【SAO】青薔薇の剣はユージオが持つ神器！能力や赤薔薇の剣への再生を解説

こちらの記事では、人気ライトノベル小説『ソードアート・オンライン（SAO）』のアリシゼーション編に登場した武器「青薔薇の剣」の情報を紹介していきます。青薔薇の剣が、どのようにユージオの手に渡ったのかといったストーリーや、青薔薇の剣の能力や強さを紹介しています。青薔薇の剣の詳細については『SAOの青薔薇の剣はユージオが持つ神器』の項目の中で紹介しています。

青薔薇の剣がどのような武器なのか気になっている人は、目を通してみてください。また『SAOの青薔薇の剣の赤薔薇の剣への再生』の項目では、青薔薇の剣が変化した姿「赤薔薇の剣」についても紹介しています。なぜユージオの青薔薇の剣が赤薔薇の剣へと変化したのか、また、なぜキリトが赤薔薇の剣を使う展開となったのかといった理由が気になる人は、『SAOの青薔薇の剣の赤薔薇の剣への再生』もチェックしてみてください。

まずは、下記の項目でSAOの作品概要・物語のあらすじや、青薔薇の剣の持ち主であるユージオのプロフィールを紹介しています。SAOがどのような作品なのか、作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

ソードアート・オンライン（SAO）のアリシゼーション編は、SAOの第4部として発表されたストーリーです。アリシゼーション編の内容は、大きく分けて「アリシゼーション編（人界編）」「新章 アンダーワールド大戦編（大戦編）」「ムーン・クレイドル編（外伝）」の3つの章に別れています。こちらの記事で紹介する青薔薇の剣が初めて登場したのは、アリシゼーション編の一番初めの章である人界編です。

大戦編では、敵との戦いでユージオを失ったキリトの苦悩やダークテリトリーでの新たな戦いを描いています。最後の章となる外伝では、戦いが終わった後の人界と暗黒界の交流や、ある殺人事件のストーリーが展開されています。

原作小説のアリシゼーション編の収録巻は、人界編が9巻から14巻、大戦編が15巻から18巻、外伝が19巻から20巻となっています。SAOのアリシゼーション編は、他の章と同じく川原礫先生によって制作されており、イラストも前作から引き続いてabec先生が担当しています。また、アリシゼーション編はアニメ化もされています。

2018年には人界編の内容となる『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が放送され、翌年の2019年と2020年には、第2期に渡って大戦編以降の物語『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』が放送されました。

次世代フルダイブ実験機のテストダイバーに選ばれたキリトは「アンダーワールド」というゲームに参加することになります。そこには、現実と見間違うほどのリアルな世界が広がっており、キリトはユージオとアリスという幼なじみたちと楽しく暮らしていました。しかし、その幸せな生活は、アリスが進入禁止とされている区域に誤って足を踏み入れてしまったことで一変します。

SAOのアリシゼーション編に登場した青薔薇の剣は、キリトの幼なじみの親友・ユージオの武器です。青薔薇の剣の能力や強さを紹介する前に、まずはこちらの項目で、青薔薇の剣の持ち主であるユージオについて紹介します。ユージオは、キリトがテストダイバーとして参加したゲーム「アンダーワールド」の住人です。

正体は自ら思考する高性能人工知能で、人間の脳と同じ構造を人工的に作り、学習によって知性を持たせるボトムアップ型と呼ばれる人工知能です。人間の脳と同じく、自分が体験したことから学習をするため、一体一体の持つ記憶やクセなどもそれぞれ違います。ユージオはルーリッド村というのどかな村に住む少年で「刻み手」という職業を持っていました。

アンダーワールドの住人は、それぞれ「天職」と呼ばれる職業を持っており、天職を全うすることが義務づけられています。ユージオは「剣士になりたい」という夢を持っていましたが、天職が刻み手だったことで、悪魔の樹と呼ばれている巨大樹を切り倒すまで職業を変えることができませんでした。しかし、強力な能力を秘めた青薔薇の剣を手に入れ、キリトと共に敵を倒したことで青薔薇の剣を使えるようになります。

