【機動戦士ガンダム 水星の魔女】タイトルの意味は?スレッタが魔女と呼ばれる理由は?

機動戦士ガンダム/水星の魔女のタイトルの意味と由来を考察していきます。アスティカシア高等専門学園に入学したスレッタが、仲間と共に敵と戦う物語が描かれている機動戦士ガンダム/水星の魔女。本記事では、水星の魔女の作品概要とあらすじや、タイトルの意味と由来をネタバレしながら考察していきます。また、スレッタが魔女と呼ばれている理由や、ガンダムが危険視されている理由をネタバレしながら解説していきます。

【機動戦士ガンダム 水星の魔女】タイトルの意味は?スレッタが魔女と呼ばれる理由は?のイメージ

目次

  1. 水星の魔女とは?
  2. 水星の魔女のタイトルの意味や由来
  3. 水星の魔女のスレッタやソフィが魔女と呼ばれる理由
  4. 水星の魔女は意味がわからない?理由を考察
  5. 水星の魔女に関する感想や評価
  6. 水星の魔女のタイトルの意味まとめ

水星の魔女とは?

機動戦士ガンダム 水星の魔女の概要

タイトルの意味と由来を考察する前に、まずは「機動戦士ガンダム/水星の魔女」の基本情報を紹介していきます。水星の魔女は2022年10月に放送がスタートしたアニメで、2023年の4月から7月までシーズン2が放送されていました。戦闘シーンの多くが手描きの描写で、シリーズ初の女性主人公が話題になっています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のあらすじ

水星の魔女の主人公はスレッタ・マーキュリーです。スレッタは水星で育った少女で、ベネリットグループの高等教育機関「アスティカシア高等専門学園」に入学しました。また、グエルに絡まれていたミオリネを助け、グエルとの決闘に勝利したことでホルダーになっています。その後、地球寮のメンバーと親交を深めていましたが、母親のプロスペラがとある目的を抱えていることが判明します。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

水星の魔女のタイトルの意味や由来

ここからは、水星の魔女のタイトルの意味と由来を考察していきます。本作は「魔女」がキーワードになっているため、様々な女性キャラクターが活躍を見せました。ガンダムが悪魔と呼ばれている理由や、サブタイトルの意味も考察していきます。

考察①魔女の意味

水星の魔女では、プロスペラやベルメリアが魔女と呼ばれています。作中でガンダムは悪の存在として扱われており、ガンダムの開発者が魔女と呼ばれています。プロローグでは、ヴァナディース機関がドミニコス隊の襲撃を受けており、プロスペラは水星に避難しているため、プロスペラがタイトルの由来であることが分かります。

スレッタはプロスペラの娘を名乗っていましたが、物語終盤に本当の娘ではないことが判明しました。スレッタもプロスペラと同様に魔女と呼ばれており、学園に入学する前は水星で暮らしていたため、スレッタ自身もタイトルの由来であることが分かります。

青色の背景のクエスチョンマークの画像

ヴァナディース機関はGUNDの研究組織です。プロローグでガンダムを開発していましたが、ドミニコス隊の襲撃を受けてほとんどのメンバーが死亡しました。カテドラルがガンダムの開発を禁止しており、事件後に研究者を魔女と呼び始めたため、プロスペラは魔女の生き残りということになります。スレッタも魔女と呼ばれているため、大きな枠組みで考えるとガンダムに関わった人間が魔女と呼ばれている可能性があります。

中世ヨーロッパでは、キリスト教の背教者を弾圧する「魔女狩り」が行われています。未知の存在である魔術を恐れた人間が魔女狩りを始めたと言われており、水星の魔女ではGUNDを恐れたカテドラルがヴァナディース機関を潰しているため、魔女狩りが水星の魔女のタイトルの由来と予想されています。

考察②ガンダムが悪魔という前提

水星の魔女の世界では、「ガンダムは悪魔」という大前提があります。GUNDフォーマットを搭載しているガンダムは、パイロットに膨大な情報を送り込むため、最悪の場合は死に至ります。そのため、ガンダムは悪魔と呼ばれるようになり、カテドラルが開発を禁止していますが、各企業は秘密裏に開発を進めていました。また、人間を殺す機械を作ったことが、開発者が魔女と呼ばれる由来と予想されています。

