【マッシュル】フィンの覚醒シーンは何話？固有魔法やセコンズの能力は？

マッシュの親友であり、作中では臆病な性格が目立っていたフィン。しかし、兄・レインと共闘したデリザスタ戦にて覚醒し、セコンズ・バタフライサニタテムズを発動しました。フィンの見どころである覚醒シーンは「マッシュル」の何話で描かれたのでしょうか。以下では、「マッシュル」のフィンの覚醒は何話なのか、セコンズ・バタフライサニタテムズの能力やフィンの固有魔法等をネタバレ紹介します。

甲本一先生の漫画「マッシュル」は、2020年～2023年7月にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されたハイファンタジー作品です。単行本は2023年7月時点で計17巻が刊行、10月には最終巻・18巻の発売が予定されています。

甲本先生のデビュー作であり、第67回小学館漫画賞少年向け部門の最終候補にも選ばれた「マッシュル」の漫画。「ハリー・ポッター」のオマージュを取り入れつつ、アブノーマルな要素を取り入れた独特の世界観が人気に火をつけました。また、2023年からはメディアミックスも行われ、同年4月～7月にかけてテレビアニメが放送されました。

魔法の能力が高いほど地位が偉くなる魔法界にて、主人公のマッシュは魔法が使えない魔法不全者でした。ある日、凄腕の魔法使いの警官・ブラッドに見つかってしまったマッシュ。しかし、超人的な筋肉とパワーで撃退しました。マッシュの強さに着目したブラッドはある目的のために、マッシュへ交換条件をもちかけます。その後、マッシュは名門魔法学校イーストン校に入学し、己の肉体だけで優秀生徒の称号の獲得を目指します。

イーストン魔法学校の内部進学生であり、マッシュの友人、アドラ寮でも同じ部屋に組み込まれました。寮のルールにより、やむを得ずマッシュとルームメイトになったフィン。最初は戸惑いながらも、フィンに対して親切に接していました。一方で、学内で影響力を持つロイドを恐れ、彼の命令でフィンに嫌がらせを行います。しかし、フィンの優しさに罪悪感を覚え、ロイドへの反抗姿勢を見せました。

結果、ロイド達から壮絶な仕打ちを受けることになったものの、偶然通りかかったマッシュに助けられて事なきを得ます。その後はマッシュの親友として行動を共にするようになりました。

エイムズ家の次男として誕生したフィンでしたが、幼くして両親を亡くしていました。両親の死は兄のレインによって伏せられ、どこかに行ったと聞かされます。その後、兄弟は親戚の家に身を寄せるも、次第に邪魔者扱いされ始めます。ついには家を追い出され、住む場所や食べるものにも困る生活を強いられました。なぜ、自分たちが辛い目に遭うのかと、フィンは自分の人生に悲観します。

一方のレインは、自分たちのように苦しむ人々を救うために、新たな世界を作り上げることを目指します。そして、名門・イーストン校へ進学し、優秀な成績が認められて「神覚者」の称号を獲得しました。目標に一歩近づき、魔法界で活躍するレイン。しかし、優秀な兄とは対照的にフィンは魔法の能力に恵まれませんでした。

才能がないことは、魔法界では低く見られることに繋がります。そのため、フィンは自分より才能のある同級生に逆らえず、悪事に加担していました。同時に、ある理由から距離を置き始めた兄・レインに対しても、自分の才能のなさが原因だと考えます。しかし、それはフィンの誤解であり、弟に迷惑をかけないために遠ざけていたことが判明します。

フィンの力が最大限に引き出された覚醒シーン。「マッシュル」の何話で登場したのか、どのような経緯で覚醒したのか気になるでしょう。また、覚醒により、セコンズ・バタフライサニタテムズも発動でき、フィンの強さが発揮されました。以下では、「マッシュル」のフィンの覚醒シーンは何話なのかをネタバレ紹介します。その他、フィンが覚醒した理由や、デリザスタ戦での活躍などもまとめました。

