【鬼滅の刃】時透無一郎の過去が壮絶?兄・有一郎の最後や記憶を失った理由は?

ここでは、時透無一郎の壮絶な過去や生い立ちについてまとめて紹介していきます。時透無一郎は『鬼滅の刃』のエピソードの1つである「刀鍛冶の里編」で活躍し、注目されるようになった人気キャラクターです。彼には有一郎という双子の兄がいましたが、その兄を鬼に殺された悲しい過去を持っています。無一郎の兄・有一郎がどのような最後を迎えたのか、詳しくチェックしていきましょう。またここでは、無一郎が記憶を失った理由や、無一郎が使う霞の呼吸についても紹介していきます。

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目次

  1. 時透無一郎とは?
  2. 時透無一郎の過去や生い立ちが壮絶?記憶を失った理由は?
  3. 時透無一郎の活躍や死亡シーン
  4. 時透無一郎の霞の呼吸の型一覧
  5. 時透無一郎がかわいいといわれる理由
  6. 時透無一郎のアニメ声優
  7. 時透無一郎の過去に関する感想や評価
  8. 時透無一郎の過去まとめ

時透無一郎とは?

時透無一郎は『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの1人。彼は鬼殺隊最強といわれる9人の剣士「柱」の1人で「霞柱」という肩書を持っています。時透無一郎というキャラクターについて理解するには、彼の過去や生い立ちを知ることが欠かせません。

ここでは、時透無一郎の過去や生い立ち、記憶を失くした理由や、作中での活躍と最後についてまとめて紹介していきます。時透無一郎について知り、作品をより深く楽しみましょう。時透無一郎について紹介していく前に、まずは『鬼滅の刃』の基本情報を紹介していきます。

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は、集英社が発行する週刊少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で2016年から2020年にかけて連載された漫画作品。作者は吾峠呼世晴です。2019年にufotableによってテレビアニメ化されました。

鬼滅の刃のあらすじ

時は大正。主人公の竈門炭治郎は、亡き父に代わって母と弟妹たちを支えながら、つつましくも幸せな日々を送っていました。ある日、炭治郎は炭を売るために山を下りて町に出かけます。炭治郎が家に戻ると、家族は鬼に襲われて死亡していました。唯一、生き残っていた妹の禰豆子も鬼になってしまったため、炭治郎は妹を人間に戻す術を探すべく、鬼との戦いに身を投じていきます。

時透無一郎のプロフィール

時透無一郎は、鬼を滅することを目的とした組織「鬼殺隊」に所属する剣士の1人です。鬼殺隊を支える「柱」の1人で、霞の呼吸を使うため「霞柱」という肩書を与えられています。時透無一郎の誕生日は8月8日で、年齢は14歳。身長は160センチで、体重は56キロです。出身地は、現在の東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界にある景信山です。紙切りや折り紙が趣味で、好きなものはふろふき大根です。

無一郎は、最年少で柱になった天才剣士です。毛先にかけて青くなるグラデーションの長い髪と、淡い青の瞳が特徴的な美少年で、いつもぼんやりとしていて表情はほとんど変わりません。過去に起こったある出来事が原因で記憶を失っており、また物事を覚えていられないという後遺症を負っています。普段からぼんやりとした表情をしているのは、この後遺症によるところが大きいようです。

無一郎は人命を迅速かつ適切に守ることを重要視しており、それを実行するために合理的な思考で物事を判断し行動します。彼の合理的判断は間違ってはいないのですが、あまりに合理的すぎるため他者への配慮が欠けていることが多く、そのせいで周囲から冷酷な人間であると見られがちです。

しかし無一郎は、情のない冷たい人間ではありません。人を傷つける鬼に強い嫌悪感を抱いており、鬼から人を守るためならば自分が傷つくことも厭わない、柱に相応しい使命感と責任感を持っています。

「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

時透無一郎の過去や生い立ちが壮絶?記憶を失った理由は?

