた菅原と犬飼は、変心し壬生の仲間として行動することになるのです。以降、地元の半グレである壬生の手下に収まった犬飼でしたが、『九条の大罪』8巻の「検事の権限」で再登板することとなりました。

興奮した犬飼が、壬生に電話で「問題を引き起こした人物を拉致した」と告げました。この瞬間から、物語は新たな局面に向かいます。かつての小川愛美殺害事件の時と同じように、犬飼自身は拉致した人物との直接的な関与を否定します。壬生は、すぐにスマホの電源を切り、どこかに捨てるように指示しました。その後、ヤクザの京極から壬生のスマホに連絡が入り、彼の息子が行方不明になったことが明らかになったのです。

不吉な予感がよぎった壬生は、再び電話をかけようとします。しかし、犬飼は指示通りにスマートフォンの電源を切っており、電話は通じませんでした。やがて壬生の不安は現実となります。犬飼が拉致したのは、何とヤクザ京極の息子、京極猛だったのです。その後、ヤクザの京極と半グレの壬生たちによる犬飼と京極猛の捜索が始まりましたが、連絡が途絶えていたため捜索は困難を極めました。

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九条の大罪の犬飼と壬生の関係や最後

犬飼と壬生の関係

ここからは、『九条の大罪』の犬飼勇人と半グレの壬生憲剛の関係、そして犬飼の死亡に関する情報を解説していきます。半グレの壬生は犬飼にとって地元の先輩だったこともあり、先述の事件でも彼の指示に従い行動していました。事件では、地元の仲間たちと一緒になって刑事の娘・小川愛美に乱暴した上で、首を絞めて死亡させたのです。

小川愛美と何の接点もなかった犬飼にとって、彼女を殺す動機はありません。彼自身が証言するように、当時はまだ若く無知であり、壬生がお金で釣って実行犯に仕立てたと言えます。また、壬生自身も小川愛美とは関わりがあったわけではありません。当時、小川愛美と不倫関係にあったアダルトビデオ会社社長である小山義昭がヤクザの京極に殺害を依頼し、さらに京極が半グレの壬生に丸投げしたと考えられます。

犬飼の最後は壬生に撃たれて死亡?

はたして犬飼勇人は壬生に撃たれて死亡してしまったのでしょうか?結論から述べますと、犬飼は最後死亡してしまいます。それでは経緯を詳しく見ていきましょう。大規模な捜索が進行する中、犬飼は仲間たちと共謀し、京極の息子・猛を拉致して山へ運びます。そこで穴を掘り、手足を縛った猛を穴に落とすと、生き埋めにして殺害しました。その後、犬飼たちは拉致の依頼主の自宅に押しかけ、金を脅し取りました。

犬飼は仲間たちと共に逃亡しようとしますが、すでに壬生や久我の仲間たちが彼らの捜索を開始しています。ヤクザの京極も息子を殺害した犯人を追っており、部下を連れて九条の弁護士事務所を訪れます。

死亡のイメージ

京極は、切り取られた足の入ったバックを九条の机の上に叩きつけます。そして、スマートフォンの画面を九条に差し出すと、そこには犬飼に京極猛を誘拐させた依頼主が拷問を受けている様子が映っていました。京極は、拷問により京極猛を拉致・殺害した実行犯が犬飼だと吐かせていたのです。

京極は、九条に犬飼の潜伏先を教えてほしいと頼みますが、九条は利益相反になるからと断りました。一方、京極が率いる伏見組も行動を起こし、壬生と犬飼殺害のため若手ヤクザ2人を派遣しようとしています。そんな中で、元ヤクザの艮克成(うしとら・かつしげ)も壬生と犬飼殺害計画に加担しようと、伏見組の若頭補佐・雁金正美に電話をかけました。

雁金は、事を起こさないよう艮克成に伝えますが、艮は構わずにトラックで壬生の工場に突っ込みました。別の場所でその情報を知った壬生は、おそらく自分だけでなく、犬飼もすぐに見つかり拷問され殺されるだろうと呟きました。

