【スラムダンク】鉄男はバイク事故で死亡？三井との関係やバスケ部襲撃のその後は？

スラムダンクは作者井上雄彦による、バスケットボールに打ち込む高校生を描いた少年漫画です。掲載紙は週刊少年ジャンプで、1990年から1996年まで連載されました。コミック全31巻、完全版全24巻、新装再編版全20巻が発売されており、2023年2月に全世界で1億7000万部を超える累計発行部数を記録しています。テレビアニメは1993年から1996年まで、テレビ朝日系列で全101話放送されました。

スラムダンクの劇場版アニメについては、1990年代に4作品が制作され、その後、20数年を経て最新作「THE FIRST SLAM DUNK」が2022年12月に公開されました。最新作では湘北高校の宮城リョータが主人公として登場し、彼の過去や山王工業戦が描かれています。

スラムダンクは神奈川県の湘南地区が主な舞台で、不良少年だった主人公桜木花道がバスケを通して成長していく物語です。スラムダンクの連載終了後、2001年にバスケットボールの公式ルールが改正されました。そのため、作中では改正以前のルールで描かれています。スラムダンクは1994年に「小学館漫画賞」（少年部門）、2021年に「漫画おすすめランキング」で第1位を獲得しています。

中学時代は不良少年で、喧嘩ばかりしていた桜木花道が湘北高校に入学しました。ある日、花道は赤木晴子というバスケ部のマネージャーに高い身長と運動能力を買われ、バスケ部に勧誘されました。晴子を一目で好きになった花道は、バスケ経験が無いにもかかわらず、入部を決意します。最初は晴子に気に入られようと始めたバスケですが、花道は次第にバスケの魅力に気づき、さらに、天才的な能力を発揮していきます。

スラムダンクの鉄男は「喧嘩の達人」「喧嘩のプロ」と呼ばれるキャラクターです。身長は185㎝、苗字は明らかにされておらず、鉄男という名前自体も本名かどうか不明です。鉄男の年齢についても明らかにされていません。湘北高校の三井寿とは不良仲間ですが、同じ高校の生徒ではなく、鉄男の詳しいプロフィールは不明です。

鉄男はプロフィールでも紹介したとおり、年齢不詳となっています。筋肉を蓄えたいかつい体に無精ヒゲという見た目は、高校生のようには見えません。しかし、不良となった三井の仲間で、高校3年生の三井と対等に会話する鉄男は、三井と同じ年齢、17か18歳であると考えられます。鉄男の年齢については、三井よりも年上だという説もあります。その理由は、鉄男が乗っているバイクが中型バイクだからです。

鉄男が愛用しているバイクは排気量400ccの中型で、16歳から取得可能な普通自動二輪車免許で乗ることができます。中型バイクの価格は中古でも数十万円、新車では60万円以上にもなるバイクだそうです。そのため、17、8歳の鉄男がバイトをしてコツコツと貯めたとは考えにくいということです。また、三井よりも年齢が上のような言動をすることがあり、鉄男の年齢は三井よりも年上の19か20歳位ではないかと言われています。

鉄男の年齢が20歳未満の場合、煙草を吸っていることが気になりますが、鉄男はバイクを運転する際、ヘルメットが嫌いという理由で被りません。この事から、鉄男に法律を守って行動するという順法精神はないようです。

鉄男が乗っているバイクの車種は、ホンダのバイク「STEED（スティード）」です。中型バイク（排気量400cc）で、ボディカラーは赤です。このカラーは鉄男のオリジナルだということです。英語で「元気な馬、軍馬」という意味の「STEED」は1988年の発売から10年間で一時、ベストセラーモデルに選ばれるほどの人気を博しました。

「STEED」の価格は中古で25万円ほど、新車では60万円から70万円ほどになります。スラムダンクの連載中には中古で40万円を超える価格になったことがあります。

ここまで、スラムダンクの鉄男の年齢などのプロフィールと、愛用のバイクを紹介しました。ここからは、スラムダンクの鉄男がバイク事故で死亡した？と噂されていることについて、考察していきます。また、鉄男の活躍シーンと鉄男がいいやつと言われていることについて考察し、バスケ襲撃事件のその後の鉄男についてもみていきます。

鉄男がバイクで事故を起こして死亡した？という噂があります。事故で死亡したという説の理由は、鉄男がバスケ部襲撃事件のその後、街で三井寿と会った後から登場しなくなったからです。何故、鉄男は姿を現さなくなったのでしょうか？姿を消した理由として、鉄男はヘルメットが嫌いと言っており、ヘルメットを被らずに運転中、警察に追われ、逃走する際に事故を起こして死亡したのでは？と考えられています。