ここからは、時透無一郎の過去や生い立ちについて紹介していきます。時透無一郎の過去や生い立ちを知れば、彼が記憶を失った理由と記憶を維持できない理由も理解できます。無一郎の過去や生い立ちを知ることは、彼の魅力をより深く理解することに繋がるため、しっかりチェックしていきましょう。

時透無一郎の過去①両親が死亡する

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎の過去や生い立ちでまず紹介するのは、両親の死亡についてです。刀鍛冶の里で鬼と戦っている最中、無一郎は過去の記憶を取り戻しました。無一郎は父と母、そして双子の兄・有一郎と共に生活していました。父は杣人(そまびと)で、無一郎も木を切る仕事を手伝っていたようです。

一家は倹しくも幸せな日々を送っていましたが、その幸せは唐突に終わりを迎えました。母が風邪をこじらせ、肺炎で死んでしまったのです。母を救うため、悪天候の中薬草を取りに出かけていった父も、足を滑らせて崖から落ち死んでしまいました。この時、無一郎と有一郎は10歳。幼くして両親を亡くした双子は、山の中で2人きりの生活を送り始めます。

時透無一郎の過去②兄との生活

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎の過去や生い立ちで続いて紹介するのは、兄・有一郎との生活についてです。無一郎と有一郎は双子ですが、性格は正反対でした。無一郎は素直でお人好し。有一郎は厳しく言葉のきつい人間です。有一郎は、父が母を救おうとした結果死んでしまったため、誰かのために何かをしてもろくなことにならない、と考えていました。

合理的に物事を考え、薄情だと捉えられる物言いをする有一郎は、記憶を失くしていた時の無一郎と似ています。一方、この頃の無一郎はお人好しであったため、父を否定する兄を冷たい人間だと思っていました。そして兄は、自分のことを嫌っていると思っていました。

有一郎は無一郎に対して「無一郎の無は無能の無」などという冷たい言葉を放っていたため、無一郎がそう思い込んでしまうのも仕方のないことです。自分のことを嫌っているらしい兄との2人きりの生活は、無一郎にとってとても苦しいものでした。

時透無一郎の過去③兄との意見の食い違い

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎の過去や生い立ちで続いて紹介するのは、兄との意見の食い違いについてです。春頃、無一郎と有一郎のもとに、鬼殺隊を束ねるお館様の妻・産屋敷あまねがやってきました。あまねの話によると、無一郎と有一郎は始まりの呼吸を使ったとされる剣士の子孫であるそうです。有一郎は暴言を吐いてあまねを追い返しましたが、無一郎はあまねの話を聞いて興奮していました。

無一郎は有一郎に、鬼殺隊に入って剣士になり人助けをしようと提案します。有一郎は声を荒らげて無一郎の提案を却下しました。自分たちの生活で手一杯の有一郎にとって、見ず知らずの他人のために命を懸けようとする無一郎の言動は、理解しがたいものでした。

この出来事をきっかけに、無一郎と有一郎の関係はより険悪になり、2人は口を利かなくなります。度々訪ねてくるあまねに有一郎が水を浴びせかけた時に一度だけ喧嘩をしましたが、それ以外で双子が互いに干渉することはありませんでした。

時透無一郎の過去④兄の有一郎が死亡する

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎の過去や生い立ちで続いて紹介するのは、兄・有一郎の死亡についてです。ある夏の夜のことです。暑さをしのぐため、無一郎たちは家の戸を開けて眠っていました。するとそこから鬼が侵入してきて、有一郎に向かって鋭い爪を振り下ろしました。腕を失った兄の体を抱えながら、無一郎は今まで感じたことのない激しい怒りが湧き上がってくるのを感じていました。

気がつくと、無一郎は家の外にいて、目の前には死にかけた鬼がいました。怒りに我を忘れた無一郎が、手近にあった様々な道具を使って鬼を追い詰めたのです。頭を潰されても死なない鬼は、間もなく昇ってきた朝日を浴びて塵になりました。鬼が消えるのを見届けた無一郎がふらふらと家に戻ると、兄の命は消えかけていました。有一郎は虚ろな目をして、ブツブツと神仏に「弟だけは助けてほしい」と懇願しています。

