【もののがたり】長月ぼたんはかわいい長月家当主！正体や過去に誘拐された理由は？

こちらの記事では、ウルトラジャンプで連載中の漫画『もののがたり』に登場する、かわいいヒロイン・長月ぼたんの情報を紹介していきます。長月ぼたんのプロフィールをはじめとして、長月ぼたんの正体や稀人との関係、悲しい過去などについて紹介しています。長月ぼたんのかわいい魅力や、どのような人物なのかが気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、もののがたりのアニメで、長月ぼたんのかわいい声を演じた声優・高田憂希さんのプロフィールと代表作についても紹介しています。まずは、下記の項目でもののがたりの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。もののがたりの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

もののがたりのかわいいヒロイン・長月ぼたんの正体やとの関係、悲しい過去を紹介する前に、まずはもののがたりがどのような作品なのかを紹介します。もののがたりの原作漫画の概要と、簡単なあらすじの2つの項目に分けて紹介しています。もののがたりがどのような作品なのかおさらいしたい人は、チェックしてみてください。

もののがたりは、漫画家のオニグンソウ先生が月刊漫画雑誌・ウルトラジャンプにて連載中のバトルアクション漫画です。2014年に連載が開始された際には、ウルトラジャンプの兄弟誌であるミラクルジャンプに掲載されていました。その後、もののがたりの人気が出てきたことで、2016年に増刊号であるミラクルジャンプから、月刊誌のウルトラジャンプに移籍しました。

2023年8月時点では15巻まで単行本が発売されています。2023年にはアニメ化もされ、第1章と第2章が放送されました。物語のアニメ第1章は1月10日から3月28日まで放送され、その後、同年7月4日から第2章が放送されています。もののがたりは、付喪神と人間が共存する世界の物語を描いており、こちらの記事で紹介するかわいいヒロイン・長月ぼたんの正体が重要な要素としてストーリーが展開されていきます。

唐傘の付喪神に大切な兄と姉を殺された過去を持つ岐兵馬は、その日から付喪神を忌み嫌うようになります。「塞眼」と呼ばれる、付喪神やその核となる稀人との諍いを対処する組織に属する岐兵馬は、荒っぽい仕事ぶりで塞眼の1人である祖父を悩ませていました。そこで祖父は、付喪神たちとうまくやっている塞眼・長月ぼたんの家で学びを得るよう、岐兵馬を居候させることにします。

長月ぼたんは、もののがたりのかわいいヒロインキャラクターです。年齢は20歳で京都にある大学に通っています。大学では仲のいい友人から「ぼんちゃん」という愛称で呼ばれ、百人一首同好会に入っている、一見普通の女子大生です。しかし、大学に入る以前は、人には見えない正体不明の生き物たちが見えることから、気味悪がられていたという辛い過去があります。

そのような過去の失敗を踏まえ、大学では正体不明の生き物たちが見えることを秘密にし、かわいい女子大生として生活を送っています。家には婚礼調度品に由来する6人の付喪神がおり、家族同然に暮らしています。そこへ、岐兵馬が居候する形になり、もののがたりの作中で8人で暮らすようになります。

また、大学に通うかわいい女子大生という顔を持つ一方で、付喪神による諍いを対処する組織・塞眼の御三家の1つ「長月家」の当主でもあります。そのような立場から、他の塞眼から一目置かれていますが、長月ぼたんが注目される本当の理由は他にあります。その理由というのは、長月ぼたんが「憑坐」であることです。

『もののがたりのぼたんの正体』の項目では、憑坐がどのようなものなのか紹介しているので、そちらにも目を通してみてください。過去に辛い経験をしたことで、人を信じることができなくなっていますが、明るく天然なところもあるかわいいヒロインキャラクターとして人気の人物。

長月ぼたんは、塞眼の御三家の1つ「長月家」の当主ということもあり、塞眼だけではなく、付喪神たちからもなにかと注目されることの多い人物です。しかし、長月ぼたんが塞眼や付喪神たちから注目される理由は他にもあります。その理由とは、長月ぼたんが憑坐という存在だからです。憑坐とは、付喪神の核となる稀人を宿している人間のことです。もののがたりの作中では、稀人は通常では物の中に宿るものとして考えられています。

