【キングダム】満羽の強さは作中トップクラス？過去や史実に実在したのか調査

什虎の戦いにて、秦軍の蒙武と壮絶な戦いを繰り広げた満羽（まんう）。不落の要城と言われた什虎軍の総大将であり、作中でも圧倒的な強さを見せつけました。一方で、奇抜な行動やセリフも目立ち、壮絶な過去が満羽そのものを狂わせてしまったでしょう。以下では、「キングダム」から、満羽（まんう）の強さや過去を紹介します。その他、什虎の戦いでの活躍や史実で実在したのかもまとめました。

秦の始皇帝による中華統一までを描く漫画「キングダム」は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載されている原泰久先生の人気作です。単行本は2023年7月時点で計69巻が刊行されています。

史実をベースに、古代中国の動乱を壮大なスケールで描いた「キングダム」。2012年にテレビアニメシリーズが開始された他、2023年には実写映画版・第3作が公開され、大ヒットを記録しました。

時は春秋戦国時代末期、秦国に暮らす信は、下僕の身分から天下の大将軍を夢見ていました。そんなある日、親友の死をきっかけに、秦王・政と知り合った信。わずか13歳で秦王に即位した政は、史上初となる中華統一を目指していました。そして、お互いの野望を実現させるべく、2人は大国・6国との戦いに身を投じていきます。

「キングダム」の60巻650話で初登場した楚軍の猛将で、什虎城城主の城主です。軍師の寿胡王、楚軍の将軍・千斗雲と玄右と共に什虎城に陣取る満羽。配下には、精鋭部隊「迅樹」と近衛兵団「迅戈」を持ち、近隣諸国から恐れられています。戦では情け容赦ない本能的な戦いで敵を圧倒し、「戦馬鹿」とも評されています。

全裸での初登場など、インパクトある姿やセリフで注目を集めた満羽。良く言えばユーモラスな人物ですが、満羽がそのような性格になったのは、過去の戦が原因でした。元は小国「汨」の大将軍として活躍し、忠義にあふれた性格だった満羽。しかし、大国・楚への敗北と意外な形で仲間に裏切られたという壮絶な経験が、満羽の精神を崩壊しました。作中で見られる満羽の奇抜な言動は、彼の心の闇を表現しているでしょう。

什虎の戦いで、秦の蒙武の侵攻を受けた満羽。蒙武との戦いの中で、目の前の敵がかつての自分と重なって見えました。蒙武も、親友である昌平君の期待に応えるべく戦に繰り出し、函谷関の戦いでは重要な役目を任されました。蒙武にとって昌平君とは、満羽のいう「背負っている者」にあたるでしょう。しかし、史実では、昌平君は楚国に寝返っており、蒙武を裏切ることが予想されています。

後に描かれるであろう蒙武と昌平君の関係は、かつて満羽が経験した汨国との関係を思わせるでしょう。蒙武のその後を危惧し、敵である蒙武に忠告をした満羽。それは、自分と同じ過ちを犯してほしくないという、想いが込められているでしょう。また、裏切られた先で得られる何かの答えを、蒙武に託したとも考えられます。

「キングダム」での奇抜すぎる初登場シーンから、噛ませキャラを彷彿させた満羽（まんう）。しかし、戦では自ら前線に繰り出すなど什虎軍の総大将に相応しい活躍を見せました。また、満羽の強さは作中トップクラスとも評され、蒙武との対戦も気になるでしょう。以下では、「キングダム」の満羽（まんう）の強さについて、汗明と蒙武と比較しながら考察しました。

作中では、楚の将軍の汗明より弱いと公言している満羽。しかし、2人が直接戦った描写はなく、真相は謎とされています。一方、満羽が占拠する什虎城は、中華統一にとって重要な拠点であり、楚軍にとっても手中に収めたい場所でした。表向きは、什虎軍も楚軍の一部とみなされているものの、実際は対立関係にあります。これまでに何度か什虎城を巡る戦が勃発し、楚軍を返り討ちにしてきた什虎軍。

楚軍には汗明も参戦していたとも言われ、実際に2人が戦ったことがあると推測されます。この戦いにより、汗明には敵わないと身を持って知った満羽。そして、蒙武との戦いでは、彼の強さを汗明以上と評したでしょう。

軍の総大将でありながら、自ら前線に繰り出すなど根っからの戦闘狂である満羽。彼の戦に対する情熱は、軍師である寿胡王の合図より先に繰り出してしまうほどです。また、満羽といえば、「キングダム」屈指の最強キャラでも知られています。圧倒的な身体と大矛を武器に、あの蒙武を落馬させるほどの強さを発揮しました。ここまで見れば、満羽の方が強いと思えるも、彼自身は反対の評価を下しています。