魔法使いの証であるアザを持ちながら、才能には恵まれなかったフィン。しかし、マッシュとの出会いを機に、魔法使いとしても成長を見せるようになります。「マッシュル」では覚醒も見られたフィンでしたが、覚醒のシーンは何話だったでしょうか。フィンの覚醒シーンは、原作漫画の14巻119話で、デリザスタとの戦いで発現しました。

兄・レインをはじめとする神覚者やランス等の同級生共にイノセント・ゼロの城へやってきたフィン。城へ入って間もなく一行はバラバラになり、フィンとレインはデリザスタの元へ飛ばされました。兄と共に戦う姿勢を見せたフィンでしたが、レインによって戦線離脱を余儀なくされます。剣で作られた牢獄に閉じ込められ、魔法を使うための杖も落としてしまいます。

その頃、牢獄の外ではレインとデリザスタの戦いが勃発します。お互いに似たような技を繰り出すも、実力ではデリザスタの方が上回っていました。また、デリザスタは魔心臓を持っており、ほぼ不死身の体でレインを苦戦させます。兄の苦戦を目の当たりにしながら、何もできない自分に歯がゆさを覚えるフィン。何とか兄に加勢するべく、レインに訴えます。

しかし、フィンを危険な目に遭わせたくないレインは、あくまで自分1人戦うことに固執します。せめてフィンにだけは全うな人生を送ってほしいと願い、わざと距離を置いていたレイン。フィンから分からず屋と言われて、初めて胸の内を明かしました。フィンも、レインとの生活に幸せを見いだし、自分のことを頼ってほしかったと本音をぶつけます。

剣の牢獄に閉じ込められても、兄・レインのことを思い続けるフィン。思いの強さに反応して、フィンの魔法の杖が反応します。強力な魔力を放ちながら、持ち主であるフィンの元へ戻ります。同時に、フィンの顔に2本線が出現し、覚醒を果たしました。

兄・レインの窮地を目の当たりにし、彼の力になりたいという強い思いが覚醒を促したフィン。兄弟でありながら魔法に関しては雲泥の差であり、それらを理由にレインから疎まれていたと考えていました。イーストン校では劣等生で、時にはひどい扱いを受けたこともありました。しかし、編入生のマッシュとの出会いを機に自分を変えていき、魔法使いとしての実力を上げていきます。

努力が実って周囲からも評価されるようになったものの、肝心のレインからは認めてもらえません。一方、レインには、フィンを遠ざけなければならない事情がありました。幼少期の苦労から弟にだけは、まともな生活を送ってほしいと願っていたレイン。同時に、自分たちのような人々を救うためにも、この世界を変えることを目指します。

しかし、レインの野望は魔法界にとって危険なことでした。イーストン校の入学試験時、面接官のウォールバーグからフィンに危険が及ぶことを警告されます。それでも、自分の野望を叶えたいレインは、フィンとの決別を決断しました。そして、あえてフィンに冷たい態度を取ることで距離を置き、弟を危険な場所から遠ざけます。

デリザスタとの戦いにて、レインの冷たい態度に隠された優しさを知ったフィン。彼もまた、兄のことを慕い続け、自分も力になりたいと訴えます。フィンの成長を認めたレインでしたが、それでもデリザスタ戦だけは自分1人で決着をつけようとします。しかし、デリザスタに一歩及ばす、苦戦を強いられました。このままではレインの命が危ないと、危機感を募らせるフィン。

目の前で兄を失う恐怖と、早く助けに向かいという強い思いが奇跡を起こしました。本来の魔力に加え、魔法の杖の力がフィンの心に共鳴し、覚醒へと繋がったでしょう。

覚醒によってセコンズが使えるようになったフィン。負傷したレインを回復させると、魔力を分け与える能力でレインの魔力を向上させます。弟の思いを受け取ったレインは、ここで決着をつけるべく勢いをつけます。そして、デリザスタの顔を真っ二つに切り裂くことで勝利を勝ち取りました。

フィンといえば、覚醒シーンは何話で描かれたのかと同時に、覚醒後に繰り出されたバタフライサニタテムズの能力も読者の興味を引いたでしょう。バタフライサニタテムズはフィンのセコンズの能力であり、フィンの優しさが元になった能力です。以下では、「マッシュル」のフィンの固有魔法や、セコンズ・バタフライサニタテムズの能力を紹介します。その他、マッシュルのフィンの戦闘力もまとめました。

