【スラムダンク】映画の続編はある？噂の根拠や制作の可能性・内容を徹底考察

1990年代に大ブームを巻き起こしたバスケ漫画「スラムダンク」は、テレビアニメ化や映画化されたことでも知られています。中でも、現時点での最新作である「THE FIRST SLAM DUNK」は、記録的なヒットを収めて話題を集めました。この記事では、スラムダンクの映画THE FIRSTの続編制作があるのかについて特集します。併せてTHE FIRSTのタイトルの意味や、続編がいつ制作されていつ公開されるのかを考察していきます。

スラムダンクの映画版最新作「THE FIRST SLAM DUNK」は、2022年12月3日に日本国内で公開された作品です。2023年以降は、海外での公開も始まっており、同年4月までの間に順番に韓国、シンガポール、香港、マカオなどアジア圏を中心とした10か国で公開されました。さらに、同年7月28日よりアメリカとカナダでの公開も開始されており、現在TwitterなどのSNS上を中心に、各国で話題と注目を集めているのです。

THE FIRST SLAM DUNKについては、製作スタッフ陣もファンの関心事となりました。監督と脚本を、スラムダンクの原作者である井上雄彦が務めたからです。また、これまでのテレビアニメ版と声優陣を一新したことも、反響を呼びました。スラムダンクの最新映画のOP主題歌は、ロックバンドThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」で、ED主題歌はスリーピースバンド10-FEETの「第ゼロ感」です。サントラも発売されました。

THE FIRST SLAM DUNKは、原作の主人公桜木花道ではなく、彼のチームメイトの宮城リョータを主人公にした長編アニメ映画です。インターハイ神奈川地区予選を2位で突破した湘北高校バスケットボール部は、全国大会で大阪の強豪である豊玉高校バスケ部に勝利し、2回戦へと駒を進めました。2回戦の相手は、秋田県代表で「高校バスケット界の絶対王者」と呼ばれる山王高校です。山王は、インターハイ三連覇を果たしていました。

スラムダンクの映画版最新作THE FIRSTは、大ヒットを記録した作品であることから、多くのファンの間で続編を望む声が後を絶たないとのことです。また、タイトルなどで「最初から続編ありきで制作された作品かもしれない」と考察するファンも多くいました。果たして、映画THE FIRSTの続編の可能性はあるのでしょうか？この章では、映画版のスラムダンクの続編があるのかについて、7項目に分けて考察紹介していきます。

スラムダンクの映画の続編について、制作の可能性があると考察している多くのファンがその根拠にしているのは、「THE FIRST」というタイトルにあるとのことです。THE FIRSTとは、日本語で文字通り「最初」という意味でした。タイトルを全て和訳すると、「最初のスラムダンク」になり、「『最初の』スラムダンクであれば、当然『第2の』や『第3の』など続編があってもおかしくない」という分析が、展開されているのです。

仮に今回の映画版スラムダンクが、一作きりで続編なしの展開であるとするなら、「タイトルは『THE LAST SLAM DUNK』となるのが一般的だろう」という考察も見受けられました。こうした考察には、「説得力がある」と評されており、確定ではないものの続編制作への伏線と捉えられているのです。また、スラムダンクの最新映画THE FIRSTは、2023年8月31日終映となり、9ヶ月に及ぶロングランも続編制作を後押ししています。

スラムダンクは、バスケットボールの面白さをリアルに追求したスポーツ漫画として知られています。つまり、スラムダンクを見てバスケファンになった人もいれば、バスケファンがスラムダンクに魅了されたケースもあったのです。バスケのルールに熟知したコアなファンの中には、THE FIRSTのタイトルをバスケのポジションになぞらえて、「いつか続編制作の可能性がある」と考察や分析している人がいました。

THE FIRSTのタイトルを、バスケのポジションであるPG（ポイントガード）に位置付けて、続編の可能性があるとするファンが多いとされています。湘北バスケ部のPGは、同作品の主人公宮城リョータであることから、仮に続編「THE SECOND」があるとすれば、「バスケのポジションに当てはめるとSG（シューティングガード）になり、いつかは湘北のSG三井寿が主人公になるかもしれない」という分析も行われました。

「THE FIRST SLAM DUNK」は、当初タイトル未定のまま2022年の秋に公開予定でしたが、2022年7月2日に、タイトルと公開日が公式にアナウンスされたという経緯があります。THE FIRSTのタイトルを決めたのは、原作者の井上雄彦の意向が大きかったといわれました。井上雄彦は、原作漫画の最終回時にも「第1部完」と記載しており（現在発売中のコミックスでは削除）、いつかは続編を描きたい意欲があることが示唆されます。

実はスラムダンクの原作漫画は、完結しているものの、原作者の井上雄彦が続編を描きたいという作品でもあるのです。原作漫画のストーリーが中途半端なところで終わったことと、先述した「第1部完」のいきさつなどから、続編執筆が難しいと考察するファンもいました。その結果、「原作者がアニメ映画版でスラムダンクの続編を作りたいのではないか」という考察が生まれ、古くからのファンを中心に映画の続編が期待されています。