大矛を武器に敵を一掃する満羽でしたが、蒙武との対峙した際、彼のことを汗明より強いと評しています。一方、満羽のいう「強い」とは、武人としての強さではないとも考察されます。それは、かつての満羽のように、蒙武が背負っている者の大きさも含めて強いと評したでしょう。

これまでに数多くの史実の人物が登場してきた「キングダム」。蒙武との一騎打ちの伏線が張られた満羽は実在の人物なのか、気になった方も多いでしょう。以下では、「キングダム」の満羽（まんう）は、史実に実在にしたのか調査しました。その他、キングダムの満羽の今後について考察しました。

史実を題材にした「キングダム」ですが、今回紹介している満羽は史実に実在しない、オリジナルキャラクターです。そのため、満羽の拠点である什虎やその土地を巡る戦いは、キングダムのオリジナルとなっています。一見すると、ストーリーの大筋には関係ないと思われる什虎戦。しかし、このエピソードは後の蒙武につながる伏線とも言われ、重要な戦いともみなされています。

什虎の戦いに敗れ、大国4国がこぞって狙っていた什虎城を秦軍に奪われた満羽軍。表向きは楚軍に属する満羽ですが、彼らには楚軍に対する忠誠心など微塵もありませんでした。そのため、本陣の陥落を機に王都の郢へ撤退しました。軍師である寿胡王が秦に捕縛された中、満羽の今後はどうなるでしょうか。以下では、「キングダム」の満羽（まんう）の今後について2つのパターンを考察しました。

什虎の戦いの敗北を報告され、什虎軍に怒りを隠しきれない媧燐。満羽の死をちらつかせるも、まずは満羽と対面してから処遇を決めることにしました。国が滅びても最後まで楚軍に屈服しなかった満羽。しかし、楚軍にとって、満羽は手放すには惜しい逸材です。そのため、媧燐に使い道があると見込まれれば、大きな戦での活躍が期待できるでしょう。

しかし、汨国に忠義を尽くした満羽に楚国への忠誠心はなく、何かのきかっけで楚国に敵対する可能性も考えられます。什虎の戦い後、媧燐への謁見が示唆された満羽。もし、媧燐の機嫌を損ねるようなことを言えば、その場で命を奪われることもあり得るでしょう。

什虎の戦いにて、かつての自分の姿を蒙武に重ねた満羽。2人の戦いは、本陣の陥落によって一旦お預けとなりました。一方、2人の関係は、大きな戦で一騎打ちになる伏線とも考えられます。楚に対する忠誠心のない満羽は、これまで楚が関与した戦には未参加でした。しかし、蒙武も出陣する大戦であった場合、これまでの態度を一変して参加するとも考えられます。

何かを背負う者として、蒙武のことが気になる満羽。もし、2人の一騎打ちが勃発した場合、満羽の敗北と死が決定的になるでしょう。史実では、中華統一まで生存が確認されている蒙武ですが、満羽は架空の人物です。この点からも、満羽が最後に死亡する可能性が高いでしょう。

蒙武との一騎打ちにて、かつての自分を蒙武に重ねてみていた満羽（まんう）。かつて小国の大将軍として活躍した満羽でしたが、その過去は壮絶なものでした。背負ってきた者からの裏切りと、全てを失った絶望が満羽の心を破壊したでしょう。作中ではユーモラスに描かれた満羽は、どのような人生を歩んできたのでしょうか。以下では、「キングダム」の満羽（まんう）の過去についてネタバレ紹介します。

かつて小国・汨国の大将軍として活躍していた満羽。汨国へ忠義を尽くす真面目な性格から、汨国の精神的支えになっていました。また、民からの信頼も厚く、彼らを守るために戦に繰り出していました。しかし、大国・楚との戦いが長引き、汨軍に疲れが見え始めます。これ以上、戦を長引かせても楚に勝てる見込みもなく、汨王や大臣たちは降伏を検討し始めました。

民の疲弊を受け、楚国への降伏を考え始める汨王たち。しかし、大将軍の満羽は、王たちの意見に反対でした。その理由は、大国に吸収された小国の民の悲惨な末路を噂で聞いていたからです。楚国に敗れた小国では、民の半分が奴隷になったと聞き、心を痛めていた満羽。汨国の民を楚の奴隷にさせたくないという思いも、降伏に反対する気持ちを強めたでしょう。

