【鬼滅の刃】刀鍛冶の里編がつまらないと言われる理由は?あらすじや感想をネタバレ

刀鍛冶の里編は人気の高い鬼滅の刃のエピソードの中でも、つまらないと言われがちなエピソードになっています。原作漫画でも賛否あったエピソードですがアニメの製作が決定したことで、さらに話題になっています。この記事では、鬼滅の刃刀鍛冶の里編について、あらすじをネタバレありで紹介しつつ、面白い、つまらない・面白くないと賛否両論あった感想、つまらないと言われる理由をネタバレありでまとめて紹介していきます。

【鬼滅の刃】刀鍛冶の里編がつまらないと言われる理由は?あらすじや感想をネタバレのイメージ

目次

  1. 刀鍛冶の里編とは?
  2. 刀鍛冶の里編がつまらない・面白くないと言われる理由
  3. 刀鍛冶の里編のあらすじネタバレ
  4. 刀鍛冶の里編が面白いと言われる理由
  5. 刀鍛冶の里編の炎上や批判の理由
  6. 刀鍛冶の里編で善逸と伊之助の登場がほとんどない理由
  7. 刀鍛冶の里編に関する感想や評価
  8. 刀鍛冶の里編がつまらない・面白くないと言われる理由まとめ

刀鍛冶の里編とは?

大人気の鬼滅の刃において、つまらない・面白くないと感想を集めるのが刀鍛冶の里編です。この記事ではそんな刀鍛冶の里編についてネタバレありでまとめて紹介していきます。

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

鬼滅の刃は、2016年から2020年まで週刊少年ジャンプにて連載されていた、和風剣戟奇譚です。高い人気を誇る作品で、分かりやすい対立構造、それぞれのキャラクター同士の友情やライバルなど少年漫画らしい構造をしている作品になっています。妹を助けるためという一貫して分かりやすい目的で主人公が動いているのも分かりやすく、それらの要素が面白いとして人気を集めた作品です。

人気と共に評価も高い作品で、漫画賞を受賞しているだけに留まっていません。流行語大賞などに、タイトルである『鬼滅の刃』や、主人公の名前である、『竈門炭治郎』などが選ばれるなどしています。メディアミックス展開も積極的に行われている作品で、アニメに始まり、劇場版映画、舞台化、ゲーム化などが行われています。また和風な作風を生かして能狂言の題材としても描かれています。

鬼滅の刃のあらすじ

鬼になってしまった妹の禰豆子を救うため、鬼との戦いを続ける竈門炭治郎。様々な強敵と戦う炭治郎ですが、その度に刀を折ってしまいます。そんな炭治郎に、炭治郎の刀鍛冶を担当していた鋼鐵塚蛍が、怒ってしまい、炭治郎の刀鍛冶を拒否。炭治郎は鋼鐵塚蛍を説得するため、刀鍛冶の里に向かうことになるのでした。

刀鍛冶の里編の概要

刀鍛冶の里の編は、鬼滅の刃のエピソードの1つで、単行本12巻~15巻に収録されているエピソードです。具体的には上弦の伍・肆の2人との戦いが基本的にはメインですが、その後の柱稽古編まで含めて1つの大きなエピソードとして考えられる場合もあります。2023年4月からは、これまでに既にアニメ化されている前述のエピソードに続いて、アニメ化される予定になっています。

アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

刀鍛冶の里編がつまらない・面白くないと言われる理由

理由①善逸と伊之助の登場が少ない

それまでのエピソードでは炭治郎は、多くの場面で、善逸と伊之助と共に行動していました。3人のやりとりが面白いとして鬼滅の刃は人気を集めた側面もあったのです。しかしこの刀鍛冶の里編では、善逸と伊之助はほとんどあらすじに絡んでこず、ほぼ登場して来ないのです。鬼滅の刃が人気になった要因の1つが、この2人にあったこともあり、結果的につまらない・面白くないと言われる結果になっています。

