【るろうに剣心】辰巳は闇乃武の頭領！剣心抹殺計画や結界の森での戦い・最後を解説

『るろうに剣心』の辰巳は、闇乃武の頭領として登場しています。人斬り抜刀斎時代の剣心を狡猾な方法で追い詰めたキャラクターとしてファンにも知られていました。闇乃武の頭領は実写映画などにも登場していて、巴などとの関わり方も注目されています。ここではまず、大ヒット漫画・るろうに剣心についての基本的な情報をまとめてきましょう。

るろうに剣心は、漫画史に残る作品として知られています。アニメもメガヒットを記録し、後世に残した影響も大きいメガヒットコンテンツです。実写映画も空前の大ヒットを記録し、2023年には新作アニメが制作されるなど、その世界観は広がり続けています。ここからは、るろうに剣心の概要や簡単なあらすじをまとめていきます。

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)』は、和月伸宏によって描かれる歴史漫画です。『週刊少年ジャンプ』で1994年から5年間連載されて、高評価を獲得しました。数多くもメディアミックスを成功させて、いまだに多くのファンに愛されている作品となっています。2017年からは正当な続編である『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』が連載されました。

2023年7月には、フジテレビの深夜アニメ枠『ノイタミナ』で新作アニメが制作されています。声優キャストを新たにして、キャラクターデザインやシナリオなどを原作者が担当していることで話題になりました。本作は日本のみならず、世界中で放送されることが決まりました。声優キャストには斉藤壮馬や高橋李依、大西沙織、内田雄馬などの若手声優がキャスティングされています。

幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客がいました。彼の逸話は明治時代にまで伝えられ、伝説として語り継がれています。そんな中で、剣術道場の看板娘である神谷薫は、流浪人をしている青年・緋村剣心に出会いました。彼は一見すると優男ですが、実は「人斬り抜刀斎」という過去を抱える剣士だったのです。剣心と薫は様々な事件を通じて、しだいに心を通わせていきます。

辰巳は老獪かつ狡猾な男で、暗殺組織「闇乃武」の長となっています。辰巳は剣心1人を倒すために、どんな手段でも使う執念を持っていました。自分の部下たちですらも駒と考えていて、剣心を弱体化させるために捨て駒にしています。年齢は不明ですが、50代から60代であるとファンには推測されていました。その戦闘力は凄まじく、老戦士とは思えないほどの体格を持っています。

辰巳は術式無敵流（じゅつしきむてきりゅう）の使い手で、暗殺組織「闇乃武」の暗殺者でした。徒手空拳を用いた格闘術を使い、高い戦闘力を有しています。筋力もすさまじく、アクロバティックな攻撃を得意としていました。手負いとはいえ人斬り抜刀斎時代の剣心を追い詰めたことで、作中でもトップクラスの実力を持っています。老獪な戦術を使い、西洋の軍人のようなグローブやチョッキを身に着けていました。

ここでは、るろうに剣心の辰巳の剣心抹殺計画や最後を見ていきましょう。辰巳が剣心抹殺計画を立てていて、長い年月をかけて剣心の隙を狙っていました。最後の戦いでは両者ともに命を懸けた戦闘になっていて、人斬り抜刀斎を最も追い詰めたキャラクターとして注目されています。ここでは辰巳の剣心抹殺計画について、最後の戦いまでをまとめてきます。

辰巳は、徳川幕府直属の暗殺組織「闇乃武」の長として活動しています。辰巳は剣心抹殺を命じられていて、その強さは闇の暗殺者にふさわしい実力となっていました。討幕派の護衛と暗殺を担っている人斬り抜刀斎は、幕府側にとっては邪魔な存在でした。そして、暗殺組織「闇乃武」の人斬り抜刀斎の暗殺命令が下るのでした。その戦闘力を見て「正面からでは難しい」と考え、「剣心の弱点を突く」方向に舵を切りました。