本編の12年前、大国との戦に疲れ果て、楚への降伏を考え始めた汨王・袁公。大将軍の満羽の反対を受け、降伏を先送りしていました。しかし、満羽が遠征で汨国を離れている間に、楚への降伏を決断しました。一方、祖国と守るべき者を失ったことも知らず、満羽軍は楚との戦いに明け暮れます。祖国と民を守るために必死に戦う満羽。しかし、ここで思わぬ現実を突きつけられます。

倒された楚軍の兵士の中に紛れた汨国の若い民。楚国に降伏後、汨国の民は楚軍の兵力として招集され、敬愛していた満羽に殺される悲惨な末路を辿りました。汨国の民の変わり果てた姿を見て、満羽はすべてを悟ります。汨国のために戦ってきた自分が、汨王や民に裏切られたという事実を知りました。全てを失ったことで楚軍と戦う意義を失い、満羽は降伏を余儀なくされました。

背負ってきた者に裏切られ、心がすっかり壊れてしまった満羽。それは、小国の将軍として活躍し、戦で全てを失った千斗雲と玄右も同じでした。しかし、すでに祖国を失っても強さは衰えることなく、楚国の脅威となっていました。そこで、楚国では、3人の生存を認めて大国4国の国境にあたる什虎城を与えます。什虎は、重要拠点の1つであり、化け物級の強さを持つ什虎軍がうってつけだったでしょう。

しかし、満羽率いる什虎軍は楚に滅ぼされた小国の集まりです。彼らは、楚軍でありながら楚ではない異色の存在でもありました。また、彼らの独特の存在感は秦の騰も気が付いており、これこそ什虎軍の強さの源となっていました。

満羽（まんう）といえば、大国が落とせずにいた不落の要地・什虎の戦いがあげられるでしょう。什虎は、大国4国の国境地帯であり、各国が狙っていた土地でした。楚の満羽軍の拠点となったことで、他国の侵攻を許さなかった什虎。しかし、秦魏同盟軍の手で陥落しました。以下では、「キングダム」の満羽（まんう）の活躍をネタバレ紹介します。

鄴に続いて趙の王都・邯鄲への侵攻を目指す秦国。そこで、昌平君の提案を採用して秦魏同盟を成立させ、その見返りとして魏国へ什虎を提示しました。満羽軍の根城である什虎は、楚と秦、魏、韓の大国4国の国境地帯です。大国がこぞってこの土地を欲しがる一方、満羽率いる什虎軍の拠点となったことで不落の要地と呼ばれるようになりました。

什虎軍の計り知れな強さから、近年は誰も近づけずにいた什虎。秦としても、魏との同盟を保つためにも什虎を手に入れたいです。一方、秦の蒙武軍の侵攻を受けて、満羽も3万兵を率いて戦に繰り出します。軍師である寿胡王の合図を待たず、敵兵を次々と倒す満羽。その後、騰軍や魏軍などが加わったことで、戦は一旦、仕切り直されます。

その際、蒙武の動きを静観する満羽。その後、何かを悟ったように動き出し、蒙武に襲い掛かりました。お互いに落馬させ、一騎打ちに持ち込みます。

最初こそ善戦をみせていた満羽でしたが、蒙武との激突をきっかけに様子がおかしくなりました。その理由は、蒙武をかつての自分と重ねて見えてしまい、本来の力を発揮できずにいました。また、呉鳳明の戦略による騰軍の突破力も、什虎戦の勝敗を大きく分けます。秦魏同盟軍とのこれ以上の戦いは無意味だと悟った寿胡王。満羽に撤退を指示し、什虎の本陣は陥落しました。

また、満羽たちの根城だった什虎城も魏軍によって落とされ、満羽たちは再び返る場所を失います。軍師の寿胡王が捕虜となる中、満羽と玄右、千斗雲は、楚の王都「郢」を目指します。その後、媧燐と対面することが示唆された什虎軍。今回の失態を受け、何かしらの処分は避けられないでしょう。しかし、満羽たちは最後まで楚軍と戦った小国の猛将です。

ここで彼らを失うことは、楚軍としてももったいない事でしょう。そこで、楚軍として戦うことを条件に命拾いする展開が予想されます。また、満羽は蒙武との再戦を誓っており、このような伏線が張られた以上、満羽が死ぬことはないでしょう。

