【薬屋のひとりごと】翠苓（すいれい）の正体は先帝の孫？目的や楼蘭妃との関係は？

薬屋のひとりごとの翠苓（すいれい）とは、壬氏暗殺未遂事件に関与した官女です。この記事では、薬屋のひとりごとに登場する翠苓の正体や目的を紹介します。また、楼蘭妃（子翠）との関係や、死亡するかどうかも紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

翠苓（すいれい）の正体や目的、楼蘭妃（子翠）との関係などを紹介する前に、まずは薬屋のひとりごとの作品情報を紹介します。薬屋のひとりごとは、薬学の知識がある少女・猫猫が、売られた先の後宮で薬師としての手腕を発揮していく物語となっています。テレビアニメ化も決まり、ますます注目が集まっている薬屋のひとりごとが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

薬屋のひとりごとは、小説投稿サイト「小説家になろう」にて2011年から連載されている、日向夏先生のウェブ小説です。2014年からはヒーロー文庫にて小説が発売されており、2023年6月現時点で13巻が刊行されています。コミカライズもされており、ビッグガンガンコミックスからは11巻、サンデーGXコミックスから16巻が刊行されています。2023年内にテレビアニメの放送も決定しています。

養父の医者に育てられ薬学の知識を持つ少女・猫猫は、ある日人攫いに攫われて後宮に売り飛ばされます。高級の面倒臭さに巻き込まれたくない猫猫は、目立たないように下女としての生活を送っていました。しかし、皇子の衰弱事件が起き、猫猫の薬学の知識によって救われます。その事件がきっかけでイケメン宦官の壬氏に気に入られてしまい、猫猫は後宮での騒動に巻き込まれていきます。

薬屋のひとりごとに登場する、翠苓（すいれい）のプロフィールを紹介します。翠苓とは、壬氏暗殺未遂事件を引き起こした官女です。事件の犯人であることが疑われた翠苓は、死んだように見せかけることができる蘇りの薬を使って死亡を偽装し、逃亡していました。それでは、薬屋のひとりごとについて紹介したところで、次に翠苓の正体や桜蘭妃との関係を紹介します。

薬屋のひとりごとに登場する翠苓（すいれい）の正体や、楼蘭妃との関係を紹介します。壬氏暗殺未遂事件を起こした翠苓に、実は後宮の闇に巻き込まれた背景があることが明らかになります。

翠苓（すいれい）の正体が何なのかというのは、読者の間でも疑問に思われてきました。翠苓の正体は、先帝の孫であることが明らかになります。先帝というと、大人の女性に興味が持てずに、幼女にばかり手を出していた人物です。先帝はすでに5年前に亡くなっています。

先帝には神美（シェンメイ）という上級妃がいました。しかし、成熟した女性に興味を持てず、幼い子供に関心を持っていました。そのため、先帝は妃の神美ではなく、その侍女に興味を持ちます。そうして生まれたのが、翠苓の母親です。しかし、翠苓の母親は先帝の子供だと認められることはありませんでした。そして、翠苓の母親は、神美が先帝に嫁ぐ前に婚約していた高官・子昌と結婚します。そして、翠苓が生まれます。

翠苓（すいれい）の父親は、上で紹介したように、神美の元婚約者である高官・子昌です。子昌は宮廷では狸というあだ名があるほどのやり手で、かつ曲者です。先の皇太后に気に入られており、出世します。

大人の女性に興味を持てない先帝は、上級妃である神美を子昌に下賜します。子昌には翠苓の母という妻がすでにいましたが、元々婚約者だった神美と子昌は結婚します。2人の間には子翠（楼蘭妃）が生まれます。翠苓と子翠（楼蘭妃）は、共通する子昌という父を持つため、2人は異母姉妹ということになります。

神美が子昌と結婚し、翠苓の義母となりました。神美にとって翠苓の母親は、自分の侍女が、夫である先帝と通じてできた子供でした。神美は翠苓の母親を追い出し、翠苓を虐待するようになります。

翠苓は子一族にいる後宮医官に薬学の知識を学び、薬に精通しています。そのおかげで、壬氏暗殺未遂事件の犯人として処罰されそうになった時は蘇りの薬を調合し、死を偽装して逃走することができました。

