【推しの子】ゴローが勤めていた病院のモデルは？宮崎県高千穂の聖地を調査

こちらの記事では、『推しの子』に登場するキャラクター、ゴローが勤めていた病院のモデルの情報を紹介していきます。推しの子の物語冒頭で、ゴローは宮崎総合病院という病院に勤めていました。その宮崎総合病院が実在するのかといった疑問や、宮崎総合病院があるとされている聖地の場所について調査しました。推しの子の聖地や、ゴローの勤めていた病院について知りたい人は参考にしてみてください。

他にも、ゴローが死亡した時に近くにあった祠や、ゴローとの過去などについてもまとめました。まずは、下記の項目で推しの子の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。推しの子の作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

推しの子は、2020年4月23日から連載されている青年漫画です。推しの子は2023年7月時点では、漫画雑誌『週刊ヤングジャンプ』とWEBコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて連載中となっています。単行本は12巻まで刊行されており、2023年4月12日からはアニメも放送されました。

推しの子は、あるアイドルの大ファンだった青年と少女が、それぞれ前世の記憶を持って双子に転生するという物語です。推しの子に登場する場所には、モデルになっている実在の聖地があり、聖地巡礼を行う作品ファンの姿も見られている作品です。推しの子の聖地である宮崎県高千穂や、都内のモデルになった場所では、作品とのコラボ企画が発足され賑わっています。

ゴロー（雨宮五郎）は、アイドルグループ・B小町のセンターアイドル「星野アイ」の大ファンである産婦人科医でした。ある日、ゴローの元に星野アイがやってきたことで、彼女が妊娠していることが発覚します。推しの妊娠発覚にショックを受けるゴローでしたが、彼女に健康な子供を産んでほしいと思い、一念発起します。しかし、ゴローは何者かに襲われ死亡し、気がつくと星野アイが産んだ子供に転生していたのでした。

ゴロー（雨宮五郎）は、推しの子のメインキャラクターであるアクアの前世の姿です。ゴローは、宮崎県高千穂にある総合病院で産婦人科医として働いていました。そこで、自分の推しアイドルである星野アイと出会います。初めは推しの妊娠にショックを受けていたゴローですが、彼女のいつもと変わらない明るく前向きな姿を見て、元気に子供を産ませることを心に決めます。

しかし、その直後にアイのストーカーによって、殺されてしまいます。アイのお産に携われなかった無念を残し、ゴローの意識は遠のいていきました。そして、ゴローが次に目を開けると、そこにはアイの姿がありました。ゴローは、死亡した後にアイの子供に転生していたのです。ゴローの遺体はその数年後に、自分と同じく記憶を持って転生した双子の妹・ルビーと、転生後に知り合った少女・あかねによって発見されることとなります。

推しの子の作中では、ゴローが勤めていた病院の名前が判明しています。ゴローが勤めていたのは、宮崎県高千穂という場所にある宮崎総合病院という病院ですゴローは、この病院の産婦人科医として働いており、そこで推しアイドルである星野アイと出会います。この宮崎県高千穂にある宮崎総合病院は、押しの子の原作漫画の第1話から登場しています。

また、単行本発刊ではルビーたちがMV撮影の関係で訪れることになります。宮崎総合病院の場所の情報は、宮崎県高千穂にあるということまでが明かされており、正式な住所などは公開されていません。しかし、推しの子の物語で描かれている様子を見ると、宮崎県高千穂のなかでも、山に面した奥地にあることが分かります。

ゴローが勤めていた病院は、宮崎県の高千穂にあることが漫画の中で描かれています。この宮崎県高千穂という場所は実在しており、現地の温泉施設では推しの子のコラボ企画が開催されるなど、推しの子の聖地として公式認定されています。しかし、ゴローが勤めていた宮崎総合病院という病院は、宮崎県高千穂には実在しません。

宮崎県高千穂には、総合病院と名前のつく病院はありません。産婦人科は「高千穂産婦人科診療所」という病院が実在しますが、推しの子の作中で描かれているような山の中ではなく、町の一画にあります。そのため、宮崎県高千穂には、ゴローの勤めていた宮崎総合病院は実在していないことが判明しています。