この2人の存在は、特にシリアスな場面での適度な笑いをもたらしてくれる存在でした。それが鬼滅の刃のシリアスな展開で程よい箸休めになり、面白いと言われていたのです。そんな2人の不在は、シリアスすぎる展開になってしまい、つまらない・面白くないと言われる要因になっています。

理由②ストーリーが地味

刀鍛冶の里編は、きらびやかな『遊郭編』、最終決戦である『無限城編』と2つの特に人気の高く面白いエピソードに挟まれています。結果的にストーリーが地でつまらない・面白くないと言われる結果になっています。エピソード的には無限城編に繋がる部分も多く、悪い意味で箸休め的なエピソードになってしまっているのが、つまらない・面白くないと言われる要因になりました。

エピソードの流れも、基本的には襲ってきた鬼を撃退するだけであり、最終的に主要なキャラクターは全員生存しています。鬼滅の刃の他のエピソードはどのエピソードもいつキャラクターが死ぬか分からないハラハラ感がありました。しかし全員が生存したことで、肩透かしを食らってつまらない・面白くないと感じたとも言われています。

理由③玉壺と半天狗のキャラが微妙

鬼滅の刃が面白いと言われ、人気になった要因の1つとも言えるのが炭治郎達と敵対している鬼達の魅力です。遊郭編までに戦った鬼達には、いずれも敵対はしていてもどこか共感してしまうような魅力がありました。対して、刀鍛冶の里編において、炭治郎達が戦うことになるのが、上弦の伍の玉壺(ぎょっこ)、上弦の肆の半天狗(はんてんぐ)です。

しかし残念ながら、この玉壺と半天狗は魅力が薄く、共感出来ないと言われるキャラクターになっているのです。鬼たちも人間だった頃のエピソードなどが読者の共感を呼んでいました。しかし玉壺と半天狗に関しては、そもそも見た目も人間的ではないため、共感しずらく、人間時代のエピソードもかなり地味でつまらない・面白くないと言われる要因になりました。

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刀鍛冶の里編のあらすじネタバレ

刀鍛冶の里編あらすじ①12巻

刀鍛冶の里編の始まる前、鬼達側では、招集がかけられていました。実に113年ぶりに上弦である堕姫と妓夫太郎が敗れたことにより、無惨に招集をかけられたのです。変わらないことに美学を感じる無惨は相当に不機嫌で、上弦達に、八つ当たりをするのでした。余談ですが、つまらない・面白くないと言われる刀鍛冶の里編ですが、この鬼側のやりとりは『パワハラ会議』と呼ばれて面白いとされています。

遊郭編での激闘から2ヶ月後、ようやく目を覚ました炭治郎は、1週間後には、動けるようになっていました。そんな炭治郎の元に、刀鍛冶の鋼鐵塚蛍から、手紙が届いていました。そこには恨み節と共に『お前にやる刀はない』と綴られていました。そして炭治郎は、案内役に連れられて隠匿された刀鍛冶の里に向かうことになるのでした。余談ですが、この時点で善逸は別の任務で離れており、伊之助にも任務が与えられるのでした。

刀鍛冶の里についた炭治郎は、里長の鉄地河原鉄珍(てっちからはらてっちん)に挨拶します。そこで炭治郎は鋼鐵塚蛍は、癇癪を起こして行方不明であると説明を聞くことになるのでした。まだ完全に治っているわけではない炭治郎は、刀鍛冶の里で療養しつつ、その帰りを待つことになりました。

療養に温泉に入ることになる炭治郎ですが、そこで恋柱の甘露寺蜜璃、霞柱の時透無一郎、そして同期最後の生き残り、不死川玄弥と再会することになります。三者三様の接触をすることになる中、刀鍛冶の里に、上弦の鬼が襲来し、戦闘が繰り広げられます。

