【るろうに剣心】塚山由太郎は石動雷十太に心酔する少年！弥彦との関係やその後は？

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」には、多くのキャラクターが登場しました。ストーリーの序盤に登場したキャラクターとして、ファンの印象に残っているとされるのが塚山由太郎です。塚山由太郎は登場回数こそ少ないものの、その後も番外編や北海道編に出てきてファンを大いに喜ばせました。この記事では、るろうに剣心の塚山由太郎を特集します。彼と明神弥彦や石動雷十太との関係、腕を切られたその後などを紹介します。

るろうに剣心は、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」が終了した後の週刊少年ジャンプを支え続け、「ONE PIECE」への橋渡しを行った功労者的な漫画だと評されています。また、2023年7月よりリメイクテレビアニメ版が放映されていることで、原作漫画やアニメ第1作を見たことのない世代に広くアピールしており、新規ファンを増やし続けているのです。この章では、るろうに剣心の作品情報を取り上げていきます。

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-の原作者は、和月伸宏です。彼は2023年8月現在、ジャンプスクエアで続編の北海道編が連載されています。本編は週刊少年ジャンプにて、1994年から1999年まで全255話が発表されました。単行本は、ジャンプコミックス版全28巻や、完全版全22巻、文庫版全14巻など様々なバージョンがあります。北海道編の単行本は、8巻まで刊行されました。その他に「キネマ版」や「裏幕-炎を統べる」があります。

るろうに剣心の舞台は、明治時代初期の日本です。序盤は、東京編から始まりました。主人公の緋村剣心は、元明治維新側の志士であり、京都では「人斬り抜刀斎」の異名で恐れられていたのです。その後明治維新になると、彼は浪人として全国を旅するようになりました。その際に緋村剣心は、凄い剣術の腕を持っているのに、刃と峰が反対になっている逆刃刀を携えて、決して人を殺めない「不殺」を信条にして生きる誓いを立てています。

• 名前：塚山由太郎（つかやまゆたろう）
• 生年月・年齢・星座：1868年11月生まれ・10歳・蟹座
• 出身地：東京府
• 身長・体重：130cm・27kg
• 血液型：O型

るろうに剣心に登場する塚山由太郎のパーソナルデータを、上記しました。塚山由太郎は、明神弥彦や三条燕と同い年の少年です。彼の容姿は、原作漫画では金髪のような髪色が特徴的な、美少年に描かれていました。塚山由太郎の一人称は、「俺」です。勝ち気な性格の持ち主であり、剣術を志して強くなることを夢見ています。剣術の腕を上げるべく師を探している時に、石動雷十太出会い、彼のことを崇拝するようになりました。

1990年代後半のジャンプ低迷期を支えた剣劇バトル漫画のるろうに剣心は、登場キャラクターが織り成す人間ドラマにも魅力が集中しているとのことです。序盤のみ出てきた塚山由太郎もまた、多くのキャラクター関係があるとされており、ストーリーを大きく盛り上げました。彼と関りのある人物は、果たして誰でしょうか？この章では、るろうに剣心の塚山由太郎の人間関係について、石動雷十太や明神弥彦など4名を紹介していきます。

明神弥彦は、るろうに剣心のメインキャラクターの一人です。彼は、塚山由太郎と同い年の10歳の少年であり、ざんぎり頭が印象的なかわいい容姿に描かれていました。明神弥彦は、東京府出身の士族ですが、明治維新の混乱期に家族を失い孤児となり、ヤクザに拾われてスリをしていたのです。しかし、緋村剣心と出会ったことで、足抜けすることができ、神谷活心流を学んでいき心身ともに充実した状態で剣才を開花させていきます。

塚山由太郎と明神弥彦は、お互いに同い年で剣の腕を極めようとしていることから、ライバル関係にありました。特に塚山由太郎の方が、明神弥彦を意識していることが窺えます。また、塚山由太郎が石動雷十太を、明神弥彦が緋村剣心を崇拝していたので、当初は敵対しているようにも見られました。しかしながら、心の底ではお互いに認め合っていて、塚山由太郎が腕を傷つけられたその後を見て、明神弥彦は怒りを露わにしたのです。

