【風の谷のナウシカ】ナウシカの服の色が変わる理由は?赤から青になったのはなぜ?

風の谷のナウシカの服は、作中で何度か色が変わっています。ナウシカの服が変わる理由には、実はとても重要な意味が込められています。風の谷のナウシカで、主人公・ナウシカが着ている服が赤から青に色が変わるシーンは、風の谷のナウシカの象徴とも言える存在「王蟲」も関わっています。ここでは、風の谷のナウシカの服の色が赤から青に変わる理由や、その意味について紹介していきます。

【風の谷のナウシカ】ナウシカの服の色が変わる理由は?赤から青になったのはなぜ?のイメージ

目次

  1. ナウシカとは?
  2. ナウシカの服の色が変わる理由
  3. ナウシカの金色の野に降り立つべしの伝説の意味
  4. ナウシカの胸が大きい理由や胸のマークの意味
  5. ナウシカの服に関する感想や評価
  6. ナウシカの服の色まとめ

ナウシカとは?

ナウシカとは、世界的に有名なアニメーション制作会社・スタジオジブリの作品「風の谷のナウシカ」に登場する主人公です。ナウシカは過酷な状況にも負けない強さと、相手が敵であろうと包み込む優しさが人気のヒロインで、風の谷のナウシカ作中では仲間を守る為に勇敢に戦います。風の谷のナウシカでは、ナウシカが着用する服の色が変わるシーンが描かれており、その理由や意味が注目されていました。

風の谷のナウシカの概要

ここでは、風の谷のナウシカ作中で、ナウシカの服の色が変わるシーンと理由を詳しく紹介します。まずはじめに、風の谷のナウシカの作品情報と概要を紹介します。風の谷のナウシカとは、世界的に著名な映画監督・宮崎駿が手掛けた長編アニメーション映画です。風の谷のナウシカは1984年に公開され、宮崎駿にとって第二作目となる長編作品でした。

風の谷のナウシカの原作は、アニメージュで連載されていた漫画作品で、この原作漫画の作者も宮崎駿です。風の谷のナウシカが公開された1984年当時、まだスタジオジブリは結成される前でしたが、現在では風の谷のナウシカもスタジオジブリ作品として扱われており、世界的な人気作品となっています。風の谷のナウシカには、スタジオジブリを代表するプロデューサーの鈴木敏夫や高畑勲、作曲家の久石譲などが関わっています。

風の谷のナウシカのあらすじ

風の谷のナウシカのあらすじを紹介します。風の谷のナウシカの世界では、高度な文明を誇った人類も、過去の戦争が原因で衰退の一途を辿っていました。巨大な蟲が生息する腐海では、人間はマスクが無ければ生存できない状況でした。人類は生活圏を追われながらも、いまだに人間同士で争い続けていました。荒廃した世界でも、風の谷の姫・ナウシカは希望を失わず、蟲とも心を通わせながら、人々のために戦っていきます。

風の谷のナウシカ - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ナウシカの服の色が変わる理由

ネタバレ①ナウシカの服の色はいつ変わった?

風の谷のナウシカ作中では、主人公のナウシカが着ている服が変わるシーンがあります。ナウシカの服の色が変わるのは、着用する衣装が変わっているからです。風の谷のナウシカのストーリー上で、ナウシカの服の色がいつ変わるのか?詳しくネタバレ紹介します。風の谷のナウシカでは、海から吹く風に守られた穏やかな集落・風の谷の姫であるナウシカが、大国トルメキアの侵略とペジテとの戦いに巻き込まれていきます。

それまで穏やかに暮らしていたナウシカですが、トルメキア兵に父親を殺され、人質に取られる形でトルメキアの船に乗せられます。風の谷のナウシカ作中で、ストーリー冒頭でナウシカは風の谷の衣装である、青い色の服を着ています。ナウシカが着ていた風の谷の服は、多くのポケットがついている機能的なもので、腐海で着用するマスクや帽子も青色をしています。

風の谷のナウシカの冒頭では、青い機能的な服を着ていたナウシカですが、ストーリーが進むとある時点で赤い服に変っています。ナウシカが赤い服を着るようになったのは、ペジテに囚われてからでした。ナウシカの服は、ペジテの船に囚われたタイミングと、ストーリーの終盤で王蟲の子供を助けようとしたタイミングで変わっています。

