【死役所】松シゲの正体は何者?登場回やシ村との関係をネタバレ考察

「死役所」に登場する松シゲをご存知でしょうか?「死役所」は死者が訪れる「死役所」という架空の場所を舞台に繰り広げられる様々な物語を描いた作品になっています。今回はそんな「死役所」に登場する死役所職員の松シゲにスポットライトを当ててご紹介していきます。死役所職員はそれぞれ様々な事情を抱えていますが、松シゲは一体何者なのでしょうか?今回は松シゲの正体や、シ村との関係についてのネタバレ考察と、松シゲの登場回や美幸の事件との関係をネタバレしていきます。

【死役所】松シゲの正体は何者?登場回やシ村との関係をネタバレ考察のイメージ

目次

  1. 死役所とは?
  2. 死役所の松シゲの正体は何者?
  3. 死役所の松シゲの登場回をネタバレ
  4. 死役所の松シゲとシ村の関係
  5. 死役所の松シゲに関する感想や評価
  6. 死役所の松シゲまとめ

死役所とは?

「死役所」は死者が訪れるあの世とこの世の狭間を市役所に見立て、様々な事情を抱えた人々の物語を描いた作品です。「死役所」では死役所を訪れる死者だけではなく、死役所で働いている職員もそれぞれ複雑な事情を抱えていました。今回はそんな「死役所」に登場する死役所職員の松シゲについて掘り下げてご紹介していきます。

死役所の作品情報

「死役所」の作品情報です。「死役所」は、あずみきし先生による漫画作品で、「月刊コミックバンチ」で2013年から連載されています。2021年11月時点までに19巻の単行本が発売されている「死役所」は、2019年にはTOKIOの松岡昌宏さんを主演にテレビドラマ化されました。そんな「死役所」や単行本や電子書籍などを含めて累計発行部数が400万部を突破しています。

死役所の概要

「死役所」の概要をご紹介していきます。「死役所」の作者であるあずみきし先生は、実際に市役所に勤務経験のある漫画家で、漫画家としての初連載作品が「死役所」になっています。「人間の死」をテーマにした作品である「死役所」は様々な事情を抱えた死者達を、然るべき場所へ導いていく「死役所」を舞台にした作品で、物語の内容が「感動する」など多くの高評価を得ている人気作品になっています。

死役所のあらすじ

この世とあの世の境に存在する「死役所」で働いているシ村は、常に笑顔を絶やさない仕事熱心な男性です。物腰が柔らかく、総合案内としての役割を果たすシ村は、様々な死に方をした死者達を、それぞれ適正な課へ案内していました。そんなシ村はある事情を抱えており、自身の目的の為に自ら志願して死役所職員となっていました。「死役所」はそんなシ村と、死役所を訪れる人々や死役所職員達の物語になっています。

ドラマホリック!死役所|主演:松岡昌宏|テレビ東京

死役所の松シゲの正体は何者?

「死役所」の作品情報などをご紹介してきましたが、次はそんな「死役所」に登場する松シゲの正体について迫っていきます。松シゲは「死役所」に登場する死役所職員の1人ですが、死役所職員はそれぞれ複雑な背景を持っています。そんな松シゲの正体について考察していくと共に、本編で松シゲの関与が示唆されているシ村の娘である美幸ちゃんとの関係もネタバレ考察していきます。

松シゲのプロフィール

「死役所」に登場する松シゲのプロフィールをご紹介していきます。松シゲは死役所の職員で、担当課は交通事故死課です。松シゲは歯が少なく、ひどい訛りで話す事から話す内容がなかなか理解できない描写がされています。しかしシ村だけは松シゲの意図する事を汲み取る事ができるようで、シ村とは何か特別な関係があるのではないかと推測されていました。

交通事故死課に務めている松シゲは、とても慈悲深い性格をしていると言われています。死ぬ事を恐れている死者に対しても優しく諭すシーンも描かれており、様々な性格の死役所職員がいる中で比較的友好的なキャラクターであると言われています。ネタバレですが、死役所職員はそれぞれ死刑囚である事が分かっていますが、2021年11月時点で松シゲが何の罪によって死刑になったかは明かされていませんでした。

松シゲの正体は?美幸ちゃんの事件と関係がある?