緋村剣心は、るろうに剣心の主人公です。人斬り抜刀斎と評されるほどの剣の腕を有している彼ですが、現在は逆刃刀を持ち、不殺を貫いていました。浪人として全国を行脚していた緋村剣心は、神山薫と出会ったことで、神谷活心道場で暮らし始めるようになり、その一方で騒動に巻き込まれた市井の人々を守るようになっていきます。街中で評判を呼ぶ剣客となった緋村剣心の周りには、多くの仲間や敵方が現れるのです。

塚山由太郎と緋村剣心は、石動雷十太が前川道場に道場破りを敢行した際に出会いました。その時は、あまり気に留めることがありませんでしたが、実際に緋村剣心の戦う姿を見て、とんでもない剣の腕を有した人物だと認識を改めて、彼を尊敬するようになりました。その後は、石動雷十太と緋村剣心のどちらが強いのかを知りたがり、二人が正々堂々と勝負する様子を見たいと思うようになります。そのことが、悲劇に繋がるのです。

石動雷十太は、るろうに剣心に登場する剣客の一人で、東京編において緋村剣心と敵対したキャラクターです。彼の容姿は、立派な体格をしており、いかにも強そうな剣術の腕がある雰囲気を漂わせていました。古流の剣術を参考にして編み出した真古流という剣術団体を広めようとしており、そのためのパトロンやスポンサーを探しています。しかし、強い腕や怖そうな雰囲気はまがい物に過ぎず、実際には小物であることが判明しました。

石動雷十太は、塚山由太郎と父親の由左衛門が強盗たちに襲われたところを救い出しており、塚山由太郎が感銘を受けたことで彼の剣術指南役に就きました。塚山由太郎は、彼を崇拝するようになり、真古流にのめり込んでいくようになるのです。ところが、強盗騒ぎは石動雷十太が仕組んだヤラセであり、彼の目的は塚山家を真古流のパトロンにすることでした。その後、石動雷十太のメッキは剥がされ、塚山由太郎の悲劇の原因になります。

塚山由左衛門は、由太郎の実父です。元下級士族であり、現在は刀の鑑定願を活かして刀剣商を中心にした商いをしていました。明治時代に入ると刀剣類が外国人の間で珍重されたことから商売は上手くいっており、財を成すまでになりましたが、自分が選択した道を「しがない負け犬人生」と卑下しているのです。その心の隙を石動雷十太に突かれてしまい、ヤラセの襲撃事件を経て、彼を息子の指南役にするようになります。

塚山由左衛門と由太郎親子は、結果的に石動雷十太の裏切りに遭いました。特に塚山由太郎については後述しますが、石動雷十太に右腕を斬られてしまい人生が一変します。塚山由左衛門は、息子の腕の治療のためにドイツ行きを勧めるなど、息子を気遣いました。塚山由太郎は、原作漫画においては人に頭を下げる父親を良く思っていません。しかし、父親の自分に対する思いを知り、尊敬の念を戻すようになります。

2023年7月より、リメイクのテレビアニメ版がフジテレビ系の「ノイタミナ」で放映されているるろうに剣心は、「序盤の東京編が面白い」という評価が多いといわれています。また、東京編に登場した塚山由太郎について、彼の活躍がファンに鮮烈な印象を与えました。塚山由太郎は、どのような活躍を見せたのでしょうか？この章では、るろうに剣心の塚山由太郎の活躍について、三項目に分けてネタバレを交えて紹介していきます。

るろうに剣心の塚山由太郎は、父親の由左衛門に対して反発心を持っている様子が描かれています。塚山家は侍の血筋であるにも拘わらず、由左衛門は主君でもない人たちにペコペコとしていました。その様子を見た塚山由太郎は、いつしか父親に対して反発心を持つようになります。また、由左衛門が武士の魂である刀剣類を外国人に売っていることについても、塚山由太郎の反発心を助長させる結果を招いていました。

