【キングダム】万極の死亡シーンをネタバレ!壮絶な過去や信との一騎打ちを解説

キングダムでも、涙なしには見れないシーンの1つと言われるのが、万極の死亡シーンです。長平の戦いの生き残りであり、生き埋めにあった過去を持つキャラクターで、その過去から秦に対して強い恨みを抱いていまいした。この記事では、キングダムの万極について、最期の死亡シーンをネタバレありで、まとめて紹介しつつ、過去や、信との関係性について、ネタバレありで、まとめて紹介していきます。

【キングダム】万極の死亡シーンをネタバレ!壮絶な過去や信との一騎打ちを解説のイメージ

目次

  1. キングダムの万極とは?
  2. キングダムの万極の死亡シーンや最期をネタバレ
  3. キングダムの万極の過去や活躍
  4. キングダムの万極の声優と実写映画キャスト
  5. キングダムの万極の死亡に関する感想や評価
  6. キングダムの万極の死亡まとめ

キングダムの万極とは?

キングダムにおいて、他のキャラクターとは違った側面を持って、登場したキャラクターが万極です。この記事では、そのような万極について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

万極が登場したキングダムは、2006年から週刊ヤングジャンプにて、原泰久先生が連載している、中国時代劇漫画です。2023年7月時点で累計発行部数が9900万部に達した人気漫画であると同時に、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど評価も高い作品になっています。古代中国の春秋戦国時代末期の戦国七雄の時代を舞台にした作品で、後の始皇帝となる嬴政と、その将軍李信を主人公にした物語になっています。

キングダムはメディアミックス展開も、積極的に行われている作品になっています。アニメは断続的に4シリーズが展開された上に、2024年には、第5シリーズが放送されることが発表されています。アニメ化以外にも、ゲーム化や、舞台化、実写映画化なども行われており、それぞれに人気を集めています。

キングダムのあらすじ

下僕の立場から嬴政を助けたことで、平民になった信は、初陣になった戦いで大戦果を上げて、一気に百人将に昇進します。そのような信が、王騎将軍の元で修行をつけてもらった後、王騎将軍が総大将を務めることになった秦対趙の戦いである馬陽の戦いに赴くことになります。ここで登場することになるのが、この記事で紹介する万極でした。

万極のプロフィール

万極は、キングダムにおいて、龐煖の副将として登場した将軍の1人です。ギョロ目と長い白髪、黒い歯という特徴的な見た目、どもった喋り方をするなど、異質なキャラクターになっています。その最大の特徴は、長平の戦いの生き残りであるという点で、彼の率いる部隊は、長平の戦いの生き残りや遺児で構成されていたりします。

万極は史実で実在した?

キングダムでも、かなり壮絶な過去を持っているキャラクターである万極ですが、史実の記録には残っておらず、キングダムオリジナルのキャラクターになっています。ただし、長平の戦いは実在し、生き埋め事件も事実なので、万極将軍のように、長平の戦いの生き残りがいた可能性は0ではありません。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの万極の死亡シーンや最期をネタバレ

万極の死亡シーンは何巻何話?

キングダムにおいて、趙軍の将軍として登場した万極。その最期は死亡という形になっています。万極が死亡シーンが描かれたのは、キングダム27巻収録の287話でのことでした。キングダム27巻は、秦が合従軍と戦っている最中のことです。この時、趙軍は、麃公将軍が率いる部隊と衝突していました。ネタバレするとここには、信率いる飛信隊も配属されていたのです。

李牧が合従軍全体の軍師を務めているため、趙軍の総大将は慶舎が担当していました。麃公将軍は、この趙軍相手に突撃を仕掛けますが、背後から強襲した軍がありました。それが、万極将軍の率いる長平の戦いの生き残り、遺族で構成された部隊でした。この背後からの攻撃に、麃公軍は大打撃を受けることになります。あわや麃公軍は壊滅してもおかしくない状況になりますが、そのピンチを救ったのが飛信隊でした。

万極は信との一騎打ちで死亡?

