【キングダム】趙国が滅亡するのはいつ?経緯・原因や史実について考察

キングダムの趙国滅亡の経緯や原因を紹介し、滅亡する時期について考察します。趙国が滅亡することは史実で明らかとなっており、キングダムで描かれるのは何話になるかが話題となっています。また、趙国の名軍師である李牧が最後を迎えることも史実で明らかであり、キングダムでは何話で、どのように描かれるかが注目されています。ここでは、趙国滅亡が描かれるのは何話?について考察し、滅亡までの経緯や原因を紹介し、キングダム作中のエピソードに、まだ描かれていない史実を加えて紹介します。

【キングダム】趙国が滅亡するのはいつ?経緯・原因や史実について考察のイメージ

目次

  1. キングダムの趙国とは?
  2. キングダムの趙国が滅亡するのはいつ?経緯を解説
  3. キングダムの趙国滅亡の原因や李牧の最後
  4. キングダムの趙国滅亡は史実と同じ?
  5. キングダムの趙国に関する感想や評価
  6. キングダムの趙国の滅亡まとめ

キングダムの趙国とは?

キングダムの作品情報

キングダムは作者、原泰久によって週刊ヤングジャンプで連載中の、中国の戦国時代を舞台にした漫画です。2006年から連載が始まったキングダムは、コミック最新69巻が2023年7月に発売され、この時点で累計発行部数が9900万部を超えました。2012年に始まったテレビアニメは2022年にNHK総合で第4シリーズが放送され、2024年1月から第5シリーズが放送予定です。

キングダムの概要

キングダムは中国の春秋戦国時代末期、後に秦の始皇帝となる秦王・嬴政と大将軍李信が中国統一を共に目指す物語です。キングダムはコミック50巻達成時、これを記念して実写映画が制作されました。山﨑賢人主演による第1弾「キングダム」は大ヒットを記録しました。その後、第2弾「キングダム2遥かなる大地へ」、そして、2023年7月公開の第3弾「キングダム3運命の炎」では趙国の李牧が登場し、小栗旬が演じています。

キングダムのあらすじ

秦国のある村で下僕として働く戦災孤児の信は、親友の漂と共に「天下の大将軍」になるという夢を抱いています。ある日、漂が王宮に連れていかれ、王と王弟による後継者争いに巻き込まれます。瀕死の状態で戻った漂は信に夢を託して死亡します。漂の遺言で秦王・嬴政(政)と出会った信は、政が目指す中国統一と自身の夢である天下の大将軍を目指して、数々の戦乱を戦い続けていくことになります。

趙国とは?

キングダムに登場する趙国は、軍の三大将軍「三大天」の一人である李牧を中心に、戦国七雄にも数えられる強国です。中国統一を目指す秦国にとって最大のライバルとも言える存在です。王都は邯鄲(かんたく)、東の燕と西の秦国に挟まれています。長平の戦いで秦国に大敗し、一時は国力が弱まりますが、李牧の登場によって再び強国となりました。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの趙国が滅亡するのはいつ?経緯を解説

キングダムの趙国滅亡について考察していきます。趙国が滅亡するのは史実でも明らかになっており、キングダムで描かれるのは何話?についてみていきます。また、趙国滅亡までの経緯として、秦国との戦いを紹介し、滅亡の原因を史実から紹介していきます。

趙国が滅亡するのは何話?

秦国と趙国は馬陽の戦い、合従軍の戦い、朱海平原の戦い、黒羊の戦いなどで何度も戦ってきました。中国統一を果たすためには、まず強敵である趙国を攻略することが重要として、そのための策を昌平君が秦王・政に進言します。この様子はキングダム46巻で描かれ、秦国による趙国への侵攻が開始されます。しかし、2023年7月発売の最新69巻(757話まで)でもまだ、決着がついていません。

史実で趙国が滅亡したのは紀元前228年だったということです。キングダムで描かれるのはまだ先と言われており、趙国の滅亡が描かれるのが何話になるのかは、まだ分かりません。ここでは趙国滅亡までの経緯として、キングダムですでに描かれている「肥下の戦い」までを紹介し、その後の「番吾の戦い」を経て、王都である邯鄲(かんたく)陥落、そして、趙国滅亡までの史実を紹介していきます。

滅亡の経緯①秦国との争いの激化

趙国と秦国が激突した馬陽防衛戦では、秦国の馬陽に侵攻した趙国総大将の龐煖(ほうけん)と三大天の李牧(りぼく)を、秦国の六大将軍王騎が迎え撃ちます。激戦の中、趙国の龐煖と秦国の王騎による一騎討ちとなりますが、李牧の援護を受けた龐煖が、王騎に致命傷を与えます。その直後、王騎は死亡し、趙国は大きな戦果を挙げたとして撤退します。大将軍王騎を失った秦国と趙国の戦いは、より一層激化していくことになります。