稀人が物に宿ることで、物が意思や体を持ち「付喪神」と呼ばれるようになります。人間は、生まれた時からそれぞれに意思を持っているため、普通であれば稀人が人間の中に入ることはありません。では、なぜ長月ぼたんの体に稀人が宿っているのかというと、その理由は生まれた時の状況が原因となっています。長月ぼたんは、生まれてきた時、肉体だけが先に現世に誕生しました。

長月ぼたんの魂はというと、常世で神隠しにあっていたのでした。そのような状況は前代未聞で、御三家は長月ぼたんの魂を現世に戻すため、儀式を執り行いました。その時、物に宿るはずの稀人も、長月ぼたんの中に一緒に入ってしまったのでした。そのため、長月ぼたんは意識と肉体を稀人に奪われてしまうことが度々あります。

普段は、長月ぼたんを守るための付喪神・婚礼調度の1人である匣が結界を張っており、長月ぼたんの中にいる稀人は封印されています。しかし、長月ぼたんの精神が不安定になった時には、結界の力が弱まり、稀人が長月ぼたんの意識と肉体を乗っ取る姿が見られています。稀人が人間の体を乗っ取られた状態のことを「現人神」といい、現人神と化した長月ぼたんは髪が白く変化し、瞳に紋様が浮かび上がった姿になります。

長月ぼたんが稀人に意識と肉体を乗っ取られると、白髪に変化し、瞳に紋様が浮かび上がるという見た目の変化が起こります。また、周囲には天女の羽衣のようなものが出現し、一目で人間ではないことが分かるようになります。普段はかわいい普通の女子大生の長月ぼたんですが、稀人に意識を乗っ取られると、年齢に見合わない荘厳かつ威圧的な雰囲気を纏うようになります。

現人神は付喪神にとっての長のような存在で、付喪神たちは、本能的に現人神に従うようになります。そのため、現人神になりえる長月ぼたんを悪用しないように、付喪神や塞眼の間では「長月ぼたんを用いるな」というルールが存在します。

もののがたりの作中では、稀人に意識を乗っ取られ現人神と化した長月ぼたんが、体に損壊がある付喪神を「見苦しい」と消し去る姿が見られています。そのように現人神化した長月ぼたんは冷酷な振る舞いを見せていますが、普段そばに仕えている婚礼調度たちが戦いで傷ついた時には、その部位を回復させると言った姿も見せています。

長月ぼたんは、もののがたりの作中で、付喪神たちに狙われている様子が描かれています。その理由は、長月ぼたんの中に稀人がおり、正体が憑坐だからです。稀人が人間を乗っ取った姿・現人神は、付喪神たちを束ねる長のような存在です。そのため、興味本位で長月ぼたんに近づいたり、現人神の力を悪用しようと考える付喪神に狙われることも少なくありません。

誰かの手に現人神になった長月ぼたんが渡れば、大きな戦いが始まる可能性が高いでしょう。そのため、付喪神や塞眼たちの間では「長月ぼたんを用いるな」というルールが存在します。もののがたりの作中で描かれた、長月ぼたんの時代に感じていた正体不明の視線は、そのような付喪神たちのものだったのです。

長月ぼたんは、普段は明るく天然なところもある普通の女の子に見えます。しかし、人を信じられないという悲しい欠点も持っています。なぜ長月ぼたんが人を信じられなくなったのかというと、その原因は長月ぼたんの過去にあります。その理由は、もののがたりのアニメ12話で明かされています。長月ぼたんは幼い頃に両親を亡くしており、親戚たちが彼女を引き取りたいと申し出に来ました。

ある日、長月ぼたんの前に2人の男女が現れます。2人はそれぞれ長月ぼたんを引き取りたいと申し出ました。1人は優しい目をした男性、もう1人は冷たい雰囲気の女性です。そして、長月ぼたんは日の夜、冷たい目をした女性に車で誘拐されてしまいます。しかし、車で長月ぼたんをどこかに連れて行こうとする彼女は、優しい顔になっていました。そして、もう1人の男は、恐ろしい形相で車を追いかけます。

