【るろうに剣心】志々雄真実の刀・無限刃を考察！ギザギザの理由や燃える原理は？

本記事では、志々雄真実が使用している刀の無限刃を紹介していきます。無限刃は特殊な形状の刀で、読者からかっこいいという意見が挙がっています。無限刃が燃える理由や、志々雄真実のモデルになった人物をまとめていきます。

志々雄真実の無限刃が燃える理由を知る前に、まずは「るろうに剣心」の基本情報を紹介していきます。るろうに剣心は1994年から1999年まで連載されていた漫画で、全255話で完結しました。シリーズ累計発行部数は7200万部を突破しており、2017年には北海道編の連載がスタートしています。2012年から2021年に実写映画が公開されており、実写映画では大友啓史が監督を務めました。

るろうに剣心の主人公は緋村剣心です。緋村剣心は穏やかな性格の流浪人ですが、幕末では「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられていました。物語冒頭に緋村剣心は神谷活心流の神谷薫と出会い、偽物の人斬り抜刀斎の騒動を解決した後に居候になっています。また、人斬りを受け継いだ志々雄真実が日本征服を目論んでいたため、責任の一旦が自身にあると考えた緋村剣心は戦うことを決意しました。

志々雄真実は日本征服を目論む志々雄一派の指導者です。過去に緋村剣心から人斬りを受け継いでいましたが、明治政府に裏切られたことで大火傷を負い、全身を包帯で巻いた姿で登場しています。火傷を負った時に発汗機能は死滅しており、体温調節ができない体になりましたが、体温の上昇と共に身体能力が向上する体質になりました。るろうに剣心のアニメでは、声優の池田政典が志々雄真実の声を演じています。

志々雄真実は人斬り時代に魚沼宇水と戦っており、斬撃で魚沼宇水を失明させています。その後、魚沼宇水は「隙あらば志々雄真実を殺していい」という条件で十本刀に加わっていますが、斎藤一が「戦う前から志々雄真実に負けると悟っていた」と指摘しています。作者にとって志々雄真実は「悪の美学の集大成」で、「全編通して最強のキャラになってしまいました」とコメントしています。

ここからは、志々雄真実が使用している刀の無限刃を紹介していきます。無限刃は新井赤空が作った異質な刀で、読者から形状や特性がかっこいいという意見が挙がっています。無限刃が燃える理由や、ギザギザの形状をしている理由をまとめていきます。

るろうに剣心の志々雄真実は、新井赤空が作った無限刃という刀を使用しています。新井赤空は幕末の京都で活動していた刀匠で、作中ではすでに故人になっています。「斬れること」よりも「殺せること」を追求した「殺人奇剣」を作っていたため、同業者からは変人扱いを受けていました。ですが、内心では平和を願っていたため、殺傷能力が低い緋村剣心の逆刃刀も作っています。

志々雄真実は「弱肉強食」を理念に掲げており、過去に強盗目的で駒形由美の両親と兄弟を殺しています。また、緋村剣心から人斬り稼業を受け継いでおり、緋村剣心が「不殺」を誓ったことを知って失望しました。志々雄真実は人斬り時代から無限刃を使用しており、大勢の人を殺してきたことが刀が燃える理由に関係しています。

志々雄真実の無限刃は、ノコギリのような形状をしている刀です。前述したように、人斬り時代から無限刃を使用しており、刀に人間の脂が染み込んでいることが燃える理由です。新井赤空の「最終型の殺人奇剣」として作られましたが、無限刃の本来の特徴は「切れ味を損なわないこと」にあるため、発火能力は志々雄真実が独自に編み出した可能性が高いです。

緋村剣心は逆刃刀を使用していましたが、瀬田宗次郎との戦いで逆刃刀を折られています。そのため、不殺の誓いを破って新井赤空のもとを訪れましたが、新井赤空が遺していた最後の刀は「逆刃刀・真打」でした。真打も最終型に当たる刀のため、真打と無限刃は兄弟刀と言われています。また、真打は影打とは比較にならないほどの丈夫さを誇っています。

