【死役所】美幸はシ村と幸子の娘!殺した犯人・死因や病気(自閉症)の噂を考察

「死役所」に登場する美幸とは、シ村(市村正道)と幸子の娘です。美幸は、絵の具を食べるという異食を行い、病気(自閉症)の噂が出たことがありました。また、幼くして殺害されるという悲劇のキャラクターでもあり、死因と犯人が作品の大きな謎と伏線になっているとのことです。この記事では、死役所の美幸について特集します。美幸とシ村のプロフィール、彼女を殺した犯人と死因、絵の具を食べる行動が病気(自閉症)なのかなどを取り上げていきます。

 【死役所】美幸はシ村と幸子の娘!殺した犯人・死因や病気(自閉症)の噂を考察のイメージ

目次

  1. 死役所とは?
  2. 死役所の美幸はシ村と幸子の娘
  3. 死役所の美幸を殺した犯人・死因
  4. 死役所の美幸の病気(自閉症)の噂
  5. 死役所のシ村家を崩壊させた「加護の会」とは?
  6. 死役所の美幸に関する感想や評価
  7. 死役所の美幸まとめ

死役所とは?

「死役所」とは、此岸と彼岸の間にある死役所を主な舞台にした漫画です。ありとあらゆる理由で亡くなった死者たちとシ役所職員たちが織り成すドラマが多くの読者の心を捉えて、大ヒットを記録しました。この記事では、死役所の主人公であるシ村(市村正道)の娘美幸について特集します。美幸のプロフィール、彼女を殺害した犯人や死因、絵の具を食べる行為が病気(自閉症)だったのか、加護の会などについて紹介していきます。

死役所の概要

死役所の原作漫画は、月刊コミックバンチ(月刊コミック@バンチ)誌上にて2013年より連載が開始され、2023年10月現在連載中です。死役所のコミックスは23巻まで刊行されていて、累計発行部数は630万部を突破しました。同作品の原作者は、大分県別府市在住の漫画家あずみきしです。あずみきしは、別府市役所に臨時職員として勤務した経験があり、そのことが初連載作品となった死役所にリアリティを生む効果を上げました。

死役所は、原作漫画が大ヒットしたことを受けて、メディアミックスが展開されました。最初に行われたのはテレビドラマ版で、松岡昌宏を主演キャストにして、2019年10月から同年12月まで全10話が放映されています。ドラマ版については円盤化されている他に、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスでも視聴可能です。また、Webアニメ版は第3話と第4話をアニメ化したもので、2022年2月にYouTubeで配信されました。

死役所のあらすじ

死役所とは、此岸と彼岸との間にある場所で、天国か地獄へ行く前に死者が必ず訪れる場所です。一口に死者といっても様々な人がおり、寿命が尽きた人はもとより自殺、他殺、病死、事故死などそれぞれの事情で死役所に来ていました。死役所では、死後の世界へ行く手続きが取られるのですが、職員たちもまた死者なのです。そして、死役所職員たちの正体は、主人公のシ村を含めて全員元死刑囚であることが明らかにされています。

あずみきし 『死役所 1巻』 | 新潮社

死役所の美幸はシ村と幸子の娘

あずみきし原作の大ヒット青年漫画の死役所は、死後の世界を舞台に現代社会への風刺を行うという、これまでにあまり見られないスタイルの作品です。そして、同作品に登場する美幸は登場シーンこそ少ないものの、主人公シ村の娘で彼の現在を決定付けた重要なキャラクターでした。美幸とは、いったいどのような人物なのでしょうか?この章では、死役所の美幸とシ村のプロフィールを紹介しながら、二人のことを浮き彫りにします。

美幸のプロフィール

砂に絵を描く小さな女の子 イメージ画像

  • 名前:市村美幸(いちむらみゆき)
  • 年齢:5歳(享年)
  • 生年月日:不明
  • 父親/母親:市村正道(シ村)/市村幸子

死役所に登場する美幸は、シ村の生前の存在市村正道と妻の幸子との間に生まれた長女で、夫婦にとっては一人娘でした。市村家は自由奔放な性格の幸子を、包容力のある正道が包み込むという理想的な夫婦であり、平凡ながらも幸せに暮らしていたのです。美幸が生まれてからも同様であり、両親は美幸のことを愛情を注ぎ、慈しんで育てていました。しかしながら、美幸が成長するにつれて、少しずつ市村家の歯車が狂っていきます。