ネタバレ②青から赤に変わった理由は服を交換したから

風の谷のナウシカのストーリー上で、ナウシカの服の色が青から赤へ変わったのは、ペジテに囚われた時でした。トルメキアに侵略された風の谷の民を救うため、ナウシカは人質となってトルメキアの船に乗っていました。その後、トルメキアを攻撃するガンシップを目撃し、操縦していたペジテのアスベルと出会います。ペジテも風の谷と同様にトルメキアと争っており、ナウシカはペジテのアスベルと行動を共にします。

良き仲間となったナウシカとアスベルでしたが、ペジテは王蟲を使って風の谷を攻撃する計画を立てており、アスベルから計画を知ったナウシカは風の谷へ向かおうとします。しかし、ペジテの人々に阻止されてしまい、船に囚われてしまうのです。船の中の一室に閉じ込められてしまったナウシカの元に、ペジテの女性が二人やってきます。女性はナウシカに「身代わりになる」と進言し、自分が着ていた赤い服を差し出してくれました。

ナウシカを助けに来てくれた女性は、かつて風の谷に墜落した飛行船に乗っていた少女・ラステルの母親で、ラステルを看取って弔ってくれたナウシカに感謝しており、手助けしてくれたのでした。このシーンでナウシカは、今まで着ていた風の谷の青い服と、ペジテの女性が着ていた赤い服を交換しています。ナウシカの服の色が変わる最初のシーンとなり、変わった理由は身代わりになってくれた女性と服を交換したからでした。

ネタバレ③赤から青に変わった理由は王蟲の体液を浴びたから

風の谷のナウシカ作中で、一度目にナウシカの服の色が変わるのは、ペジテの船の中で身代わりの女性と服を交換したからでした。ペジテの赤い服に着替えたナウシカは、メーヴェに乗って風の谷を目指します。ペジテの人々の計画では、風の谷を王蟲の群れに襲わせ、トルメキア軍を全滅させるというものでした。ナウシカは無数の王蟲が風の谷を目指して走っている様子を目撃します。

怒った王蟲の赤い目で、辺り一面が真っ赤に染まっている状態の中、ナウシカは傷ついた王蟲の子供が吊るされているのを発見します。ペジテの人々は、捕まえて傷つけた王蟲の子供を運ぶことで、怒る王蟲の群れを風の谷へ誘導していました。ナウシカは王蟲の子供を取り戻して群れに返そうとしますが、ナウシカを敵視したペジテの男性から銃撃を受けてしまいます。

何とか王蟲の子供の元にたどり着いたナウシカでしたが、王蟲の子供は傷だらけにも関わらず酸の海に向かって行きます。ナウシカは王蟲の子供が酸の海に入らないように、必死になって止めました。この時、王蟲の子供の傷から体液が流れ出て、ナウシカの赤い服を青く染めました。ナウシカが着ていたペジテの赤い服が青く変わったのは、王蟲の子供の体液が染み込んだからでした。

ネタバレ④服の色が部分的に染まっていない理由

風の谷のナウシカの終盤で、ナウシカは傷ついた王蟲の子供を助けるために行動します。王蟲の子供に覆いかぶさるように守ろうとしたナウシカは、着ている赤い服に王蟲の子供の体液を浴び、赤い服が青く変わります。しかし、ペジテの服の胸の部分にある白い模様は、青く染まっていませんでした。

ナウシカの着ていた服の大部分が青く染まっているのに、胸の模様が全く染まっていないのは、素材が違っていたからと考察されていました。また、大人の事情といった観点からも、「服全体が青いと画面が締まらないから」といった理由ではないか?とも考えられていました。

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ナウシカの金色の野に降り立つべしの伝説の意味

考察①「金色の野に降り立つべし」とは?

風の谷のナウシカに登場する「金色の野に降り立つべし」という伝説について考察します。この伝説は、風の谷のナウシカのストーリー序盤のシーンで登場し、風の谷の最長老・大ババ様から語られたものでした。大ババ様は「金色の野に降り立つべし」という伝説に登場する人物が、人々を「清浄の地」に導くと言っていました。

風の谷のナウシカの世界では、文明は崩壊して人間が生きられない「猛毒を生じる腐海」が広がっており、この伝説の人物は「清浄の地」へ導いてくれる救世主のような存在として描かれています。

考察②言い伝えの人物はユパ?

大ババ様が伝説を語ったのは、世界中を旅して回っていたユパが久しぶりに風の谷へ帰還した後のシーンでした。風の谷の長でナウシカの父であるジルは、大病を患っておりもう永くないという状態でした。そのため、ジルは民からの信頼が厚いユパに、風の谷に腰を落ち着けて欲しいと伝えました。しかし、大ババ様は「ユパは伝説の人物を探し続ける運命にある」と語っており、ユパは旅を続けるのだと示唆しています。

考察③言い伝えの人物はナウシカ?

