【SAO】ユージオのアニメ声優は島崎信長！演じたアニメキャラ・作品を紹介

今回のまとめの「ユージオ」の登場するソードアート・オンライン（SAO）について説明する。この作品はゲームの世界と言う仮想現実世界での出来事を描いた作品である。その中でユージオが登場するのは、原作小説の中の9巻から18巻の間に描かれたアリシゼーション編でユージオは登場する。

SAOは電撃文庫から発売されているライトノベル「ソードアート・オンライン」の略称である。小説では複数の仮想現実空間の中で繰り広げられる登場人物とのやり取りや成長・闘いを描いた長編ファンタジー小説である。SAOは、1974年群馬県生まれの川原礫（かわはられき）による作品である。2002年から自身のHPでSAOを九里史生（くのり ふみお）名義で連載していた。

オンライン小説ならではの読者とのやり取りをとても大切にする作者で、この作品は電撃文庫からの出版によりオンライン小説の公開は終了したのであるが、川原礫は読者の意見がなければ続けられていなかったという感想も述べている。オンライン小説ならではの良さも持った作品である。現在単行本は22巻まで発行され現在も続いている。

電撃文庫での発表は隔月と決め、川原礫は同人誌や今まで通りweb小説も続けている。SAOのシリーズは累計2200万部を2017年に突破したという人気作家であるが、従来の形も大切にしている。アニメでの展開は下記引用の通り数回に分かれて放送されている。今回のまとめのユージオが登場するテレビアニメはアリシゼーション3期である。

世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」（SAO）のプレイヤーであるキリトを中心に描かれる仮想現実社会での出来事である。しかしある日テストプレー中に天才量子物理学者の茅場晶彦が現れた。ゲームを攻略するまでこの世界から出られず、無理やり終わらせると現実世界でも死を迎えることになるという、恐ろしい罠が仕掛けられたとプレイヤーは知る。SAOの物語は始まり、キリトはそれを攻略し現実世界へと戻る。

ユージオの出てくるアリシゼーション編は、いくつかのSAOの世界を経験してきた桐ヶ谷和人（ゲームの中ではキリト）。3部では謎多きベンチャー企業「ラース」の開発した「ソウル・トランスレーター」のテストダイバーとしてアルバイトをしていた。その帰り道に襲われ、昏睡状態になってしまった。桐ケ谷和人（キリト）が目を覚ました時、ユージオのいるゲーム世界に引き込まれていた。

現実世界とそん色のない豊かな感性を持つ人たちとの出会いの中でキリトは現実世界へ戻る方法を探っていた。この世界の中で親しくなった二人の仲間たち、ユージオ・アリスと共にアリシゼーション編での世界の中心「セントラル・カセドラル」を目指して歩み始めた。

アリシゼーション編ではプレイヤー桐ケ谷和人がプレイしていたアルバイトでの設定で出て来ていた幼なじみのユージオ。子供の頃から一緒に過ごしてきた人物としてアリスと共に現れる。ゲームの中の人工知能である。キリトとしてゲームの中で目覚めたとき、キリトは記憶を失っていてユージオやアリスの事を覚えていなかったが、ユージオとキリトは事前の設定通りに「整合騎士」を目指して鍛錬もしていく。

それまでのSAOのシリーズでは守るべきものはいても、単独で闘ってきたキリトに旅の仲間とも言うべき人物として現れたのがユージオである。キリトはこれまでの戦いで剣のうでも反射神経も高いレベルにあったが、ユージオは練習を重ねるうちに、キリトをはるかに超えそうな実力を持つキャラとして成長する。

アニメ作品SAOのユージオのアニメ声優は島崎信長が演じた。島崎信長の「しまざき」は「島﨑」（サキの大の部分が立）が正しいのだが、機種によって対応しないものもあるため、このまとめでは常用漢字の「島崎信長」で記載する。島崎信長は、1988年12月6日宮城県生まれの男性声優である。

戦国武将織田信長と同じ名前であるが、この名前は本名である。また親が戦国武将好きとかではなく曾祖母がお願いした命名を仕事にする人に決めてもらった名前だという。中学時代は生徒会長をしながらソフトテニス部も続け、高校時代は吹奏楽部に入りテナーサックスを担当した。アニメ作品やゲーム作品に出てくるキャラによくいそうな部活動とファンの間で話題になった。

声優になったきっかけは島崎信長の母親が高校時代にタレントオーディションに応募し最終選考に残ったことがあった。その為人生の選択肢に演じる事も考え、高校卒業時に歯科医を目指して浪人するかを考えた時に、声優の道を目指したと語っていた。現在は青二プロダクションに所属している。先輩声優からも愛されキャラらしくかわいがられている。第7回の声優アワードで新人男優賞を2012年に受賞している。

