【サイコパス】常守朱が捕まった理由は？劇場版で明かされた空白期間や最後をネタバレ

こちらの記事では、『PSYCHO-PASS（サイコパス）』シリーズのメインキャラクター・常守朱が捕まった理由を紹介していきます。常守朱が捕まった理由や、なぜ執行官落ちしたのか知りたい人は『常守朱が捕まった理由や殺人の理由はなぜ？』と『常守朱の最後やその後は執行官落ち？』の項目をチェックしてみてください。

常守朱が捕まった理由や、なぜ執行官落ちしたのかという理由の他にも、常守朱のプロフィールなどについても紹介しています。まずは、下記の項目で常守朱が捕まった理由が描かれている劇場版サイコパス『PSYCHO-PASS PROVIDENCE』の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。劇場版映画の作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

サイコパスの劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEは、2023年5月12日に公開されたアニメ作品です。サイコパスの劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEは、レーティングがR15＋として公開されました。

サイコパスの劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEは、2018年に公開されたサイコパスの劇場版3部作『PSYCHO-PASS Sinners of the System』と、サイコパスのアニメ3期の間の物語が描かれた作品です。サイコパスのアニメ3期では、なぜ常守朱が収監されていたのか、捕まった理由が不明となっていました。

劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEでは、なぜ常守朱が収監されていたのか、捕まった理由が明かされるストーリーが描かれています。監督はテレビアニメ版同様に塩谷直義さんが担当しています。

世の中は「シビュラシステム」と呼ばれるAIによって管理されていました。諍いの処罰や、職業までもがシビュラシステムによって選ばれ、人々はそれに疑問を持たずに生活しています。そのような社会で「犯罪に対する裁きも、シビュラシステムに一任すべき」という考えが広がり始めます。しかし、その考えは公安局の刑事・常守朱が、公安局局長を公衆の面前で銃殺したことで改められることになるのでした。

常守朱は、サイコパスのアニメ1期から登場しているシリーズ通してのメインキャラクターです。サイコパスのアニメ1期では、主人公の狡噛慎也が所属する公安局刑事課一係の新人監視官として登場しました。また、アニメ2期では、刑事課一係をまとめる頼もしい監視官として活躍しています。そして、アニメ3期では、ある事件によって収監される身となっていました。

サイコパス2期の最後では、常守朱が捕まる予兆などが描かれていなかったため「なぜ常守朱は収監されているのか？」と不思議に思う視聴者の姿が見られました。なぜ常守朱がサイコパス3期で捕まっていたのかは、サイコパス2期の最後のシーンから、サイコパス3期までの間の物語が描かれた、劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEで明かされています。

常守朱はシリーズを増すごとに立ち振る舞いに変化を見せています。新人監視官として所属した当初は、明るく正義感があり、洞察力も兼ね揃える少女の印象を与えています。その後が描かれているサイコパス2期では、シビュラシステムや公安局の真相を知ったことでどこか影のある一面を見せました。そしてアニメ3期では「人殺しの元監視官」と呼ばれ、拘置所にて何か考える姿を見せています。

常守朱は、サイコパスのアニメ1期に登場した犯罪者・槙島聖護と同じ「免罪体質」だと思われることもある人物です。サイコパスの世界では、ストレスが溜まり、犯罪を犯す可能性が疑われるほどに精神状態が悪化すると、シビュラシステムがそれを察知します。そして、「犯罪係数」が一定の値を超え、社会に害を及ぼす存在だと判断されると、公安局の刑事たちの持つ「ドミネーター」と呼ばれる銃によって処分・殺害されます。

しかし、どれほどの凶悪犯であってもシビュラシステムが反応せず、ドミネーターを使用できない人間もいます。そのような人物のことを人々は「免罪体質者」と呼びます。槙島聖護もそのうちの1人でした。常守朱も、自分の祖母が殺されたことを知らされても、犯罪係数が一定以上の値にならなかったことから「免罪体質者なのではないか？」と予想されていました。

