【スラムダンク】安西先生が倒れるシーンをネタバレ！原作漫画・アニメでは何話？

『スラムダンク』の安西先生は、湘北高校でバスケ部の監督を務めている人物です。非常に人気が高いキャラで、有名な名言をいくつも残しています。スラムダンクの作中で、安西先生は一度倒れたことがあります。本記事では、安西先生が倒れるシーンのネタバレをまとめていきます。安西先生がキレるシーンも併せて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

スラムダンクはそのタイトル通り、バスケットをテーマにした漫画です。舞台は高校の男子バスケ部で、バスケ部員たちの成長が描かれています。掲載誌は週刊少年ジャンプで、連載期間は1990年から1996年までです。連載が終わってから20年以上経ちますが、2022年に新作映画の『THE FIRST SLAM DUNK』が上映されたことで、再び注目が集まっています。

スラムダンクの主人公である桜木花道は、湘北高校の1年生です。桜木は一目惚れした赤木晴子に気に入られたいがために、まったく興味のないバスケ部に入りました。しかし、徐々にバスケの魅力に目覚め、努力を重ねて実力をつけていきます。桜木は持ち前の身体能力を活かし、周囲が驚くような急成長を遂げました。そして、数々の強豪校との試合で、素人とは思えない活躍をしてみせるのでした。

スラムダンクの安西先生は、安西光義という名前です。白いヒゲを生やした白髪の好々爺で、「ホッホッホッ」という笑い方が特徴です。湘北バスケ部の監督で、部員からの信頼は絶大です。普段はほとんど指示を出すことも動くこともなく、ベンチでじっと座っています。しかし、湘北がピンチになるとおもむろに動き出し、的確な作戦を打ち出します。

若い頃は全日本代表にも選ばれた実力のある選手で、その後は大学のバスケ部で監督をしていました。バスケ界では有名である安西先生は、他の高校の監督からも一目置かれています。桜木からは「オヤジ」と呼ばれており、顎やお腹などをタプタプされることがあります。

スラムダンクの原作やアニメで、安西先生が倒れるシーンが何話で出てきたか知っていますか？倒れるシーンが何話かを把握しておくと、見たいときにすぐに確認することができて便利です。ここでは、スラムダンクの原作とアニメで、安西先生が倒れるシーンを何話で見ることができるか説明します。また、安西先生が倒れるシーンのネタバレも紹介します。

まず、スラムダンクの原作とアニメの何話で、安西先生が倒れるかをチェックしましょう。スラムダンクのアニメでは、第65話の「最強対決！仙道VS牧」と第66話の「仙道・一瞬の賭け！」で安西先生が倒れるシーンを見ることができます。第65話では安西先生が倒れたという連絡が入り、赤木たちが病院へ駆けつけるシーンで終わっています。

第66話では、安西先生が倒れた詳細なシーンを見ることができます。安西先生が倒れるシーンそのものが見たいときは、アニメの第66話の中盤辺りを見ると良いでしょう。原作だと、単行本17巻の144話〜152話で安西先生が倒れるシーンが描かれています。スラムダンクの原作は単行本が3種類あり、安西先生が倒れるシーンが収録されている巻数がそれぞれ異なります。

最初に発売された通常版のコミックスでは17巻ですが、その後発売された完全版では13巻に収録されています。さらに新たに発売された新装再編版では、10巻で安西先生が倒れるシーンを見ることができます。どの単行本も安西先生が倒れるシーンの話数は同じですが、巻数にはかなりの違いがあるので注意しましょう。

安西先生が倒れるシーンが何話で見られるか確認したところで、続いて安西先生が倒れるシーンのあらすじを確認していきましょう。インターハイ神奈川予選で、湘北は海南との激戦を終えました。数日後、湘北のメンバーは、海南と陵南の試合を観戦するために試合会場を訪れます。しばらくは全員で観戦していましたが、途中で桜木は席を立ち、練習をするために学校へと向かいました。

