幽遊白書の最終回がひどい？漫画とアニメで違う？ラストや打ち切り終了の噂を考察

幽遊白書はいまだに高い人気を誇る大ヒット漫画です。アニメも大ヒットしていて、アニメファンにも好評を博しています。幽遊白書はストーリー性の高さや特殊な戦闘シーンの数々、名言の多さなどで、いまでも熱狂的なファンが多い作品となっています。ここでは、ひどいと言われる最終回を見ていく前に、幽遊白書の基本的な情報をまとめていきましょう。

『幽☆遊☆白書（ゆうゆうはくしょ）』は、冨樫義博によって描かれる作品です。コミックスは全19巻刊行されていて、『週刊少年ジャンプ』で1990年51号から1994年32号まで連載されていました。1993年には、第39回小学館漫画賞を受賞するなど、極めて高い評価を獲得しています。アニメ化もされていて、メディアミックスを成功させていました。コミックス累計発行部数は5000万部を記録しています。

2020年12月16日には、Netflixでの実写シリーズ化が発表されています。2023年12月には、主演に北村匠海を迎えて、Netflixで配信されることがアナウンスされています。原作の最終回は打ち切りになったとも噂されていて、漫画界では有名なエピソードとなっています。作者は連載終了後に、『レベルE』や『ハンターハンター』といった人気作品を連載していました。

浦飯幽助は、車に轢かれそうになっていた子供を助けて、死亡してしまいました。しかし、幽助の死はイレギュラーなものであり、霊界にとっては完全に予定外の死でした。そのため、生き返るための試練を与えることになり、霊界からボタンという少女が送られてきました。そして、霊界探偵として幽助は霊界から与えられる任務をこなしていくことになるのでした。

ここでは、幽遊白書の最終回はひどいと言われる理由をネタバレありで紹介していきましょう。幽遊白書は高い人気を誇った作品ですが、最終回の結末は打ち切りされたように唐突に訪れます。この結末は漫画ファンの間ではひどいと言われる有名な話であり、数十年の時を経ても、ひどいという意見が多いことも特徴です。

幽遊白書の最終回がひどいといわれる理由は、本編のストーリーとはほとんど関係がないからです。最終回の結末は、突然、爆弾を巡るストーリーが展開されて結末を迎えます。それまでは壮大な世界観で魔界との戦いを描いていたので、現世での爆弾騒ぎというスケールの小さい物語での完結はひどいという意見も多く、賛否が分かれました。

幽遊白書のひどいと言われる最終回については、作者のあとがきでこうした結末になった理由が明かされています。一つ目の理由は、持病の悪化です。ストレスが持病の悪化に拍車をかけてしまい、執筆をつづけることができなくなったと作者は明かしていました。これは現在連載中の『ハンターハンター』の休載につながる病気であると言われています。

二つ目は、ストーリーの限界です。幽遊白書は作者本人は終わらせたいと早い段階から考えていました。しかし、編集部の都合で引き延ばし、ストーリー的には発展しないという悩みを抱えていました。作者は編集部に次回作を描くことを確約して、急遽、最終回を迎えることになったと連載終了後のあとがきで明かしています。

幽遊白書の最終回のその後を描いた後日談があるという噂があります。調べてみると、幽遊白書には作者が書いたメタファー的な作品はありますが、正式な後日談などはありません。いまだに漫画家として活動しているので、今後後日談が描かれる可能性も少なくありません。

連載終了後に冨樫が出した同人漫画『12人のおびえる者たち』という作品が唯一の正式な幽遊白書の物語です。この物語では、浦飯幽助を新庄陽平が演じ、そのほかのキャラクターも別人を演じている劇中劇であったことが明かされています。後日談ではありませんが、本編以外で幽遊白書のキャラが描かれたかなり希少な作品となっています。

幽遊白書の最終回は原作漫画とアニメで違うとされています。原作の最終回の結末は、その唐突な展開からひどいと大きな話題になりました。アニメでは、この最終回の結末が改変されていて、原作ファンを驚かせています。ここからは二つの最終回の結末をネタバレありで紹介してきます。

幽遊白書の原作漫画の最終回結末ネタバレを紹介します。最終回は、2話構成のストーリーで展開されます。最終回の一つ前のエピソードで、幽助たちは宗教テロリストの爆弾騒動を解決します。その事件が終わると、幻海の死が伝えられます。そして、幻海の遺言通りに、妖怪たちが住む森を幽助は相続します。

そして、爆弾をどうやって止めたのかを幽助は螢子に話します。最後は三つの色のボタンの中で、正解の一つを選ぶことができた理由を『青色を押した、青色は螢子の好きな色だから』と話し、物語は終了しました。

幽遊白書のアニメの最終回結末ネタバレを紹介します。原作では省かれたトーナメントの「蔵馬vs時雨」、「飛影vs軀」、「幽助vs黄泉」がしっかりと描かれています。アニメでは幻海は生存していて、遺言は直接伝えられます。さらに、海のシーンでは幽助と螢子がキスして物語が終わりました。原作では描き切れなかった部分を補完している最終回となっています。

ここでは、幽遊白書は打ち切りだったという説や続編はあるのかをネタバレ考察していきます。幽遊白書は打ち切りになったと言われていますが、正確には打ち切りではありませんでした。さらに、続編なども気にされていて、原作終了から30年以上経っても、その人気は衰えていないことが分かります。

幽遊白書は打ち切りだったと言われることが多いですが、これは誤まった情報です。先述の通り、作者本人の希望による連載終了でした。連載の収量は143話の段階で決まっていて、残りの32話は作者にとっては消化試合ともいえる連載であったことが後に明かされています。