有一郎は、無一郎が自分と違って誰かのために無限の力を発揮できる心優しい人間であることを知っていました。厳しい言葉を投げかけて無一郎の優しさを否定したことを、誰より有一郎自身が後悔していたのです。兄が自分を守るために厳しい態度を取っていたのだと気づいた無一郎は涙を流し、冷たくなっていく兄の手を握りしめました。

時透無一郎の過去⑤鬼殺隊に入った理由

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎の過去や生い立ちで続いて紹介するのは、鬼殺隊に入った理由についてです。無一郎は、息絶えた兄に蛆が湧き、その体が腐っていくのを見ていました。やがて無一郎の体にも蛆が湧き出し、無一郎は死の淵を見ます。無一郎の命が尽きる寸前のところで彼を救ったのは、あまねとその子供たちでした。

目を覚ました無一郎は、記憶を失っていました。両親を亡くしたことも、双子の兄が鬼に殺されたことも覚えていません。しかし、記憶を失っても、無一郎の体には鬼に対する激しい怒りが刻み込まれていました。その怒りが無一郎を突き動かします。あまねに保護された無一郎は、体の回復を待たずに剣士になるための鍛錬を始めました。自らを鍛え上げた無一郎は鬼を滅ぼすため、鬼殺隊に入隊します。

時透無一郎の過去⑥二ヶ月で柱になる

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎の過去や生い立ちで最後に紹介するのは、無一郎が二ヶ月で柱になったという事実についてです。無一郎は、記憶を失いながらも鬼への怒りから剣を取り、鍛錬を始めました。鍛錬を始めて僅か2ヶ月後に、無一郎は柱に昇格しています。

鬼殺隊に入隊した隊士には階級が与えられ、階級は10段階に分かれています。入隊したばかりの隊士に与えられる階級は癸(みずのと)。そこから壬(みずのえ)・辛(かのと)・庚(かのえ)・己(つちのと)・戊(つちのえ)・丁(ひのと)・丙(ひのえ)・乙(きのと)と上がっていき、最上位は甲(きのえ)になります。柱になるには、階級を甲まで上げたうえで十二鬼月を倒すか、鬼を50体倒す必要があります。

通常、柱になるには入隊から5年、早くても2年はかかるといわれているのですが、無一郎はたった2ヶ月で柱に昇格し、霞柱の肩書を手に入れました。始まりの剣士の子孫であることが影響しているのか、無一郎には生まれつき剣士としての才能があったようです。しかし、無一郎が柱になれた理由は、才能だけではありません。血反吐を吐くような努力をして剣の腕を磨いたため、柱に相応しい強さを手に入れられたのです。

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時透無一郎の活躍や死亡シーン

ここからは『鬼滅の刃』に登場した時透無一郎の活躍や死亡シーンについて、まとめて紹介していきます。アニメ化されたことで注目を集めた「刀鍛冶の里編」での無一郎の活躍や、無限城での黒死牟との戦いとその最後について、詳しく見ていきましょう。『鬼滅の刃』のクライマックスである「無限城編」に関するネタバレが含まれるため、アニメ化されるまでネタバレを知りたくないという人は注意が必要です。

時透無一郎の刀鍛冶の里編での活躍

「刀鍛冶の里編」にて、時透無一郎は、里に侵入してきた鬼の1体である玉壺と戦いました。玉壺は鬼舞辻無惨直属の配下である十二鬼月の1体で、上弦の伍という位を与えられています。玉壺は、壺の中から体を生やした鬼です。壺を使った空間転移が可能で、玉壺の移動スピードには無一郎も苦戦させられました。玉壺との戦いで、無一郎は毒針を受け、さらに水牢へ閉じ込められてしまいます。

水牢は日輪刀で斬ることができず、肺の中の空気もなくなりかけて、無一郎は絶体絶命でした。その無一郎を救ったのが、刀鍛冶の里で暮らす少年・小鉄でした。小鉄が水牢の中に空気を吹き込んでくれたおかげで技が出せるようになった無一郎は、霞の呼吸を使って水牢を破ります。水牢を破った無一郎は、失っていた過去の記憶を取り戻しました。