固有魔法とは、自身が使用できる魔法であり、魔法使いによって能力が異なります。フィンの固有魔法は、相手と場所を入れ替えることができる「チェンジズ」です。神覚者選抜試験にて、チーム内で水晶を守る課題が出題されたフィン。仲間の水晶が次々と割れてしまい、残ったのはフィンのものだけでした。また、単独行動中に学内トップのカルパッチョ・ローランと遭遇し、危機的状況に陥ります。

マッシュの処遇のためにも、この試験を落とすわけにいかないフィン。水晶を守ろうと必死になり、チェンジズを会得しました。ローランを油断させた上でチェンジズを繰り出し、フィンは窮地を脱しました。一方、フィンのチェンジズは、その特性を生かすことで回復魔法としても利用できます。作中では、負傷したウサギを回復させることに成功しています。

また、成長次第では、体内の細胞組織の入れ替えという繊細な技も出せるようになると言われています。フィンの実力ではまだまだ不可能ですが、さらに腕を磨けば大きな戦力にもなり得ると神覚醒者からも評価されています。

セコンズとは、アザが2本出現した魔法使いが使用できる上級魔法です。フィンのセコンズはバタフライサニタテムズで、相手の体力を回復させたり、魔力を譲渡できる能力です。作中では、デリザスタ戦で発動し、フィンの覚醒と共にセコンズが使えるようになりました。バタフライサニタテムズは、十字架を無数に抱え、目を隠した女神の姿となって発現します。

デリザスタとの戦いで傷ついたレインを回復させ、さらに自身の魔力をレインに分け与えます。フィンのセコンズはレインの魔力を向上させ、デリザスタ戦を勝利する鍵となりました。一方、フィンのセコンズ・バタフライサニタテムズの覚醒の前に、カルド・ゲヘナから特訓を受けていました。神覚者から才能を見込まれ、回復魔法を発動させることが出来たでしょう。

神覚者にも選ばれ、圧倒的な魔力を持つ兄・レインとは対照的に、フィンの戦闘力は皆無に等しいでしょう。魔法能力がないため、イーストン校でも成績ギリギリで内部進学が認められたフィン。元来の性格も相まって悪事に加担したことがありました。しかし、マッシュと親友になったことで心情に変化が現れます。時にはマッシュを守るために勇気を振り絞った場面もありました。

一方、魔法能力に関しても、神覚者のライオやカルドから評価されており、潜在能力は高いと推測されます。相手を思いやる優しさから回復能力に優れたフィン。彼の能力は戦闘には不向きであるものの、仲間をサポート面では非常に強力な効果を発揮しています。

「マッシュル」のフィンといえば、親友であり、本作品の主人公のマッシュと、神覚者に選ばれた兄・レインとの関係も外せません。フィンにとってマッシュは自分を変えるきっかけをもたらした友でした。そして、親友を助けるべく、時には凄まじい勇気を見せつけています。以下では、「マッシュル」から、フィンとマッシュ、レインとの関係をそれぞれネタバレ考察しました。

魔法が全てであるこの世界には、魔法不全者は抹消の対象とみなされていました。マッシュの例外ではなく、魔法警官のブラッドに見つかってしまいます。しかし、マッシュの肉体的な強さを認められ、神覚者になることを条件に見逃されました。紆余曲折を経ながら、名門・イーストン校の編入試験に合格したマッシュ。アドラ寮では、内部進学生のフィンと同部屋になりました。

魔法学校について親切に教えてくれるフィンに好意を持つマッシュ。しかし、フィンの方は編入生への偏見から、マッシュのことを良く思っていませんでした。学内の実力者・ロイドに恐れをなし、彼の命令でマッシュに嫌がらせをします。彼の教科書を破るなど卑劣な行為を行うも、内心ではそんな自分に嫌気を差していました。また、何も知らないマッシュが自分を友達だと思っていることを知ります。