飛信隊は麃公軍の中で、突撃に参加していましたが、本能型として覚醒しかけていた信が万極将軍の強襲を感じ取ります。信は飛信隊を率いて、麃公軍の中を逆走するという奇想天外な作戦を敢行します。これにより、麃公軍の後方部隊も巻き込み、信は万極将軍と相対する形になったのです。一騎打ちの形になった、信と万極。ここで万極は、その強さの源が恨みにあることを信に語るのでした。

信もまた、万極と同じように、戦争によって全てを失った過去を持っています。それだけに、万極将軍の過去に同情を覚えもしたのです。しかし、万極将軍の恨みを原動力にした強さに対し、信は、周囲に恵まれ、現在の立場を得ることが出来ました。この差が、結局勝負の決め手となり、信に討ち取られる形で、万極将軍は死亡することになったのです。

万極の存在が信に与えた影響

信は、元々略奪行為などを嫌う傾向にあります。しかし、万極将軍との出会いとその過去を知ったことで、よりそういった思いが強くなることになるのです。万極将軍の思いもしっかり背負っていく覚悟を決めて万極将軍を打ち破りました。信は、万極将軍を倒す際、「楽になりやがれ」とその思いを込めた上で、万極将軍が死亡するシーンの直前には、長平の戦いのようなことは自分が2度と起こさせないという誓いを立てました。

万極将軍は、この信の言葉に、最期にはそれまで恨みで戦い続けてきたとは思えないほどに安らかな顔で息を引き取っています。余談ですが、この万極将軍との戦いもそうであるように、信は全ての戦いで、様々な思いを背負っていくことになります。

その思いが形となって現れたのが、龐煖との最期の衝突でした。この龐煖との一騎打ちの際には、これまで背負ってきた思いを示すように、王騎将軍や麃公将軍などが描かれます。そこには、敵であった万極も描かれています。このシーンもまた、信が万極にしっかり影響を受けていることを示すシーンと言われています。

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キングダムの万極の過去や活躍

万極の初登場

万極が、キングダムに初めて登場したのは、11巻での出来事です。趙が秦に侵攻した際、その一員として登場した万極は、馬央という地を陥落させると、老若男女問わず殺戮するという残忍さを見せているのです。その後、馬陽の戦いでは、王騎軍の軍長である干央に傷を負わせたり、龐煖と共に夜襲を行い、飛信隊の戦力を大きく削ったりもしています。

万極は長平の戦いで生き埋めになった?

飛信隊は、信を中心に若い集団であるため、長平の戦いについて知りません。そんな飛信隊に教える形で語られたのが万極の過去でした。万極自身は、長平の戦いにも一兵卒として参加しており、捕虜となって生き埋めになった過去を持っているのです。生き埋めは文字通り、生きたまま埋められた形なので、万極は、なんとか這い出すことで生き残ることができました。

万極の恨み

そもそも、この長平の戦いは、趙の長平城を舞台にした戦いです。秦も趙も総力戦になるほどに、規模が大きく、長い間続いた戦いでした。結局この戦いは、秦の情報戦と、六大将軍の白起によって、秦の大勝利で幕を閉じます。ここで問題になったのが、捕虜となった趙兵でした。なんと、戦い集結の時点で、趙兵は40万人も残っており、これが丸々捕虜になってしまったのです。

秦軍を率いた白起も、この捕虜を養い続けることはできません。そこで白起は、生き埋めにするという処置を取ったのです。白起としても苦渋の決断だったと言えますが、当然趙側からすれば、この生き埋めは許すことの出来ない行為です。万極はこの時、ネタバレしたように自分が生き埋めになったのはもちろんですが、同時に参加していた父や兄も生き埋めになって死亡しているのです。それが万極の恨みとなっているのでした。

ちなみに、ネタバレすると、万極以外にも生き埋めになって生きていたもの、生き埋めになって死亡した父兄の遺族などが一定数いました。これが万極軍を構成しているのです。万極が恨みを募らせ続けたのも、全員が秦に対して強い恨みを持った環境に居続けたため、とも言えます。

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キングダムの万極の声優と実写映画キャスト

万極は、キングダムの敵キャラクターの中でも比較的早い段階から登場したキャラクターであり、各種メディアミックスでも登場しています。ここからは、アニメでの声優や、実写映画でのキャストなどをネタバレありでまとめて紹介していきます。