記憶を取り戻した無一郎の体に、不思議な模様の痣が浮かび上がりました。痣の発現をきっかけに、無一郎の身体能力は飛躍的に向上します。つい先程まで追い詰められていたことが嘘のように、無一郎は玉壺を圧倒し始めました。そうして最後はあっさりと玉壺の首を落とします。玉壺を倒した無一郎は小鉄たちに支えられて他の鬼と戦っている炭治郎のもとへ行き、彼に刀を投げ渡して意識を失いました。

時透無一郎と黒死牟の関係

「無限城編」にて、無限城に落とされた時透無一郎はそこで上弦の壱・黒死牟と遭遇します。黒死牟は、鬼舞辻無惨配下の鬼の中で最も強い鬼です。黒死牟は元々、継国巌勝という名の人間で、鬼殺隊に所属する鬼狩りでした。ただの鬼狩りではなく、鬼殺隊の核となった始まりの呼吸の剣士の1人です。そして、日の呼吸の使い手である継国縁壱の双子の兄でもあります。

巌勝は自分よりあらゆる面で優れている弟にコンプレックスを抱いており、弟を超えるには寿命を気にせず鍛錬し続けることができる鬼になればいいと考えました。こうして巌勝は鬼殺隊を裏切り、鬼の黒死牟となったのです。黒死牟は人間であった頃に結婚しており、継国家に子供を残していました。

時透無一郎は、黒死牟が残してきた子供の末裔です。つまり無一郎と黒死牟は血縁関係にあるのです。黒死牟は無一郎をひと目見て、この事実に気がつきました。無一郎は、自身が上弦の鬼となった剣士の子孫であることを知り、ショックを受けた様子でした。しかしさすがは柱。瞬時に動揺を押し殺し、黒死牟に斬りかかっています。

時透無一郎の死亡シーン

無限城にて黒死牟との戦闘に入った無一郎は、黒死牟の強さに圧倒されました。左腕を斬り落とされ、自身の日輪刀を右肩あたりに突き立てられて、柱に磔にされます。黒死牟は無一郎を殺さず無力化し、鬼にするつもりでした。そこに次々と鬼殺隊の仲間が現れ、黒死牟に戦いを挑みます。仲間が戦っている間に、無一郎は自身の体に突き立てられた刀を引っ張り、磔状態から脱しました。

自由にはなったものの、無一郎は重傷を負っており、あと数時間の命です。無一郎はせめて役に立って死ぬことを決意しました。無一郎は攻撃を繰り出し続ける黒死牟の間合いの内側に入り、一瞬でも黒死牟の動きを止めて、戦っている悲鳴嶼行冥や不死川実弥が頚を斬りやすい状況を作り出そうとします。

無一郎の意図を読んだ柱たちと、その場にいた不死川玄弥の協力のおかげで、ついに無一郎は黒死牟の間合いの内側に入り、その胴に刃を突き立てることに成功しました。しかし、敗北を厭うた黒死牟が渾身の力で周囲一体に斬撃を放ち、その斬撃によって無一郎は胴を両断されてしまいます。

それでも無一郎は、戦意を失いませんでした。無一郎は最後に、刀を握る右手に力を込めました。すると、無一郎の日輪刀の色が赤く変わり、黒死牟の体に激痛をもたらすようになります。悲鳴嶼と不死川が黒死牟を倒せるようその時できる精一杯のことをして、無一郎は死亡しました。

時透無一郎は現代で転生した?

死亡した無一郎は、あの世で兄と再会しました。その後、兄と2人で両親とも再会し、家族揃って天国へ行ったことが単行本で示唆されています。そして時は流れ、現代。大正時代に鬼との戦いで命を落とした善良な人間たちは転生し、戦いとは無縁の穏やかな日々を過ごしていることが明らかになりました。

我妻善逸と竈門禰豆子の子孫である姉弟は、登校中にベビーカーで眠る双子の赤ん坊を目撃します。この双子が、無一郎と有一郎の転生した姿だと考えられています。この双子が無一郎たちの転生した姿だと考えられた理由は、2人の上にかけられたブランケットの柄が、無一郎と有一郎が大正時代に着ていた着物の柄と同じであったためです。

