【SAO】ユージオとキリトの関係は？ルーリッド村での記憶やアリスとの関係は？

こちらの記事では、SAO（ソードアート・オンライン）の第4部となる『ソードアート・オンライン アリシゼーション』に登場する、キリトとユージオの関係について紹介していきます。SAO（ソードアート・オンライン）の主人公・キリトとユージオのプロフィールや、2人の関係が気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、SAO（ソードアート・オンライン）のアリシゼーション編でのユージオの最後や、アニメでユージオの声を演じた声優についても紹介しています。まずは、下記の項目でSAO（ソードアート・オンライン）の作品概要と物語のあらすじを紹介します。キリトとユージオが登場するSAO（ソードアート・オンライン）が、どのような作品なのかおさらいしたい人は、そちらの項目にも目を通してみてください。

SAO（ソードアート・オンライン）は、ライトノベル作家の川原礫先生による人気ライトノベル作品です。SAO（ソードアート・オンライン）はいくつかの章に分かれており、1番初めに公開された『アインクラッド編』のストーリーは、2009年4月10日から連載が開始されました。こちらの記事で紹介するユージオは、SAO（ソードアート・オンライン）の第4部のアリシゼーション編で登場します。

アリシゼーション編は原作小説の9巻から14巻に収録されています。2023年8月時点では、第5部となる『ユナイタル・リング編』が連載中となっています。SAO（ソードアート・オンライン）は、日本国内でのシリーズ累計発行部数1300万部を突破する人気作品で、海外での発行部数も合わせると2200万部を突破しています。その人気から、アニメ・ゲーム化、コラボイベントなどさまざまな企画が催されています。

仮想空間の中で遊べる新世代のMMORPGで、多くの活躍を見せてきたキリトは、ラースという会社が開発した新型ゲーム機「ソウル・トランスレーター」のテストダイバーに選ばれます。ゲームの中には、現実と錯覚するほどのリアルな世界が広がっており、人工知能で作られた表情豊かな人々が住んでいました。キリトは、その世界で2人の親友と出会います。しかし、3人は進入禁止区域に入ったことで、罪に問われてしまいます。

ユージオは、SAO（ソードアート・オンライン）の第4部・アリシゼーション編に登場するメインキャラクターです。その正体は、キリトがテストダイバーとして遊んでいる仮想世界アンダーワールドの人工知能の1つで、キリトとアリスの幼なじみです。キリトはアンダーワールドに入る際に、現実世界での記憶をブロックされているため、アンダーワールドの中にいる際にはユージオのことを本当の幼なじみだと思っています。

ユージオは、亜麻色の髪と緑色の瞳を持つ少年で、「刻み手」という職業を持っています。アンダーワールドでは、生まれた時から将来携わる職業が決まっており、その職業のことを「天職」と呼びます。ユージオは、剣士になるという夢を持っていましたが、天職を全うしなければならないため、夢を半ば諦めていました。

しかし、キリトと協力して大物の敵を倒し能力が格段に上昇したことで「悪魔の樹の伐り倒し」を達成し、刻み手の職業から解放されます。その後、剣士になるべく央都を目指します。アリスが村から連れて行かれる原因となったダンジョンに立ち入った際に、村に伝わる神器・青薔薇の剣を手に入れました。キリトからは「自分はすぐに追い抜かれる」と言われるほどの反応速度と剣術の才能を持っています。

キリトは、SAO（ソードアート・オンライン）の主人公キャラクターです。アリシゼーション編以外でも、様々な仮想空間MMORPGに参加しており、現実世界に仇なす驚異と戦ってきました。現実世界ではSAO（ソードアート・オンライン）の第1部『アインクラッド編』で知り合ったアスナという少女と交際しています。アリシゼーションの作中では、2度、アンダーワールドの世界に入ることになります。

ゲーム機のテストダイバーとしてアンダーワールドにやってきた、1度目のダイブの時には、現実世界での記憶をブロックされていました。現実世界で目が覚めた時も、ゲーム内での記憶をブロックされように設定されていたため、ゲーム内で知り合ったユージオやアリスの記憶を失っています。