刀鍛冶の里編あらすじ②13巻

斬っても斬っても分裂して数を増やしていく半天狗。対して、初動で吹き飛ばされた無一郎は、半天狗の分身に襲われる小鉄と遭遇します。最初は他に優先するべき対象がいるとしてスルーしようとしますが、炭治郎との絡みから、これまでと考えを変えて、小鉄を助けに入ります。小鉄を助けた無一郎は、小鉄から鉄穴森鋼蔵と鋼鐵塚蛍を助けてほしいと懇願されることになります。無一郎は迷った末に、これを救出に向かうのでした。

一方その頃、無一郎と同じく半天狗の攻撃によって禰豆子と離れ離れになった炭治郎は、半天狗の分身が強さを保つには4体が限度であると判断します。その頃禰豆子は、3人の半天狗に囲まれていましたが、玄弥と共に交戦し続けていました。それぞれの場所での戦いが続く中、炭治郎は、飛行できる半天狗の能力を利用して禰豆子達に合流することに成功しました。

話は再び無一郎視点に戻ります。鉄穴森の救出に成功した無一郎は、さらに近くの小屋で作業をしているという鋼鐵塚蛍も助けようとします。そこに現れたのが上弦の伍の玉壺でした。玉壺は刀鍛冶を既に5人殺しており、無一郎と戦うことになります。玉壺は、毒針を使用して、無一郎はもちろん小鉄達にも攻撃を飛ばし、無一郎はそれを守ろうとして無数の針を食らってしまい、少しずつ動きが鈍くなってしまうのでした。

刀鍛冶の里自体も襲われ始める中、甘露寺が駆けつけます。追い込まれる炭治郎達ですが、炭治郎の爆血刀を操る急成長と、玄弥の頑張りもあり、少しずつ巻き返していきます。

刀鍛冶の里編あらすじ③14巻

急成長する炭治郎に追い詰められた半天狗は、分裂した4体の鬼を合体させ、新たな鬼『憎珀天』を作り出します。所変わって、無一郎は変わらず、玉壺との戦いを続けていました。玉壺の攻撃によって水の中に囚われた無一郎は、過去の記憶を呼び覚ましつつあります。一方で、玉壺は無一郎を捕らえつつ、小屋に入っていきます。そこでは鬼の襲撃にも気づかず、刀を打ち続けている鋼鐵塚蛍の姿がありました。

没頭する鋼鐵塚蛍を見た玉壺は同じ芸術家として負けていると感じます。そこで殺す前になんとか鋼鐵塚蛍の集中力を削ごうと考える玉壺ですが、どれだけ流血させても集中を途切れさせない鋼鐵塚蛍にイラつく玉壺。水の中に囚われている無一郎は呼吸も苦しくなってきて段々と意識も途切れてくる中、自らの怪我を顧みない小鉄の助けを借りてなんとか脱出することに成功します。

兄との記憶を呼び覚まし痣が発現する無一郎は、小屋に向かいます。小屋では変わらず玉壺が、鋼鐵塚蛍は目を潰されても集中力を途切れさせることなく、刀を研いでいました。そこに無一郎が突入します。弁戦から再び相まみえた無一郎と玉壺は、玉壺が脱皮をしてさらに進化しても、無一郎はその攻撃を全て躱し、最後には無一郎が玉壺の首を切断して勝利を掴むのでした。勝利後には無一郎も倒れてしまいますが小鉄に看病を受けることになります。

一方の炭治郎は、憎珀天相手に苦戦していました。分身していた時にそれぞれが使用する技を使える上に、その強さは合体前よりも上がっています。ボロボロになっていく炭治郎ですが、そこに恋柱甘露寺蜜璃が到着し、炭治郎を救出することに成功します。甘露寺は憎珀天の攻撃をいとも簡単にさばいていきますが、本体が別にある憎珀天はいくら斬ってもダメージが通りませんでした。

甘露寺蜜璃も覚悟を決めて痣を発現している憎珀天の攻撃を食い止めます。そしてその間に炭治郎に半天狗の本体を見つけるように指示を出したのです。そして炭治郎達は半天狗の本体を発見することに成功します。