その出来事がきっかけとなり、ユージオは高い攻撃能力を持つ青薔薇の剣を使って悪魔の樹を切り倒しました。青薔薇の剣の能力によって、300年もの間、何人もの人々に受け継がれてきた天職・刻み手の目的を達成したユージオは、自分の本当になりたかった職業、剣士になるべく央都に向かうことにします。

ユージオの剣の能力は、いくつもの戦場を駆け抜けてきたキリトからも賞賛されるほどで、キリトの口から「自分はすぐに追い抜かれる」という言葉が出るほどでした。誠実で真面目ながらも、情に厚く優しい性格のユージオは、まさに剣士という職業にふさわしい人物といえるでしょう。

青薔薇の剣は、SAOのアリシゼーション編に登場するキャラクター、ユージオの武器です。青薔薇の剣は、ユージオたちが暮らすゲームの世界に伝わる物語「ベルクーリと北の白い竜」に登場する、神器でした。神器とは、その世界に伝わる伝説の武器で、SAOの作中設定では「生み出されてから長い時間が経ったことで、莫大な記憶を持つ武器」とされています。

ユージオやキリトたちは、本物の青薔薇の剣を見るまではおとぎ話だと思っていました。しかし、自分たちの住む村の近くにある洞窟で、白竜の骨と青薔薇の剣を見つけたことで、「ベルクーリと北の白い竜」の物語が事実だったことを知ります。ユージオが初めて青薔薇の剣を洞窟で見つけた時は、キリト、アリスも一緒でした。

その時は、氷を取るために洞窟に訪れており、3人ともまだ幼かったこともあって、青薔薇の剣を持ち帰るのを断念しています。それから10年経ったある日、ユージオは青薔薇の剣を持ち帰ることを決意し、再び洞窟へ向かいます。そして、3ヶ月もかけて青薔薇の剣を村に持ち帰りました。しかし、青薔薇の剣には権限レベルがかかっており、普通の村人の少年だったユージオには扱えませんでした。

その後、ユージオはゲームからログアウトしたはずのキリトと再会します。ゲームの中で幼なじみとして育ったユージオとキリト、そしてアリスですが、ユージオとアリスはキリトの記憶を整合騎士団に削除されています。アリスが禁忌を犯してしまったことで、整合騎士団は村の住人たちの記憶を削除して、アリスを央都に連れていってしまったのでした。

そして、キリトもテストダイバーの期限を迎えたことで、ゲーム内での記憶をブロックされたまま1度現実世界に帰ったのでした。しかし、現実世界でキリトが怪我を負い意識不明となったことで、意識の回復手段として再びアンダーワールドに投入されました。キリトが再びアンダーワールドにやってきた時は、以前のゲーム内の記憶はブロックされていたため、ユージオとはお互いに初対面だと思っていました。

しかし、2人は成り行きで一緒に山脈を超えることになります。そこで倒した敵の経験値が莫大な量だったため、ユージオのレベルが上がり青薔薇の剣の権限が解かれます。そして、高い能力を持つ青薔薇の剣を使い、悪魔の樹を切り倒すことができました。キリトが2回目にアンダーワールドにやってきた時には、現実世界やこれまでに参加したゲームの記憶を引き継いでいたため、青薔薇の剣を手に入れたユージオに剣術を教授しています。

SAOのアリシゼーション編に登場する青薔薇の剣は、巨大な樹を切り倒すほどの攻撃能力を持っています。しかし、青薔薇の剣の本当の能力は別にあります。その能力とは、「武装完全支配術」と「記憶解放術」です。「武装完全支配術」とは、武器の素材の記憶を呼び覚まし、通常時に発揮されている性質を数倍に増幅させる奥義です。青薔薇の剣の場合は、永久氷塊と青薔薇という2つの素材を使用しています。

青薔薇の剣の武装完全支配術は、永久氷塊の氷の能力と青薔薇の蔦の性質が組み合わさって、氷でできた薔薇の蔦のような氷の鎖の見た目となります。そして、鎖で拘束された相手は天命を奪われます。天命とは、他のゲームでいう耐久値やライフポイントのようなものです。そして、記憶解放術とは、武装完全支配術をさらに強力にした奥義のことです。青薔薇の剣の記憶解放術は、周囲にあるものを凍結させることができます。