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時透無一郎の霞の呼吸の型一覧

ここからは『鬼滅の刃』に登場した時透無一郎が使う「霞の呼吸」の型を一覧で紹介していきます。鬼殺隊の隊士たちは特殊な呼吸法で身体能力を上げ、鬼と戦っています。呼吸には水・炎・岩・風・雷という5つの基本が存在しており、そこからさらに様々な呼吸が派生しました。無一郎が使う霞の呼吸は、風の呼吸から派生したものです。敵を翻弄する高速移動が、霞の呼吸の特徴とされています。

霞の呼吸の型①壱ノ型 垂天遠霞

壱ノ型「垂天遠霞(すいてんとおがすみ)」は、自身と垂直になるように刀を持ち、天に向かって鋭い一突きを繰り出す技です。「刀鍛冶の里編」にて、無一郎が玉壺の生み出した水牢に閉じ込められた際、そこから抜け出すために使用しました。

水牢に攻撃を吸収する力があったこと、無一郎の肺には技を繰り出すための空気がほとんど残っていなかったこと、刀が刃こぼれしていたことなどが原因で十分な威力を発揮できず、水牢を破る一撃にはなりませんでした。壱ノ型「垂天遠霞」は、コミックス14巻に収録されている第117話「刀鍛冶」で見ることができます。

霞の呼吸の型②弐ノ型 八重霞

弐ノ型「八重霞(やえかすみ)」は、何重にも重なる斬撃を放つという連撃技です。「刀鍛冶の里編」にて、水牢に閉じ込められた無一郎は脱出しようと壱ノ型「垂天遠霞」を繰り出しましたが、その技では水牢を壊すことができませんでした。肺に残っていた技を繰り出すための空気が尽き、諦めかけていたその時、小鉄が水牢の中に空気を吹き込みます。

その空気のおかげで、無一郎は弐ノ型「八重霞」を放つことができ、水牢から脱出しました。弐ノ型「八重霞」は壱ノ型「垂天遠霞」同様、コミックス14巻に収録されている第117話「刀鍛冶」で見ることができます。また、弐ノ型「八重霞」は、黒死牟との戦いの際にも使われました。

黒死牟と遭遇した無一郎は、湧き上がった恐怖心を抑え、黒死牟に斬りかかりました。黒死牟に向けて放った最初の攻撃が弐ノ型「八重霞」でした。黒死牟との戦いで繰り出した弐ノ型「八重霞」は、コミックス19巻に収録されている第165話「愕然と戦慄く」で見ることができます。

霞の呼吸の型③参ノ型 霞散の飛沫

参ノ型「霞散の飛沫(かさんのしぶき)」は、鋭い回転斬りです。登場したのは「刀鍛冶の里編」でした。玉壺との戦いでのことです。玉壺は自身が持つ壺の中から大量の粘魚を生み出し、無一郎へ向けて放ちました。無一郎は粘魚を斬って攻撃を防ぐのですが、粘魚の体液は毒であるため、バラバラと落ちてくる粘魚の死骸もかわす必要がありました。

そこで無一郎が放ったのが参ノ型「霞散の飛沫」です。無一郎は鋭い回転斬りで、粘魚を全て弾き飛ばしました。粘魚を斬られても粘魚の体液で無一郎を倒せると考えていた玉壺は、この技を見て衝撃を受けていたようです。参ノ型「霞散の飛沫」は、コミックス14巻に収録されている第120話「悪口合戦」で見ることができます。

霞の呼吸の型④肆ノ型 移流斬り

肆ノ型「移流斬り(いりゅうぎり)」は、素早く敵の間合いに入って流れるような太刀筋で刃を振るう技です。「刀鍛冶の里編」にて、無一郎は突如現れた上弦の肆・半天狗に向かって即座にこの技を繰り出しました。相当な速度を誇る技なのですが、半天狗の動きのほうが速く、顔に傷を負わせただけで仕留めるには至りませんでした。

無一郎が半天狗に向かって技を繰り出す様子は、コミックス12巻に収録されている第106話「敵襲」で見ることができます。また、肆ノ型「移流斬り」は、黒死牟との戦いの際にも登場しました。登場したといっても使われたわけではなく、技を繰り出す直前で無一郎は黒死牟に無力化されています。無一郎が肆ノ型「移流斬り」を出しかけるシーンは、コミックス19巻に収録されている第165話「愕然と戦慄く」で見ることができます。

