【ドクターストーン】杠は死亡する？石化から復活できた理由や最後の結末は？

ドクターストーンの小川杠は、主人公の千空の幼馴染であり仲間の一人です。本作は激しいバトルシーンも多く、千空と仲間たちは目的達成のために、いくつもの危機を乗り越えます。死亡するキャラは少ないものの、ゼノが率いるアメリカ軍との戦いの際は死亡者や重傷者も見られました。本記事では、杠にスポットを当てて、作中で死亡するのかをネタバレ解説します。

小川杠が登場するドクターストーンは、集英社の「週刊少年ジャンプ」にて、2017～2022年に連載された漫画作品です。原作者は稲垣理一郎、作画はBoichiとなっています。「次にくるマンガ大賞2018」のコミックス部門で2位を受賞し、高い評価を得ました。また、「第64回小学館漫画賞」で少年向け部門を受賞しています。2022年6月時点で累計発行部数（電子版を含める）は、1400万部を突破する記録を達成しました。

高校生の大木大樹は、5年間ずっと片想いをし続けてきた小川杠に、告白をしようと決心しました。いよいよ好きだと伝えようとしたとき、空一面が謎の光に覆われます。世界中の人々がその光を浴びたことで、全てが石化してしまう現象が起きました。大樹は「杠に告白するまでは絶対に死なない」と、必死で生き延びようとします。しかし、人間の文明が完全崩壊し、辺りには風化した風景だけが広がっていました。

ドクターストーンの小川杠は、千空と大樹の中学生の頃からの親友です。全人類が石化する前から登場しており、当時は15歳の高校生でした。手先が器用で、手芸部に所属しています。その上、料理も得意で、何をやらせてもパーフェクトです。性格は明るくお茶目で、自分のことよりも他人を優先するような優しい女の子です。

目が大きく豊かな表情をしており、「ワァァオ」と言うのが口癖になっています。大樹の想い人でもあり、彼に告白される途中で石化となります。石化光線が放たれた際、クスノキへ掴まるように大樹が指示をして、杠の盾になってくれました。クスノキのツタに守られたおかげで、3700年後の杠は死亡せずに体もバラバラにならなかったのです。

ドクターストーンの小川杠は戦闘要員ではないため、前線に出ることはありません。ただ、作中で死亡寸前の状態になるシーンも登場するため、最後はどのような結末になるのか気になるところです。ここでは、杠が瀕死の状態に陥った経緯と、最後は死亡に至るのかを解説していきます。

ドクターストーンの小川杠は最後まで死亡しませんが、何度か危険な状態に陥ります。1度目は司から人質にされたときで、ナイフを首に突き付けられて、長い髪を切られてしまいました。司帝国へスパイとして潜入したこともあり、1歩間違うと死亡していたでしょう。

宝島では2回石化しており、ペルセウスでは石像を海に投げ込まれました。危険な目にあってはいるものの、大きな外傷もなく死亡は免れていたのです。しかし、アメリカで彼女は死亡寸前の状態に陥ってしまいます。

千空たちはコーンシティーを作ろうとして、帆船ペルセウスで北アメリカへやってきました。そこで、科学力を用いて独裁を目指すゼノから、攻撃を受けます。すると、千空や大樹たちは、戦いを終わらせようとゼノを誘拐したのです。そして、そのまま南米へ逃走しました。

杠はニッキーたちとアメリカに残って、ブロディーたちと休戦することになります。一方、千空たちは3700年前に地球を襲った石化装置を、南米で発見しました。すでに動かなくなった装置を大量に入手して、研究をしながらアラシャを目指します。

誘拐したゼノを救出しようと、スタンリーが追ってきます。スタンリーに勝利するためには、石化装置を再起動させなければなりません。また、南米ではカセキ、北米でジョエルが無線を使って情報交換をしながら、再起動させる研究を進めています。アメリカで休戦しているとはいえ、結局は人質なのです。千空とスタンリーがアラシャでぶつかったとき、杠たちもプロディーと戦うことになりました。