「金色の野に降り立つべし」という伝説は、風の谷で語られてきた古いものでした。あくまで伝説と捉えられ、そのような人物が実在するのかは分からない状態でしたが、言い伝えの人物の正体こそナウシカだったと判明しています。ナウシカの服が赤から青に変わった後のシーンでは、ナウシカは王蟲の大群に飲み込まれてしまいます。この様子を見ていた人々は、ナウシカは死亡したと悲しみに暮れていました。

ナウシカが王蟲の群れに飲み込まれた後、ナウシカがいる場所から徐々に王蟲の赤い目が青く変わっていきます。赤い目をして暴走状態だった王蟲の大群が、ナウシカに触れることで静まっていったのでした。王蟲は体から金色に輝く触手を出して、ナウシカを優しく持ち上げました。王蟲の大群から出た金色の触手がまるで草原のようになり、その様子を見ていた子供は「金色の野原を歩いているみたい」と話します。

目が見えない大ババ様も、子供たちが語る「青い服を着て金色の野原を歩く」ように見えるナウシカが、言い伝えの「金色の野に降り立つべし」で語られる人物なのだと悟りました。

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ナウシカの胸が大きい理由や胸のマークの意味

考察①ナウシカの胸が大きい理由

ナウシカは着ている服の変化にも注目されていたキャラクターですが、年齢の割に胸が大きいことにも関心が寄せられています。ナウシカは作中で16歳だと設定されており、まだ発達途中のはずの年齢の割には、胸が大きいのでは?と言われていました。ナウシカの胸が大きい理由は、監督の宮崎駿から語られています。インタビューにて宮崎駿は、ナウシカの胸は「風の谷の人々を抱きとめるための胸」だと答えています。

ナウシカの胸は、ただ子供に母乳を与えるだけでなく、風の谷に暮らす人々が亡くなる時、しっかりと抱きとめられる包容力がある胸だと設定されているのです。ナウシカは風の谷の長として、人々から慕われている姫です。ナウシカの胸は、安心感のある母性の象徴のような存在として描かれているため、宮崎駿からは「でかくないといけない」と語られていました。

考察②ナウシカの胸のマークの意味

風の谷のナウシカがストーリーの終盤着ていた服は、ペジテの女性と交換した服です。この服についている胸のマークは、何か意味があるのかと話題となっていました。スタジオジブリ公式からは胸のマークの意味について、特に情報は発表されていません。ただのデザインだと考えられますが、このナウシカの胸のマークは人気ゲーム・ドラゴンクエストのロトの紋章に似ていると言われています。

ナウシカの胸のマークとロトの紋章が似ているのには訳があり、ドラゴンクエストのキャラクターデザインを担当した鳥山明が、風の谷のナウシカを鑑賞して参考にしたからだと言われています。ドラゴンクエストに登場する王子の衣装もナウシカの服装とよく似ており、風の谷のナウシカが参考にされているのが分かります。

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ナウシカの服に関する感想や評価

ナウシカの服に関しての感想や評価を紹介します。ナウシカの服は作中で青から赤へ変わり、また青に変わります。ナウシカの服の色の変化は、王蟲の目の色のように、赤(怒り)と青(平静)の間を変化していくナウシカの心境も表していると考察されています。ナウシカの服の色が変わる演出が上手いと評価されていました。

ナウシカの服の色に関しては、いつ変わったのか分かりにくいといった感想も見られています。ナウシカの服がペジテの赤い服に変わるシーンは分かりやすいですが、王蟲の体液で青く染まるシーンは分かりにくくなっており、いつの間に服が青くなったのか気づかなかったという人もいました。

ナウシカの服の色が、王蟲の体液で青く染まるシーンには、明るい青になるのが不自然だという感想も挙がっていました。ナウシカの服は王蟲の体液で染まった後、鮮やかな青に変化しています。元の服の色が赤だったため、紫や紺ではなく真っ青になるのが変に感じるという意見もありました。

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ナウシカの服の色まとめ

ここでは、風の谷のナウシカの主人公・ナウシカの服の色が変わる理由についてまとめました。ナウシカの服の色は作中で二度変わっており、最初に着ていた青い服からペジテの赤い服へ、その後赤い服が王蟲の体液で染まることで青へと変わりました。是非、風の谷のナウシカをチェックして、ナウシカの服の色が変わるシーンにも注目してみて下さい。

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