それに続くように、流川、三井、宮城も次々と席を立ちます。赤木は自分勝手なチームメイトに呆れつつ、残ったメンバーと観戦を続けました。陵南と海南の試合が残りわずかとなった頃、観戦していた赤木のもとに電話が入ります。電話をかけてきたのは、赤木の妹の晴子でした。赤木は晴子の口から、安西先生が倒れたことを聞かされます。赤木は木暮と彩子を連れて、急いで安西先生が運ばれた病院へと向かいました。

病院へたどり着くと、安西先生の病室の前では桜木が1人で佇んでいました。赤木が状況を尋ねても、桜木は一言も喋りませんでした。その桜木の目に涙がたまっているのを見て、赤木たち3人は嫌な予感に襲われます。桜木は赤木たちに何も言わず、逃げるようにしてその場を走り去ってしまいました。3人が恐る恐る病室のドアを開けると、穏やかな顔つきでベッドの上に横たわる安西先生の姿が目に入ります。

一瞬安西先生が亡くなったかと思った3人でしたが、安西先生が寝返りを打つのを見て勘違いだと気づきます。そこで、安西先生の奥さんが、3人に状況を説明してくれました。奥さんは安西先生の現在の状態と、桜木のおかげで安西先生が助かったことを語ります。試合会場を抜け出して学校へと戻った桜木は、安西先生にシュート練習を見てもらっていました。桜木が練習を続けていると、いきなり安西先生が苦しみだして床に倒れます。

安西先生が倒れていることに気づいた桜木は救急車を呼び、安西先生の家や赤木の家へと連絡を入れたのです。桜木の迅速な行動があったからこそ、安西先生は最悪の事態に陥らずにすんだのでした。この話を聞いた赤木たちは、信じられない思いでいっぱいでした。実は、今回桜木が冷静に対処できたのは、辛い過去を体験していたからです。桜木は中学時代、毎日のように喧嘩に明け暮れていました。

ある日、高校生4人と喧嘩になった桜木は、1人で4人を倒してしまいます。そのまま家に戻った桜木は、玄関で倒れている父親に気づきました。桜木は家の近くに病院があることを思い出し、救急車を呼ばずにその病院へ急ごうとしました。しかし、先ほど倒した高校生たちが仲間を連れて立ちはだかり、桜木は病院へ行くことができなくなりました。

桜木は恐らく、すぐに救急車を呼ばなかったことを後悔したでしょう。しかし、このときの辛い経験があったからこそ、今回は迅速に救急車を手配することができたのです。桜木は当時のことを思い出し、赤木たちの前から逃げ出した後も涙ぐんでいました。そして空を見上げ、そっと涙を拭ったのでした。

安西先生が倒れた理由に関しては、原作でもアニメでも明らかにされていません。安西先生は運ばれた病院で検査入院をしましたが、その結果がどうなったかは不明です。ただ、安西先生は肥満体型であるため、肥満が理由で何らかの病気が引き起こされたのではないかといわれています。安西先生は原作でもアニメでも、倒れるときに心臓のあたりを掴んでいました。このことから、肥満が原因で軽い心臓発作を起こしたのではないかと推察できます。

陵南戦の前に倒れた安西先生は、その後原作でもアニメでも倒れることはありませんでした。最終回まで元気で、病気の気配は見られませんでした。ただ、『スラムダンク-あれから10日後』では、安西先生が浜辺でランニングをする姿が描かれています。このとき「医者に言われてダイエットしている」と発言していたことからも、倒れたときの原因のひとつが肥満であることは確かなようです。

安西先生は帽子を深々とかぶり、人目を避けるようにしてランニングしていました。しかし、同じようにランニングをしていた彩子に見つかってしまいました。彩子も少しダイエットをしようと、早朝から浜辺を走っていたのです。安西先生と彩子は、お互い見なかったことにして別れました。2人ともダイエットをしていることを知られるのが、少し恥ずかしかったようです。

スラムダンクの安西先生が倒れるシーンでは、桜木の辛い過去が判明しました。しかし、当の安西先生にも、実は暗く悲しい過去があったのです。安西先生は湘北高校に来る前、大学でバスケを教えていました。当時の安西先生は「白髪鬼（ホワイトヘアードデビル）と呼ばれ、現在の姿からは想像もできないような厳しい指導を行っていました。言葉遣いもまるでヤクザのようで、教え子たちからも恐れられている存在でした。