暗殺組織「闇乃武」の長である辰巳は、人斬り抜刀斎によって婚約者を殺された女性・巴を剣心に接触させました。剣心はその事情は知らずに、心を通わせていきました。巴もいつしか任務を忘れて、剣心と共に生きていきたいと願うようになります。しかし、幕末の戦いも激化していき、ついに暗殺組織「闇乃武」は強硬手段に打って出ました。

辰巳の結界の森での戦いは、抜刀斎の戦いの中でも最も危険なものになりました。巴を人質に取られていて、結界の森と名付けられた舞台に剣心は誘導されます。そこには暗殺組織「闇乃武」の精鋭たちが待ち構えていて、五感を一つずつ奪われていきました。しかし、そのハンディを背負ってでも、人斬り抜刀斎としての強さは揺るぎませんでした。

刺客たちとの激戦で、視覚や聴覚などを奪われてしまった剣心ですが、ついに巴のもとへとたどり着きました。辰巳は体術のスペシャリストで、感覚を失った状態では勝つことは難しい相手でした。さすがの剣心も「もはや勝ち目は無い」と悟りましたが、巴を助けるために剣心は全身全霊の一撃を振り下ろしました。

視覚を一時的に失っていた剣心ですが、その鋭すぎる感覚で相手を切り伏せます。しかし、その瞬間に剣心が感じたものは、巴の使っている香水である白梅香でした。剣心が斬ったのは巴であり、巴もろとも辰巳を斬っていたのでした。辰巳は最後には死亡しましたが、同時に巴も死亡してしまいます。そして、剣心は動乱の時代を終わらせる決意をし、新時代を迎えた際には、剣士をやめることを決めたのでした。

ここでは、るろうに剣心の辰巳と関係するキャラを見ていきましょう。剣心の過去を描く追憶編では、人斬り抜刀斎を狙う刺客たちが数多く登場します。幕末の動乱期には様々な陰謀が渦巻いていて、討幕派の中枢に近かった剣心にも多くの刺客が送り込まれていました。辰巳と関係するキャラは、追憶編のメインキャラクターたちとなっています。

るろうに剣心の辰巳と関係するキャラの1人目は、緋村剣心です。緋村剣心は新時代を生きる流浪の剣士であり、幕末期には『緋村抜刀斎（ひむらばっとうさい）』と恐れられた人斬りでした。人斬り時代には多くの人間を殺め、その贖罪のために明治時代に入り、流浪の旅に出ました。辰巳とは敵同士として出会い、数か月にわたって監視されていました。

辰巳は犠牲を厭わない老獪な戦術を得意とし、剣心のことを執拗に狙っています。剣心に1度は死を覚悟させているほどの強さを見せていて、二人は立場は違えど、『暗殺者』という共通の関係で結ばれています。剣心の実力を正確に把握し、死の寸前まで追い詰めた辰巳の手腕は高く評価されていました。

るろうに剣心の辰巳と関係するキャラの2人目は、雪代巴です。雪代巴は江戸で生まれた武家の娘となっています。京都で婚約者を失ってしまい、失意の中で辰巳にその心を利用されてしまいました。抜刀斎に近づき、篭絡することで暗殺を成功させようという作戦でした。剣心と深く関わり、本気で彼を愛してしまったことによって、辰巳にその想いすらも利用されてしまいます。

巴が裏切ることすらも作戦のうちであり、それらも含めて辰巳は人斬り抜刀斎抹殺に利用していました。最後には、巴の家族を利用し、巴が絶対に逃れられない作戦を実行しています。結果的に、巴の存在が辰巳自身の死期を早めてしまいました。

るろうに剣心の辰巳と関係するキャラの3人目は、飯塚です。飯塚は幕末の京都で活動していた長州派維新志士であり、すべての事件の黒幕となっていました。リーダー格の桂小五郎とも接触することができる幹部クラスの人物ですが、幕府側と深くつながっていました。闇乃武に剣心の情報を流しており、辰巳とは接触するシーンはないものの、共犯者であることは確実です。