SAOのアリシゼーション編には、主人公のキリトと幼なじみだった子供の頃が描かれる。キリト・ユージオ・アリスの3人のシーンは、すべて大人になった声を担当する声優が演じた。普通のアニメであれば子供時代のキャラは女性声優が演じる事が多いのだが、SAOにおいては、キリトは松岡禎丞、ユージオは島崎信長が演じた。内面にあるユージオらしさをだすために島崎信長は、心と体を鍛えて準備したと言っていた。

実際に子供時代のアニメキャラの作品を見ると、島崎信長たちが予想していたよりも3歳くらいユージオは幼かったと驚いたという。この事をキリト役の松岡禎丞に相談したと二人の対談で話していた。島崎信長は、ゲームなどの収録ではひとりでの収録なので声の高さを調節してキャラの表情を足したりした経験を話したが、テレビアニメはゲームと違い対話にならなくなる点に注意したと語った。

SAOの幼なじみの子供編には、アリスという女性も参加する。女性声優は男性声優よりも子供キャラの演技はしやすい。けれどアリスのキャラを演じる声優茅野愛衣が、二人にあわせて少しお姉さんなアリスを演じてくれたおかげで、キリト声優の松岡禎丞もユージオ声優の島崎信長もとてもやりやすかったという収録現場の話をしてくれた。

一方で少年キャラの声優としてやりにくかったのは、最初のシーンでお互いをくすぐり合って笑うシーンだったと言っていた。気を張ってユージオの子供キャラの声を作っている時とは違う、気を抜いて笑うシーンが「注意しないとおっさんになる」と作品の中の難しかった点も話してくれた。

ユージオのアニメ声優である島崎信長が演じた役を紹介する。京都アニメーション製作で小学校での実力者たちが、高校で再び水泳を始める。イケメン男子高校生たちの活躍を描く作品である。原案はライトノベル「ハイ・スピード」（作：おおじこうじ）である。島崎信長が主人公七瀬遥を演じ、子供の頃同じスイミングクラブで一緒に泳いていた仲間たちと取り壊し予定のスイミングクラブに潜入するところから始まる。

中学では水泳を辞めてしまったが、強かった七瀬遥と友人2人は敷地内に埋めたタイムカプセルの中の優勝トロフィーを取りだし、水泳部のなかった岩鳶高校に水泳部を創部し挑戦を始める。初めは部員も集まらずマネージャーを含めてやっと部として認められる5人を集め、七瀬遥たちの挑戦が始まる。

「寄生獣」はコミックスの評価が高い作品であったが、先にハリウッドとの映像化の権利関係で1995年に完結していた作品であるがその契約が切れる2014年までメディアミックス化されなかった作品である。2014年にアニメ化、2015年には染谷将太が寄生獣に取りつかれた泉新一を演じた。本来は脳に取りつく宇宙人が主人公泉新一の腕に取りついたことで宇宙人ギミーの愛らしさも話題になった。

アニメではギミーは平野綾が演じ、泉新一を演じた島崎信長とのコミカルなやり取りも話題になった。他の寄生獣と違い脳に寄生しなかったため人間を捕食することはないが、やはり冷酷な一面を持つギミーとの体の中での同居による泉新一の意識の変化も見どころの作品である。

「はんだくん」は先にアニメ化された「ばらかもん」（長崎弁で元気者の意味）の主人公でありイケメン書道半田清舟のまだ清舟と名乗る前の半田清の高校2年生の頃の生活が描かれている。「ばらかもん」で成長した半田清舟の声は小野大輔が演じているが、高校時代は島崎信長が演じている。学校一の人気者なのに友人の川藤の一言の冗談から自分の事を学校一の嫌われ者と思ってしまう半田清の様子がコミカルに描かれている。

SAOのアニメ作品の声優である島崎信長は、青二プロダクションのジュニア時代に「ヘッドホン男子」という事務所も公認で出版社や音楽プロデューサーのUZAさんとの合同の企画「歌ってみた」の活動をしていたと公式に発表された。公式に発表されるまでは、ヘッドホン男子が島崎信長らしいとファンの間で話題になっていた。この活動は約1年間の活動だったという。

本来は覆面企画であり、ばれないようにする予定だったらしいが、「ヘッドホン男子」のインタビュー記事の写真が見たまんま島崎信長を隠せていないという、苦笑するしかない状態だったという。探すとyoutubeなどには音源も残っている。そこに寄せられているファンの声が歌手としての島崎信長、声優としての島崎信長を思う気持ちであふれている。