次第に罪悪感を覚えたフィンは、ロイドから決別します。その際、マッシュに助けられたことを機に、2人は親友になりました。以降は行動を共にし、神覚者に選ばれるために必要なコイン集めに尽力します。そんな中、七魔牙（マギア・ルプス）の戦いが勃発し、マッシュは魔法不全者だったことがバレました。イーストン校にとって前代未聞の出来事に学内は騒然とし、マッシュは窮地に立たされます。

しかし、マッシュの人柄やこれまでの活躍が功を奏し、フィンをはじめとする友人たちはフィンを庇い、変わらぬ友情を見せました。また、レインやウォーグバーグなど一部の神覚者や有力者も、マッシュの助命に尽力します。最終的に裁判で決まったマッシュの処刑は、神覚者に選ばれるまでに延期され、マッシュは一命を取り留めました。

フィンの兄であり、神覚者でもあるレイン・エイムズ。幼少期は仲の良い兄弟でしたが、両親の死をきっかけに兄弟仲に亀裂が生じます。魔法界から貧困や差別を取り払うべく、イーストン校に進学したレイン。アドラ寮の監督生に昇格し、さらには史上最年少の神覚者になりました。同時に、自分の活動は身内にも危険が及ぶと警告され、フィンと距離を置き始めます。

そのような事情を知らなかったフィンは、自分が劣等生であることを理由に兄に冷たくされていると思い込みます。しかし、内心ではお互いに兄弟のことを思っており、デリザスタ戦にてそれぞれの思いをぶちまけました。そして、レイン・フィンの共闘によってデリザスタに勝利しました。

2023年4月にテレビアニメシリーズが開始された「マッシュル」。2024年1月には第2期の放送が予定され、ファンの期待が高まっています。また、フィンの覚醒シーンやバタフライサニタテムズは、アニメの何話で描かれるか気になる方も多いでしょう。以下では、「マッシュル」フィンのアニメ声優・川島零士さんのプロフィール等を紹介します。

マッシュルのフィンのアニメ声優・川島零士さんは、1995年生まれ、愛知県出身の声優です。声優養成所を経て、2010年代に活動を開始しました。2021年には、アニメ「不滅のあなたへ」の主人公のフシ役を演じました。翌年には第16回声優アワード・新人男優賞に選ばれています。

声優・川島零士さんの主な出演作品は、アニメ「シャドーハウス」パトリック/リッキー役、「進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜」ジェイド・レーヴェン役、「シュガーアップル・フェアリーテイル」ジョナス・アンダー役等です。ゲーム作品では、「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」「モンスターストライク」「刀剣乱舞」七星剣役等です。

フィンといえば、登場回が何話なのか注目された覚醒シーンやバタフライサニタテムズが目立つでしょう。一方で、戦闘力がないために逃げ腰も多かったものの、マッシュとの交流を通じてたくましく成長しました。特にローヤンでは、フィンの精神的な強さが発揮されています。以下では、「マッシュル」のフィンから、作中での活躍をネタバレ紹介します。

魔法学校では授業や行事の成績によってコインが与えられ、その中でも金の級硬貨は、神覚者に選ばれるための重要アイテムでした。まずは、神覚者の候補に選ばれるために、3学期終了までに金の級硬貨を5枚以上集める必要があります。神覚者を目指すマッシュと共に順調にコインを集めていたフィン。ある日、フィン達が所属するアドラ寮の生徒たちが襲われる事件が発生します。

犯人は、レアン寮の中心的存在である七魔牙（マギア・ルプス）と判明し、神覚者候補に選ばれるべく、コイン集めに奔走していました。七魔牙のアジトを探すべく、仲間と共に学校内の探索に出たフィンとマッシュ。そんな中、レモン・アーヴィンが七魔牙に連れ去られてしまいます。その後、魔法で隠れされた扉を発見し、マッシュたちは七魔牙との壮絶な戦いに挑みます。

それぞれが七魔牙のメンバーと対峙する中、フィンはドット・バレットと共に第五魔牙のラブ・キュートと対戦します。実力差や女性に弱いことも相まって、思うように攻撃が出来ずにいるドット。一方のフィンは、早々に戦いを放棄し、逃げ隠れてしまいます。しかし、七魔牙のリーダーのアベル・ウォーカーに捕まり、人形にされてしまいます。