しかし、前述の状況において、常守朱は犯罪者と判断される値のぎりぎりの数値まで犯罪係数が上昇しています。免罪体質者は数値自体があがることはないため、常守朱は槙島聖護とは違い、免罪体質者ではありません。作中で常守朱は「メンタル美人」と呼ばれており、その呼び名の通り、自分のメンタルを整えることに長けた精神を持っている人物ということになります。

常守朱は、サイコパス1期で新人監視官として、公安局刑事課一係に配属されました。その時、公安局刑事課一係に執行官として所属していたのが狡噛慎也です。監視官と執行官の違いは、シビュラシステムによって犯罪係数が一定の値を超えていない「安全な人物」と確認されているのが監視官で、犯罪係数が高く「これから犯罪を犯す可能性のある人物」として警戒されているのが執行官です。

執行官は、今後、犯罪を犯す可能性のある潜在犯として扱われているため、同じ刑事からも毛嫌いされることの多い立場です。そのような執行官という立場にある狡噛慎也に対しても、常守朱は対等の人間として扱っています。

また、共に仕事をこなしていくうちに、常守朱は冷静だけれど正義感も持っている狡噛慎也に信頼を寄せるようになっていきます。サイコパス2期以降は、刑事課一係を去った狡噛慎也を想ってか、これまでタバコを吸わなかった常守朱がタバコを吸う姿を見せています。

サイコパスのアニメ3期では、常守朱がなぜか拘置所に収監されていました。アニメ2期の最後では、常守朱が捕まる前兆や伏線などはなかったため「なぜ常守朱が捕まっているの？」と疑問に思った人も多かったのではないでしょうか？また、アニメ3期の作中においても、常守朱が捕まった理由は最後まで明かされていません。

なぜ常守朱が捕まっているのか、その理由が判明したのは、サイコパスの劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEでした。サイコパスの劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEの作中で、常守朱は公安局の局長である禾生壌宗に銃を向け発砲しています。この事件が理由で、常守朱は拘置所に収監されることになりました。

常守朱が公安局の局長である禾生壌宗を撃った理由は、法律を廃止し、犯罪の審判さえもシビュラシステムに一任しようとする動きを止めさせるためでした。常守朱は、サイコパスのアニメ1期で親友と祖母を殺されています。その犯人というのが、シビュラシステムの影響を受けない免罪体質者・槙島聖護でした。その事件をきっかけに、常守朱はシビュラシステムのあり方について考えるようになっていきます。

しかし、社会は人間にとって便利で正確な審判を下すシビュラシステムを信頼しています。免罪体質者というイレギャラーに対しては対処できないものの、そのような人物は一握りのため、シビュラシステムに頼るほうが効率的です。そのような社会に対し、常守朱は自分が人々の目の前で犯罪を犯すことで、もう一度考え直すように差し向けたのでした。

常守朱は、自分の大切な人を殺した人物を目の前にしても、最後まで犯罪係数が上がりきることはありませんでした。そのため、正体が機械であると知っている禾生壌宗を撃つことにためらいはなかったのでしょう。禾生壌宗を撃ったはずの常守朱の犯罪係数は、ドミネーターを使えるほどには上がらず、監視官や執行官は常守朱を処罰することはできませんでした。

そして、常守朱のこの行動によって、犯罪の審判をシビュラシステムに一任するという案は沈静化します。また、常守朱も暫くの時を拘置所で過ごし、執行官落ちという結末にはなったものの、最後は拘置所から出所することができました。

常守朱は、サイコパスのアニメ2期の最後のシーンのその後、公安局の局長である禾生壌宗に銃を向け逮捕されました。公には常守朱が禾生壌宗を殺害したことになっていますが、禾生壌宗は人間ではなく機械のため、常守朱はその後釈放されます。しかし、公衆の面前で事件を起こした常守朱は、監視官に戻ることはできず、執行官落ちとなります。

2020年に公開された映画・PSYCHO-PASS FIRST INSPECTERの最後のシーンでは、執行官落ちした常守朱が、新公安局局長に選ばれた法斑静火によって、「法定執行官」という役職に任命されたことが判明しました。