滅亡の経緯②鄴攻略戦

鄴(ぎょう)攻略戦は、趙国攻略のために秦国の軍師昌平君が考えた奇策です。鄴は趙国の王都、邯鄲の喉元と言われるほど近い位置にあり、秦国としては全滅覚悟の侵攻となります。秦国は総大将の王翦のもと、桓騎、楊端和、信の飛信隊らが集結し、鄴攻めを開始しました。昌平君は鄴の攻略に成功すれば、三年以内に邯鄲を陥落させ、趙国を滅亡させることができると考えています。

滅亡の経緯③鄴陥落

鄴の周囲を固める9つの城を攻め落とした王翦は、兵糧をすべて奪い取りました。王翦は、各地で土地を追われた難民が食料を求めて鄴に入城するよう仕向け、鄴の食料が尽きるのを待つ兵糧攻めを開始します。趙国の李牧は、秦軍が自国から兵糧を調達するのを妨害しますが、斉を通るルートまでは阻止することができませんでした。王翦の策による兵糧攻めは秦国軍の勝利となり、鄴は陥落しました。

滅亡の経緯④平陽の戦い

鄴を落とした後、秦国が狙うのは平陽です。鄴と同じように王都(邯鄲)の喉元に位置する平陽へは桓騎軍が向かいました。途中の影丘で趙国の扈輒(こちょう)軍と激戦となり、桓騎軍は苦戦を強いられますが、飛信隊の活躍などにより勝利し、桓騎は扈輒を討ち取りました。この時、桓騎はおよそ10万もの趙国の兵士を斬首しています。

滅亡の経緯⑤肥下の戦い

平陽を陥落させた桓騎は邯鄲を目指しますが、その先には趙国の総大将となった李牧が築いた長城が立ちはだかっています。桓騎は行く先を宜安城に切り替え、攻略します。次に桓騎は李牧をおびき出そうと肥下城へ侵攻し、兵士や民衆を虐殺します。しかし、李牧はその策略にはまらず、桓騎軍が肥下城を攻略している間に宜安を取り返しました。そして、李牧は宜安に戻ってきた桓騎軍に大勝します。この戦いで桓騎は死亡します。

キングダムの最新69巻では桓騎の死亡が描かれており、その後、769話、770話と続く中で秦国と趙国は「番吾の戦い」へと進んでいきます。次は、史実でも激戦となる「番吾の戦い」について紹介します。

滅亡の経緯⑥番吾の戦い

史実での番吾の戦いは、趙国は秦国に大勝し、領土まで奪うことに成功したということです。この番吾の戦いでは、秦王・政が30万という大軍で李牧率いる趙国軍と戦いますが、秦国軍は10万人もの犠牲者を出し、大敗したということです。大勝した趙国軍は領土奪還にも成功しています。

滅亡の経緯⑦王都邯鄲攻略戦

王都邯鄲攻略戦は、史実では次のようになっています。番吾の戦いで李牧率いる趙国軍に大敗を喫した秦国は、数年後に大将軍王翦の指揮の下、王都邯鄲への侵攻を開始しました。この時期の趙国は地震や干ばつなど、相次ぐ自然災害に悩まされていました。その中で李牧は善戦しますが、王翦は趙国の幽繆王の寵臣である郭開を買収し、李牧と司馬尚を反逆者に仕立て上げます。

滅亡の経緯⑧王都邯鄲陥落

李牧と司馬尚は王翦の謀り事によって幽繆王の怒りを買い、捕らえられます。趙国の幽繆王は、李牧の代わりとなる将軍を戦場に送り込みますが、百戦錬磨の強者である王翦率いる秦国軍の前に大敗します。王都邯鄲は陥落し、幽繆王は秦国に捕らえられ、捕虜となりました。王都である邯鄲陥落から趙国滅亡までの経緯が、キングダムの何話で描かれるかは、まだわかりません。

ファンの間ではどのような描き方になるのか期待が寄せられています。ここまで、キングダムで描かれた「肥下の戦い」までを紹介し、その後は史実における「番吾の戦い」から趙国の王都陥落までを紹介してきました。

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キングダムの趙国滅亡の原因や李牧の最後

ここまで、キングダムで描かれた秦国と趙国の戦いを紹介しました。キングダムでは最新69巻で秦国の桓騎将軍の死亡が描かれており、趙国が滅亡するのが何話になるかは、まだ分かっていません。ここからは、趙国の滅亡の原因と李牧の最後について、史実に基づいて紹介していきます。

李牧の最後はどうなった?

史実における李牧は、元は趙国の北部で異民族の匈奴と戦ってきた将軍でした。当時から李牧の強さは際立っており、匈奴騎兵に甚大な被害を与えています。その後、王都邯鄲に戻った李牧は、趙国が秦国の侵攻によって存亡の危機に陥っていることを知ります。戦場に現れた李牧は、秦国軍に大勝利し、国を救った英雄となりました。しかし、秦国の大将軍王翦による謀り事によって最後を迎えることになります。

李牧が最後を迎えることになった理由は、趙国の幽繆王の寵臣、郭開によって反逆者として訴えられたからです。武力だけでは勝てないと判断した秦国の王翦は郭開を買収し、李牧と司馬尚が謀反を企てているという嘘を幽繆王に訴え出ることを依頼しました。これを信じた幽繆王は直ちに李牧と司馬尚の解任を命じますが、李牧はここで戦場を離れるわけにはいかないとして拒絶します。