美幸の父親のシ村のプロフィール

シ村は、先述の通り生前は市村正道という男性で市役所の職員をしており、妻の幸子と娘の美幸とともに三人家族で暮らしていました。シ村の市村正道時代のプロフィールについては、本名と職業以外の生年月日や年齢、血液型などのパーソナルデータが、2023年10月現在一切明らかにされていません。シ村の現在の外見や、美幸が5歳で亡くなっていることなどから、彼の享年は30代前半ではないかと考察するファンが多いとのことです。

死役所でのシ村の部署は、総合案内です。つまり、死役所を訪れる全ての死者たちと最初に接するのが、彼でした。シ村は常にスーツを着ており、髪型は七三分け、そして常に笑顔を見せています。この笑顔について、「心からの笑顔に見えない」や「どことなく江戸川乱歩の『黄金仮面』っぽくて不気味」という感想が見受けられました。シ村の笑顔は糸目の状態で、口はいつも口角を上げたV字の形をしており、これは伏線だったのです。

死役所におけるシ村は、「お客様は仏様です」とモットーに総合案内を務めています。しかしながら、その態度はどこか慇懃無礼であり、口調も嫌味っぽいことが多いため、来客死者の顰蹙を買うことも多くありました。また、普段は全く喜怒哀楽を表に出すことのないシ村ですが、共感や怒りなど素の感情を表す時には、目をカッと見開きます。シ村と死役所職員の謎については後述しますが、彼はある目的のために同所に留まっていました。

Thumb【死役所】キャラ・登場人物まとめ!死役所で働く職員たちを一覧で紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

死役所の美幸を殺した犯人・死因

フードを被って俯く男性 イメージ画像

月刊コミックバンチに連載中の傑作青年漫画の死役所は、基本的には一話完結形式のストーリーです。死役所を訪れる死者と、職員を中心にした人間ドラマが展開されていました。その中で、主人公のシ村については、先に亡くなった娘の美幸に絡むドラマがあり、そのことが作品の大きな伏線になっています。美幸はなぜ死亡したのでしょうか?この章では、死役所の美幸の死因と、美幸を殺害したとされる犯人などについて考察します。

美幸の死因

死役所に登場する美幸の死因を、いくつかの考察を挙げていきます。美幸の死因について考えられるのは、父親の市村正道が手をかけてしまったということでした。美幸は生前、絵の具を食べるという異食行動を行っており、それは両親が何度窘めても治りません。やがて、美幸の行動を市村正道が不治の病気によるものだと思い、いたたまれずに彼女を殺害したという説が見受けられました。この説の可能性としては、低いと推察されます。

包丁を持つ男の右腕 イメージ画像

また、美幸の異食という病気により、絵の具を食べ続けた彼女がその毒で死亡したという事故説や、両親ともども美幸の絵の具異食という事実に耐え切れなくなり、ネグレクトの末に亡くなったという死因説も、ファンの間で推察されています。しかし、どちらの説も市村正道が死刑になるという判決になるには弱いものであり、これらも可能性としては低いとされました。そこで、「加護の会」が関係する死因説が急浮上することになります。

加護の会の詳細は後述しますが、死役所のストーリーのみに出てくる現実社会には存在しない新興宗教団体です。この団体に、幸子が入信しました。この加護の会が、何らかの理由で美幸を殺害し、市村正道に罪を着せたという説があります。また、美幸を殺害したのは幸子であり、彼女の罪を夫の市村正道があえて被ったという死因説も見られました。2023年10月現在美幸の死因は不明ですが、加護の会が関与している可能性があります。

美幸を殺した犯人は松シゲ?

死役所の主人公シ村の娘の美幸は、その状況から死因が他殺である可能性が極めて高いです。死役所には、死者たちの「人生史」という資料が保管されており、死者が歩んできた人生や死因などが記載されていました。当然美幸にも人生史があり、シ村は美幸の資料を閲覧しましたが、幸子と加護の会に行ってから死因までの部分が黒く塗り潰されていたのです。シ村は、このようなことをした犯人を調査し、大体の当たりをつけていました。

シ村が美幸の人生史を塗り潰した犯人として特定したのは、同じ死役所職員の松シゲでした。松シゲは生前の名前を松重謙三といい、生前はあらゆる犯罪に手を染めた自己中心的な人間です。青年の彼は甥の邦彦の通う大学の学長夫婦を殺害し、逃走中に農家の夫婦も殺害したため、死刑判決となり刑を執行されました。このように、死役所の職員たちは、シ村も含めて全員生前に死刑を執行された元死刑囚であることが判明しています。

松シゲは、死刑囚となった後に読んだ加護の会の書物から同会に関心を持ち、教祖の蓮田栄徳に会いたがりましたが、息子の栄山と面会ができたことで改心しました。そして、死後死役所職員となり、美幸の死に加護の会が関係していることを知り、シ村の調査が及ばないように美幸の人生史を塗り潰したのです。成仏することになった彼は、この件をシ村に自白しました。しかし、美幸殺害については語らぬまま成仏することになります。

美幸を殺した犯人はドラマで判明した?