ガンダムは悪魔と呼ばれていますが、他のモビルスーツにも人間を殺す力があります。また、ガンダムは他のモビルスーツとは比較にならない性能を持つため、ヴァナディース機関が軍事分野を独占するためにガンダムの開発を禁止したと予想されていました。ですが、「クワイエット・ゼロ」という計画が大きく物語を動かしています。

灰色の背景のクエスチョンマークの画像

プロスペラとデリングは「クワイエット・ゼロ」という計画を進めています。デリングは「GUNDフォーマットで全兵器を掌握し、戦争のない世界を作る」という目的を抱いており、プロスペラは「パーメットスコアを8まで上げ、エリィが幸せな世界を作る」という目的を抱いていました。そのため、デリングは平和のためにガンダムの開発を禁止していたことが分かります。

考察③女性だけが主役?

水星の魔女はシリーズ初の女性主人公で、女性キャラクターが重要な役割を担っています。他シリーズと同様に男性キャラクターも登場していますが、モビルスーツのパイロットも女性が多い印象でした。タイトルには魔女という言葉が使用されているため、女性を中心にした作品であることが分かります。

ミオリネは本作のヒロインで、デリングの娘です。水星で育ったスレッタは同年代の友達がいなかったため、当初は不器用な言動を見せていましたが、婚約者になったミオリネが心の支えになっています。ミオリネはシーズン2でヴァナディース機関の新総帥に就任しており、罪を背負っていきることを決意しているため、ミオリネも魔女の1人に位置付けられていると予想されています。

ニカはメカニック科の2年生で、地球寮の中心的な人物です。地球寮のメンバーに慕われていましたが、正体はシャディクが送り込んだ「フォルドの夜明け」のスパイであることが判明しました。ニカは仲間を騙し、罪を背負いながら生きているため、ニカも魔女の1人に位置付けられていると予想されています。

考察④過去のサブタイトルと比較

ガンダムシリーズの始まりは、1979年から1980年に放送されていた機動戦士ガンダムです。宇宙世紀シリーズのZガンダムやガンダムF91、Vガンダムなどでは、モビルスーツの名称がそのままタイトルに使用されているため、タイトルに大きな意味はないことが分かります。また、主人公の後継機がタイトルに使用されるパターンもあります。

2002年から2005年には、機動戦士ガンダムSEEDのシリーズが放送されています。SEEDには「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」という意味があるため、機動戦士ガンダムSEEDからタイトルの意味が変化したと言われています。また、機動戦士ガンダム/鉄血のオルフェンズには、親を亡くした孤児が登場するため、オルフェンズには「孤児」の意味があります。

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水星の魔女のスレッタやソフィが魔女と呼ばれる理由

タイトルの意味と由来を考察した後は、主人公のスレッタが魔女と呼ばれている理由を考察していきます。スレッタは穏やかな性格の少女ですが、物語途中に狂気的な一面を見せました。ソフィの正体やGUNDの危険性もネタバレしながらまとめていきます。

考察①スレッタが水星の魔女と呼ばれる理由

水星は発展途上の惑星のため、水星で育ったスレッタは田舎者と思われていました。ですが、学園の決闘でグエルに勝利し、ミオリネと婚約する権利を持つホルダーになったため、生徒から「水星の魔女」と呼ばれるようになります。また、エアリアルが化物じみた強さを見せたため、ガンダムに搭乗していたこともスレッタが嫌悪感を抱かれる原因になりました。

スレッタは本作の主人公ですが、終盤に正体は「エリクトのリプリチャイルド」であることが判明しました。プロスペラはエリクトの幸せを望んでおり、それを実現するためにリプリチャイルドを作り、スレッタは唯一の肉体を与えられました。そのため、スレッタは魔女であるプロスペラの道具でしたが、学園に入学したことで自分の意思を持ち、プロスペラと戦う道を選んでいます。

考察②ソフィは地球の魔女?

ソフィは「フォルドの夜明け」のメンバーで、ガンダム・ルブリス・ウルのパイロットです。株式会社ガンダムのPVを見てスレッタに興味を抱き、シーズン2で学園に潜入しましたが、高濃度のデータストームにさらされて死亡しました。ソフィは「地球の魔女」と呼ばれているキャラクターのため、魔女は開発者に限定した呼び名ではないことが分かります。

水星の魔女の11話では、「地球の魔女」というサブタイトルが使用されています。そのため、公式が「魔女は開発者だけの呼び名ではない」と認めたことになります。ノレアは「フォルドの夜明け」のメンバーで、ガンダム・ルブリス・ソーンのパイロットのため、ノレアも地球の魔女ということになります。

考察③魔女の正体はGUND?