アラシャまで追ってくるスタンリーを、千空たちは迎え撃つ準備をしました。ところが、スタンリーたちは予想よりも早く到着して、偵察のスイカが捕まってしまいます。コハクと司、氷月がスイカを救出しに向かいましたが、非常に困難でした。「せめて通信機だけでも壊そう」と、彼らはスタンリーたちに向かって攻撃します。なぜなら、通信機を破壊すれば、アメリカの仲間達へは危害を加えられないと考えたためです。

司と氷月は、攻撃中にマシンガンで撃たれてしまいます。コハクは通信機の破壊に成功しましたが、同じく撃たれてしまいました。千空たちも全滅の危機に迫られ、状況は悪化しつつあります。しかし、通信機が破壊されたことと、石化装置が再起動した情報が千空に伝わりました。そして、地球規模の石化光線を発射させるように、ジョエルたちへ無線で指示したのです。

北米ではジョエルが石化装置の再起動に成功します。しかし、ブロディーに石化装置を奪われて、金庫の中に置かれてしまいました。そのときに、千空から石化装置を動かすように、無線で指示が入ります。そこで、杠を含めた全員で、反乱を起こすことになりました。

氷月直伝の槍でモズはブロディーから鍵を略奪し、ほむらに渡します。ところが、ほむらは銃で撃たれてしまうのです。代わりにマグマが鍵を受け取って、金庫を開けることができました。ただ、マシンガンで一斉射撃を受けたことにより、化学王国の仲間たちの全員が倒れてしまいます。

ドクターストーンの小川杠が、マシンガンで撃たれるシーンは描かれていませんでした。しかし、ブロディーの部下が「全員倒れた」と伝えていたため、アメリカにいた科学王国の仲間たちは、杠も含めて撃たれたことになります。ただ、その後杠は死亡せずに復活できました。彼女の復活理由は何だったのでしょうか？ここでは、杠の復活できた理由と最後の結末をネタバレ解説していきます。

ブロディーは金庫が開いた隙に、石化装置を取ろうとしました。その際に、ジョエルが自分の腕時計を、金庫に差し込んだのです。ブロディーは急いで金庫を閉めて、石化装置に命令が聞こえないようにします。しかし、ジョエルの腕時計には通信機能が付いており、金庫が閉まる直前に通信スイッチを入れていました。

「電波の叫びが、天から地球に流れ続けてんだよ」という言葉で、杠はホワイトマンの声を思い出すのです。そして、口から血を流しながら、「世界を滅ぼして、みんなを救うの。ドクターストーンで」とつぶやきました。

ジョエルの腕時計からホワイトマンの声が流れて、石化光線が発射されました。杠はマシンガンで撃たれたせいで瀕死状態でしたが、死亡する前に石化します。アラシャにいた千空たちは、石化装置の再起動が上手くいくことを信じて、スイカが奪った復活液を用意しました。

クロムとゲンがメデューサタワーに復活液をセットして、スタンリーを足止めします。そして、千空はメデューサタワーへ行くように、スイカへ命じました。スイカはメデューサタワーの復活液の下で石化し、日本や宝島にいる人々も光線に気づきます。ルリやソユーズの指示通り、体がバラバラにならない防御姿勢をとったまま石化しました。

小川杠は死亡には至りませんでしたが、石化してしまいます。果たして、最後の結末はどうなったのでしょうか？スイカはメデューサタワーの仕掛けで復活しました。そして、たった一人でコツコツと復活液を作ります。復活液が完成すると、まずは千空を蘇らせました。本来であれば、蘇生するまで数千年の時を要するのですが、スカイの活躍により思ったより早く復活できたのです。

