【スラムダンク】映画は原作漫画を知らない・読んでない人でも楽しめる？見た人の感想は？

映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、2022年12月3日に公開された「スラムダンク」の劇場版アニメです。原作漫画は1990年10月～1996年6月の期間に、週刊少年ジャンプにて連載されていました。テレビアニメ化や劇場版アニメ化、ゲーム化などがされている人気作です。そして、2022年12月に公開された最新映画である「THE FIRST SLAM DUNK」は、監督や脚本を原作者の井上雄彦先生が自ら手掛けています。

また、同映画ではファンから映像化が熱望されていた、山王工業戦が映像化されました。さらに、同映画では宮城リョータを主人公としており、彼の生い立ちや家族、登場キャラたちの過去などが所々で描かれています。そして、亡くなった兄の代わりに宮城リョータが、高校バスケ界のトップの座に君臨する山王工業戦に挑んでいくストーリーとなっています。

湘北高校はインターハイ予選を勝ち抜き、全国大会への出場を決めます。初戦で湘北は大阪代表の豊玉高校と対戦し、勝利を収めます。そして、2回戦では高校バスケ界のトップの座に君臨する、秋田県代表の山王工業と当たりました。試合の序盤で桜木花道は宮城リョータからパスをもらい、ダンクシュートを決めて先制点を勝ち取ります。その後、湘北は優勝候補である山王工業に引けを取らず、激しい試合を繰り広げていくのでした。

「スラムダンク」の最新映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、原作漫画を読んでない人や、バスケットボールを知らない人でも楽しめるのでしょうか？ここでは、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の原作漫画やバスケを知らない人でも、本当に楽しめるのかどうかを考察していきます。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」に関して、原作漫画を知らない人でも「楽しめる」「面白い」と評価されています。「スラムダンク」は20年以上前に連載が終了しています。しかし、今回の映画は古参ファンのみならず、初めて「スラムダンク」の世界を知る人にも分かりやすく、映画がつくられていると言われているのです。

実際、原作者の井上雄彦先生も映画のパンフレットの中で、原作をただなぞるよりも、新しい視点や角度から見た「スラムダンク」を作りたかったのだと語っています。また、映画を観て感動したのをきっかけに、原作漫画を読み始める人もいるそうです。このように、映画「THE FIRST SLAM DUNK」は原作漫画を知らない人でも、楽しめるようにつくられていることが分かります。

その一方で、同映画は山王工業戦や、宮城リョータの過去などが約2時間の短い時間の中に収められています。そのため、細かい設定や一部の名シーンもカットされており、原作漫画を読んだことがある方が感情移入しやすいだろうと、とも言われています。このように、原作漫画を読んでない人でも楽しめる映画と言われている「THE FIRST SLAM DUNK」ですが、原作漫画を知らないよりも、知っていた方がより楽しめるようです。

「スラムダンク」の最新の映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、バスケットボールを知らない人でも、楽しめると言われています。序盤から山王工業との試合が始まりましたが、バスケを知らない人でも自然に内容を理解できたそうです。

そして、原作漫画とはアプローチが異なるものの、主人公たちが対戦するチームがどれほどすごい相手なのかが、よく分かるような演出になっていたそうです。そもそも「スラムダンク」では、バスケットボールのルールなどをキャラたちが、それとなく解説してくれるため、むしろ学びながら物語を楽しむことができるそうです。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、山王工業戦がメインで描かれますが、その試合に至るまでのエピソードはほとんど描かれていません。そもそも山王工業戦は原作漫画の後半にあたり、テレビアニメでも描かれていません。そのため、山王工業戦に至るまでのエピソードが詳しく描かれている、原作漫画の知識があった方がより楽しめると言われています。

また、原作漫画の知識があった方が、映画内に散りばめられている小ネタも分かるようになって、面白いそうです。そこで、ここでは「スラムダンク」の原作漫画や、テレビアニメで予習する場合それぞれ紹介していきます。

「スラムダンク」の映画を観る前に、原作漫画での予習がおすすめされています。「スラムダンク」の原作漫画は全276話で、コミック版の全31巻に収録されています。ちなみに、完全版では全24巻、新装再編版では全20巻です。漫画なら自分のペースで読み進めることができます。そして、全巻じっくりと読めるのならその方が良いのですが、時間がない場合、以下のポイントを確認すれば、映画の予習はばっちりだと言われています。

まず「スラムダンク」の主人公である桜木花道が、バスケ部入部することになったきっかけと、インターハイまでのストーリーの流れです。さらに、流川楓や宮城リョータ、赤木剛憲、三井寿といった主要キャラと、それぞれのキャラ同士の関係性です。原作漫画でこれらのポイントを押さえておけば、より映画を楽しめることでしょう。

「スラムダンク」はテレビアニメ化や、劇場版アニメ化もされています。まず、テレビアニメについて、全101話が放送されていました。テレビアニメでの予習は動きがあって、原作漫画での予習の前にテレビアニメで予習しても良いでしょう。

しかし、テレビアニメ版は原作漫画のコミック版で22巻収録の197話までしか描かれていません。そして、山王工業戦はコミック版の25巻～31巻で描かれています。そのため、山王工業戦に至るまでのエピソードを完璧に知りたいのなら、テレビアニメ版で予習した後に、原作漫画での予習もする方が良いそうです。

また、1993年に放送が始まったテレビアニメと、最新の映画「THE FIRST SLAM DUNK」では声優キャストが異なります。通常、リメイク版で声優が一新された場合、キャラの声に違和感を感じてしまうことがあるため、注意が必要だと言われています。ただ、今回の映画の声優キャストに関して、声優の変更が全く気にならなかったという声も上がっており、そこまで気にしなくても良いようです。