霞の呼吸の型⑤伍ノ型 霞雲の海

伍ノ型「霞雲の海(かうんのうみ)」は、高速で繰り出す細かい連撃。簡単にいうと、対象をみじん切りにできる技です。その動きは、大量の霞が周囲を覆っているように見えます。この技は敵にダメージを与えるだけでなく、敵の攻撃を防ぐことにも使えます。「刀鍛冶の里編」にて、無一郎は玉壺が壺から出してきた大量のタコ足攻撃を防ぐために、この技を使用しました。

無一郎はこの技でタコ足を切り刻むだけでなく、玉壺の頚に一太刀を入れることにも成功しています。その様子は、コミックス14巻に収録された第119話「よみがえる」で見ることができます。また、伍ノ型「霞雲の海」は、黒死牟との戦いの際にも登場しました。

無一郎は黒死牟に弐ノ型「八重霞」で斬りかかり、これがかわされるとすぐさま伍ノ型「霞雲の海」を繰り出しました。しかし、伍ノ型「霞雲の海」も、黒死牟にあっさりとかわされてしまいます。このシーンは、コミックス19巻に収録されている第165話「愕然と戦慄く」で見ることができます。

霞の呼吸の型⑥陸ノ型 月の霞消

陸ノ型「月の霞消(つきのかしょう)」は、霞で包み込むようにして斬り込む広範囲攻撃です。「刀鍛冶の里編」にて、玉壺は無一郎を倒すため、壺の中から1万匹の粘魚を生み出しました。この魚たちには鋭い牙があり、対象に食らいつきます。無一郎は、陸ノ型「月の霞消」で1万匹の魚を一気に斬ってみせました。陸ノ型「月の霞消」は、コミックス14巻に収録されている第120話「悪口合戦」で見ることができます。

霞の呼吸の型⑦漆ノ型 朧

漆ノ型「朧(おぼろ)」は、無一郎が独自に編み出した型です。この技の特徴は大幅な緩急です。敵に姿を見せる際は極端に遅く、姿を消す際は極端に速く動くことで敵を撹乱します。霞の呼吸の特徴は敵を翻弄する性質です。その性質を最大限に活かした、最も霞の呼吸らしい技といえます。「刀鍛冶の里編」にて、無一郎はこの技を使って玉壺を翻弄し、その頚を斬り落としました。

また、漆ノ型「朧」は、黒死牟との戦いの際にも登場しました。長い時を鬼として生きてきた黒死牟は、霞の呼吸を使う剣士たちを何人も見てきました。しかし、漆ノ型「朧」には見覚えがなかったため、この型が無一郎の編み出した独自のものであることに気づきます。

黒死牟は漆ノ型「朧」の美しさと流麗さを見て無一郎の実力を認め、ついに自身も刀を抜いて攻撃を仕掛けてきました。このシーンは、コミックス19巻に収録されている第165話「愕然と戦慄く」で見ることができます。

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時透無一郎がかわいいといわれる理由

『鬼滅の刃』に登場する時透無一郎は、卓越した剣技で鬼を倒すかっこいいキャラクターです。しかし、ファンの間では「時透無一郎はかわいい」という声も多く上がっています。ここでは、時透無一郎がかわいいといわれる理由について紹介していきます。

かわいいといわれる理由①ギャップがある

時透無一郎は一見、あどけなさが残る儚げな印象の美少年です。しかし実際は圧倒的な強さを誇る柱であり、口を開くと毒舌が飛び出します。そのギャップに心を掴まれたファンは少なくなかったようです。

かわいいといわれる理由②笑顔

時透無一郎は、表情を動かさないクールなキャラクターでした。しかし、記憶を取り戻して以降、無一郎の表情は柔らかくなり、笑顔も浮かべるようになります。特に、記憶を取り戻すきっかけを与えてくれた炭治郎に対しては、よく笑顔を向けるようになりました。記憶と共に戻ってきた無一郎の笑顔は、多くのファンを虜にしたようです。