ここから、事故で死亡した？という説も流れた鉄男が活躍したシーンを紹介していきます。そして、神奈川での鉄男の評判や湘北高校バスケ部襲撃事件とその後を紹介します。また、鉄男はいいやつ？と言われていることについて考察していきます。

鉄男は物語に登場した時点ですでに、喧嘩上手として神奈川では有名な不良でした。三井寿とは不良仲間として親しくしており、三井から湘北高校バスケ部を潰そうと声を掛けられます。鉄男は友人からの誘いということで、承諾しました。他の不良仲間と一緒に湘北高校に乗り込んだ鉄男は、まず、不良っぽい雰囲気の生徒（野間忠一郎）を見つけます。

鉄男は野間忠一郎に暴力を振るい、バスケ部の居場所を言わせようとします。野間忠一郎はバスケ部に友達がおり、どれほど痛めつけられても教えることはありませんでした。そこに、三井が仲間を連れて到着したので、鉄男は彼らと合流してバスケ部に向かうことになりました。

バスケ部襲撃に参加した鉄男は、「インターハイ前の大切な時期だから帰って欲しい」と言うバスケ部員を次から次へと殴りつけます。バスケの用具にまで傷をつけるなど、鉄男や三井ら不良たちは思うままに暴れます。その様子に激怒した桜木花道と、その場に駆けつけた桜木軍団と乱闘になります。鉄男は花道と戦いますが、次第に不良時代の喧嘩の勘を取り戻した花道に倒されてしまいました。

バスケ部襲撃事件の首謀者である三井寿は元バスケ部員で、ケガが原因でバスケから離れ、その後、挫折などを味わって不良生徒となってしまいました。しかし、バスケへの未練を断つことができずにいる三井は、そのことを見抜いた元チームメイトから厳しい言葉で説教され、バスケ部に戻る決心をします。三井に振り回され、花道に殴られてぼろぼろになった鉄男ですが、三井の決意を尊重します。

その後、街で偶然三井と出会った鉄男は、バスケ部員となって風貌も変わった三井に「その方が似合ってる」と言って、別れて行きました。このように、鉄男は三井に対して恨み言の一つも言わず、バスケに打ち込んでいる彼を励ますような言葉を贈っています。このエピソードが、鉄男がいいやつと言われる理由です。

バスケ部襲撃事件の、その後のエピソードがアニメ版のオリジナルとして登場し、アニメでも鉄男はいいやつとして描かれています。三井寿がバスケ部に復帰したことをよく思わない、三井の元仲間の竜は、鉄男のことも恨んでいます。鉄男が三井の復帰を尊重したからです。竜は鉄男を襲撃し、集団で殴るけるの暴行を働きます。

そこに現れた三井が鉄男を助けようとしますが、鉄男はインターハイ予選の真っ最中の三井を、自分の身体を盾にして庇います。その現場に偶然、やって来た桜木花道と桜木軍団も鉄男たちを助けようと戦い、鉄男は彼らと共闘することになります。鉄男は、元の仲間には手を出さず、この襲撃の主犯である竜と戦い、彼を倒しました。このように、アニメ版でも鉄男はいいやつとして描かれました。

スラムダンクの鉄男は年齢不詳ですが、三井寿ら高校生と親しくしています。ここからは、年齢不詳の鉄男と三井寿、桜木花道、野間忠一郎との関係についてみていきます。

三井寿は中学時代はバスケの選手で、当時は天才と称賛される名選手でした。しかし、湘北高校のバスケ部に入部した際、三井は新入生たちによる紅白戦で負傷し、長期間の療養によってバスケができなくなりました。その間、ライバルの活躍などもあってバスケを続けることが辛くなった三井は、バスケ部を去ります。

その後は不良生徒となって荒れた生活を送りますが、バスケは忘れられず、その屈折した思いがバスケ部襲撃へと三井を駆り立てました。そして、不良仲間として親しい鉄男にも声を掛けて、バスケ部に乗り込みます。しかし、当時の仲間であるバスケ部員らに説得されたことで、バスケをしたいという自分の気持ちに正直に向き合うようになります。

桜木花道は湘北高校バスケ部の1年生です。中学時代は喧嘩ばかりでしたが、湘北高校に入学後、バスケ部の勧誘で声をかけてきた赤木晴子に一目惚れし、バスケ部に入部しました。バスケ初心者の花道でしたが、努力し続けることでバスケの魅力に目覚め、バスケに夢中になっていきました。鉄男とは三井寿によるバスケ部襲撃事件の際に戦います。喧嘩のプロなどと言われる鉄男ですが、花道には敵いませんでした。