長月ぼたんは、車の中で女性が父親の妹、長月ぼたんにとっての叔母であることを明かしました。そして、今追ってきている男が、長月ぼたんを利用しようとする付喪神であることも判明します。長月ぼたんと叔母は、その後、人里離れた場所で暮らしていました。しかし、長月ぼたんを奪い損ねたもう1人の男が、叔母の運転していた車を事故にあわせ、叔母を殺害します。

長月ぼたんは叔母との生活を「本当の親子のようで幸せな時間だった」と感じていました。その叔母を目の前で殺された長月ぼたんは感情が高ぶり、意識を手放してしまいます。そして、次に目が覚めた時は、自宅で婚礼調度たちに囲まれていたのでした。そのような過去の出来事によって、長月ぼたんは人を信じること、また親しい人を作ることに恐怖心を持つようになったのでした。

もののがたりの重要キャラクターの1人に唐傘という付喪神がいます。唐傘は、主人公の岐兵馬の兄と姉を殺した付喪神で、岐兵馬にとっての仇です。その唐傘が動くきっかけとなったのが、長月ぼたんの誘拐事件だとされています。

それまでは、大きな事件も起こさずに過ごしていた唐傘ですが、長月ぼたんが誘拐され「長月ぼたんを用いるな」のルールに触れた者が出現した頃から、唐傘の目に余る行動が増えてきました。そのため、長月ぼたんの誘拐事件と唐傘の確かな関係は明らかとなっていないものの、唐傘が行動を起こすきっかけとなったのではないかと考えられています。

高田憂希さんは、1993年3月16日生まれの福岡県出身の声優です。ファンからは「ゆっきー」「ゆうゆう」などの愛称で親しまれています。声優になる以前は、代々木アニメーション学院やマウスプロモーション付属俳優養成所などで声の勉強をし、2013年に声優デビューをはたしました。現在はマウスプロモーション所属の声優として活躍しています。

• 黒沢凛（アイカツ！）
• 依田芳乃（アイドルマスター シンデレラガールズ）
• 涼風青葉（NEW GAME！）
• エルマ（小林さんちのメイドラゴン）
• 小野寺麗（かぐや様は告らせたい）
• アイシャ・グレイラット（無職転生）
• レイ（ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか）
• フェルシー・ロロ（機動戦士ガンダム水星の魔女）
• コユキ（吸血鬼すぐ死ぬ）
• タルト（世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する）

もののがたりの原作漫画やアニメを見た人からは「長月ぼたんがかわいい」と評判となっています。普段は明るく少し天然なところのある普通の女の子ですが、正体が憑坐であったり、辛い過去を持っていることから「応援したくなる」という感想を持つ人が少なくないようです。

岐兵馬は付喪神に対する偏見があったことから、塞眼の1人である祖父によって、長月家に居候させられることになりました。その甲斐もあり、付喪神に対する無差別な恨みを無くすことができました。一方、真っ直ぐな性格の岐兵馬と共に時間を過ごすことになった長月ぼたんも、辛い過去や憑坐という立場と向き合うようになっていきます。

長月ぼたんは、亡くなった両親に代わって塞眼の御三家である長月家の長と、婚礼調度たちの主を務めています。長月ぼたんと婚礼調度たちは、主従関係というよりも、家族に近い存在です。もののがたりのEDムービーでは、そのような家族たちに見送られ、婚礼の準備をする長月ぼたんの姿が描かれています。その様子を見た視聴者から「感動する」という声があがっています。

以上、もののがたりのヒロインキャラクター・長月ぼたんについて紹介してきました。長月ぼたんは大学に通う20歳の女の子で、塞眼の御三家である長月家の長です。その正体は、付喪神の核となる稀人を体に渡す憑坐です。付喪神に叔母を殺されたことで、人を信用することができなくなっていましたが、主人公の岐兵馬が居候するようになったことで、そのトラウマを克服しつつあります。

もののがたりのアニメでは、アイカツ！の黒沢凛や、アイドルマスター シンデレラガールズの依田芳乃などの声優の、高田憂希さんが声を演じています。もののがたりのアニメは、2023年8月時点ではアニメ2期が放送されているので、視聴してみてはいかがでしょうか？