蘇った千空は南米のアラシャへ出向き、次々と仲間たちを復活させました。杠は北米のコーンシティーで石化していましたが、仲間が駆け付けて復活を果たしたのです。このときに、杠を復活させたのは、ずっと彼女を思い続けていた大樹でした。別行動になっていた2人は、ようやくここで再会を果たします。

ちなみに、瀕死状態のまま石化した杠は、大怪我をしていたものの完全に治っていました。これは、メデューサによって石化した人間は、たとえ死亡していても問題なく復活できるためです。その後、さまざまな危機を経験した彼女は、最後の結末まで死亡せずに生存できました。最後は杠と大樹の結婚式が描かれており、3700年越しの恋が実るという結末でした。

ドクターストーンの小川杠役を担当したアニメ声優は、市ノ瀬加那（いつのせかな）です。小学生の頃から、暇さえあればテレビでアニメを観ている生活を送っていました。中学生時代に「テニスの王子様」の作品の大ファンになったことで、さらにアニメ好きの熱が上がります。しだいに、何かアニメに関われるような仕事がしたいと、思うようになったそうです。

「第6回 シグマ・セブン声優オーディション2015」に合格しており、2016年4月には事務所に入所します。2018年にはテレビアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のイチゴ役で、初のメインキャストを獲得しました。2019年にテレビアニメ「Fairy gone フェアリーゴーン」のマーリヤ・ノエル役で、初主演を果たします。また、2021年3月には「第15回声優アワード」にて新人女優賞を受賞し、声優として高く評価されました。

• 愛称：ちゃんかな、いちかな
• 出身地：北海道帯広市
• 生年月日：1996年12月20日
• 職業：声優
• 所属事務所：シグマ・セブン
• 趣味：一人旅、スカイウォッチング、映画鑑賞

• 2018年：ダーリン・イン・ザ・フランキス（イチゴ役）
• 2018年：色づく世界の明日から（風野あさぎ役）
• 2019年：キャロル&チューズデイ（チューズデイ役）
• 2020年：社長、バトルの時間です!（ユトリア役）
• 2021年：聖女の魔力は万能です（～2023年 アイラ／線御園愛良役）
• 2022年：乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です（オリヴィア役）
• 2023年：あやかしトライアングル（花奏すず役）
• 2023年：葬送のフリーレン（フェルン役）

ドクターストーンの1期後期の最後に、杠と大樹がたくましく立っているシーンが、狂おしいほど好きと絶賛する声が上がっています。杠と大樹の恋の結末が気になっていて、結婚式シーンだったことが、非常に嬉しかったという感想もありました。2人の恋の結末がハッピーエンドだったため、泣きそうになったというファンもいます。

ドクターストーンの千空は、大樹と杠を信じていたからこそ自分を殺させました。また、2人も千空という人間をよく知っていて、必ず生き返ると信じます。物語の中で描かれている3人の関係性が好きだという声が、多く上がっていました。また、ドクターストーンの最大の功績は、千空と大樹、杠の幼なじみ3人組をよくある3角関係に、設定しなかったところだと評価する人もいます。

ドクターストーンの幼なじみトリオが、かわいくて好きだという感想が上がっています。杠や大樹が復活するときのシーンで、大樹の表情が本当に良くて感動したという声もありました。ドクターストーンの1話を読んだとき、大樹の杠への想いを何千年も貫き通す姿が、心に響いて読み続けることを決意したという読者もいます。

ドクターストーンの小川杠は、石化する前から千空と大樹の親友です。杠は何度も死亡寸前の危機を経験してきましたが、幸いにも血を流すような怪我はありませんでした。しかし、コーンシティでは撃たれて重傷を負ってしまいます。彼女は瀕死の状態でしたが、死亡する前に石化光線を浴びて石化しました。

その後、スイカの活躍のおかげで、杠は見事に復活します。そして、最後の結末シーンまで、死亡することなく生存していました。大樹との恋の結末も結婚シーンが描かれており、ハッピーエンドとなります。かわいくて勇気のある小川杠にも、ぜひ注目してみてください。