アベルの操り人形となってマッシュに襲い掛かるフィン。親友を傷つけることをためらうマッシュに苦戦を強いらせます。しかし、操り糸が切られたことで、フィンは人形から元の姿に戻ることが出来ました。その後、アベルや七魔牙のメンバーを倒すことに成功し、レアン寮との戦いに終止符が打たれました。今回の戦いで獲得した金貨を山分けし、安堵したのもつかの間、新たな脅威がフィン達を襲います。

その正体は、魔法界の犯罪集団「無邪気な深淵（イノセント・ゼロ）」でした。七魔牙のアベルと第ニ魔牙のアビス・レイザーが応戦し、撃退に成功します。しかし、この出来事をきっかけに、マッシュが魔法不全者であることが、周囲の人々に知られてしまいます。魔法界では、魔法不全者の地位は低く、捕まれば処刑される過酷な運命にありました。

もちろん、マッシュも例外ではなく、日々のトレーニングで鍛えた筋力を魔法と偽り、周囲の目を欺いていました。また、魔法不全者の魔法学校への入学など前代未聞であり、マッシュは裁判にかけられます。事の重大さから死刑が言い渡されるも、神覚者や有力者たちの懇願により処刑が延期されました。一方、フィン達も、マッシュの事実を受け入れ、時にはマッシュを庇いつつ、これまで通りに接しました。

レアン寮との戦いを経て、七魔牙と和解したマッシュ。レアン寮が持つ大量のコインを譲り受け、仲間内で山分けします。自力でコインを集めていたマッシュやランスだけでなく、フィンやドットにもコインが与えられました。その頃、イーストン校では、神覚者候補を決める選抜試験の開催が発表されます。参加するには、金の級硬貨を一定の枚数獲得していることで、条件を満たしたフィンも挑戦を決めました。

臆病な面を見せながらも「水晶割りバトル」まで勝ち進んだフィン。この試験は、3人1組のチーム戦で、1人ずつ与えられた水晶を守り抜く内容でした。また、試験中にチーム全員の水晶が割れた場合、その時点でチームは失格となります。フィンは、マッシュ、ドットとチームを組みました。しかし、すぐさまマッシュとドットが水晶を割ってしまい、残りはフィンのものだけになります。

チームのクリアを目指すためにも、フィンの水晶は死守しなければなりません。すでに水晶を失ったマッシュとドットはフィンを守ると宣言します。しかし、スタート地点は3人ともバラバラであり、フィンは早くも窮地に陥ります。最悪なことに、内部進学生トップのカルパッチョ・ローヤンと出くわしてしまいます。アドラ寮の先輩に暴行を振るうローヤンを見かけ、その場から逃げたフィン。

固有魔法のチェンジズでの逃走を試みるも、ローヤンに追いつかれてしまいます。相手は格上であり、まともに戦おうとしてもフィンに勝ち目はありません。ローヤンは水晶を渡すことを条件に見逃すことをフィンに持ち掛けます。しかし、ローヤンに水晶を渡すことは、自分たちの敗北を意味します。同時に、マッシュが神覚者に選ばれるチャンスを失い、彼が処刑される危険もありました。

そこで、フィンは命がけで水晶を守ることを決めます。ローヤンから一方的に攻撃されながらも、マッシュのためにも必死に耐えるフィン。そこへマッシュが駆けつけ、ローヤンが倒されました。また、フィンの根性によって守られた水晶は無事であり、紆余曲折を経て試験を突破しました。その後、マッシュとオルガ寮のマーガレットマカロンとの試合が行われ、神覚者選抜試験は順調に進められます。

その時、試験会場に無邪気な深淵（イノセント・ゼロ）が襲来します。マッシュとウォールバーグ校長によって危機的状況を脱したものの、まだまだ油断はできません。そこで、無邪気な深淵との戦い向けて、マッシュたちは神覚者のもとでそれぞれが特訓を受けることになりました。フィンは、魔法局・魔法人材管理局局長のカルド・ゲヘナという神覚者から修行を受けます。

