【キングダム】太后は呂不韋に利用された?二人の出会い・馴れ初めと関係は?

「キングダム」の太后(たいこう)と呂不韋についてまとめています。二人の出会いや馴れ初めなどを詳しく解説!また、太后の過去や初登場シーン、政との関係などもネタバレするため、気になる人はチェックしてみてください。嫪毐と出会って、彼女はどのように変化したのか、毐国を創る経緯やのちに起こる反乱なども説明します。キングダムの太后と呂不韋に関する感想や評価の紹介も必見です。

【キングダム】太后は呂不韋に利用された?二人の出会い・馴れ初めと関係は?のイメージ

目次

  1. キングダムの太后と呂不韋とは?
  2. キングダムの太后は呂不韋に利用された?過去を考察
  3. キングダムの太后と嫪毐の関係
  4. キングダムの呂不韋のかっこいいシーンや最後
  5. キングダムの太后と呂不韋に関する感想や評価
  6. キングダムの太后と呂不韋の関係まとめ

キングダムの太后と呂不韋とは?

太后(たいこう)と呂不韋はキングダムの登場人物で、一時は恋愛関係になる仲でした。その後、二人はどのような関係になっていくのでしょうか?本記事では、太后を取り巻く男性たちとの関係や、彼女の壮絶な過去について解説していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

太后と呂不韋が登場したキングダムは、原泰久先生が描いた日本の漫画作品です。2006年より集英社の週刊ヤングジャンプにて連載中となっています。2023年7月時点で、累計部数は9900万部を突破する記録を残しました。また、「第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞」の受賞作品です。2012年6月には、アニメ化も放送されています。2019年には、山崎賢人さん主演の実写映画が公開され、注目を集めました。

キングダムのあらすじ

紀元前245年、中国西方にある「秦」という国に、天下の大将軍を目指す二人の少年がいました。彼らは日々剣の修行に励みます。偶然に通りかかった昌文君は、政にそっくりな漂を見て王宮へ招きました。しかし、その1ヶ月後、漂が深手を負い信の元に戻り、地図と大将軍の夢を託して息絶えてしまいます。信は彼に託された地図を辿って、政に出会いました。そして、政が奪われた実権を取り戻す協力をすることになります。

呂不韋のプロフィール

キングダムの呂不韋は、秦国で圧倒的な力を持つ実力者です。中華を渡り歩く商人だった頃に、莫大な富を築きました。また、それだけでは満たされなかったようで、秦国の王族に近づき、丞相という地位に就くほどの野心家です。目的を果たすためには、手段を選ばない冷徹な一面もあります。出世をするために許嫁を利用したり、王座就任を狙い、幼い政の暗殺を企てたりもしました。

のちに、秦国で最大規模の勢力を有し、政が率いる大王勢力と対抗します。彼を補佐する呂氏四柱は、全員が秦国屈指の逸材です。王騎のあとは、蒙武や昌平君などの実力者を従えた派閥の長となります。秦国の王となる目的を持ち、たびたび政の暗殺を試みる非常に手強い人物です。

太后(たいこう)のプロフィール

キングダムの太后(たいこう)は、政の実母であり後宮をまとめている人物です。政を出産してからも年を取らないという噂が立つほど、若くて美しい容姿をしています。傾国の美女や邯鄲の宝石と呼ばれた太后に、貴族たちは心を奪われ、彼女の心を射止めようと大金を貢ぎました。舞台で踊る美姫(太后)を呂不韋も大変気に入り、豪華な宝石や花を贈ります。そして、呂不韋と恋愛をした結果、許嫁になりました。

太后(たいこう)の初登場

太后(たいこう)の初登場は、単行本17巻183話「第三勢力」の回です。彼女は初登場から非常に美しい美貌の持ち主で、まったく年をとらないと噂されていました。太后は嬴政の母親でしたが、政に対して一切の愛情が感じられません。なぜか、嬴政に対して、冷徹な態度で接していました。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの太后は呂不韋に利用された?過去を考察

太后と呂不韋の出会いや馴れ初め

キングダムの太后(たいこう)は、清純さと気品に満ちており「美姫」と呼ばれる過去を持つ女性です。多くの男たちにチヤホヤされる中で、彼女の心を射止めたのは呂不韋でした。二人が出会ったきっかけは、呂不韋が大量の花や宝石を、太后に贈ったことが始まりです。

男たちの注目の的だったため、おそらく呂不韋も対面する前から、彼女の姿を見かけていたのでしょう。また、大量の花や宝石を受け取った太后は、「これほど欲情を駆り立てられる男はいない」と感じていました。結果、二人は恋愛関係になったと考察できます。

太后は子楚との子供の政を産む

キングダムの太后(たいこう)は、呂不韋の許嫁となりました。しかし、ある日突然に、呂不韋から子楚と結婚するように言われて、彼の言葉に従います。その後、子楚との子供である政を身ごもりました。呂不韋は裏で金を積んで、子楚を王位に就かせるように仕向けます。そして、秦の丞相の席を獲得することに成功しました。つまり、呂不韋の出世のために、太后は利用されたことになります。

太后は呂不韋と姦通していた?