死役所の原作漫画では、美幸殺害の犯人は2023年10月時点で不明です。また、松シゲ犯人説もありしたが、成仏前の彼が嘘を言ったり隠し事をすることは考え難く、彼が犯人ではない可能性が高いと言われました。それでは、テレビドラマ版にて美幸殺害の犯人は判明したのでしょうか?死役所のテレビドラマ版は、原作漫画と比較しますと、多くの改変があることで知られています。例えば、ドラマ版では死役所に成仏課が存在しません。

また、テレビドラマ版では、死者が天国行きか地獄行きかの一連の流れが、ドラマオリジナルである成仏の扉の前で行われます。また、シ村のキャラクターについても、原作よりも人情味があり、時折優しさを垣間見せていました。そして、最も重要なポイントは、テレビドラマ版には松シゲが登場しないところです。彼と同僚だったイシ間は出番があるものの、松シゲは出てこないので、この時点でドラマ版の犯人は彼ではありません。

また、加護の会もドラマ版は蓮田栄徳が登場せず、蓮田栄山が教祖になっています。そして、蓮田栄山や幸子と美幸が登場したのは、終盤の第9話でした。このことからもわかるように、テレビドラマ版でも美幸を殺害した犯人は、不明のまま終了しています。原作漫画の熱心なファンの多くは、「蓮田栄山が美幸を殺した犯人ではないか」と予想しているとのことですが、真相は不明であり、今後のストーリー進展が待たれているのです。

Thumb【死役所】松シゲの正体は何者?登場回やシ村との関係をネタバレ考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

死役所の美幸の病気(自閉症)の噂

人形2体とフキダシ イメージ画像

テレビドラマ版も好評を博した大人気青年漫画の死役所に登場する市村美幸は、いわゆる普通の子供とは違う様子が描かれていました。その様子を見た両親、特に母親の幸子は美幸のことを病気(自閉症)ではないかと思うようになったのです。美幸が自閉症だという噂は、本当だったのでしょうか?この章では、死役所の美幸の病気(自閉症)説について、また美幸が絵の具を食べるという異食も、併せて二項目に分けて取り上げます。

美幸は自閉症?

死役所のシ村の娘美幸は、先述の通りわずか5歳でこの世を去っています。美幸は、市村家待望の長女として生まれてきました。市村正道と幸子は、美幸に愛情を注いで育てます。ところが、普通の幼児であれば早くて9ヶ月、遅くとも1歳半になる頃には片言で話せるようになるのですが、美幸についてはその兆候が見られませんでした。市村正道と幸子は粘り強く娘が話すのを待ちましたが、5歳になってもほとんど喋れなかったのです。

やがて、市村正道と幸子は、美幸のことを「特別な子」と思うようになりました。この特別な子というニュアンスが、美幸が病気(自閉症)ではないかというファンの憶測を呼んだのです。美幸が病気(自閉症)だったのかについては、原作漫画とテレビドラマ版両方でも明らかにされていません。何かしらの病気である可能性は示唆されたものの、それが自閉症であるとは明言されておらず、病気(自閉症)説はあくまでもファンの推察です。

美幸は異食症?絵の具を食べる?

死役所に登場する市村美幸の病気(自閉症)説は、2023年10月現在でも不明のままです。しかし、自閉症とは別の病気の可能性が取り沙汰されたことがありました。それは、美幸が絵の具を食べたことです。幸子は、乳離れが遅れている美幸のために、何度も離乳食を作って食べさせようとしました。ところが、彼女は全く食べようとはしません。そのような美幸が、幸子の目を盗んで食べたのが絵の具だったのです。

美幸が絵の具を食べる行為は、本来であれば絶対にやめさせるべきことでした。そのことは、市村夫妻もわかっています。しかし、美幸が初めて能動的に物を食べたことを重く受け止めた二人は、美幸が絵の具を食べることを叱ることなく見守りました。けれども、美幸の異食は決して治まるらず、やがて絵の具ばかりではなく土や花などを食べるようになります。幸子は美幸の異食は自分に責任があると感じ、罪の意識に苛まれました。

美幸が絵の具などを食べた行為は、現代医学では「異食症」と呼ばれる病気(症候)に分類されるとのことです。異食症は小児と妊婦に多い症候とされており、土、紙、粘土、木炭、チョークなど栄養価の全くない物を無性に食べたくなることが特徴だと判明しました。特に、土を食べることは土食症という別称もあり、子供に多く見られるとのことです。原因の一つに精神遅滞があるとのことで、病院受診が治療への早道となります。

Thumb【死役所】漫画各巻のあらすじをネタバレ解説!シ村や職員の正体・過去とは? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

死役所のシ村家を崩壊させた「加護の会」とは?