野間忠一郎は桜木花道とは中学時代からの友達で、桜木軍団の1人です。湘北高校のバスケ部を襲撃するために学校に乗り込んだ鉄男が、最初に捕まえたのが野間忠一郎でした。鉄男は彼からバスケ部の練習場所を聞き出そうとします。しかし、野間は花道のために、どれだけ痛めつけられても喋らなかったため、鉄男は諦めています。その後、鉄男は合流した三井らと体育館へと向かいます。

三井に誘われて湘北高校バスケ部襲撃に加わった鉄男は、バスケ部員を暴力で次々と倒したり、バスケットボールにタバコを押し付けたりと、やりたい放題です。鉄男はさらに三井に、モップで宮城リョータを殴れと指示します。しかし、その気配を察した桜木花道が、モップの木製の柄の部分を折ってしまいました。

最後は桜木花道と一騎討ちになった鉄男は花道に敗北し、倒したバスケ部員の数だけ花道に殴られます。次に花道は「おしつけたタバコと折られたモップの分」と言い、鉄男を殴ろうとします。しかし、モップを折ったのは鉄男ではなく花道です。そこで思わずつぶやいた言葉が、こちらの名言です。

バスケ部襲撃事件のその後、三井は再びバスケがしたいという気持ちに、素直に従うことができるようになりました。三井は心機一転、長髪をばっさりと切り、別人のような風貌になって街を歩いていたところ、鉄男と出会います。鉄男はスポーツマンのような姿になった三井に、何のわだかまりもなく「その方が似合ってる」と言います。そして、別れ際に鉄男が三井に掛けた言葉が、こちらの名言です。

スラムダンクの鉄男の声優、佐藤正治は1946年7月1日生まれ、東京都出身、青二プロダクションに所属する声優、俳優です。児童劇団出身で、大学まで演劇を続けており、劇団創現に入団しました。俳優として舞台活動をする中で、高校の同期生で声優の神谷明に誘われ、声優業を開始します。アニメ「銀河鉄道999」では様々なタイプの役を演じることに恵まれ、その後声優としてブレイクし、今日に至ります。

「ドラゴンボール超」亀仙人、ベジータ王、「ONE PIECE」びん豪、ガン・フォール（二代目）、「トランスフォーマー」ギルマー、「ちびまる子ちゃん」塚田のじいさん、轟先生、「剣勇伝説YAIBA」宮本武蔵、「キン肉マン」イワオ、キン肉大王、「ザ・ドラえもんズ ミステリーX'マス大作戦」ドラメッドIII世、「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」鈴木次郎吉、CM「家庭教師のトライ「教えて!トライさん」アルムおんじ。

スラムダンクの鉄男は三井寿とは不良仲間でしたが、三井がバスケ部に戻ることになったとき、その気持ちを尊重しています。そして、すっかり風貌が変わった三井に「そのほうが似合ってる」と言ってあげるなど、バスケに打ち込む三井にエールを送っています。スラムダンクのすごいところは、鉄男が三井を応援していることだという感想です。

三井寿がバスケ部に戻る際、彼が不良仲間から抜けることに対して鉄男は快く送り出しています。すっかりスポーツマンらしくなった三井と出会ったときも、鉄男は爽やかにエールを送ることができる、いいやつだという感想です。

三井寿がスポーツマンらしい姿になったときの、鉄男のセリフが良いという感想です。鉄男は三井と出会った最初から、彼に不良は似合わないと思っており、再びバスケを始めた彼に、その方が似合うと言ったのではないかという考察です。

スラムダンクの鉄男が死亡した？という噂や、鉄男がいいやつと言われる理由などを考察してきました。死亡説については、鉄男がバイクで事故を起こして死亡したという説がありました。死亡説が出た理由は、鉄男がバスケ部襲撃事件の後、登場しなくなったからでした。鉄男はいいやつ？については、不良仲間の三井寿に誘われてバスケ部を襲撃した鉄男は、バスケに戻りたいという三井に快く応じています。

この襲撃事件のその後、鉄男が三井に言った「じゃな、スポーツマン」が名言と言われており、また、鉄男が桜木花道に殴られたモップの件でも名言が飛び出しています。ここまで、スラムダンクの鉄男が事故で死亡したという説の考察と、鉄男の活躍、名言、いいやつと言われる理由などを紹介してきました。