子楚は荘襄王として秦王になりますが、3年後に亡くなりました。そして、子である政が次の秦王になると、太后の地位に就きます。その後、キングダムでは呂不韋と政の勢力争いが勃発しました。呂不韋は何度も暗殺を試みて、政の命を狙うという過去もあります。しかし、政は呂不韋を裁くこともできず、力の差を見せつけられました。

そこで、政は太后が率いる後宮の勢力に、助けてもらおうと考えます。彼は親子関係である太后の元へ、頭を下げに行きました。ところが、太后は願いを聞き入れず、呂不韋につくことを条件つきで決意するのです。その条件とは、呂不韋が彼女を満足させるということでした。そのため、太后と呂不韋は姦通する関係となりました。

その後、二人が姦通している関係であることが、政に伝わります。政の陣営側は、この情報を利用しようと世間に流していきました。呂不韋は噂が収まるまで、太后との密会を先延ばしにしようとします。しかし、彼女には呂不韋の考えが通じません。噂が広まっているにも関わらず、太后は呂不韋との密会を繰り返します。

Thumb【キングダム】偲央(しお)は砂鬼一家の美しき長!死亡シーンや桓騎との関係は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

キングダムの太后と嫪毐の関係

ネタバレ①太后が嫪毐に見せた涙の理由

呂不韋は自身に災禍が及ぶことを恐れて、太后との肉体関係を終わらせようと決意します。そして、嫪毐という人物を宦官に仕立てて、彼女の元へ送り込みました。すると、太后はすぐに嫪毐の肉体の虜となり、彼を寵愛します。時には彼に涙を見せることもありました。彼女の涙の理由は、明らかにされていません。呂不韋から裏切られた悔しさか、自身の壮絶な過去を悲観したのではないかと考察します。

嫪毐は狂ったように怒り乱れる太后に対して、恐怖を感じていましたが、彼女の涙を見て心を痛めていることを理解します。それと同時に、自分が太后に必要とされていることを感じて、彼女の苦しみを和らげてあげようと思ったのです。おそらくこの頃から、嫪毐は本気で彼女に恋愛感情を持つようになったのでしょう。

ネタバレ②太后と嫪毐の狙い

その後、二人は秦の古都である雍で過ごします。そこへ、太后たちの情報を得るために、李斯が暗殺集団の朱凶をスパイとして送り込んだのです。朱凶の情報によると、山陽の地に国を創る計画があるということでした。また、太后と嫪毐には、子供が二人いることも判明します。この時点で、朱凶は何者かに討たれてしまったのです。キングダムでは、朱凶を襲った人物が誰なのかは描かれないままでした。

ネタバレ③太后と嫪毐の毐国建国

キングダムの太后(たいこう)は、嫪毐と共に毐国を創ることになります。当初は周囲の人々からも、宣言をするだけで建国は実行しないだろうと、期待されていませんでした。しかし、趙高という有能な宦官のもと、着々と国としての形になっていきます。また、毐国は楚とも連携します。楚が秦に侵入してきたことが影響し、毐国へ大軍を送れない状況となったのです。

ネタバレ④毐国反乱

キングダムの太后(たいこう)や嫪毐たちが毐国を創り上げたのは、秦に反旗を翻すためではありませんでした。彼女はただただ嫪毐と共に、心を休める場所が欲しかったのです。しかし、虎歴という人物が毐国を暴走させる目的で、策謀を巡らせます。

「太后と嫪毐の間に子供がいると咸陽にバレた。咸陽は毐国を討つ準備をしている。」という話を、毐国に持ちかけました。この話をきっかけにして、討たれる前に先手を打つべきだという声が、毐国の家臣たちの間で増えていきます。そして、虎歴は挙兵あるいは子供の首を咸陽に送るかを、選択するように太后へ迫りました。彼女は挙兵することを選択して、政の「加冠の儀」の日に咸陽を狙うことを決意します。

そして、いよいよ加冠の儀を迎えます。太后も参加しましたが、咸陽の家臣たちは、隠し子がいることをまだ知らない様子です。また、咸陽が毐国を討つための軍を、準備している様子も感じませんでした。そこで太后は、またもや呂不韋が仕組んだ罠であり、過去と同様に利用されたと気づくのです。

ネタバレ⑤反乱軍が鎮圧される

すでに反乱軍は咸陽へ向かって進行していました。3万もの兵がいると報告がありますが、政は玉璽が複製されていると気づきます。複製された玉璽が、効力を発揮できるならば、反乱軍は秦の中から限りなく兵を集められるということです。太后は圧倒的な兵力の差で、呂不韋の蒙武軍に戦いを挑む意思を見せました。

しかし、加冠の儀を終えたときに、驚きの事態が起きます。呂氏四柱の一人である昌平君が、呂不韋と袂を分かつことになったのです。そして、咸陽攻防戦が開始されます。昌平君は敵将のワテギを討ち取り、武力の高さを披露しました。同時に毐国の反乱軍は失敗したこととなり、嫪毐は生け捕りとして咸陽に送られてしまいます。

ネタバレ⑥嫪毐が処刑される

その後、反乱軍の処分が始まり、嫪毐は車裂きの刑を処せられました。太后は処刑の場で、反乱を仕組んだのは自分であることを明かします。そして、彼を処刑するならば、その前に自分を車にかけてほしいと言いました。太后は嫪毐を救おうとしており、彼に愛情を感じていたことが考察できます。しかし、政は太后の言い分を決して認めませんでした。

ネタバレ⑦太后と嫪毐の子供は処刑された?