「死役所」に登場する松シゲは、シ村の娘である美幸ちゃんが殺されてしまった事件に関係があるのではないかと言われていました。そこで次は松シゲと美幸ちゃんの事件の関係を考察してネタバレ紹介していきます。美幸ちゃんはシ村の生前の姿である市村正道の娘です。シ村は生前市役所の職員として働いており、その時に幸子という女性と知り合いました。幸子は絵描きをしており、一度絵描きという職業が原因で離婚歴がありました。

世間からは浮いた存在の幸子に市村は惹かれていき、やがて2人は結婚し美幸という娘が生まれました。しかし娘の美幸は5歳になっても乳離れができず、普通の食事を摂ることができませんでした。絵の具や土といった異食が始まった美幸の身を案じて、幸子は「加護の会」という新興宗教にハマっていきました。ある日幸子は家に帰って来なくなり、探しに出た市村はその帰り道に変わり果てた姿になった美幸を見つけました。

市村にはアリバイもなく、美幸ちゃんの胃の内容物が絵の具や土など異物ばかりだった事から市村の関与が全面的に疑われ、厳しい取調べに観念した市村は美幸ちゃん殺害を認めてしまいました。こうして死刑となった市村は死役所職員として勤める事になっていきましたが、同じく死役所職員である松シゲが「加護の会」と関係がある事が判明しました。しかし現時点で松シゲ本人は「加護の会」との関係を否定しています。

シ村が言うように松シゲが「加護の会」と関係があった場合、松シゲが死刑となった理由に美幸ちゃんの死が関係しているのではないかとファンの間では推測されています。そして作中で、シ村と松シゲの関係性が特別なように描かれており、松シゲに対するシ村の対応が時折不自然である事からも、松シゲが何らかの理由でシ村の過去に関係しているのではないかと考察されていました。

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死役所の松シゲの登場回をネタバレ

「死役所」に登場する松シゲは正体が謎に包まれているキャラクターである事をご紹介してきました。人柄の良い松シゲですが、死役所職員達の正体は「死刑囚」なので、松シゲの正体も例外なく「死刑」に相当する罪を犯した人物です。次はそんな松シゲが登場する登場回についてエピソードをネタバレ紹介していきます。

松シゲの登場回①初登場

松シゲの登場回1つ目は「初登場」のエピソードです。松シゲの初登場は単行本第2巻の「初デート」というエピソードでした。岩シ水と言う死役所職員と会話をするシーンで、見た目がグロテスクなお客様について交通事故死課の松シゲがグロテスクな見た目のお客様は見慣れていると話すシーンになっています。松シゲは初登場で、聞き取りづらい発音だった為、シ村の通訳なしでは岩シ水は松シゲの話す内容が理解できませんでした。

松シゲの登場回②11巻「裁きの先に」

松シゲの登場回2つ目は単行本第11巻の「裁きの先に」と言うエピソードでした。このエピソードは強姦事件の被害者である女性に対して非人道的な発言をした裁判員に、自身の発言を鑑みさせる為にひったくりを行なった坂東一早と言う男性が主人公です。坂東は結局裁判員へひったくりを強行した際に交通事故で亡くなりました。その為、坂東は死役所の交通事故死課である松シゲのもとへやって来ました。

そこでひったくりを以前から繰り返していた坂東の行いを冷たい物言いで返すシ村に対し、松シゲは「あんたの言うことは正論だけど愛がない」と言いました。そんな松シゲに、シ村は「さすが「加護の会」信者ですね」と返しました。松シゲはこの時、シ村の妻・幸子を奪った「加護の会」との関与を否定し、信者としては禁忌とされる行動を取りますが、これも松シゲが「加護の会」との関係を隠す為に行なったと判明しています。

松シゲの登場回③11巻「ハロー宇宙人」

松シゲの登場回3つ目は単行本第11巻の「ハロー宇宙人」と言うエピソードでした。このエピソードは、複雑な家庭環境から逃げ出そうと「宇宙人に連れ去ってもらう」為に、屋上で宇宙人を呼び出すも現れず、仕方なく共に煉炭自殺をしようとした中島詩と海野智柚美と言う女子中学生の物語です。死役所に現れたのは詩1人で、詩は思わず共に自殺したはずの智柚美に裏切られたのではないかと不安になります。

詩は智柚美に対する想いから成仏できない様子で、そんな詩を見かねて松シゲは声をかけました。詩に対して松シゲは「あんたの友達への想いは執着で、捨てるべきだ」と伝えます。そして「人は必ず死ぬから、まずは現実を受け止めて、自分を大切にしろ」と諭していきました。松シゲのお客様に寄り添う姿は非常に慈悲深く、松シゲに声をかけてもらったお客様の中には、松シゲの言葉に救われた人も少なくありませんでした。

松シゲの登場回④14巻

松シゲの登場回4つ目は単行本第14巻でのエピソードでした。このエピソードでは、煽り運転に巻き込まれて不慮の事故死を遂げた助産師・牧田園枝のエピソードが描かれました。牧田は自分の娘が妊娠した為、自らの手で赤ん坊をとりあげようと張り切っていました。初孫に浮かれる牧田はある日、娘にアイスを買ってあげようと歩いてコンビニへ向かい、そのまま煽り運転で暴走する車に轢かれて亡くなりました。