さらに、過去の劇場版アニメについても紹介していきます。劇場版アニメは過去に4作品が公開されています。過去の劇場版アニメでは、武園学園や津久武高校、緑風高校など、原作漫画やテレビアニメではあまり出番のなかった高校との試合に焦点が当てられています。そのため、原作漫画やテレビアニメでは、見られなかったキャラやエピソードを楽しむことができます。

まず、1994年3月に公開された1作目の映画「スラムダンク」は、湘北高校と陵南の練習試合の直後に行われた、湘北と武園高校との練習試合が描かれています。2作目の映画「スラムダンク全国制覇だ！桜木花道」は、1994年7月に公開されました。インターハイ予選4回戦の津久武戦をメインに、原作漫画の内容がダイジェストで描かれています。

3作目の映画「スラムダンク湘北最大の危機！燃えろ桜木花道」は、1995年3月に公開されました。インターハイ予選の海南戦終了後に行われた湘北と緑風高校との練習試合が描かれています。

4作目の「スラムダンク吠えろバスケットマン魂！！花道と流川の熱き夏」は、1995年7月に公開されました。流川楓と彼の中学時代の後輩である水沢イチローがメインで描かれています。そして、この映画では過去の映画3作品とは異なり、バスケの試合よりも人間ドラマに重きが置かれています。

次に「スラムダンク」という作品自体や、最新映画「THE FIRST SLAM DUNK」の見どころや面白い魅力に迫っていきます。

バスケットボールに打ち込む男子高校生たちの活躍を描いた「スラムダンク」では、主人公の桜木花道が所属する湘北高校以外にも、多くの高校が試合の対戦相手として登場します。そして、それらの高校には魅力的で個性的なキャラたちが多く存在します。特に、最初は険悪だった桜木花道とチームメイトの流川楓や、天才肌同士である流川楓と陵南高校の仙道彰など、ライバル同士の人間関係が面白い見どころだと言われています。

漫画やアニメでよく見かけるのが、弱かったキャラが突然、覚醒してチートキャラとなるという設定です。しかし「スラムダンク」では、強いキャラも天才と呼ばれるキャラも、みんな練習を重ね、努力によってそうなっているのです。

実際、主人公の桜木花道も最初はバスケ初心者でしたが、練習を重ねて、徐々に実力をつけていきました。さらに、天才肌の流川楓も人の何倍も練習に励んでいます。このように、弱かったキャラが急に強くなるといったことがなく、それぞれのキャラがたゆまない努力によって強くなっていくところが「スラムダンク」の面白い見どころだと評価されています。

主人公の桜木花道は、中学時代には喧嘩ばかりしていた元不良です。しかし、湘北高校に入学し、赤木晴子に一目ぼれしたのをきっかけにバスケ部に入部しました。それからの桜木花道は真剣に練習に打ち込み、バスケット選手に成長していきます。さらに「安西先生、バスケがしたいです」の名言で有名な三井寿は、かつては将来有望なバスケ選手でした。しかし、怪我がきっかけで不良仲間とつるむようになりました。

そして、3年生になってバスケ部を襲撃した三井寿でしたが、上記の有名なセリフを言い、バスケ部に復帰しました。復帰後はブランクを埋めるように、真面目にバスケに取り組んでいきます。このように、バスケの初心者や元不良が真面目にバスケに打ち込むようになり、バスケ選手に成長していくところが「スラムダンク」の面白い見どころの1つとして挙げられています。

「スラムダンク」の最新映画「THE FIRST SLAM DUNK」では、キャラクターたちがCGで描かれています。キャラたちの表情や口の動き、汗1滴に至るまで、非常に滑らかに描かれていると評価されています。さらに、バスケのテクニックが丁寧かつ細かに、そして立体的に描かれており、激しいバスケの試合がリアルに再現されているとして、その映像美が絶賛されています。

次に「スラムダンク」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」に関して、観た人々の感想や評価を紹介していきます。

基礎知識のみで映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行った人の感想で、純粋にスポーツ映画として楽しめたと評価されています。

こちらも映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観て、原作漫画を読んでいなくても面白いと感じたという感想です。そして、スポーツ漫画の面白さに改めて気づいたと評価されています。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、バスケのルールなどを知らない人でも楽しめると評価されています。さらに、原作にないシーンが多く登場するため、原作漫画を読んでない人にもおすすめだという感想となっています。

こちらも原作漫画を読んでない人でも楽しめると聞き、映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行った人の感想です。アニメ映画の金字塔として語り継がれるほどの傑作であると評価されています。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観て、号泣したという感想で、原作漫画を読んでいた方が、読んでないよりも何倍も面白いと感じたそうです。

こちらも原作漫画を読んだことがある人の感想です。映画「THE FIRST SLAM DUNK」は宮城リョータ視点で描かれており、最も熱い試合とされる山王工業戦がメインだったところが評価されています。さらに、原作漫画と映画との違いを楽しめたそうで、原作漫画を知っているとより面白いという感想となっています。

以上、映画「THE FIRST SLAM DUNK」は原作漫画を読んでない人や、バスケを知らない人でも楽しめると言われている理由をみていきました。さらに、原作漫画を知らないよりは知っている方が、より楽しめると言われていることも分かりました。

そこで、映画を観る前の原作漫画やテレビアニメでの予習について紹介し、作品の見どころや面白い魅力に迫ってきました。また「スラムダンク」の映画に関する感想や評価を紹介してきました。