【地獄楽】生き残りキャラのその後・現代をネタバレ！最終回のあらすじと結末は？

「地獄楽」とは、江戸時代後期を舞台にした時代劇漫画です。原作者である賀来ゆうじの細かいタッチで描かれた魅力的なキャラクターと、不老不死の薬探しを核にしたドラマ展開で、多くのファンを得ました。特に、最終回の結末ラストは、多くのファンに感動をもたらしたのです。この記事では、地獄楽の生き残りキャラクターのその後と現代を中心に取り上げながら、同作品のラストボスや最終回のラストなどをネタバレ紹介します。

地獄楽の原作漫画は、集英社のWEBコミック配信サイト少年ジャンプ+にて、2018年1月22日から2021年1月25日まで連載されました。同作品のコミックスは全13巻で、累計発行部数は380万部を突破しています。2020年7月には、少年ジャンプ+で最も総閲覧数の多い漫画になりました。地獄楽の原作者の賀来ゆうじは、遅咲きの漫画として知られ、藤本タツキの話題作「ファイアパンチ」のアシスタントを務めたこともあります。

地獄楽は、原作漫画が少年ジャンプ+の看板作品となったことで、本誌週刊少年ジャンプに出張掲載されるなど、徐々に人気の範囲を拡大させていったのです。そして、連載終了と同時にテレビアニメ化がアナウンスされて、多くのファンを歓喜させました。地獄楽のアニメ版は、コロナ禍の影響もあったらしく、なかなか放映日時が発表されませんでしたが、2023年4月1日より、待望の第1話が放送されて大反響を巻き起こしています。

地獄楽の舞台は、江戸時代後期の日本です。かつて最強の忍者として知られた画眉丸は、捕まって死罪を言い渡され、死刑執行の日を待っていました。ある時、彼は死刑執行人の山田浅ェ門佐切から、不思議な相談を持ちかけられます。極楽浄土といわれる島にあるとされる不老不死の仙薬を入手した者は、無罪放免になるというのです。生きることを諦めかけているように見えた画眉丸は、愛する妻結に再会するべく佐切の話に乗りました。

この章では、地獄楽の最終回ラストまで生き残りのキャラクターのその後や現代について、ネタバレを交えて紹介します。まずは、主人公である画眉丸です。画眉丸は、自身が無罪放免になるための目的だった妻の結との再会を、無事に果たしました。画眉丸と結は、静かな場所で穏やかに過ごしている様子が描かれています。画眉丸は、静かな暮らしを得るため、つまり愛する妻の結のために忍者を辞めており、市井の人になりました。

実は、画眉丸と結は、最終回の一つ前の回で既に再会しており、最終回ラストでは後日談のような形で二人の幸せそうな様子が展開されました。二人のもとを訪れたのは、佐切と杠です。画眉丸は、まるで猫のように眠り込んでいて、「野良猫から家猫になったのね」と佐切と杠からからかわれていました。

地獄楽の中で、もう一人の主人公とされる山田浅ェ門佐切も、最終回ラストまで生き残りました。全てが終わった佐切のその後は、諸国行脚の旅を続ける人物になっています。山田浅ェ門として生き続ける決心をした彼女は、諸国にあり自分がまだ知らない試刀術を学んでいるのです。そのようにして、自分の腕を磨いていました。また、旅の目的の一部には、画眉丸と再会することもあったようで、画眉丸と結の家を訪れたのです。

杠は、最終回ラストまで生き残りました。一旦は佐切と別れて別の道を歩んでいたようですが、現在の彼女は佐切のボディーガードのような立場で、彼女の旅に同行しています。そして、二人は画眉丸夫婦宅を訪れました。杠と佐切が、どのような形で再会して、行動をともにするようになったのかについては、詳しく明かされていません。また、杠が現在も忍者をしているのかも不明であり、ファンに想像の余地を残すラストになっています。