ある日、塚山親子は馬車に乗って移動しているところ、強盗たちの襲撃に遭います。この時に由左衛門は、「金を渡すから自分たちのことを助けてくれ」と土下座して許しを乞いました。そのような弱気な態度が、由太郎の癇に障ってしまい、由太郎は「俺は悪党には屈しない」と宣言したのです。窮地に立たされた塚山親子を救ったのは、その場に颯爽と現れた石動雷十太であり、そのかっこ良さに塚山由太郎は心酔しました。

塚山由太郎は、由左衛門が石動雷十太を自分の剣術指南役に雇ってくれたことに感謝しました。そして、よるり石動雷十太のことを崇拝するようになり、一番弟子と称してついて回るのです。石動雷十太は正直、そのような子供を疎ましく思っているのですが、パトロンの息子だから仕方ないとして、逆に小間使いのように扱うのでした。石動雷十太は、真古流を喧伝するために東京府内の剣術道場への道場破りを繰り返しています。

塚山由太郎は、石動雷十太の道場破りにいつも付き合っていて、師範代を叩きのめす師匠のことを益々尊敬していくのでした。ある日、石動雷十太が前川道場に押し入ると、そこに浪人の緋村剣心がいたのです。そして、彼の傍らには剣心を崇拝している明神弥彦もいました。塚山由太郎は、緋村剣心の常人とはかけ離れた剣術の強さを目の当たりにして驚愕したと同時に、自分とどこか似ている明神弥彦に嫌悪感を抱きます。

「石動雷十太と緋村剣心とはどちらが強いのか？」で議論になった塚山由太郎と明神弥彦は、神谷活心道場で対峙しました。ところが、ここで自分が剣術の素人だと見破られてしまった塚山由太郎は、神谷薫の勧めで竹刀剣術を学ぶことになります。彼はみるみるうちにのめり込んでいき、同時に緋村剣心が本物の剣客であることを知り尊敬の念を抱きました。それでも、師である石動雷十太に対する崇拝も変わることはなかったのです。

塚山由太郎が、真古流を極めて強くなりたいという思いには、微塵も変わりがありません。しかしながら、当の石動雷十太は、次第に緋村剣心のことを尊敬する彼のことを邪魔に感じるようになり、心変わりのしないうちに緋村剣心を倒そうと考えます。彼の正体は、実力派の剣客ではなく、単に自分が有名になりたいというペテン師のような人間だったのです。そして、遂に石動雷十太は、その本性を剥き出しにするのでした。

石動雷十太は、塚山親子を裏切って緋村剣心を奇襲しました。この時に現場に居合わせた塚山由太郎は、彼に右腕の筋を斬られてしまいます。緋村剣心が石動雷十太を倒したことで、命に別条はありませんでした。いかし、腕に負った傷は思いのほか深手で、彼は剣術に不可欠な右腕の握力を失ったのです。剣士としての将来を閉ざされてしまった塚山由太郎は、絶望しますが、由左衛門のはからいでドイツへ治療に行くことになりました。

ドイツ行きの当日、俯いていた塚山由太郎を叱咤激励したのは、誰あろう明神弥彦でした。彼は塚山由太郎に、「本性を表した石動雷十太ではなく、自分が憧れていた理想の師匠を超えてみせろ」と言って、竹刀を投げつけます。それを左手一本で拾った塚山由太郎は、明神弥彦とチャンバラをして応えました。こうして、ドイツへと旅立った塚山由太郎でしたが、神谷活心道場には彼の門人札が掛けたままにされているのです。

メガヒットを収めた剣劇バトル漫画るろうに剣心に登場する塚山由太郎は、悲劇的な状況になりながらも、未来を見据えて立ち直るべく旅立ちました。その後の彼はどうなったのでしょうか？また、彼は原作漫画とテレビアニメ版で違いがあるキャラクターでもあるのです。この章では、るろうに剣心の塚山由太郎の原作とアニメ版との違い、そして彼のその後について、三項目に分けてネタバレを含めながら紹介していきます。

原作漫画の塚山由太郎は、金髪のようなスタイルですが、アニメ版では茶髪の少年に描かれていました。また、設定にも違いがあり、アニメ版の彼の父親は「伊豆の雷神」と呼ばれた剣豪でしたが、既に故人となっています。また、原作漫画では渡独以降本編に登場していませんが、アニメ版では黒騎士団編で主治医とともに帰国して再登場しました。アニメ版ではさらに右腕の傷が完治していて、医学に関心を持つ描写もあります。