この絶望的な状況の中で、壬生はどうせ殺されるのなら、こちらから攻撃を仕掛け京極たちを殺害しようと久我に持ち掛けます。一方、この時点では犬飼の居場所は不明でしたが、その後潜伏先が判明します。そして、犬飼は壬生によって銃撃され遂に死亡してしまったのでした。

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九条の大罪の犬飼の初登場やモデル

犬飼の初登場

ここからは、『九条の大罪』における犬飼の初登場シーンやモデルとなった人物を紹介していきます。犬飼の初登場シーンは、単行本の第5巻の「事件の真相」で描かれています。嵐山刑事の娘の小川愛美強姦殺人事件の実行犯としての登場です。

今から10年前、犬養は仲間と共に帰宅途中の愛美を襲い、強姦の上に首を絞めて殺害しました。初登場シーンでは、懲役10年以上15年以下の刑が確定し、少年刑務所に服役している犬養の姿が描かれていました。

弁護士の流木が犬飼に面会すると、彼は300万円でいいように使われたことを明かし、壬生が3億円をよこさなければ殺してやると、壬生への恨みをぶちまけました。一方、嵐山刑事は犬飼の逮捕後も、事件の捜査を執拗に続けていました。事件には犬飼の地元の先輩である壬生や、伏見組の若頭である京極清志が絡んでいると見ており、10年が経過した現在も、京極たちの逮捕を視野に動いていました。

犬飼のモデル

犯罪者のイメージ

『九条の大罪』の犬飼勇人は個性の強いキャラですが、モデルとなった人物はいるのでしょうか?犬飼は、金髪に染めた髪を立て、眼光鋭い切れ長の目をしています。腕のタトゥーや左頬の大きな十字の傷跡が、彼の存在をより恐ろしく見せています。

そんな犬飼のモデルとなった人物についての情報を調べてみましたが、現時点ではモデルに関する情報は全くありません。したがって、犬飼のモデルが実際に存在するかどうかは不明です。ただし、もしモデルとなった人物がいる場合でも、モデルとなったのは犯罪史に残るような凶悪犯と考えられます。

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九条の大罪の犬飼に関する感想や評価

ここまで『九条の大罪』の犬飼勇人特集をお届けしてきましたが、最後に犬飼に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、犬飼が初登場する『九条の大罪』の第5巻を読んだ方の感想・評価です。延々と続く地獄のような状況に陰々滅々としながらも、作者の手の込んだ作品構成に感銘を受けたようです。犬飼と先輩の半グレ・壬生が重なるのは何かの伏線だと見ているようですが、実際のところはどうなのでしょうか?

こちらも、『九条の大罪』の第5巻、犬飼の出所シーンを読んだ方の感想・評価です。犬飼の物騒なセリフに苦笑しつつも、次巻を楽しみにしているようでした。

最後に紹介するのは、『九条の大罪』の世界観がわかる事例を具体的に列挙しているツイートになります。ヤクザの京極の息子を殺害した犬養には逃げ切ってほしいと言います。しかし、実際にはそうならないところに作品の非情な世界観を感じているようでした。

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九条の大罪の犬飼まとめ

この記事では、『九条の大罪』の犬飼勇人を特集し、半グレの壬生との関係やモデルとされる人物、そして京極の息子殺害犯疑惑、さらには最後に死亡するのかどうかなどについて解説してきました。

まとめのイメージ

犬飼と壬生の関係は、地元の先輩・後輩の間柄であり、後輩の犬飼は刑事の娘・殺害事件などで壬生の指示に従ってきました。しかし、割に合わない安い報酬で実行犯に仕立てられ、刑務所で10を棒に振ったことで激しい恨みを抱いていました。

その後、犬飼は、ある人物からの依頼で京極の息子・猛を拉致し殺害してしまいます。そして、京極や壬生たちが捜索する中、逃走を図ります。しかし、やがて潜伏先が判明し、最後は壬生の銃撃を受けて死亡してしまいました。

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