【ボルト】楔(カーマ)とはどんな呪印?印の意味は大筒木モモシキの器?

ボルトの中でも大きな謎として扱われているのが、楔(カーマ)です。青年ボルトにも存在している呪印で、範囲が少しずつ大きくなっているのは、描かれていますが、その正体や意味などは明らかになっていないのです。この記事では、ボルトのカーマについて、そもそもカーマとは、どういったものなのか、関係していると思われるモモシキとの関係性などについて、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

【ボルト】楔(カーマ)とはどんな呪印?印の意味は大筒木モモシキの器?のイメージ

目次

  1. ボルトとは?
  2. ボルトの楔(カーマ)とはどんな呪印?
  3. ボルトの楔(カーマ)の印の意味や正体は大筒木モモシキの器?
  4. ボルトの楔(カーマ)を刻まれたキャラ
  5. ボルトの楔(カーマ)に関する感想や評価
  6. ボルトの楔(カーマ)まとめ

ボルトとは?

ボルトの概要

ボルトとは、1999年から2014年にかけて、週刊少年ジャンプにて連載された大人気漫画、『NARUTO-ナルト-』の実質的続編と言われるスピンオフ作品です。2016年から、原作を『NARUTO』の作者である岸本斉史先生が、作画を、岸本斉史先生のアシスタントでもあった池本幹雄先生が担当することで連載が開始されました。週刊少年ジャンプとしては異例の月1連載で連載されていましたが、2019年にVジャンプに移籍しました。

NARUTOの最終回付近で描かれた、うずまきナルトの子供世代を主軸においた作品です。主人公をうずまきナルトの息子であるボルトが務めています。また、連載初期は、NARUTOの劇場版映画化として制作された『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』をベースに物語が展開される形になっていました。アニメ化も行われるなど、NARUTOの人気を継承し、幅広いメディアミックス展開も行っている作品になっています。

ボルトのあらすじ

第四次忍界大戦からおよそ15年が経過したNARUTO世界。忍界大戦を通して五大国が和解を果たしたことで、それぞれの軍事技術の民生転用が積極的に行われるようになっていました。結果的に、一気に近代化が進んでいましたが、同時に様々な問題も見え隠れすることになります。夢を叶えて火影になったナルトの息子、ボルトはそのような世界で、『火影の息子』として生活をすることになるのでした。

テレビ東京・あにてれ BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS

ボルトの楔(カーマ)とはどんな呪印?

楔(カーマ)とは?

カーマとは、ボルトの右掌とカワキの左掌に表れている特殊な呪印です。通常時は菱形をしていますが、発動すると、体中に伸びていく形になっています。カワキは登場当初からカーマを持っていましたが、ボルドは当初はありませんでした。ボルトは、初めて大筒木モモシキと対峙した際に、モモシキによって植え付けられる形で発生したものになっています。

ちなみに、カーマは、時間が経過していくと、額に角のような物が映えることも明らかになっています。登場した当初は、このカーマの意味や正体については不明であり、角が映える理由も不明のままでした。

楔(カーマ)の能力

カーマは活性化させると、身体能力の向上と、忍術を強化する効果をもっています。さらに特徴的な能力になっているのが、チャクラ由来の忍術を、吸収できる能力を持っているという点です。これにより多くの忍術を実質的に無効化することができます。ただし、吸収できるのはあくまでもチャクラなので、チャクラで物質を操る能力は無効化できず、相性の悪い能力になっています。

さらに、使いこなした者は、時空間忍術まで使用できるようになります。系統としては、異空間を作り出し移動することができるタイプです。うちはサスケの輪廻眼や、大筒木一族の能力と同系統のものになっています。

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ボルトの楔(カーマ)の印の意味や正体は大筒木モモシキの器?

考察①楔(カーマ)は殻と関係している?

カーマと関係している組織とされているのが『殻』です。殻は、BORUTO作中でボルト達が敵対することになる組織です。そもそも、BORUTO作中で、正体不明だったボルトやカワキの呪印の『カーマ』という名前を明らかにしたのも、殻の元メンバーであるアマドでした。殻では、カーマについての人体実験なども行われており、少なくとも、カーマに関しては、木ノ葉隠れの里を始めとした勢力よりも、詳細を把握しています。

考察②モモシキのデータのバックアップ?