王の命令に逆らったとして李牧の反逆は決定的となり、李牧は司馬尚と共に逮捕されます。そして、李牧は反逆者として処刑されてしまいました。これが、趙国の英雄だった李牧の最後です。李牧の最後がキングダムの何話で描かれるのか、まだわかりませんが、どのように描かれるか期待が寄せられています。

趙国滅亡の原因

名軍師である李牧が戦場で戦い続けていれば趙国が滅亡する可能性は低かったと言われています。李牧は趙国軍の全権を握っており、さらに救国の英雄として民衆に周知されていました。このような李牧は、趙国の幽繆王にとって最も警戒するべき人物となっていたと考えられます。そこに、李牧が反逆心を抱いていると聞かされた幽繆王が、簡単に信じてしまうという心情も理解できると言われています。

名軍師で救国の英雄である李牧を戦場から引き離した結果、秦国の侵攻を許し、王都は陥落、趙国の滅亡となったということです。趙国が滅亡した原因は、名軍師だった李牧を失ったことだとされています。そして、国の重臣でありながら敵の将軍に買収されてしまう家臣(郭開)を寵臣として重んじた幽繆王の落ち度が招いたことだとも考えられています。

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キングダムの趙国滅亡は史実と同じ?

ここまで、キングダムの趙国滅亡までの経緯の紹介と、まだ描かれていない趙国滅亡についての史実を紹介してきました。そして、史実における李牧の最後と滅亡の原因を紹介してきました。ここからは、実在した趙国についてと、趙国滅亡がキングダムでどのように描かれるかについて考察します。

趙国は史実で実在した?

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史実における趙国は、中国の戦国時代初期にあたる紀元前403年から紀元前228年まで実在し、当時、戦国七雄の一つとして名を馳せていました。趙国を興した趙氏は、元は晋という強国の大臣の一人でした。晋に内乱が起きたことで趙氏、智氏、魏氏、韓氏の4人の大臣が権力を握ります。そして、魏氏、韓氏を味方にした趙氏は、智氏を倒し、趙氏と魏氏、韓氏はそれぞれ独立して建国したということです。

建国したばかりの趙国は、強国である秦と斉に挟まれた弱小国でした。しかし、第6代王として即位した武霊王が「胡服騎射(こふくきしゃ)」を導入したことで強国となり、趙国は全盛期を迎えたと言われています。軍事大国として恐れられる存在となった趙国ですが、武霊王の死によって衰退していきました。

趙国滅亡は史実と同じ?

読書のイメージ画像

史実における趙国滅亡の経緯については先述したとおりで、趙国滅亡は郭開の嘘の告発によって李牧が失脚したことが原因でした。秦国軍に勝利を重ねていた李牧を処刑したことで秦国軍に大敗し、趙国は滅亡します。キングダムで趙国滅亡が史実と同じ経緯を辿るのかについてはまだ不明で、描かれるのは何話?についても、まだ何話になるかは分かりません。しかし、史実と同じ経緯で進行する可能性は高いということです。

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キングダムの趙国に関する感想や評価

キングダム68巻で描かれた肥下の戦いについて、合従軍編以来のすごく面白い戦いだったという感想です。肥下の戦いでは李牧の軍略が功を奏し、宜安城奪還など趙国軍が勝利し、最新69巻では桓騎との戦いが繰り広げられます。この戦いでの李牧率いる趙国軍が主人公のようで熱いということと、69巻での桓騎軍との戦いが熱いという感想です。

キングダムの最新刊では、肥下の戦いの後、番吾の戦いが始まります。番吾の戦いは史実でも激戦だったと言われており、李牧の最後、趙国の最後が近づいていることに興奮するという感想です。キングダムで趙国滅亡や李牧の最後がどのように描かれるか注目が集まっています。

番吾の戦いは史実でも激戦だったと言われており、秦国軍は大敗します。キングダムではまだ描かれていませんが、史実では趙国滅亡に関わる将軍の中に李信や王賁、蒙恬などの名前がないということです。それほど各隊が大きなダメージを受けたのでは?という感想です。趙国の名軍師である李牧は秦国にとって非常に手強い相手で、李牧無双状態が続きそうという感想です。

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キングダムの趙国の滅亡まとめ

キングダムの趙国滅亡までの経緯として、秦国との戦いを紹介しました。趙国は史実では紀元前228年に滅亡していますが、キングダムの作中で滅亡が描かれるのは何話?については、まだ分からないということでした。また、趙国滅亡の原因についてみてきました。史実では李牧の最後は、反逆者に仕立て上げられ、処刑されたということですが、キングダムではまだ描かれておらず、どのように描かれるか期待が寄せられています。

趙国の名軍師だった李牧は、寵臣の嘘の告発を信じた幽繆王によって、最後は処刑されてしまいました。地震や自然災害に悩まされていたのも趙国滅亡の原因の一つですが、秦国との戦いが続く中で李牧という名将を失ったことも、大きな原因だったということです。ここまで、キングダムの趙国滅亡についての考察でした。

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