蘇りの薬で死を偽装してからしばらくして、翠苓（すいれい）は宦官に扮して再び後宮に入り込んできます。翠苓は男なのに美麗な宦官として、後宮の話題を掻っ攫います。それでは、翠苓の正体を紹介したところで、次に翠苓の目的や事件との関わりを紹介します。

薬屋のひとりごとに登場する翠苓（すいれい）の目的や、壬氏暗殺未遂事件との関わりについて紹介します。翠苓は壬氏暗殺未遂事件への関与が疑われただけでなく、その後わざわざ宦官に扮して後宮に戻ってきました。ここでは、翠苓がそのような行動をとった目的を紹介します。

翠苓（すいれい）の目的は、母親である神美に関係があります。翠苓が宦官に扮して後宮に戻ってきた理由は、義母である神美から、子一族のために諜報活動を行うように命じられていたためです。上で紹介したように、翠苓は義母の神美によって虐待を受け、精神的に支配されていました。神美は自分を冷遇した先帝と、先帝が侍女に手を出したことで自分を馬鹿にした女官たちを強く恨んでいました。

神美の怒りは、やがて皇族全体へと向けられ、子昌と共に壬氏暗殺を企てます。翠苓は、神美の皇族への復讐に利用されていたのでした。

壬氏暗殺未遂事件の布石として、食中毒事件や火事、長官の死などが起きていました。これらの工作は、内部から手引きするものがいないと不可能であると推測されます。そのため、翠苓（すいれい）は壬氏暗殺未遂事件に関与していた可能性が高いです。

薬屋のひとりごとに登場する、翠苓（すいれい）が犯した罪や、死亡するかどうかを紹介します。神美に支配され続けた翠苓の行末が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

猫猫は後宮に悪意を持つものがいることに気がついてしまい、宦官として潜り込んでいた翠苓に拉致されます。さらに、猫猫の友人である下女の子翠の正体が、楼蘭妃であることが明らかになります。異母姉妹である翠苓と子翠（楼蘭妃）は、猫猫を連れて子一族の領地へと向かいます。

猫猫が連れて行かれた子一族の領地では、皇室への反乱の準備が整っていました。猫猫が拉致されたことに気がついた壬氏は、禁軍を率いて子一族の領地へと攻め込みます。壬氏は砦を攻め落とすと、首謀者である子昌を処刑します。猫猫は無事に救出されました。翠苓は捕まり、子翠（楼蘭妃）は行方不明に、神美は銃の暴発で死亡します。

子一族の反乱が鎮圧され、壬氏暗殺未遂事件への関与や諜報活動、猫猫誘拐などの罪を犯してきた翠苓への処罰が決定されます。罪を重ねてきた翠苓は死亡するかと読者に危ぶまれていましたが、結果として、翠苓は死亡することはありませんでした。生まれた背景や虐待など、情状酌量の余地があると判断され、監視がつくだけの処分となります。それでは、翠苓が死亡したかどうかを紹介したところで、次に感想や評価を紹介します。

薬屋のひとりごとに登場する、翠苓（すいれい）の正体に関する感想や評価を紹介します。これは、翠苓の正体が明かされ、その境遇に胸を痛めている気持ちが表れている感想のツイートです。

異母姉妹である子翠（楼蘭妃）と翠苓（すいれい）は、どちらも神美の復讐のコマとして利用されました。子翠（楼蘭妃）は最後に崖から飛び降り自殺を図っており、死亡したかどうかはわかっていません。

翠苓（すいれい）は、母親が幼いときに先帝に手をつけられて生まれ、母親を恨んでいた妃が義母になって虐待してくるという境遇で育ちました。さらに、後宮でのスパイ行為もやらされており、そのような翠苓をかわいそうに思う感想のツイートが、他にも多くみられました。

薬屋のひとりごとに登場する翠苓（すいれい）の正体は、先帝の孫でした。翠苓の父親は高官の子昌で、母親は先帝が上級妃の侍女に手をつけて産ませた子でした。子翠（楼蘭妃）は翠苓の異母姉妹であり、2人は神美の皇室への復讐に利用されました。皇室への反乱を企てた子一族は粛清されますが、翠苓は情状酌量の余地があるとして死亡を免れました。