作中トップクラスの強さと評され、什虎の戦いでも大活躍を見せた満羽（まんう）。新魏同盟軍に敗れてしまったものの、彼の強さは楚軍の主力にもなり得るものでしょう。一方、楚軍としてはまだ参戦しておらず、今後、大きな戦が起きた際には出陣する可能性も高まっています。以下では、「キングダム」の満羽（まんう）に関する感想や評価を紹介します。

キングダム屈指の最強キャラである満羽といえば、読者を圧巻させた強さがあげられるでしょう。序盤こそ、噛ませキャラを彷彿させたものの、戦では大矛一振りで敵を一掃するなど、計り知れない強さを見せつけました。SNSでも強すぎると評され、蒙武との一騎打ちは手に汗握る展開となりました。什虎の戦いでは撤退をよぎ爆された満羽ですが、蒙武との再戦に期待が高まっています。

小国「汨」の大将軍として、民を背負って戦い続けた満羽。しかし、戦場で国の滅亡を知り、裏切られたことが満羽の心を破壊しました。「キングダム」ではキャラの壮絶な過去もクローズアップされていますが、満羽ほど悲惨な経験をした武将はいないでしょう。読者からも、満羽の過去が辛い、可哀そうとの声も寄せられています。果たして、満羽は本当の姿を取り戻すことが出来るのか、満羽のその後も気になるでしょう。

「キングダム」の満羽といえば、蒙武と対比する存在のように描かれており、2人の関係を示す伏線のようなセリフも見られます。作中では、戦闘狂として描かれた満羽でしたが、背負っていた者から裏切られた経験から心は空っぽでした。外見から知ることができない満羽の苦悩は読者の注目を集め、心惹かれるとの声も見られます。また、寿胡王のセリフは、満羽のその後を示唆するように聞こえるでしょう。

満羽といえば、この先、蒙武に起きると予想される昌平君の裏切りを示唆しら伏線も気になるでしょう。蒙武との一騎打ちを通じて自分と重なる何かを感じ、蒙武に意味深なセリフを発した満羽。一方、読者からは、満羽のセリフの意味が分からないとの声が寄せられています。一体、満羽はどのような意味を込めてセリフを放ったのか、深堀するごとに謎が深まっていくでしょう。

満羽は史実の人物ではないものの、作中では昌平君の史実での裏切りを匂わせる伏線のようなセリフを放っています。蒙武と対峙し、彼から自分と同じものを感じた満羽。それは、自身の過去と重なるような感じであり、蒙武が背負っている者に裏切られることを予感したでしょう。一方、SNSでは、史実の出来事と照らし合わせ、満羽のセリフは蒙武に起きる衝撃な出来事の伏線と考えられています。

背負って戦ってきた者に裏切れた満羽の過去は、蒙武の史実とも重なるでしょう。「キングダム」が史実通りに展開すれば、蒙武が昌平君に裏切られることは避けられず、満羽と同じ運命を辿ることが予想されます。人生のどん底に突き落とされ、本当の自分を無くした満羽。一方、蒙武の場合は、どん底から這い上がっていく姿が描かれると推測され、満羽と蒙武は対になるキャラとして描かれたとも考えられています。

什虎の戦い後、秦軍に捕縛された寿胡王。「人の愚かさの先に何かがある」という意味深なセリフを放っており、何かの伏線とも考えられています。その何かとは、誰かの光となる希望や絆のようなものと考察されています。楚との戦いに敗れ、心が虚無になってしまった満羽。そんな彼の心を救う人物が蒙武ではないかと言われています。満羽に対して裏切りの先にある光を提示し、彼を虚無から脱出させる展開も考えられるでしょう。

什虎の戦い後、王都へ向かった蒙武でしたが、作中のセリフから媧燐に殺される末路も示唆されています。しかし、武力を見込まれれば楚軍として登用される可能性もあり、満羽たちの生存率は高いと推測されます。また、満羽は撤退前に蒙武との再戦を約束したようなセリフも放っています。これは、満羽と蒙武が再び戦うことを示した伏線と考えられ、次は楚軍と秦軍として戦うのではと予想されています。

「キングダム」の満羽（まんう）の強さや過去、史実に実在するのか等をネタバレ紹介しました。小国の大将軍でありながら、壮絶な裏切りを経験した満羽。什虎の戦いでは、蒙武と対峙し、かつての自分を重ねてみていました。その後、蒙武との再戦を約束したものの、媧燐との対面でどのような処罰が下されたのか気になるでしょう。果たして、蒙武との再戦はどのようにして行われるのか、満羽の今後に期待が高まっています。