かわいいといわれる理由③炭治郎への態度

先述の通り、無一郎は記憶を取り戻すきっかけを与えてくれた炭治郎のことを好ましく思っています。そのため、炭治郎とそれ以外の人間に向ける態度に違いがあります。わかりやすいのは、柱稽古でのエピソードです。柱稽古で、炭治郎は無一郎のもとを訪れました。無一郎に言われたことをきちんとこなし、炭治郎は5日で次の柱のもとに行く許可を与えられます。

炭治郎に許可を出した無一郎は、満面の笑みを浮かべていました。ところが、他の隊士たちに声をかけられると、一瞬にして笑顔が消えて無表情に戻っています。この態度の違いがかわいいと、ファンの間で話題になりました。

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時透無一郎のアニメ声優

河西健吾のプロフィール

アニメ『鬼滅の刃』で時透無一郎の声を担当したのは、声優の河西健吾です。河西健吾は1985年2月18日生まれで、血液型はA型。大阪府出身で、所属事務所はマウスプロモーションです。河西健吾は2005年にアミューズメントメディア総合学院声優学科を卒業し、2006年に声優デビューを果たしました。2012年6月までオフィス薫(ジュニア)に所属し、フリー期間を経て2013年2月よりマウスプロモーションに所属しています。

2015年10月にアニメ初主演を果たし、注目を集めるようになりました。アニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』にて、河西健吾は時透無一郎だけでなく、無一郎の双子の兄・時透有一郎の声も担当しています。河西健吾は、顔は同じでも性格は正反対という無一郎と有一郎を、1人で見事に演じ分けました。1人2役という難しい演技であったため、収録後はどっと疲れが出たそうです。

河西健吾の主な出演作品や演じたキャラ

アニメ『鬼滅の刃』で時透無一郎の声を担当した声優である河西健吾の主な出演作品・演じたキャラは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(三日月・オーガス)、『3月のライオン』(桐山零)、『炎炎ノ消防隊』(トオル岸理)、『フルーツバスケット』(草摩利津)、『Dr.STONE』(あさぎりゲン)、『東京リベンジャーズ』(河田ナホヤ〈スマイリー〉)、『久保さんは僕を許さない』(白石純太)、などです。

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時透無一郎の過去に関する感想や評価

時透無一郎の生い立ちに関するコメントです。時透無一郎は壮絶な生い立ちを持つキャラクターです。両親をほとんど同時に亡くし、たった1人の兄も鬼に殺されてしまいました。その後、無一郎は鬼殺隊に入り、短期間で柱になります。無一郎の生い立ちに心を掴まれたというファンは少なくないようでした。

時透無一郎の生い立ちを知り、彼に堕ちたというコメントです。当初、多くの人が無一郎を冷たい人間だと捉え、彼に対してネガティブな印象を抱いていました。しかし「刀鍛冶の里編」で無一郎の過去と生い立ちを知り、一気に彼のことが好きになったという人は少なくないようです。

「刀鍛冶の里編」では無一郎や甘露寺蜜璃の過去・生い立ちを知ることができ、2人に対する理解が深まります。他のエピソードと比べると派手さには欠けますが、柱の2人が魅力的に描かれた大事なエピソードとなっています。

記憶が戻った時透無一郎に関するコメントです。無一郎は記憶を失って以降、ぼんやりとした表情で淡々と鬼を狩ってきました。その無一郎が、記憶が戻ったことをきっかけに様々な表情を見せるようになり、そこに心を掴まれたという人は多いようです。記憶が戻る前の無一郎と、記憶が戻ったあとの無一郎の違いに注目してみましょう。

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時透無一郎の過去まとめ

ここでは『鬼滅の刃』に登場するキャラクター・時透無一郎の過去や生い立ちについて紹介してきました。記憶を失うほどの悲しみと怒りを力に変え、短期間で柱にまで上り詰めた時透無一郎は、ファンからの人気が非常に高いキャラクターです。「刀鍛冶の里編」が終わったあとも、彼の出番は続きます。「無限城編」で壮絶な最期を遂げるその時まで、時透無一郎の活躍から目が離せません。

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