島崎信長の名前を付ける時に曾祖母が命名師と呼ばれる人に依頼するほどの家の子供なので、島崎信長の礼儀正しさはそこから来ているのだろうと言われている。真面目で素直、というのも人として社会人として大切なことである。しかし少し性格がピュアすぎるところがあり、声優仲間のいう事をよく聞く忠犬のような属性がある。言動に天然ボケがすぎる事から「残念なイケメン」と呼ばれている。

島崎信長の天然ボケは、一般的な常識から外れていることで、時々共演者を混乱させてしまうという情報もある。性格が真っ直ぐすぎるのでそれも加わってどう対処したらいいのかわからないという人もいるらしい。その為本人はとても真面目なのであるが「青二の飛び道具というあまりうれしくない称号をいただいている島崎信長である。

芸能人の中には一般人が驚くほどのゲームに対する課金をするという人の話題がある。アニメ作品「ラブライブ！」が大好きという島崎信長は推しキャラは小泉花陽とファンの前でも公言している。イベントやラジオの話などでプライベートの事を聞かれると、高確率で「ラブライブ！」の話題やスマホゲームの「ラブライブ」の話などを始めるという。

そのゲームに小泉花陽が追加キャラで出てきた時には、出現率１％といわれていたのに、かなりのスピードで手に入れてゲームの中で攻略したことを公表していたという話もある。スマホゲームなどは課金しなくても十分楽しめるゲームがあるが、どうしても勝ちたい、早く攻略したいそう言う人が重課金してしまうという恐ろしさがある。ほどほどにしてほしいというファンの声もいくつかあった。

これもゲーム関連の事であるが、友人の文筆業の三田誠とのツイッターのやり取りで炎上である。内容はファンからの注意が殺到した程度で、島崎信長を大切に思うから気をつけてほしいというレベルの事であった。内容は課金してもなかなか目的のアイテムがでない三田誠をあおるようなことを言っていたというものである。ゲームの課金は歯止めが利かなくなる人もいる。

意外なところで言えば、俳優の笹野高史さんはゲームに夢中になり、気が付いたら課金した請求額が50万円を超え、反省したことを対談番組で話していた。後で電話料金に乗せられてくる課金にしろ、カードへの請求であっても、請求書が来てから気付くこともあるという。課金をあおる行為も、自分の課金も気をつけてほしいというファンの願いの表れだという意見もあった。

元々は素直で真っ直ぐな島崎信長なので、ファンの意見にも素直に配慮が足りなかったことを謝罪している。1988年生まれの島崎信長が、1977年生まれの一回り近く年上の三田誠にちょっかいを出している会話を見ると笑ってしまうという意見も少なからずあった。

島崎信長の性格のところでも述べてきたが、尊敬する先輩声優たちに犬のように忠誠を誓い、何でも言う事を聞いてしまうというところがあり、自分から進んでネタになりに行っているのではというファンの声もある。島崎信長が忠誠を誓うほど尊敬しているという先輩声優も多く、もともと憧れてこの世界に入った緑川光を筆頭に藤原啓治・石川英郎・松風雅也・櫻井孝宏の名前をあげている。

もちろん共演した俳優とも仲が良く、SAOで共演したキリト声優の松岡禎丞にユージオ役の島崎信長が少年時代の声を担当するときもお互いにどう演じるかなどを真面目にlineで交換し合ったとキリトとユージオとして呼ばれた対談で中の良さを話してもいた。

ゲームの中の人型の人口知能であるユージオ。けれどその最期は悲しい。ユージオの最期を悲しむ声はツイッターにたくさん…あふれていた。

京都アニメーション制作の作品「Free!-Take Your Marks-」の舞台挨拶の時のつぶやき。新しいアニメ会社でありながら着実にファンをつかんでいたこれからの京都アニメーションでのイベントの時の主役声優を演じた島崎信長。ここに寄せられたコメントは感動したというものも多い。2019年京都アニメーションには哀しい出来事があった。それでもここに寄せられた感動は消えることはない。

SAOのアリシゼーション編でのユージオは闘いの中で命を落とす。ユージオもアリスもゲームの中に組み込まれた人工知能である。しかし、それを超えて多くの人が彼らの不幸を悲しんでいる。

「SAO」の物語の3部に出てくるユージオの声を担当した島崎信長についてまとめた。近年ではイケメン声優も増え、島崎信長もそのまま実写映画に出てもいいのではと評判のイケメン声優である。それゆえに注目度も高くSNSが炎上する事もある。その反面どこからどう突っ込んだらいいのかわからない程の天然ぶりもあり、多くの共演者・関係者から愛されている。

プライベートを見るとふざけているようにみえて、ユージオのようなシリアスな役もしっかりとこなす声優としてしっかり頑張る姿を見せている。SAOのユージオや島崎信長が気になった方は、チェックしてみてはいかがだろうか。