さらに物語が進んできた中で、元殻の研究者であるアマドのセリフからカーマの正体や意味が明らかとなりました。カーマの正体とは大筒木一族の遺伝子情報やチャクラなどが、複製されて圧縮されたものだったのです。この圧縮された情報の解凍には時間がかかるものの、すべての情報が解凍されると、該当者が転生する形になっているのです。つまりボルトのカーマの正体は、モモシキが復活するためのバックアップだったのです。

このカーマは同じ人物の情報を、複数の対象に植え付けることが可能になっています。余談ですが、仮に本当に転生が完了した場合、同じカーマを持つ者からは、カーマが消えるという仕様になっているのです。カーマを活性化させると、身体能力などが高まるのも、カーマの意味として、大筒木一族の戦闘経験や力が使用者に上乗せされるためとなっています。

考察③大筒木モモシキが復活するための器?

つまり、端的に言ってしまえば、ボルトはBORUTO作中で、モモシキを倒す際に、モモシキのバックアップの器として利用された形になっていると言えます。このまま、ボルトの中で解凍が進んでしまえば、いつか、ボルトはモモシキに身体を乗っ取られてしまうことになってしまうのです。ちなみに身体を乗っ取られてしまった場合、器となった人物の人格は消えてしまうことも明らかになっています。

ボルトの場合に置き換えると、モモシキが復活した際には、ボルトの人格は消えてしまうのです。ちなみに、カーマの器になるのは、誰でも良いわけではありません。カーマに耐えられる人間は決して多くはないのです。そういう意味では、モモシキがボルトにカーマをかけたのはある種の賭けだったとも言えるのです。結果的にボルトにもカーマが定着している様子から、モモシキのこの賭けは成功してしまったとも言えます。

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ボルトの楔(カーマ)を刻まれたキャラ

楔を刻まれたキャラ①うずまきボルト

BORUTO作中で、モモシキによってカーマを刻まれてしまったのがうずまきボルトです。元々ボルトは、父親のナルトが大筒木ハゴロモの息子であるアシュラの転生者であり、母親のヒナタはハゴロモの弟ハムラの一族の直系の子孫という家系になっています。この大筒木一族の血統の濃さが、結果的にカーマの適合率を高めてしまっているのです。

その適合率の高さは、他のカーマを持つキャラクターと比べてもかなり高くなっています。実際、BORUTO作中では、何度か、大筒木モモシキの意識に身体を乗っ取られる場面も描かれているのです。最終的にはボルトが覚悟を決め、カワキに頼んで、自害することで、モモシキ復活を阻止しようとする行動に出ます。結果的にこの時は、モモシキが道連れを嫌って、ボルトの身体を修復したため無事でした。

しかし、この修復に、モモシキは未解凍の自身のデータを使用しています。そのため、意識はボルトのままではありますが、身体は完全に大筒木一族のものになってしまっているのです。このある種不完全な状態が、どのような意味を持つのかは、不明になっています。

楔を刻まれたキャラ②カワキ

BORUTOのもう1人の主人公とも言えるキャラクターがカワキです。彼は、初登場時点で既にカーマを持っていました。うずまきボルトが右掌にカーマを持つのに対し、カワキは、左掌にカーマを持っています。殻で人体実験を受けていた1人であり、大筒木一族の1人、大筒木イッシキの器となっていました。殻での実験の結果もあり、ある程度はカーマをコントロールできますが、完全にコントロールしているわけではありませんでした。

そのような状態ではありましたが、イッシキの器としては、1番適合率が高かったようで、殻ではカワキが正当な器として扱われていました。しかし、カワキはボルトとは対称的に、BORUTO作中で、カーマを失ったキャラクターでもあります。それが結果的に、力の渇望へと繋がってしまうことにもなっています。

楔を刻まれたキャラ③ジゲン

カーマを持つキャラクターの1人がジゲンです。ジゲンは殻のリーダーであり、カワキと同じくイッシキのカーマを持っています。カーマが刻まれた位置は顎です。その正体は、大筒木イッシキの現在の器です。ただし、器としては不完全であったため、カーマ以外の方法で身体を乗っ取られており、意識はイッシキのものになっていますが、ジゲン自身の意識も残っていて封印されているとされています。