幽遊白書の続編はあるのかは、ファンに気にされています。幽遊白書の続編はありませんが、ネットフリックスで実写ドラマが決定しているなど、その世界観は広がっています。2023年6月現在も作者の病状は安定していないので、続編の制作は難しいと言われています。

ここでは、幽遊白書の登場人物と声優を見てきましょう。幽遊白書は圧倒的な人気を獲得している作品であり、アニメも大ヒットを記録したことでも知られています。幽遊白書の登場人物はいずれもが高い人気を獲得し、声優も豪華な声優陣が起用されていました。ここからは、声優たちの基本的なプロフィールなどをまとめていきます。

浦飯幽助は本作の主人公であり、霊界探偵として活躍していました。その強さは普通の人間をはるかに超えるほどであり、霊力の潜在能力は計り知れない存在でした。浦飯幽助役の佐々木望（ささきのぞむ)は、1967年1月25日生まれの男性声優であり、歌手活動もしています。

1990年代に活躍した声優であり、当時はトップクラスの人気を獲得しました。現在は声優活動を抑えていて、東京大学文科一類に通うなど、様々な活動がメディアに取り上げられています。

桑原和真は幽助のライバル的存在であり、不良として幽助に張り合っています。霊力を持ち、次元刀という特殊な刀を使いこなすことができるようになりました。桑原和真役に起用されたのは、千葉繁です。千葉繁は、1954年2月4日生まれの声優であり、俳優、タレント、音響監督など幅広い活動するマルチな才能を持っていました。コミカルな演技を得意とし、バラエティー番組のナレーションなどでも活躍しています。

蔵馬は、元盗賊の妖怪です。ある事情があり、霊界から人間界に逃げて南野秀一として生活する幽助の仲間の一人です。妖狐状態になると、A級妖怪以上の力を持つことでも知られています。蔵馬役に起用されたのは緒方恵美です。緒方恵美は、1965年6月6日生まれの声優で、女優もしていました。『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役などで知られる、日本を代表する声優です。

飛影は、盗賊にして邪眼師の妖怪です。雪菜の双子の兄であり、炎の妖気使いとして高い実力を誇りました。飛影役の檜山修之は、1967年8月25日生まれの男性声優です。『勇者王ガオガイガー』の主演などで知られていて、イケメンキャラからコミカルなキャラまで演じる幅広い演技力を持っている人気の声優となっています。

コエンマは、霊界探偵を管理している幽助の上司に当たる人物となっています。コエンマ役の田中真弓は1955年1月15日生まれの声優であり、女優やナレーターもしています。田中真弓は、『ドラゴンボール』のクリリンや『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィなどのキャラで知られる女性声優となっています。

雪村螢子は幽助の幼馴染であり、彼にとっては大切な人となっています。雪村螢子役の天野由梨は1966年1月5日生まれの女性声優で、声優活動を引退していた時期もあります。1990年代には多くのヒロインキャラを演じていて、『機動武闘伝Gガンダム』のレイン・ミカムラなどで高い人気を獲得しました。

雪菜は飛影の双子の妹にして、氷女の少女です。作中屈指の人気キャラクターで、清楚な女性キャラクターとして漫画界でも高い人気を誇ります。雪菜役の白鳥由里は1968年8月20日生まれの女性声優であり、歌手活動もしています。1990年代には数多くの女性キャラクターを演じていて、清楚なキャラクターに定評があります。

幻海は、幽助にとっては師匠的な存在となっています。京田尚子は1935年2月22日生まれの声優であり、女優としても活動していました。第十三回声優アワードにて、緒方賢一とともに「功労賞」を獲得するなど、声優界でも高い評価を獲得しています。80歳を超えても声優として活動していて、声優という職業が始まってから活動している最古参の声優の一人です。

ボタンは幽助の霊界探偵の相棒的な存在であり、本作のヒロイン的な存在となっています。ボタン役の深雪さなえは1959年4月2日生まれの女性声優であり、『どきんちょ!ネムリン』では主役を演じています。1990年代に活躍した声優であり、現在でもボタン役を演じています。

ここでは、幽遊白書の最終回に関する感想や評価などを見てきましょう。幽遊白書の最終回は、原作ファンの間でも話題になっていて、ひどいとも言われ、賛否が分かれていることでも知られています。そのため、幽遊白書の最終回に関する感想や評価は、ネット上でも数多く挙げられています。

幽遊白書の最終回は唐突だったと言われています。幽遊白書の最終回は打ち切りが噂されるほどに唐突であり、ひどいと酷評されるほど、ネット上でも話題になっています。30年以上前の話ですが、漫画界ではこのひどい最終回は語り継がれていました。

最終回が原作とアニメで違うことも話題になっています。幽遊白書のアニメは、基本的には原作に忠実であるために、最終回の違いは注目されていました。原作の最終回は打ち切りになったとも噂されている内容なので、アニメの最終回ではこうした流れが変更されています。

幽遊白書の最終回はひどいと否定されてしまうことも多いですが、この最終回を評価するファンも少なからず存在します。幽遊白書の良さが出ているという声も多く、ネット上でも称賛する声が数多く見つかっています。

この記事では、幽遊白書の最終回がひどいといわれる理由や最終回のネタバレ、アニメとの違い、アニメ声優などをネタバレありでまとめてきました。ファンの間でも賛否が分かれた最終回は、いまでも漫画ファンに語り継がれています。この記事で紹介したひどいと言われる最終回にも注目して、幽遊白書をお楽しみください。