死役所を訪れた牧田は自分の置かれた状況にパニックになり、思わず泣き叫んでしまいました。そんな牧田に交通事故死課の松シゲは寄り添い、「楽になるまで俺が話を聞く」と優しく諭しました。このように松シゲは、交通事故死と言うあまりに突然で悲しい最期を迎えたお客様達に対し、優しく寄り添う対応を見せており、その人柄の良さがよく分かるエピソードが多く描かれていました。

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死役所の松シゲとシ村の関係

松シゲの登場回をご紹介しつつ、松シゲと言う人物の正体についても迫ってきました。次はそんな謎が多く残されたキャラクター・松シゲについて、「死役所」の主人公・シ村との関係を主軸にネタバレ解説していきます。

シ村のプロフィール

まず初めにシ村のプロフィールです。シ村は生前市役所職員として働き、物腰の柔らかい笑顔が人気の男性でした。後の妻である幸子と出会い、美幸というかわいい娘ももうけたシ村でしたが、悲劇が襲います。事の発端は美幸の「異食」でした。美幸は土や、花などを口にする病気で、幸子は何としても美幸を幸せにしようと、「加護の会」に入信しました。あまりに怪しい内容からシ村は幸子を連れ戻そうとしますが叶いません。

そして「加護の会へ行く」と言い残し家を出た幸子を迎えにシ村は向かいますが、加護の会の信者達が聞く耳を持たず、どうにもいかなくなりシ村は幸子を諦めて1人帰宅する事になりました。そんなシ村でしたが、ふとその目に飛び込んできたのは娘の美幸が変わり果てた姿になっている光景でした。状況からシ村の関与が深く疑われ、執拗な取調べも続きました。やがてシ村は冤罪でありながら罪を認め、その後死刑となりました。

松シゲとシ村の関係

松シゲとシ村ですが、2人はどのような関係があるのでしょうか?この真相を知る上で、重要となってくるのが「加護の会」と言われています。シ村の妻・幸子が娘の美幸の為に入信した宗教団体の「加護の会」は見るからに胡散臭い団体でした。そんな「加護の会」に松シゲが入信していたとシ村のセリフで明かされ、ファンの中には松シゲとシ村に同僚以外の関係があると考える方も少なくありませんでした。

そしてその「同僚以外の関係」と言うのが、シ村の娘を殺した犯人が松シゲではないかというものでした。シ村は「加護の会」の入信を否定する松シゲに対し、時折冷酷な視線を向けている描写がありました。この状況から推測されているのが、「美幸を殺した(または関与した)のは松シゲ」と言う仮説でした。死役所職員は「元死刑囚」で、死刑になる程の犯罪を犯しています。

この死刑になる程の罪というのが、「殺人」と考える方が多いようです。松シゲも「殺人」によって「死刑囚」になったと考察すると、松シゲの入信していた「加護の会」関連の殺人であると推測されていました。「加護の会」の全容は不明ですが、その思想はかなり危険で、幸子も「加護の会」にのめり込んで行きました。シ村は「加護の会」をよく思ってはおらず、今後松シゲとどのような関係となっていくのかが注目されていました。

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死役所の松シゲに関する感想や評価

こちらは「死役所」に登場するキャラクター達の真相が明かされていく様子が面白いと感じた方の投稿です。特に松シゲの正体が気になるそうで、シ村の娘・美幸との関係が示唆される松シゲの行く末を注目している方も少なくないようです。

こちらは美幸殺害の犯人が松シゲかどうか気になるという方の投稿です。ネタバレサイトを調べても出て来なかったという事で、ファンの間ではこの方のように、松シゲの正体に関して高い関心を寄せられている方が多いようです。

こちらは松シゲとシ村の共演シーンで、美幸の回想シーンが多く取り入れられている事を伏線と考察されている方の投稿です。ファンの間では美幸殺害の犯人は松シゲではないかという説が多く出回っており、本編の中に伏線がないか確認作業をされる方も少なくないようです。

死役所の松シゲまとめ

「死役所」に登場する松シゲに関するまとめはいかがだったでしょうか?松シゲは死役所で働く職員ですが、生前にどのような罪を犯したのか未だ明かされていないキャラクターです。主人公のシ村が真相を負っている娘の事件への関与も示唆され、今後の展開に注目が集まっていました。そんな「死役所」を、まだご覧になった事がない方は、ぜひ物語の展開を考察しながらご覧になってみてはいかがでしょうか?

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