GUNDは人体に大きな影響を与えますが、スレッタは影響を受けずにガンダムを操縦できます。また、ソフィやノレアも高いパーメット数値を出すことができるため、魔女はGUNDの影響を受けない人間の呼称と予想されています。そのため、人間を超越した存在が魔女なのかもしれません。

GUNDは危険視されていますが、ヴァナディース機関は身体機能障害の補助の研究を行っていました。そのため、デリングが一方的にヴァナディース機関を襲撃した理由が不明です。また、各企業は秘密裏にガンダムを開発していたため、ヴァナディース機関の襲撃は意味がなかったことが分かります。

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水星の魔女は意味がわからない?理由を考察

タイトルの意味と由来を考察した後は、「水星の魔女は意味が分からない」という意見をまとめていきます。水星の魔女は若年層を中心に話題になっていますが、ストーリーや設定の意味が分からないという意見が挙がっています。

意味がわからない理由①斬新な設定

これまでのガンダムシリーズでは、男性の主人公が戦争で戦うストーリーが描かれていました。水星の魔女では、女性主人公と企業間の戦いというストーリーが描かれているため、これまでの作品とは設定が大きく異なっています。そのため、往年のガンダムファンからストーリーが意味不明という意見が挙がっています。

テレビ放送のガンダムシリーズは50話で構成されていましたが、水星の魔女は24話という短期間で終了しました。そのため、キャラクターや設定の掘り下げが甘い部分があり、視聴者から理解できないという意見が挙がっています。

意味がわからない理由②先が読めないストーリー

水星の魔女はシーズン1とシーズン2に分かれており、シーズン2が始まるまでは最終的な目的が不明でした。そのため、先の読めないストーリーが、視聴者の意味が分からないという意見に繋がっています。また、終盤で一気に伏線が回収されているため、伏線の回収が遅いという意見も挙がっています。

スレッタはエアリアルのパイロットですが、シーズン2の途中でエアリアルをプロスペラに奪われています。そのため、終盤ではキャリバーンで戦っていますが、特に活躍が描かれていないキャリバーンを最終機体にした理由が分からないという意見が挙がっています。

意味がわからない理由③プロローグの存在

水星の魔女の本放送の前には、プロローグで21年前の出来事が描かれています。プロローグでは、ヴァナディース機関が襲撃を受けており、エルノラがエリクトを連れて水星に逃げているため、ストーリーがよく分からないという意見が挙がっています。

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水星の魔女に関する感想や評価

パソコンを打っている女性の画像

タイトルの意味と由来を考察した後は、水星の魔女に関する感想をまとめていきます。水星の魔女は反響が大きい作品のため、視聴者から様々な感想が挙がっているようです。ストーリーやキャラクターに関する感想をまとめていきます。

感想:水星の魔女は面白い!

水星の魔女では、斬新なストーリーと設定が描かれているため、視聴者から「水星の魔女は面白い」という意見が挙がっています。また、主人公とヒロインの両方が女性キャラクターのため、「スレッタとミオリネの百合関係が好き」という感想も挙がっています。

感想:スレッタの成長が泣ける!

スレッタはエリクトのリプリチャイルドのため、当初は人間らしい言動を苦手にしていました。ですが、ミオリネや地球寮のメンバーと出会って成長しているため、「スレッタの成長が泣ける」という感想が挙がっています。また、死亡フラグが浮上していたため、「最後まで生きていてよかった」という感想も挙がっています。

感想:その後が気になる!

スレッタはプロスペラと戦うことを決め、最終話で戦いを終わらせました。数年後には幸せそうに暮らす姿が描かれているため、「その後のストーリーを見たい」「スレッタとミオリネが結婚した姿を見たい」という感想が挙がっています。

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水星の魔女のタイトルの意味まとめ

木のブロックにまとめの文字が書かれている画像

本記事では、機動戦士ガンダム/水星の魔女のタイトルの意味と由来を考察していきました。シーズン1ではほのぼのとしたストーリーが描かれていましたが、シーズン2で殺伐とした雰囲気に変化しているため、水星の魔女はストーリーが斬新で面白いと言われています。水星の魔女を見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。

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