カルドから回復能力の素質を認められたフィンは、より繊細なチェンジズが繰り出せるように特訓を重ねます。そして、ここでの鍛錬がフィンの覚醒を促し、セコンズ・バタフライサニタテムズの発動に繋がりました。

神覚者たちが予測していたより早く、闇の勢力が襲来します。光の神覚者のライオ・グランツは、無邪気な深淵のメンバーで捕虜であるセル・ウォーを尋問します。そして、敵の根城であるマゴル城の侵入を計画し、フィンやマッシュたちも招集されました。難なく城の真下まで侵入できたライオ一行。しかし、その先は目に見えないバリアが張られ、先に進めません。

そこで、侵入経路を確保するべく、フィンに白羽の矢が立ちます。チェンジズを使って、バリアの先に侵入できたフィン。しかし、門番のアンディとウィンディと遭遇し、恐怖のあまり逃げてしまいます。一旦は降参を宣言したものの、マッシュたちの写真を前に自分の行いを恥じます。そして、心を入れ替えてアンディとウィンディと再び対峙しました。

戦闘力に差があり、圧倒的なスピードと死角からの攻撃に苦戦を強いられるフィン。そこで、刃物を鏡の代わりとして持ち出し、死角からの攻撃に備えました。そして、固有魔法チェンジズを使い、相手との位置を入れ替えながら戦いを進めていきます。最終的に、アンディ・ウィンディを衝突させることで勝利し、門を解放しました。

そして、イノセント・ゼロとの戦いでは、兄・レインと共に悪魔の五つ子の四男・デリザスタと対峙しました。最初こそ、レインの思惑によって戦線離脱を余儀なくされたフィン。しかし、レインに対する強い思いが覚醒を促し、セコンズ・バタフライサニタテムズを発動しました。治癒と魔法譲渡の能力を駆使してレインをサポートし、デリザスタの撃退に成功します。

読者に衝撃を与えたフィンの覚醒やバタフライサニタテムズは漫画では何話なのか、アニメ版では何話で描かれるのか、気になったファンも多いでしょう。何度も苦しい展開に見舞われながらも、マッシュのために勇気をふりしぼったフィン。彼の努力は覚醒という形で実り、バタフライサニタテムズが使えるようになりました。以下では、「マッシュル」のフィンに関する感想や評価を紹介します。

マッシュの親友であり、作中では数少ない常識人でもあったフィン。魔法使いとしては弱いものの、マッシュを大切に思う気持ちは強く、とてつもない成長を見せるのではとファンから期待されていました。その中でもフィンの覚醒シーンは感動の名場面となり、バタフライサニタテムズと共に大きな迫力を見せました。覚醒シーンが最高と評される中、そのシーンは何話で登場するのかも知っておきたいでしょう。

覚醒シーンは何話なのかで取り上げたフィンの覚醒は、2本線の出現やセコンズ・バタフライサニタテムズの発動など、「マッシュル」にて大きな盛り上がりを見せた回でした。これまでは気弱で戦闘でも弱腰だったフィン。しかし、友達のために立ち向かう姿はファンの共感を呼び、フィンがかっこいいとの感想も多く見られます。一方、覚醒シーンはフィンのこれまでの努力が報われた形とも言われています。

2024年1月にアニメ2期の放送が決定した「マッシュル」。2期ではフィンの覚醒シーンもアニメ化されると言われ、早くも期待の声が寄せられています。アニメでは何話あたりでフィンの覚醒シーンが描かれるのか、気になるファンも多いでしょう。はじめは頼りない一面が強調されていたフィンでしたが、マッシュとの出会いによって精神的に成長していく姿がファンの注目を集めました。

「マッシュル」のフィンの覚醒シーンは何話なのか、セコンズのバタフライサニタテムズの能力や固有魔法などをネタバレ紹介しました。魔法使いとしての実力が低く、臆病な性格から頼りない印象の強かったフィン。しかし、大切な人を守りたい気持ちが強さの源となり、デリザスタ戦での覚醒に繋がったでしょう。また、セコンズは治癒と魔力の譲渡であり、フィンらしさの現れた能力となっています。