続編制作と公開がいつになるのか期待されているスラムダンクの映画版ですが、現時点での最新作THE FIRSTでは、アニメ版で初めて湘北と山王との激闘が描かれました。ファンの間では、「湘北VS山王戦がスラムダンクのベスト試合」と推す人が多いと言われているほどです。ところが、映画THE FIRSTを観た原作ファンの中に、「原作の名シーンが省かれている」という指摘が多く見られました。

特に、桜木花道＆赤木剛憲と河田兄弟との試合におけるバトル、流川楓と沢北栄治との関係、沢北の過去などの個人エピソード、そして花道が赤木晴子に「バスケが好き」と語るシーンなど、原作ファンを惹きつけた多くの名場面がカットされています。このことから、「続編を制作していつかは湘北VS山王戦を深堀りするのではないか」と考察するファンが出てきました。

スラムダンクの最新映画であるTHE FIRSTでは、原作漫画で描かれなかったいわゆる補足設定が設けられているとのことです。例えば、沢北栄治の個人エピソードがオミットされたと先述しましたが、自主練習をしていた300段の石段がある神社にて、「自分に足りない経験をください」と願をかけたシーンが新たに加えられており、沢北の自信家でありながらもジンクスを信じる素直な人柄が、より強調される効果を生んでいました。

一例として、沢北栄治の新エピソードを上記しましたが、その他にも多くのキャラクターに対して補足設定を作ったことが窺えるのです。それらの設定をTHE FIRSTだけに盛り込むのは明らかに不可能であり、「いつか続編に補足設定を取り入れるのだろう」という考察がなされました。補足設定の多さについてはあくまでも推測に過ぎませんが、続編が作られるのであれば当然数多く存在するものと思われます。

THE FIRSTという意味深なタイトルが付けられたスラムダンクの最新映画では、原作漫画で提示された伏線の回収が大いに期待されました。結果的に、原作漫画の伏線回収はあまりなされず、逆に先述した補足設定が出てきたことから、「いつか続編映画で伏線回収されるかもしれない」という憶測や噂が出る形となったのです。「謎と伏線が多い」と称されるスラムダンクですが、未回収の伏線にはどのようなものがあるのでしょうか？

例えば、スラムダンクの冒頭では、花道と流川の関係を「終生のライバル」と表現していました。しかしながら、そのような展開になることなく終了しています。また、インターハイにおいて、愛和学院の諸星大や大栄学園の土屋淳など、登場していながら全く活躍が描かれなかった強豪校のエース選手がいました。つまり、彼らの試合を描く続編があることも窺わせており、これらは現在でも重要な伏線と認識されているのです。

スラムダンクにおける一番重要な伏線だとされているのは、インターハイでどの高校が優勝したのかということです。「優勝校が描かれずにスラムダンクが完結するのはあり得ない」とまで言うファンも多いとされており、映画の続編が作られるならば、最大の伏線回収が待望されています。

スラムダンクの原作者井上雄彦は、THE FIRSTのインタビューにて、同作品が完成するまでの期間が非常に長かったことを明らかにしました。配給先である東映から企画の打診をされたのが、2009年だったとのことで、完成と公開するまでに実に約13年という時間を費やしたのです。想像以上の難産であったことから、井上雄彦は続編制作の可能性の難しさに言及していますが、それ故に続編を作りたいという意欲も見られるとのことです。

THE FIRSTというタイトルが、ファンの間で話題と注目を集めたスラムダンクの映画版は、ストーリーとキャラクターデザイン、そして一新された声優キャストに至るまで多くのファンからその出来を絶賛されました。「いつか続編制作をしてほしい」という声が、日増しに高まっているとのことです。それでは、仮に続編が作られるとして、主人公は誰になるのでしょうか？この章では、スラムダンクの映画版の続編主人公を考察します。

スラムダンクの映画版続編が制作されると仮定して、その主人公になるのは三井寿ではないかという説が最有力とのことです。三井寿は、湘北高バスケ部の3年生で、中学時代は母校を県大会優勝に導き、自身もMVPに選ばれたほどの名選手でした。ところが、湘北高で道を踏み外し不良になってしまいます。バスケ部との悶着を経て、復帰することになった彼は、それまでの不良ぶりから想像もつかない更生と活躍を見せるのでした。

スラムダンクの続編の主人公が仮に三井寿だとすれば、THE FIRSTで宮城リョータと三井が中学時代に出会っていてバスケ仲間だった過去が追加されたように、三井の過去の掘り下げが行われるだろうと目されています。また、湘北3年生で唯一インターハイ後に引退しなかった三井の、高校卒業後の動向などが描かれる可能性も考えられました。三井は癖がありながらもかっこいい人気キャラクターなので、主人公になる可能性はあります。