るろうに剣心の原作漫画の本編に、その後塚山由太郎は登場していません。しかし、彼のその後は番外編で見ることができるのです。「明日郎前科アリ（異聞）」では、イケメンに成長した塚山由太郎が再登場しました。彼は父親の仕事を継いで刀剣を輸出して財を成したのです。刀剣の他にも様々な輸出品を扱う「塚山商会」の若旦那になった彼は、長谷川明日郎と井上阿爛の悪事を瞬時に見抜いて、阿爛を叱責しました。

塚山由太郎は、その後も再登場しました。彼のさらなるその後を見ることができるのは、るろうに剣心の続編の北海道編です。北海道の塚山由太郎は、すっかりプレイボーイになっており、三条燕をナンパして明神弥彦に成敗されそうになりました。その時に左腕でガードしたことから、神谷活心道場への復帰を勧められましたが、「お前が先生ってのはちょっと嫌だわ」と皮肉を込めて断っています。

るろうに剣心は、1996年から1998年までテレビアニメ版第1作が放映されました。元宝塚歌劇団の涼風真世が緋村剣心役を演じた意外なキャスティングや、初代OP主題歌であるJUDY AND MARYの「そばかす」が大ヒットするなど、原作漫画に劣らぬ人気を獲得したのです。アニメ版第1作で塚山由太郎役を演じたのは、人気ベテラン声優の田中真弓でした。この章では、田中真弓のプロフィールや経歴、主な出演作品などを紹介します。

声優の田中真弓は、1955年1月15日に、東京都で生まれました。血液型はA型で、青二プロダクションに所属しています。田中真弓の趣味は演劇で、特技はジャグリングだと公式プロフィールで明かしていました。田中真弓の夫は、同じく声優で俳優の柴本浩行です。田中真弓は俳優業を本業としていると公言しており、舞台俳優活動を中心に活躍しているほか、ナレーションの仕事を行うなど一般層に知名度のある人物です。

田中真弓は幼い頃から目立つことが好きだったとのことで、人前で歌うことが多く、最初は歌手を目指していました。その後、演劇にハマり、中学高校時代演劇部に所属したことで、俳優になることを志したのです。様々な紆余曲折を経て、短大卒業後にテアトル・エコー所属となり、1978年に俳優と声優デビューしました。1980年代以降は、声優として多くの大ヒット作品に出演し、さらに俳優としても広く活動して現在に至ります。

• ONE PIECE：モンキー・D・ルフィ役
• うる星やつら（第1作）：藤波竜之介役
• ドラゴンボールシリーズ：クリリン役、ヤジロベー役
• 魔神英雄伝ワタル：戦部ワタル役
• とっても!ラッキーマン：ラッキーマン（追手内洋一）役
• ゲゲゲの鬼太郎（第6作）：砂かけばばあ役

田中真弓のテレビアニメの主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。モンキー・D・ルフィ役が有名ですが、それ以前も独特の声質を活かして少年役のメインキャラクターを数多く演じて、高評価されたのです。

この章では、るろうに剣心に登場する塚山由太郎に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。塚山由太郎は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、るろうに剣心の原作漫画を熱心に読んでいる方のツイートです。塚山由太郎が右腕を斬られて剣客として再起不能になったケースと、本条鎌足が膝を砕かれても復帰したケースを対比させていました。

こちらは、るろうに剣心の原作漫画とテレビアニメ版を見ていた方のツイートです。塚山由太郎について、原作とアニメ版との違いについてつぶやいていました。

こちらは、るろうに剣心の大ファンだと思われる方のツイートです。リメイクテレビアニメ版を観て、割と出来が良くて好きだということと、塚山由太郎の登場を待ち望んでいるとつぶやいています。

この記事では、るろうに剣心に登場する塚山由太郎にスポットを当ててきました。塚山由太郎は、登場シーンが少ない割に、人気が高いキャラクターとして知られています。彼に注目して、るろうに剣心を見てください。