その際には、緊急手段だったということもあり、現実での記憶を持ったままのダイブとなりました。キリトは、アンダーワールド以外にも、いくつかの仮想現実MMORPGを経験しており、その時に培った剣術の腕をアンダーワールドで活用しています。

ユージオが刻み手の天職から解放された後には、現実世界とコンタクトを取るために、キリトも央都へ向かいます。そして、現実世界で負った怪我を治療するため、再びアンダーワールドにダイブすることになります。そこで、キリトはユージオと共に、人界の守護者である整合騎士になるべく修剣学園へ入学することになります。

キリトとユージオは幼なじみの関係です。しかし、この設定はSAO（ソードアート・オンライン）の全ての章での設定ではありません。キリトは、SAO（ソードアート・オンライン）の第4部・アリシゼーション編で、アンダーワールドという仮想世界にダイブすることになります。企業のテストダイバーとしてアンダーワールドに入ることになったキリトは、現実世界での記憶をブロックするという規則のもと、ゲームを開始します。

ゲームの中では、現実世界での記憶がないため、自分が生まれたゲームの中が現実であると認識されます。そのため、アンダーワールドに入ったキリトは、ユージオのことを本当の幼なじみだと思っています。また、キリトにはもう1人の幼なじみの関係といえる人物がいます。その人物はアリスという少女です。幼なじみの関係にある、キリト、ユージオ、アリスの3人は、いつも一緒に過ごしていました。

しかし、不注意によってアリスが進入禁止とされているエリアに足を踏み入れたことで、3人の関係は破綻します。アリスは禁忌を犯したとして、秩序を守る守護者・整合騎士に連れて行かれます。その後、アリスは村に戻ってくることはなく、記憶を消され整合騎士の一員にされてしまいます。そして、キリトも現実世界での契約期限が迫ったことで、現実世界に戻ることになり、キリト、ユージオ、アリスの3人は離れ離れになります。

キリトは、仮想世界アンダーワールドに2度ダイブすることになります。1度目は企業の新型ゲーム機のテストダイバーとして、そして2度目は、現実世界で負った傷を癒すためです。しかし、2度目のダイブをした時、キリトは前回のアンダーワールドでの記憶を持っていませんでした。なぜなら、1度目はゲームのテストダイバーとして参加したため、ゲームを終える際に、ゲーム内の記憶をブロックして現実世界に戻ってきたからです。

そのため、2度目のダイブをした際に、キリトはユージオとアリスに関係する記憶を失っていました。また、キリトが再びアンダーワールドに戻ってきた時、ユージオもキリトに関しての記憶を削除されていました。そのため、キリトの2度目のダイブでは、2人は初対面という関係でした。しかし、キリトもユージオもお互いの長所を認め合い、すぐに打ち解けて以前と同じような親しい関係になっていきます。

アリシゼーション編の物語で、ユージオは死亡の結末をたどることになります。なぜユージオが死亡したのかというと、その原因はアドミニストレータを倒すためでした。アンダーワールドの人々を束ねる機関・世界中央公理教会の最高司祭アドミニストレータを倒すため、キリトとユージオは力を合わせて戦います。しかし、アドミニストレータの強大な力の前に、2人は苦戦します。

このままでは勝てないと悟ったユージオは、一緒に戦っていたカーディナルという少女に「自分の身体を剣に変えてほしい」と頼みます。ゲームシステムを操れるカーディナルは、ユージオの願いを叶え、彼の体を剣に変えました。そして、ユージオはアドミニストレータに立ち向かいますが、アドミニストレータの強さが一枚上手だったことで、剣となったユージオは打ち砕かれ、上半身と下半身に分断されてしまったのでした。