辰巳が死亡していた後には、飯塚は裏切者として逃亡者となります。しかし、剣心の代わりに討幕派の暗殺者となった志々雄真実によって、暗殺されてしまいました。飯塚がどのようにして辰巳たちと接触していたかは、最後まで分かっていません。

ここでは、るろうに剣心の辰巳の実写映画キャスト・北村一輝を見ていきましょう。実写映画であるるろうに剣心は、メガヒットを記録したことでも知られています。7つの映画が制作されていいて、実写映画として高い評価を獲得していました。実写キャストも豪華なことでも注目されていました。るろうに剣心の辰巳の実写映画キャストに起用されたのは、ベテラン俳優である北村一輝です。

北村一輝(きたむらかずき)は1969年7月17日生まれの俳優であり、北村康（きたむらやすし）という名義で活動していた時期があります。2022年9月には、フロム・ファーストプロダクションから株式会社PANDAに移籍しました。大阪府大阪市出身で、三池崇史作品や望月六郎作品などに出演したことで知名度を大きく上げました。現在では、多くの出演作品を誇る人気俳優になっています。

北村一輝の主な出演作品を見ていきましょう。北村一輝の連続ドラマの初出演作品は『キモチいい恋したい!』で、映画への初出演作品は『雪のコンチェルト』となっています。1999年の『日本黒社会 LEY LINES』で主演を果たしています。『大奥』の徳川家定で俳優として大ブレイクを果たし、その後は数多くのドラマ作品に出演することになりました。

『ガリレオ』シリーズで草薙俊平役に起用されると、高い評価を獲得します。草薙俊平役は2022年の劇場版作品でも演じていて、彼の代表作となりました。『宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-』で連続ドラマ初主演有川崇を担当しています。2023年の出演作品には『波よ聞いてくれ』や『テッパチ!』などがあります。

ここでは、るろうに剣心の辰巳に関する感想や評価などを見ていきましょう。るろうに剣心の辰巳は追憶編のボスキャラクターとして注目されていました。人斬り抜刀斎時代の剣心を苦しめた人間として、多くのファンの印象に残っているキャラクターとなっています。そのため、るろうに剣心の辰巳に関する感想や評価は、ネット上には数多く集まっていました。

辰巳の強さはファンの間でも話題になっています。人斬り抜刀斎時代の剣心は、まさに最強の暗殺者でした。その剣心に死を確信させるほどの計画を練った辰巳は、作中で最強クラスの強さを持っていたのではないかと言われています。ネット上でも、辰巳の強さに関する感想の声を数多く見つけることができました。

るろうに剣心の辰巳の実写キャストに起用された北村一輝には、絶賛の声が集まっています。北村一輝は圧倒的な実力を持つ俳優であり、実写キャストの中でも再現度の高さが絶賛されていました。肉体派の老戦士として、実写映画の中では存在感を見せつけています。ネット上には、実写キャストを務めた北村一輝の関する称賛の声が溢れています。

辰巳は敵キャラでありながら、信念を貫く暗殺者として描かれています。人斬り抜刀斎側から見ると、かなりの極悪人となっています。辰巳には信念があり、その信念のために手段を択ばない姿に絶賛するファンも少なくありませんでした。ネット上でも、辰巳の生き方は話題になっています。

この記事では、るろうに剣心の辰巳について基本的な情報や活躍、最後、実写キャスト・北村一輝、ネット上の感想などを紹介してきました。辰巳は人斬り抜刀斎を最も苦しめたキャラクターとして注目されている存在です。実写映画などでも存在感を見せたので、ネット上でも話題になることが多いキャラクターとなっています。暗殺組織「闇乃武」の長・辰巳にも注目して、るろうに剣心をお楽しみください。