安西先生が当時監督をしていたバスケ部には、谷沢というエースがいました。安西先生は谷沢に目をかけていたため、谷沢には特に厳しく接していました。しかし、谷沢は安西先生の指導方針に反発心を抱き、安西先生に何も言わずに1人でアメリカに渡ってしまいます。その後、チームメイトの1人が谷沢のアメリカでの映像を手に入れ、安西先生も一緒にその映像を確認しました。

谷沢がアメリカで試合をしている様子を見た安西先生は、谷沢がまるで成長していないことに気づきます。安西先生はどうにか谷沢を日本へ連れ戻そうとしましたが、その後谷沢は消息不明になってしまいました。そして数年後、安西先生は新聞で谷沢が事故で亡くなったことを知ります。アメリカのチームになじめなかった谷沢は自暴自棄になり、薬物に手を出して暴走事故を起こしたのでした。

谷沢の墓参りに行った安西先生は、谷沢の親から生前の谷沢が書いた手紙を受け取ります。そこには、安西先生の教えが正しかったという、谷沢の懺悔や後悔の言葉が綴られていました。安西先生はこの事件に大きくショックを受け、大学のバスケ界から去ることになります。そして、これまでのスパルタ指導をやめ、現在のような穏やかな姿になったのでした。

指導方針をガラリと変えた安西先生は、湘北バスケ部ではほとんど口を出さず、優しく生徒たちを見守っていました。しかし、スラムダンクの原作では、安西先生が一度だけキレたシーンがあります。それは、スラムダンクの最終エピソードである、山王戦でのことでした。山王戦の後半で、湘北は山王に大差をつけられていました。

敗戦ムードが漂ってきた頃、桜木は安西先生によって木暮と交代させられます。桜木は安西先生が勝ちを諦め、最後の思い出に木暮を出場させたのだと思いました。安西先生は桜木に座って試合を観るように言いますが、怒っていた桜木は聞く耳を持ちません。言うことを聞かない桜木にキレた安西先生は、「聞こえんのか？」と凄んだのでした。

このときの安西先生は白髪が逆立ち、まさに「白髪鬼（ホワイトヘアードデビル）」といった様相でした。しかし、安西先生が鬼に戻ったのはこの一瞬だけで、次の瞬間にはいつもの穏やかな様子に戻っていました。桜木は安西先生のキレた姿が信じられず、目をゴシゴシとこすっていました。スラムダンクで安西先生がキレたのは、後にも先にもこのシーンだけでした。

ちなみに、テレビアニメでは山王戦まで放送されていないため、安西先生がキレるシーンもありません。また、山王戦を描いた映画『THE FIRST SLAM DUNK』でも、安西先生がキレるシーンはカットされていました。そのため、安西先生がキレるシーンが見られるのは、スラムダンクの原作だけとなっています。

安西先生が倒れるシーンでは、木暮が安西先生のことを「太ってる」と言っています。普段人のことを悪く言わない木暮の驚きのセリフに、思わず笑ってしまった人も少なくないようです。

安西先生が倒れるシーンでは、桜木が暗い過去を背負っていることが明らかになりました。桜木が父親を助けようと必死になる姿や、過去を思い出して涙する姿には、多くの人が「見るたび泣いてしまう」とコメントしています。また、桜木の過去に関してはこれ以上語られることがなかったため、父親がその後どうなったか気にしている人も大勢いました。

安西先生のファンからは、安西先生の倒れるシーンに「辛すぎる」という感想が上がっていました。その後の陵南戦でも、試合よりも安西先生の安否が気になって仕方なかったようです。安西先生が倒れるシーンには、数多くのファンが衝撃を受けていました。

スラムダンクで安西先生が倒れるシーンのネタバレをまとめました。安西先生は作中で倒れたのは陵南戦の前日で、その後無事に退院しました。スラムダンクでは安西先生が倒れるシーンだけでなく、安西先生の過去やキレるシーンなども登場します。次にスラムダンクの原作やアニメを見るときは、ぜひ安西先生にも注目してみてください。