処罰を受けるのは嫪毐だけでなく、二人の間にできた子供たちも含まれていることを知ります。「自分も嫪毐も助からなくてよいから、子供たちだけは救ってほしい」と、太后は土下座をして政に願い出ました。彼女は過去を振り返り、自分は嫌なことばかりが起こる灰色の人生だったと打ち明けます。

せめて子供だけは救ってほしいと懇願しますが、政は反乱の芽を残すべきではないと断りました。政の決断は正当でしたが、太后は逆上してしまいます。政とは親子関係でもある太后は、「やっぱりお前なんか産んだのが間違いだった」と暴言を吐きました。太后にとって政は、辛い過去を思い出す存在でもあったのです。結果的に嫪毐と子供たちは、処刑されることとなります。

ネタバレ⑧太后は子供たちと会える?

キングダムの物語では史実と違って、太后(たいこう)の子供は政に救われています。史実での太后は、紀元前228年に死亡しました。また、政による中華統一は紀元前221年です。そして、紀元前230年に秦は魏も滅ぼしました。このときはすでに呂不韋が死亡しているため、政に対抗する勢力は出現しないでしょう。秦の情勢が落ち着いたら、太后が二人の子供に会える可能性は高いと考察します。

Thumb【キングダム】衣央は砂鬼一家の長!桓騎との関係や子供がいる可能性は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

キングダムの呂不韋のかっこいいシーンや最後

呂不韋のかっこいいシーン

キングダムの呂不韋は、政の加冠の儀を襲撃することを企てます。しかし、思わぬことに昌平君が裏切ったため、失敗に終わりました。呂不韋は政を誘って、二人きりで天下について語り合う機会を持ちます。その際に、呂不韋が初めて自身が抱く理想や思念を、彼に打ち明けました。そして、「天下の起源は貨幣制度だ」と言い切ります。

暴力ではなくお金を使って国を統一し、豊かさで包み込むことが、正しい中華の統一である考えだと伝えます。彼は権力を振りかざしたいために、王位を奪おうとした訳ではなかったのです。彼なりの理想論があり、民が不幸になるような道を止めようとしていました。そのような呂不韋の真撃に向き合う姿が、非常にかっこいいシーンです。

呂不韋の最後は死亡した?

呂不韋は「大王様の優しさは武器にもなりますが、先々唯一の弱点にもなり得ますぞ」と、政に最初で最後の進言をしたのです。心からご武運を祈っていると気持ちを伝えて、政を抱きしめて激励します。大人ならではのかっこよさに、好感を持ったファンも多いようです。その後、呂不意が服毒自殺をして死亡したという情報が、政に伝えられました。ただ、それからすぐに呂不韋がまだ生きていることを、示唆する描写があります。

Thumb【キングダム】昌平君の実写キャストは玉木宏!人物像や原作での活躍を解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

キングダムの太后と呂不韋に関する感想や評価

キングダムの物語は、太后が息子の政を裏切り、呂不韋が太后を裏切ります。また、昌平君は呂不韋を裏切るなど、裏切り合戦なところがスゴイという感想もあります。先の予想がつかない展開となるため、見ごたえがあるという評価も上がっていました。

太后と息子の政の過去ストーリーは、胸に来るものがあったという感想があります。幼少時も大人になっても、太后から酷い扱いを受けて、それでも母を憎み切れない優しさが切ないという声も上がっています。ただ、太后も壮絶な過去を持っており、嫪毐と出会うことで家族愛に目覚めた故の反乱だったのだろうと考察する人もいました。

キングダムの呂不韋は、どれだけ太后を傷つけたら気が済むのか、ムカつくという感想もありました。彼より小物だけれど太后を思っている嫪毐の方が、ずっと好きだという声も上がっています。キングダムは呂不韋も太后も力強く、野心や権力に対する意欲でギンギンしているように見えるという人もいました。

Thumbキングダム3の実写キャスト一覧!登場人物の相関図や新キャラクターは? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

キングダムの太后と呂不韋の関係まとめ

キングダムの太后(たいこう)は政の実母であり、若い頃は傾国の美女や邯鄲の宝石と呼ばれた過去もありました。呂不韋から大量の花や宝石が贈られて、彼に恋愛感情を持つようになります。しかし、呂不韋に裏切られ、政治の道具として自分が利用されたことを知り絶望します。

その後、太后は子楚と結婚して政を出産しました。子楚の死後は、嫪毐に出会い二人の子供を授かります。太后は絶世の美女であっただけに、多くの男に利用された悲劇の女性です。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