宮崎総合病院は実在の宮崎県高千穂にはありませんが、モデルになった可能性が高いと思われる病院は存在します。その病院は、宮崎県宮崎市にある「古賀総合病院」です。古賀総合病院は、ゴルフ場が建設されている森の近くにあり、推しの子の作中で描かれた宮崎総合病院の全体像にも似ています。そのため、宮崎総合病院の聖地となった場所は宮崎県高千穂で、モデルとなった病院は古賀総合病院だと予想されます。

推しの子の作中で、ゴローの遺体は祠の中に隠されていました。その祠のモデルになっていると確証できる場所は、現在不明となっています。しかし、可能性の高い場所として、天岩戸神社が考えられます。ゴローが勤めていた宮崎総合病院がある宮崎県高千穂には、神話で有名な天岩戸の聖地とされる天岩戸神社が存在します。

天岩戸神社は、推しの子の作中で名前が登場したアメノウズメノミコトと深い関係のある場所です。アメノウズメノミコトは、天岩戸に隠れた天照大御神を誘い出すため、岩の前で踊りを披露しました。その姿は、歌や踊りでファンたちに希望を与えるアイドルと類似します。そのような逸話からも、ゴローが勤めていた病院の近くにある祠のモデルは、天岩戸神社がモデルになっている可能性が高いでしょう。

MVの撮影で宮崎県高千穂にやってきたルビーは、自分たちの秘密を知っている謎の少女に出会います。この少女と出会った場所のモデルになった聖地は、不明となっています。少女の後ろには、病院と思われる建物が映り込んでいることため、宮崎県高千穂に存在する病院の近くがモデルとなっているのではないかと予想されます。

推しの子の作中には、宮崎県高千穂が登場しました。こちらの項目では、なぜ作品の聖地に宮崎県高千穂が選ばれたのかを考察しています。宮崎県高千穂が聖地になった理由を知りたい人は『推しの子の聖地が宮崎県高千穂になっている理由』の項目に目を通してみてください。また、『宮崎県高千穂にある推しの子の聖地』の項目では、推しの子の作品の中に登場した、宮崎県高千穂の実在の場所について紹介します。

漫画作品では、作者やスタッフに関係のある場所がモデルの場所に選ばれることが度々あります。作品の関係者の故郷をモデルにすることで、立地や郷土の背景を物語に活かせるというメリットがあります。推しの子の漫画の原作を担当している赤坂アカ先生は新潟県出身で、作画を担当している横槍メンゴ先生は三重県出身です。

そのため、宮崎県高千穂が舞台のモデルになった理由が作品の関係者つながりである場合、作者である赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生ではなく、漫画編集部の担当者やスタッフに関係する土地である可能性が高いでしょう。

宮崎県高千穂が推しの子の舞台に選ばれた理由の可能性として最も有力なのは、芸能界にまつわる神様を祀っているという背景です。前述の『ゴローが勤めていた病院近くの祠は実在する？』の項目でも紹介したように、宮崎県高千穂には神話に登場する天岩戸を祀る神社が実在しています。

岩の後ろに隠れてしまった天照大神を誘い出すために、アメノウズメノミコトが舞を披露する姿は、アイドルのライブとよく似ています。そのような神話の設定を物語に取り入れるため、天岩戸を祀る神社が実在する宮崎県高千穂を物語の舞台として選んだのではないかと予想されます。

推しの子に登場した宮崎県高千穂の聖地1つ目は、漫画の74話に登場した看板です。この看板は高千穂町商工会の周辺に実在しています。次の項目でも紹介している「手力男の舞の像」の周辺の風景として一緒に描かれています。

推しの子の74話の背景で描かれている手力男の舞の像は、宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸にある天岩戸神社の駐車場に設置されています。手力男は、アメノウズメノミコトが天照大神を岩の後ろから誘い出した後、天照大御神が再び隠れないように天岩戸を遠くまで蹴り上げた神として知られています。