万極の声優

武藤正史のプロフィール

アニメキングダムにおいて、万極役の声優を担当したのが、武藤正史さんです。2000年代から活躍している声優で、どちらかといえば、吹き替え作品で活躍しているタイプの声優になっています。吹き替え声優としては、エズラ・ミラーさんや、ジェシー・アイゼンバーグさんの吹き替えを担当することが多いです。

武藤正史の主な出演作品や演じたキャラ

武藤正史さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『バトルスピリッツ覇王』の大泉マナブ役、『チェンソーマン』の円役、『剣王朝』の蘇奏役、『マーベルフューチャーアベンジャーズ』のロキ及びロバート役、『バトルスピリッツ ソードアイズ』のアラシ役、『GON-ゴン-』のアデニー役、『GIANT KILLING』の赤崎遼役、『MUSASHI-GUN道-』の小早川秀秋役、『TOKKO 特公』の花園一郎役などを演じています。

万極の実写映画キャスト

山田裕貴のプロフィール

キングダムの映画は、これまでに3作が製作されていますが、万極が登場したのは2023年公開の『キングダム運命の炎』です。この作品で、万極のキャストを務めたのが、山田裕貴さんになっています。ワタナベエンターテインメント所属として2010年から俳優として活動を開始、2011年にテレビドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』にて正式に俳優デビューを果たしました。個人での活動の他、D-BOYSのメンバーとしても活動しています。

山田裕貴の主な出演作品や演じたキャラ

山田裕貴さんが、これまでに出演した作品としては、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のジョー・ギブケン/ゴーカイブルー役、『どうする家康』の本多忠勝役、『闇金ドッグス』シリーズの安藤忠臣役、HiGH&LOW シリーズの村山良樹役、『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のキンブリー役、『東京リベンジャーズ』シリーズの龍宮寺堅役などを担当しています。

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キングダムの万極の死亡に関する感想や評価

ここからは既にキングダムを読んだ人の、万極の死亡についての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。万極の最期に関しては、かっこよく終わったという声が多いです。長らく恨みで生きてきたキャラクターだけに、どのような形で死亡することになるのか、注目されていましたが、最期には、信にしっかりと思いを託せたのが良かったとする声が多くなっています。

むしろ、万極の最期に関しては、綺麗な形で終わったことに驚いたとする声も見られます。初登場からずっと、恨みを抱き続けてきたキャラクターだけに、死ぬ最期の瞬間まで、その思いを晴らすことは出来ず、信達が何を言っても届かないのではないか、と考えていた人もいたのです。それだけに、最期は信に思いを託せてよかったという声が多くなっているのです。

むしろ、万極のようなキャラクターが信と相対することが出来てよかったという声も多いです。万極とのやりとりは、信の精神面をより大きく成長させることが出来たためです。無論、信のようにまっすぐで、自身も同じ経験をしている者だからこそ、、万極の思いを受け取れたんだろうとして、万極の最期の相手が信で良かったとする声も多くなっています。

万極の最期のシーンは、思ったよりも呆気なかったという声も見られます。万極以前にも、敵国に恨みを抱くキャラクターはいました。しかし、万極以上に、生き埋めになったというしっかりとした過去のエピソードを持ち、その過去を元に行動しているキャラクターは少なかったためです。元々趙は、李牧や龐煖といったキャラクターがいたこともあり、万極が埋もれてしまったと感じた人もいました。

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キングダムの万極の死亡まとめ

キングダムの万極は、秦に強い恨みを持っていたものの、最期には、信との一騎打ちに敗れて死亡したキャラクターです。信が倒した敵は他にもいますが、信と近い境遇を持ちながらも、対極の道を歩もうとした存在として、信も思い入れの深い相手となりました。ネタバレすると最期のシーンでは、万極も穏やかな表情を浮かべており、信にその思いを託したといえる最期になっています。

万極との邂逅は、信にこれまで以上に略奪行為などが悪であるという思いを根付かせており、ネタバレするとこれ以降のエピソードでも信は、そういった行為を糾弾する姿勢を見せ続けています。万極自身は合従軍編で死亡してしまいましたが、信の中では間違いなく大きな存在の1人だったのです。まだキングダムを視聴していない人は万極の過去などにも注目しながら視聴してみましょう。

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