神宗一郎は、湘北がインターハイ予選決勝リーグの初戦を戦った海南高校バスケ部の2年生です。ポジションはSGとPG（ポイントガード）で、身長189cm体重71kgの恵まれた体格と、爽やかな表情が印象的なイケメンに描かれていました。身体能力は飛び抜けて高くないものの、シュート力についてはチーム随一であり、一度入り出すと止まらなくなり、スリーポイントシュートを連発してみせて湘北を脅かしたのです。

ファンが神宗一郎を続編映画の主役に推している理由は、海南がバスケ部がインターハイ準優勝校であり、彼がその原動力になったのではないかと推察されているからです。加えて、神は公式の人気投票で、13位にランクインしたことがありました。この人気者ぶりで、「あえて湘北目線ではないキャラクターを主役に据えるならば神宗一郎がピッタリだ」という意見が見られるようになったのです。つまり、彼も主役を期待されています。

スラムダンクという作品を語る上で、欠かすことのできない存在は、やはり原作の主人公である桜木花道です。ここにきて「花道こそ続編映画の主役にするべき」という意見も、多く出てきました。花道は、中学時代はモテないヤンキーでしたが、湘北で憧れの女性赤木晴子からバスケ部入部を勧められて、バスケを始めたという異色の経歴の持ち主です。そして、スラムダンクの道のりは、そのまま花道の選手としての成長の過程でした。

仮に続編映画で、花道が主役になれば、多くのファンが気にしている彼と父親との関係、特に倒れた父親が生きているのかについて知りたいという声が高まっています。また、花道のバスケ選手としての完全なる素質の開花や覚醒を見たいというファンの意見も多く寄せられました。さらに、花道が主役だと、必然的に彼に関わるキャラクターにもスポットが当たることから、晴子との関係の行方を見守りたいというファンもいるとのことです。

スラムダンクの映画版である「THE FIRST SLAM DUNK」は、同作品のアニメ映画の中では記録的なヒットを飛ばしました。多くの新規ファンを獲得することに成功した映画版については、続編制作の可能性が高いと考察する人もいる一方で、「続編はないだろう」と考えている人がいるとのことです。なぜ、そのような考察が出たのでしょうか？この章では、スラムダンクの映画版続編がない可能性について、考察紹介していきます。

スラムダンクの映画版続編が制作される可能性がないとされる理由は、原作者の井上雄彦のインタビューにあるとのことです。井上雄彦は、THE FIRSTというタイトルについて、「1作目というよりは、初めて見た時のワクワクのようなものを意識した」という主旨の発言をしており、いつ続編映画が制作されるのかという質問については、若干否定的なようでした。ここから、「続編映画はない」という推察が出るようになったのです。

しかしながら、スラムダンクの映画版については、「続編制作の可能性が高い」という意見が後を絶ちません。そのことの理由については、これまでの項で触れてきました。やはり、THE FIRSTがバスケのポジションのことを示しているのではという考察が多く、「ポジションの数と照らし合わせると4部作や5部作になる」と分析するファンもいるとのことです。それでも、2023年8月時点でスラムダンク映画の続編制作は未定でした。

この章では、THE FIRST SLAM DUNKの続編が制作されると仮定して、公開がいつになるのか、そして映画の興行収入について取り上げていくため、スラムダンクの映画版を観る際の参考にしてください。

スラムダンクの映画版続編がいつ公開されるのかを考察しますと、少なくとも2023年内の公開はないだろうと確実視されているとのことです。また、2023年8月現在続編の制作発表が行われていないことからも、2024年の公開もないと予想されました。「最短で2025年以降ではないか」という意見が多いとのことで、今後の進捗が注目されているのです。

• 公開1週目：興収13.0億円 観客動員84.7万人
• 公開4週目：興収50.7億円 観客動員340.7万人（累計）
• 公開13週目：興収112.7億円 観客動員774.5万人（累計）
• 公開21週目：興収132.7億円 観客動員922.1万人（累計）
• 公開27週目：興収144.4億円 観客動員1002.6万人（累計）
• 公開36週目：興収151.6億円 観客動員1051.3万人（累計）

THE FIRST SLAM DUNKの興行収入並びに観客動員数を、主だった週をピックアップして上記しました。同作品は、2023年8月31日に終映となるため、今後も興収の伸びが予想されてています。

この章では、スラムダンクの映画版に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品の映画は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、スラムダンクの大ファンだと思われる方のツイートです。最新映画版THE FIRST SLAM DUNKについて、原作を読んだことがなくても楽しめることができる作品だと高評価していました。

こちらは、スラムダンクを熱心に見ていると思われる方のツイートです。THE FIRST SLAM DUNKのことを最高の映画だと高評価しており、原作漫画も面白いとつぶやいていました。

こちらは、映画や音楽のファンだと思われる方のツイートです。THE FIRST SLAM DUNKのことを、音楽を聴いただけで全身がぞわぞわする熱くて面白い映画だと評していました。

この記事では、スラムダンクの映画について、続編制作の可能性を中心に特集してきました。日増しに続編制作の声が高まっているとされるTHE FIRST SLAM DUNKを、是非一度観てください。