地獄楽の生き残りキャラクターの中で、ファンから「最も幸せなその後ではないか？」と評されているのが、民谷巖鉄斎とのことです。巖鉄斎は、現在医者と剣術道場の師範という、二足の草鞋を履いていました。巖鉄斎が医者になった理由には、パートナーだった山田浅ェ門付知の影響があるといわれており、ファンを感動させたのです。ただし、医者の腕を頼りにしている患者よりも、道場破りの方が多いことが彼の悩みの種でした。

山田浅ェ門十朱も、最終回ラストまで生き残ったキャラクターです。元々、山田浅ェ門の当主の座を狙っていたとされる十朱は、目論見通り現在当主になりました。そして、左団扇の毎日を過ごしているとのことです。サボり癖があり飄々としている彼ですが、実力と判断力の高さで、無難に当主の務めを果たしていると思われました。なお、この話を佐切から聞かされた杠は、「いっそ清々しいわ」と皮肉交じりに高評価しています。

地獄楽の登場キャラクターの中で、血の繋がった兄弟として存在感を示していた亜佐弔兵衛と桐馬も、最終回ラストまで生き残りました。弔兵衛は、タオを消費し過ぎて死にかけたものの一命を取り留めたのです。兄弟は、その後香港へ渡り、「双龍兄弟」として裏社会で名を馳せていました。その力は香港内ばかりではなく、イギリスや中国の裏社会も巻き込む形になっており、仲の良い亜左兄弟の実力が遺憾なく発揮されています。

山田浅ェ門士遠とヌルガイは、最終回まで生き残ることができました。名前を捨てた二人は、安住の地を求めてあてのない旅を続けています。そして、行く先々で起こる揉め事を、成り行き上解決して回っていました。名前を名乗らず去って行き、次の土地へと向かう士遠とヌルガイのことを、いつしか人々は「子連れ座頭」と呼ぶようになったのです。また、ヌルガイは成長して美人になっており、言い寄る男たちを士遠が追い払います。

地獄楽のキャラクターの中で、最も長い時間を生きたのは、メイと桂花でした。桂花は教師をしており、メイとともに暮らしています。二人は洋服を着ており、桂花がパソコンを使っていたことから、現代まで生きていることが示唆されました。桂花とメイの目的は、天仙の復活のようで、そのことを行っている様子も描かれました。そして、菊花と桃花が発芽したということを読者に知らせて、地獄楽の物語はラストを迎えたのです。

この章では、ファンに大いなる感動を与えたといわれる地獄楽の最終回を、ラストまでネタバレ紹介していきます。画眉丸一行は、島に乗り込んで天仙たちを激闘を繰り広げました。そこまでの道のりの中で、犠牲になった仲間たちも少なくありません。それでも画眉丸たちは、何とかリエンを倒すことに成功したのです。そして、待望の不老不死の薬を手に入れた一行は、それを持ちかえる役目を佐切と十朱に託しました。

画眉丸一行が、次に行ったのは、誰を無罪放免にするのかです。この場に生き残ったメンバーは、画眉丸、杠、ヌルガイ、巖鉄斎、佐切、士遠、十朱でした。死罪人のうち誰が御免状を受け取るのかについては、最初揉めたものの、画眉丸と杠は忍者、ヌルガイは士遠と旅する道を選び、一番生きていく道が険しいと思われた巖鉄斎が御免状を手にします。そして、無罪放免となった彼は、仙術の通り医者と剣術道場師範になりました。

巖鉄斎以外の死罪人たちは、独自の生き方を選択しました。ここで、思ってもみなかった提案をしたのが、十朱です。彼は、画眉丸と杠、そしてヌルガイを「島での激闘で死亡したと報告する」と言ったのです。そうすれば、死罪人として追われなくて済みます。十朱の行動の裏には、死罪人たちが苦楽をともにしてきた仲間だと感じたからだと思われました。こうして、画眉丸たちも自由の身となり、それぞれの人生を歩んでいきます。