SAOのアリシゼーション編に登場した、ユージオの武器・青薔薇の剣は、作中で「赤薔薇の剣」と名前を変え、キリトに使用されることになります。なぜ青薔薇の剣が赤薔薇の剣になった理由は、ユージオの死が関係しています。SAOの作中で、ユージオとキリトは、アンダーワールドの最高司祭であるアドミニストレータと戦うことになります。しかし、アドミニストレータは強く、2人は危機に瀕します。

そこで、ユージオはかつての最高司祭であるカーディナルに、自分と青薔薇の剣を合体させ、自分の姿を剣に変えてほしいと頼みます。その願いを聞き入れたカーディナルは、ユージオを剣の姿に変身させます。青薔薇の剣と合体し剣の姿となったユージオは、再びアドミニストレータに立ち向かいます。そして、アドミニストレータの右腕を撃破することに成功しました。

しかし、その戦いでユージオはアドミニストレータの攻撃を受け、上半身と下半身に分断されてしまいます。自分の死を悟ったユージオは、物質組成変換の能力を使って、自分と共に折られてしまった青薔薇の剣を自分の血で再生します。ユージオの血液で真っ赤に染まった青薔薇の剣は、赤薔薇の剣として生まれ変わります。そして、ユージオはその剣をキリトに渡し、キリトはアドミニストレータを倒すことができたのでした。

ユージオの犠牲によって、キリトは赤薔薇の剣を手に入れ、アドミニストレータを倒すことができました。その後、赤薔薇の剣は再び青薔薇の剣の姿へと戻ります。ユージオの死を受け入れられなかったキリトは、しばらくのあいだ放心状態となっていましたが、青薔薇の剣に宿っていたユージオの意思に触れ、再び戦う意欲を取り戻します。そして、ユージオから受け継いだ青薔薇の剣を使い、二刀流の剣士として敵に立ち向かいます。

SAOのアニメで、ユージオの声を演じた声優は『黒子のバスケ』の桜井良や、『ワールドトリガー』のヒュースの声を担当している島﨑信長さんです。青二プロダクションに所属している島﨑信長さんは、これまでにいくつもの人気キャラクターを演じており、第7回声優アワードの新人男優賞や、第15回声優アワードの助演男優賞などを受賞されています。

• 相川進之介（銀の匙 SilverSpoon）
• 降谷暁（ダイヤのA）
• 七瀬遙（Free！）
• 泉新一（寄生獣 セイの格率）
• 死神（暗殺教室）
• 海藤瞬（斉木楠雄のΨ難）
• イオク・クジャン（機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ）
• 範馬刃牙（バキ）

SAOには、さまざまな武器が登場します。そのなかでも、青薔薇の剣は攻撃力もあり、見た目もかっこいいと人気の武器です。SAOのストーリーを見たこちらの方の感想では「青薔薇の剣や夜空の剣があったら飾りたい」とコメントされています。

こちらの方のツイートでは、ユージオの武器である青薔薇の剣のキーホルダーの写真が投稿されています。青薔薇の剣は、SAOに登場するの武器のなかでも人気となっており、グッズやフィギュアなど、さまざまな商品が発売されています。

SAOは、さまざまなゲームやイベントでコラボされています。こちらの方は、プレイされているゲームのSAOのコラボ企画で、イベント画像に青薔薇の剣が使用されていることに気づいたようです。SAOファンへの細やかなファンサービスに、喜ぶプレイヤーの姿が見られています。

以上、SAOのアリシゼーション編に登場した青薔薇の剣について紹介してきました。青薔薇の剣は、キリトの幼なじみのユージオの武器で、SAOのゲームの世界で伝えられている「ベルクーリと北の白い竜」という物語にも登場しています。永久氷塊と青薔薇という素材で作られており、武装完全支配術や記憶解放術を使用すると、氷でできた薔薇の蔦で敵を拘束することができます。

作中でアドミニストレータに青薔薇の剣を破壊された際には、ユージオが自分の血液を使って再生させ、赤薔薇の剣に変化しました。キリトがそれを使い、アドミニストレータを撃破することができました。ユージオが死亡した後には、形見としてキリトが使用するようになります。