普通の刀は「斬る度に擦り減って切れ味が落ちる」という特徴があります。無限刃は「切れ味を落とす代わりに、殺傷能力を維持する」という目的で作られたため、作られた時点でノコギリのような形状になっています。逆刃刀・真打と同時期に作られた刀と予想されているため、新井赤空が殺人と活人の間で悩んでいたことが分かります。

新井赤空は「全刃刀」「連刃刀」「薄刃乃太刀」という刀も作っています。連刃刀と薄刃乃太刀は沢下条張が所持していましたが、連刃刀は緋村剣心の攻撃を受けて折れました。また、新井赤空は息子の新井青空に「自分の作った刀が新時代を作る」と言っていましたが、新井青空は父親の言葉が受け入れられなかったことで廃業を決めています。

無限刃が燃える理由やギザギザの形状をしている理由を知った後は、るろうに剣心に登場した志々雄真実のモデルを紹介していきます。るろうに剣心には実在の人物が登場しているため、志々雄真実のモデルも実在の人物と予想されています。志々雄真実の容姿のモデルもまとめていきます。

るろうに剣心の志々雄真実のモデルは、新選組筆頭局長の芹沢鴨と言われています。芹沢鴨は現在の北茨城市出身で、前名は「下村嗣次」と推測されています。1863年に新見錦や平山五郎を率いて「浪士組」に参加しており、六番組小頭を務めていました。その後、新選組の筆頭局長を務めていましたが、新選組にとって邪魔な存在と考えられたことで暗殺されています。

新選組は芹沢派と近藤派に別れており、芹沢鴨の暗殺は副長の土方歳三が画策したと言われています。また、芹沢鴨は長身で太っており、昼間から酒を飲んでは暴れていたという記述が残っています。京都市中京区の壬生寺に芹沢鴨の墓が建てられています。

志々雄真実の容姿のモデルは、「犬神家の一族」の青沼静馬です。青沼静馬は菊乃と佐兵衛の息子で、戸籍名は津田静馬です。中学卒業後に就職していましたが、21歳で徴兵され、戦場で深い火傷を負っています。元々は穏やかな性格でしたが、自身の異母姉の松子に復讐することを決め、マスクを被って佐清と入れ替わりました。物語途中に松子に正体を明かしており、逆上した松子に殺されて湖に入れられています。

無限刃が燃える理由やギザギザの形状をしている理由を知った後は、るろうに剣心に登場した志々雄真実に関する感想をまとめていきます。志々雄真実は週刊少年ジャンプの代表的な敵キャラクターのため、読者から様々な感想が挙がっているようです。志々雄真実が使用している無限刃に関する感想もまとめていきます。

志々雄真実の無限刃は、ノコギリのような形状を持つ独特な刀のため、「無限刃がかっこいい」という感想が挙がっています。また、「兄弟刀の無限刃と逆刃刀・真打が戦ったことが熱い」「違う理念を持つ志々雄真実と緋村剣心の戦いが熱い」という感想も挙がっています。

志々雄真実の最強の技は「火産霊神」です。火産霊神は外伝の「炎を統べる」で描かれていますが、原作漫画では不発に終わった技のため、「火産霊神の詳細が気になる」という感想が挙がっています。また、「志々雄真実は見た目と刀、技の全てがかっこいい」という感想も挙がっています。

新井赤空は唯一無二の刀を作った刀匠のため、「新井赤空の刀は面白い」という感想が挙がっています。また、作中では6種類しか描かれていないため、「新井赤空の他の刀が気になる」「北海道編で新しい刀を描いてほしい」という感想も挙がっています。

本記事では、志々雄真実が使用している無限刃の特徴を紹介していきました。無限刃と逆刃刀・真打は対照的な刀で、人斬りの志々雄真実と緋村剣心は違う理念を持つため、対照的な2人の死闘が面白いという意見が挙がっています。志々雄真実の登場エピソードを読んだことがない方も、本記事を参考にしながら読んでみて下さい。