虫眼鏡 イメージ画像

月刊コミックバンチ誌上にて好評連載中の漫画死役所の主人公であるシ村は、死役所職員の中で唯一冤罪で死刑執行された人物です。本来であればすぐにでも成仏できるのですが、彼は娘の美幸を殺害した犯人を知るべく、死役所に留まっていました。美幸の死、そして市村家の家庭崩壊には、加護の会が深く関わっていることが示唆されているのです。この章では、死役所の加護の会について、二項目に分けて紹介していきます。

加護の会とは?

加護の会とは、死役所に登場する架空の新興宗教団体です。蓮田栄徳が教祖であり、彼はテレビなどのメディアにも積極的に出演していて、知名度を獲得していました。その甲斐あって、加護の会は1000人をゆうに超える信者数なのです。加護の会の特徴の一つに、信者たちが一軒の家の中で共同生活するということが挙げられました。一軒の家に70人ほどが住んでいて、そのような家が全国に15ヶ所あることが明らかにされています。

加護の会のキャッチフレーズは、「しあわせは誰にでも与えられています」というもので、博愛主義的な部分が見られました。入信するには加護の会と「盟約を結ぶ」ことが必須であり、その証左として「外部との連絡を絶つために携帯電話を解約しなければならない」や「持っている財産は全部加護の会に寄付しなければならない」ことが義務付けられています。そして、加護の会の教えは、以下の要約のようになっているのです。

  • 無為自然
  • 全ての人をありのまま受け入れること
  • 全ての人をありのまま愛すること
  • 全てを受け入れ心を解放すること
  • 世の中を客観的に見据えること
  • 受け入れることで「真理」を手に入れること

特別な加護とは?

市村幸子は、美幸の自閉症めいた異食行動を、全て自分のせいだと思うようになっていました。そして、彼女は、加護の会の存在を知り、心の拠り所にしていくのです。市村正道は、美幸の異食は自然に治るものと思っていたので、加護の会にのめり込んでいく幸子を危惧しました。そして、美幸を連れて加護の会に入信した幸子を取り戻そうとしますが、その最中に美幸が死亡して、彼が犯人とされ冤罪のまま死刑執行された経緯があります。

幸子は、加護の会から特別な加護を受けていたことが示唆されています。特別な加護の詳細は、明らかにされていませんが、熱心なファンの中には「美幸を殺害したのは幸子で、その罪を加護の会が市村正道に着せたことが特別な加護ではないか」と推察している人も多く、謎の解明が待たれているのです。

Thumb死役所・シ村の正体とは?過去の冤罪など謎の多い素性をネタバレまとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

死役所の美幸に関する感想や評価

この章では、死役所に登場する市村美幸に関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。美幸は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

こちらは、死役所をコミックスで読んでいる方のツイートです。当時の最新巻だったコミックス20巻を読んで、市村美幸の死の真相にストーリーが近づいていることを、なかなか良かったと高評価しています。

こちらは、死役所の原作漫画をリアルタイムで読んでいると思われる方のツイートです。LINEマンガで同作品を読んでいるとのことで、美幸が絵の具を食べているシーンを見て、絵の具の色によって危険なものが入っているらしいから彼女のことが心配になったとつぶやいています。

こちらは、死役所の熱心なファンだと思われる方のツイートです。当時の原作漫画最新話を読んで、松シゲが美幸を殺害した犯人だとしたら嫌だなという感想をつぶやいていました。

こちらは、死役所の原作漫画を考察していると思われる方のツイートです。ネットカフェで同作品を読んでいたとのことで、美幸のエピソードはシ村の家族全員が可哀想過ぎて、読むのが辛いとつぶやいていました。

こちらは、死役所の原作漫画を熱心に読んでいる方のツイートです。美幸の絵の具を食べるという異食について、人参のように彩りの華やかな野菜をペースト状にして与えれば食べたのではないかと推察していました。

Thumb【死役所】漫画の感想・評価まとめ!登場人物や見どころをネタバレ紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

死役所の美幸まとめ

まとめ イメージ画像

この記事では、死役所に登場する市村美幸にスポットを当ててきました。美幸を殺害した犯人は、未だ不明です。今後真犯人が見つかることが期待されている死役所の原作漫画を、是非一度読んでください。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