アドミニストレータとの戦いに敗れたユージオは、キリトに「僕の親友、僕の英雄」と言ってキリトに自分が持っていた神器の剣を渡します。諦めかけていた、剣士という夢を実現させるきっかけとなった神器の剣を渡すというこの行動は、ユージオのキリトへの信頼の証といえるでしょう。青い剣だった神器・青薔薇の剣は、ユージオの血によって赤く変色し、赤薔薇の剣へと姿を変えました。

そして、キリトは赤薔薇の剣を手にして再びアドミニストレータに立ち向かいます。アドミニストレータとの決着がつくと、ユージオは失われていた、キリトとアリスとの幼い頃の記憶を思い出します。そして、「僕らは、永遠に親友だ」とキリトに伝え絶命するのでした。

アンダーワールドは仮想世界であり、そこに住む住人たちは人工知能です。そのため「システムに手を加えればユージオを復活させることも可能なのでは？」と考える人もいることでしょう。しかし、アリシゼーション編でユージオが復活することはありませんでした。アリシゼーション編の最終章となるムーン・クレイドル編では「擬似的な魂を呼び出すことはできるかもしれない」とされていました。

しかし、魂を復活させたとしても、それはユージオを模した人工知能でありユージオ自身ではありません。そのため、ユージオが復活することは不可能だったのです。仮想世界とはいえ、幼なじみであるユージオを失ったキリトの心の傷は深いものでした。ユージオが死亡した後のキリトは精神喪失となってしまいます。その後、ユージオの青薔薇の剣に彼の記憶の欠片が留まっていたことで、キリトはなんとか立ち直ることができたのでした。

島崎信長さんは、1988年12月6日生まれ、宮城県出身の声優です。SAO（ソードアート・オンライン）以外のアニメでは『黒子のバスケ』の桜井良、『Free！』の七瀬遙、『ワールドトリガー』のヒュースなどの役でも活躍しています。第7回声優アワードの新人男優賞や第15回声優アワードの助演男優賞など、多くの賞を受賞している人気声優の1人です。

• 泉新一（寄生獣 セイの格率）
• 死神（暗殺教室）
• 海藤瞬（斉木楠雄のΨ難）
• 揚羽陸（スタミュ）
• ユノ（ブラッククローバー）
• 普賢真人（覇穹 封神演義）
• 範馬刃牙（バキ）
• 角名倫太郎（ハイキュー‼）
• 真人（呪術廻戦）
• 凪誠士郎（ブルーロック）

SAO（ソードアート・オンライン）の物語には、キリトと親しい友人キャラクターたちが何人も登場しています。そのようなキャラクターの中でも、ユージオは原作読者やアニメ視聴者から「仲の良さが別格だ」と評価されています。ゲームシステムの効果だったとはいえ、幼い頃から一緒にいたという記憶は、キリトにとってかけがえのないものだったのではないでしょうか？

アリシゼーション編で、ユージオは死亡の最後を迎えることになりました。そのような衝撃的な展開となったことで「キリトはその後どうなってしまうのか」「キリトの精神が心配」という原作読者、アニメ視聴者の声がいくつもあがっています。

こちらの方は「ユージオたちの想いに応えるキリトの姿が感動する」というコメントを投稿されています。何度もピンチを経験したキリトですが、ユージオたちの想いに応えるため、その度に力を振り絞って立ち上がってきました。そのようなキャラクターたちの絆を見て、心を打たれる人も多いようです。

以上、SAO（ソードアート・オンライン）の第4部・アリシゼーション編に登場するユージオとキリトの関係について紹介してきました。ユージオは、仮想世界アンダーワールドで、キリトと一緒に育った幼なじみの少年です。その正体は、ゲーム内の人工知能で、最後は敵の攻撃によって体を分断され死亡することになりました。

死亡の間際には「剣士になる」という夢を叶えるきっかけとなった神器・青薔薇の剣をキリトに渡しています。青薔薇の剣は、ユージオの血が混じったことで赤薔薇の剣へと変化し、キリトの強力な武器として活躍しました。作中では「擬似的な魂を呼び戻すことはできる」とされていましたが、キリトがユージオを復活させることはありませんでした。