宮崎県高千穂にある推しの子の聖地3つ目は、野菜や手芸品などを扱うがまだせ市場です。がまだせ市場は宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1099-1に所在しており、第2水曜日以外は毎日朝の9時から夕方18時まで営業しています。推しの子では、8巻の街の風景として描かれています。

ゴローは死亡直前には産婦人科医として勤めていましたが、双子の妹・ルビーの前世である、さりなと知り合った際にはまだ研修医として病院に通っていました。そのため、産婦人科ではない他の病棟に入院していたさりなと知り合ったのだと予想されます。さりなは脳にできたがんが原因で入院していました。

さりなはベッドの上で、大好きなアイドル・星野アイのことを語ったり、DVDを見て過ごしていました。そのようなさりなの影響もあり、ゴローは星野アイに惹かれ始めます。そして、さりながこの世を去った後も、ゴローは星野アイへの推し活を続けていたのでした。

ゴローは、研修医時代にさりなにプロポーズされています。「せんせ大好き！結婚して！」と冗談まじりに告白されたゴローは、さりなの勢いにたじろぎながら断りをいれました。その時ゴローは「さりなが16歳になったら考える」と返事をしており、ルビーに転生したさりなは、その時の言葉を忘れてはいませんでした。

さりなは、親との関係が良くなく、親はさりなの最期の時にまで現れませんでした。そのような彼女の傍に最後までいたのは、研修医だったゴローです。いつも傍にいて話をしてくれたゴローに、さりなはアイのキーホルダーを渡します。その後さりなは死亡し、キーホルダーはさりなの形見となったのでした。このキーホルダーは、ゴローの白骨化した遺体が発見された時一緒にありました。

ゴローは推しの子の物語序盤で、産婦人科医として登場しています。しかし、ゴローが本当になりたかったのは外科医でした。小説の登場人物に憧れて外科医を目指していたゴローですが、医大を目指していることを知った祖母に「母親がお産で亡くなったから産医を目指している」と思い込まれ、その間違いを指摘することができませんでした。そして、期待を裏切ることができなかったゴローは、産婦人科医を目指すことになったのでした。

推しの子の作中では、実在する場所がいくつか登場します。ゴローが勤めていた宮崎総合病院もそのうちの1つです。宮崎総合病院は、宮崎県の高千穂にあるとされており、その地域には天岩戸を祀る天岩戸神社があります。そのような立地を知った読者のなかには、その情報から今後の展開を考察する人もいます。

ゴローが勤めていた病院は、宮崎県にあることが判明しています。そのため、聖地が宮崎県のどこなのか気になっている人も多いようです。ゴローの勤務先である宮崎総合病院は、宮崎県高千穂には実在しない建物となっていますが、他のシーンの背景として登場した場所は実在するものがいくつかあります。推しの子の聖地が気になる人は、『宮崎県高千穂にある推しの子の聖地』を聖地巡礼の参考にしてみてください。

宮崎総合病院はゴローの働いていた場所ですが、さりなの想い出の場所でもあります。前世で死亡した場所であり、第2の人生が始まった場所です。物語の中心人物であるゴロー（アクア）とさりな（ルビー）、そしてアイが出会った物語の分岐点ともいえる想い出の場所が宮崎総合病院です。

以上、推しの子のメインキャラクター・アクアの前世であるゴローが勤めていた病院について紹介してきました。ゴローが勤めていたのは、宮崎総合病院という病院で、宮崎県高千穂にあるとされています。宮崎総合病院は実在していない建物となっていますが、ゴローの遺体が祠に隠されていたことから、天岩戸神社の周辺がモデルの場所になっていると予想されます。

また、建物の裏に森があることから、建物のモデルは宮崎県宮崎市に所在する古賀総合病院ではないかと予想されます。宮崎県高千穂には、推しの子に登場する場所のモデルになった聖地がいくつかあります。宮崎県に旅行する際には、こちらの記事で紹介した場所に足を運んでみてはいかがでしょうか？