地獄楽の最終回において、重要な事柄となったことに、石隠れの里の頭領の死亡があります。頭領は、結の実父ですが、残忍な性格の持ち主で、義理の息子の画眉丸を罠に嵌めた張本人でした。また、彼は不死の噂があります。海の向こうの大陸で、不老不死の薬を飲んだと噂されていました。しかしながら、結果的に頭領は十朱によって打ち首となり、死亡しています。頭領が不死だったというのは、あくまでも噂に過ぎませんでした。

十朱は、頭領を打ち首にしたことで、岩隠れの里を解体することに成功しました。また、死亡した頭領を使って仙薬の効果を試すような指示を行います。このことから、仙薬の効果が本当なのか、眉唾なのかを確かめる意図があることが示唆されました。ファンの間で、十朱の命令の裏には、その上の人物である徳川斉慶に仙薬を渡したくなかったのではないかという推察も見受けられます。頭領が死んだことで、画眉丸夫婦も救われました。

テレビアニメ版も大ヒットしているダークファンタジー時代劇漫画の地獄楽は、ラストボスの存在も大きな話題となりました。画眉丸一行の前に立ちはだかったラストボスは、リエンです。リエンは天仙のリーダー格であり、徐福が生み出した最初の天仙でした。不老不死の仙丹を作る研究を行っています。リエンのタオは「土」で、天仙の中でもずば抜けた強さを誇っていて、画眉丸一行を最後まで苦しめました。

地獄楽のストーリーが進展していく過程で、リエンの正体も明らかになっています。リエンは元人間であり、天仙を作り出した徐福宗師の妻でした。徐福の妻の女性が、どのような経緯で天仙になったのかについては、不明です。リエンが、自ら進んで天仙になった可能性も示唆されました。その最たる理由は、リエンが他の天仙の教育係、あるいは母親のような役割を果たしていたからです。そして、リエン自身も天仙として強くなります。

リエンの目的は、当初不老不死の丹を作り出すことにあると思われていました。しかし、外丹花のタオを押さえ込んだ弔兵衛を研究しており、遂には神獣盤古を完成させて、日本全土の人間を丹に変えようとします。そのような暴挙の裏には、リエンの真の目的が隠されていました。リエンは、亡くなった夫の徐福を生き返らせようとしたのです。彼女の身勝手な目的のために、多くの人間が死に、嫌気がさしたメイの逃亡を招きました。

結論を先に書きますと、リエンは死亡しました。画眉丸は、彼女を倒すために徐福宗師を閉じ込めた像を破壊しようとしますが、躊躇しました。結果的に像は殊現によって破壊されますが、リエンは画眉丸に躊躇った理由を尋ねます。画眉丸は、「妻の顔が浮かんだ。お前も同じなのかと思った」と答えました。すると、リエンは徐福との幸せな時を思い出し、画眉丸の傷を治療すると、身体を方々へ散らして死亡したのです。

この章では、地獄楽の生き残りキャラクターのその後に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。生き残りキャラたちは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、地獄楽のテレビアニメ版を観ている方のツイートです。原作漫画を未読のようで、生き残ったキャラクターではなく、生き残るべきキャラクターが続々死亡していくことに衝撃を受けたとつぶやいています。

こちらは、地獄楽の大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画を最終回結末まで読んでおり、感動したと同時に、意外と生き残ったキャラクターが多いという感想を持っています。

こちらは、地獄楽の原作漫画をほぼリアルタイムで読んでいたと思われる方のツイートです。生き残ったキャラクターについて詳細は明かしていませんが、推しカップルと推しコンビは生き残ったものの、推しキャラクターは死亡したとつぶやいています。

この記事では、地獄楽の生き残りキャラクターのその後と現代について特集してきました。地獄楽は、テレビアニメ版の大ヒットで、新規ファンの開拓に成功しているとのことです。是非、地獄楽を最後まで見て、生き残りキャラクターを確かめてください。