元々は時が来たらカワキに転生するつもりでいましたが、カワキが木ノ葉隠れの里に保護されてしまったため、行動を起こすことになります。しかし、カワキが戻らなかったこと、追い詰められたことで、ジゲンに転生してしまいます。ジゲンは器としては不適合であるため、2、3日で死亡してしまう状況に追い詰められてしまうのでした。この転生の結果として、カワキがカーマを失う形にも繋がっています。

楔を刻まれたキャラ④コード

カワキ・ジゲンと同じく、イッシキのカーマを持っていたのがコードです。殻の幹部として活動していたキャラクターです。元々はカワキと同じく、器となるべく実験を受けていたキャラクターでしたが、器としては適合しませんでした。しかし、何故か、武器としての側面を残した白いカーマを持った状態で生存していたという特殊な立ち位置のキャラクターになっています。

殻の幹部として活動する一方で、正当な器に選ばれたカワキに対しての嫉妬心なども抱いていました。そのため、イッシキが倒された後は、独自に行動を開始することになります。

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ボルトの楔(カーマ)に関する感想や評価

ここからは既に、BORUTOを読んでいる人の、カーマに関しての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。元々BORUTOは、立ち位置的にもスピンオフ作品として始まりました。そのため、NARUTOの平和な世界で育つ子供世代について描かれると考える人が多くなっていたのです。それを変えたきっかけが、カワキの登場であり、象徴的な存在になったのが、カーマでした。

そのため、カーマはBORUTOの物語において、重要な要素となり、物語の中心もボルトとカワキを中心としたものになっています。当初は賛否両論ありましたが、結果的にはボルトが精神的に大きく成長する意味合いが強かったこともあり、肯定的に受け入れられる形になっています。

元々NARUTOでも呪印は人気がある要素になっていました。そのため、カーマも肯定的に受け入れる声が多くなっており、デザインがカッコいいとする声も多くなっています。その一方で、ボルトとカワキの関係性、さらにボルトとナルト、カワキとナルトの関係性に関しては、複雑な想いを抱く人が多くなっています。元々BORUTO世界のナルトは7代目火影として忙しくしており、家族を蔑ろにしてしまっている状態だったのです。

カワキが登場するまで、ナルトとボルトの関係性は決して良い状態では描かれませんでした。それは一重にナルトが中々家に帰れないことに由来していると言えます。それがカワキが来たことによって、カワキの監視と保護が目的とはいえ、ナルトが家にいることが増えたのはボルトとしては、複雑な想いを抱いても仕方ないと言われる結果になっています。

カーマの正体や意味については、NARUTOの世界で慣れ親しんでいたこともあって、ある程度受け入れられたとする声が多いです。ただし、やはりボルトが1度死亡しようとした展開には驚いたとする声も多いのが実情です。それも、殺されるような展開ならまだしも、モモシキを抑えるために、自害するような展開だったのには、ボルトの覚悟を感じたと言われることが多くなっています

今後の展開として気になるとされているのは、やはり身体的には大筒木一族になってしまったボルトについてです。十尾の生贄候補になっているボルトですが、本当にそれだけで終わるのかが気になるとも考察されているのです。或いは、どこかで再びカーマの正体が意味を持ち、モモシキが関与してくるような展開も生まれるのではないか、とも考察される結果になっているのです。

イッシキがそうであったように、ボルトにこだわっているモモシキは、ボルト以外の器はいないものだと考えられています。そのような状態でボルトに何もしないとは考えづらいともされているのです。

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ボルトの楔(カーマ)まとめ

BORUTOに登場するカーマとは、身体能力を高め、チャクラを吸収する能力を持っている呪印です。その正体は、大筒木一族が転生するための、器を用意するバックアップになっています。器は誰でもいいわけではありませんが、ボルトの場合は、大筒木一族の血が濃いために、BORUTO作中でも特に高い適合率を誇っていました。

2023年7月時点では、ボルトは身体的には完全に大筒木一族になっていますが、意識はしっかりボルトのままという状態に落ち着いています。しかし、今後もこのまま何もないとは考えられないとも言われているのです。今後もBORUTOの物語の中に大きく関わる可能性があるので、カーマの存在や意味にも注目しながら、視聴してみましょう。

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