執行官落ちした常守朱は、その後、公安局刑事課一係の後輩だった霜月美佳の下につくことになります。常守朱が執行官落ちする以前、先輩の監視官として霜月美佳と接していた頃は、霜月美佳は常守朱に対してきつい態度をとっていました。そのような関係だったため、常守朱が執行官落ちした際に、霜月美佳がどのように接してくるのか気になっている鑑賞者も多いようです。

映画・PSYCHO-PASS FIRST INSPECTERの最後に執行官落ちしてしまった常守朱ですが、サイコパスのアニメ1期では新人さながらの初々しい姿を見せています。シビュラシステムに全てを委ねる社会に対して疑問を持ち、常守朱の近くにいる狡噛慎也たち刑事課一係の面々も、彼女の考えに影響されていきます。そして、親友と祖母の死を機に、常守朱のシビュラシステムへの信頼は覆されます。

サイコパスのアニメ2期では、常守朱が主人公として活躍しました。アニメ1期の最後で、常守朱はシビュラシステムが犯罪者たちの脳の集合体であることや、公安局の局長が人間ではないことなどを知り、シビュラシステムに対して敵意を持つようになります。一方で、シビュラシステムがあるからこそ、人々が安心して暮らせている事実も受け入れるようになりました。

そのような心境のなか、常守朱は鹿矛囲桐斗というシビュラシステムに影響されない犯罪者と出会います。複数の人間の体を繋ぎ合わせてできたため、鹿矛囲桐斗はシビュラシステムからの審判を受けることがなかったのです。常守朱は、そのような体質の彼をビュラシステムと引き合わせ、彼を裁くのか否かとシビュラシステムに問います。

サイコパスシリーズで常守朱の声を演じている声優は、『化物語』の千石撫子、『ギルティクラウン』の篠宮綾瀬、『マギ』の練紅玉などの代表作を持つ花澤香菜さんです。1989年2月25日生まれのAB型、東京都出身であることを公開されています。2020年に、声優の小野賢章さんと結婚されています。

• 常守朱（PSYCHO-PASS）
• 千石撫子（化物語）
• 篠宮綾瀬（ギルティクラウン）
• 練紅玉（マギ）
• マリー（メカクシティアクターズ）
• 向井戸まなか（凪のあすから ）
• 七草真由美（魔法科高校の劣等生）
• 神代利世（東京喰種）
• 村野里美（寄生獣 セイの格率）
• 木虎藍（ワールドトリガー）

サイコパスのメインキャラクターとして活躍する常守朱は「かっこいい」「好き」という感想を寄せられることの多いキャラクターです。アニメ1期では、新人ながらも他の公安局刑事課一係の面々と肩を並べる活躍を見せ、好感度の高いキャラクターとして人気となりました。

サイコパスを見た人の中には「常守朱と狡噛慎也のコンビが好き」という感想を持つ人も多いようです。新人だった常守朱を見守る狡噛慎也と、彼に追いつこうと努力する常守朱の関係が人気となっています。

常守朱に関する感想・評価には、アニメで声を演じた声優・花澤香菜さんについてのコメントも多く見られています。こちらの方のツイートでは、常守朱と『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃の声優が一緒だと知って、驚いている様子が見られています。

以上、常守朱がなぜ拘置所に収監されていたのか、その理由について紹介してきました。常守朱が拘置所に収監されていた理由は、公安局の局長である禾生壌宗に、銃を発砲したからです。禾生壌宗は人間ではなく機械の体のため、実際には死亡していません。しかし、サイコパスの世界では禾生壌宗が機械だと知らない人々が大半のため、常守朱は殺人犯として逮捕されました。

このシーンが描かれているのは、サイコパスの劇場版映画・PSYCHO-PASS PROVIDENCEです。その後の物語が描かれている映画・PSYCHO-PASS FIRST INSPECTERでは、常守朱が拘置所から出所したものの、執行官落ちしている事実が発覚しました。