刀鍛冶の里編あらすじ④15巻

長き半天狗との戦いに、日が登ろうとしていました。逃げ続ける半天狗を追いかける炭治郎ですが、足の怪我で追いつくことが出来ません。炭治郎は善逸から教わった雷の呼吸の教えを思い出して加速すると、最後には、円舞一閃を決めて、半天狗の首を刎ねることに成功するのでした。しかし半天狗はまだ生きていました。そしてここで、太陽が完全に登り始めてしまいます。

これによりダメージを受けたのが禰豆子です。禰豆子を日陰に移そうとする炭治郎ですが、その間にも半天狗は逃げようとします。決断に戸惑う炭治郎の文字通り背中を押したのが禰豆子でした。炭治郎は禰豆子の覚悟を受け止めて半天狗を追いかけると、今度こそ本体を切断することに成功します。炭治郎は禰豆子を失ったショックで、顔を挙げることができません。しかし振り返った炭治郎の目に入ったのは太陽の下を歩く禰豆子の姿でした。

炭治郎は珠世から禰豆子が太陽を克服する可能性については聞かされていました。しかし実際に克服したのを見ると涙を流しながら禰豆子を抱きしめます。これにて刀鍛冶の里編のあらすじは結末を迎えますが、この禰豆子の太陽を克服したという事実は、無惨にも伝わり、無惨が禰豆子を狙って動き出すことになります。

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刀鍛冶の里編が面白いと言われる理由

理由①甘露寺蜜璃がかわいい

つまらない・面白くないと言われることも多い鬼滅の刃刀鍛冶の里編ですが、面白いと言われる要素もあります。面白い要素の1つとして名前が挙がっているのが、甘露寺蜜璃の存在にあります。これまで鬼滅の刃にはいなかったタイプの女性キャラクターであり、この刀鍛冶の里編で、過去のエピソードなども明かされることになりました。

甘露寺蜜璃は元々、鬼である禰豆子を連れた炭治郎が鬼殺隊入隊に反対する柱も多い中、当初から応援する立場を表明したキャラクターでもありました。それだけに好感度は高くなっており、刀鍛冶の里編で活躍が見れて良かったと言われる要素になっています。また描かれた過去が甘露寺蜜璃らしくて面白いという声もあります。

理由②時透無一郎が記憶を取り戻し覚醒していく

つまらないと言われる刀鍛冶の里編において、炭治郎と合わせてもう1人の主人公とも言われるのが時透無一郎です。刀を持って僅か2ヶ月ながらも柱にまでなった逸材ですが、傲慢な態度を取ることが多くなっています。そして無一郎の最大の特徴ともいえるのが、鬼殺隊入隊前の記憶をほとんど失っているということです。刀鍛冶の里編では、そんな無一郎が、記憶を少しずつ取り戻していく様子も描かれることになります。

あらすじでもネタバレしたように、刀鍛冶の里編は、炭治郎の戦いと、無一郎の戦いが交互に描かれる形が取られています。それだけに注目度も高くなっているのです。精神的にも大きく成長し、最終的に覚醒する様子は、刀鍛冶の里編の主人公と言われる結果になっており、その成長が面白いと言われています。年齢的な若さも相まって、刀鍛冶の里編に限っては、炭治郎よりも成長したのではないかとも言われるほどになっています。

理由③不死川玄弥の活躍

刀鍛冶の里編では元々同期入隊で仲の良い、善逸と伊之助が登場しない代わりに登場するのが不死川玄弥です。あらすじでは断片的にしか描いていませんが、不死川玄弥もこの刀鍛冶の里編で大きく活躍することになるのです。不死川玄弥は登場当初から、その粗暴な性格や態度からあまり人気の高いキャラクターとはいえないキャラクターでしたが、そのイメージが大きく変わったと言われるのもこの刀鍛冶の里編になっています。

不死川玄弥は、鬼滅の刃では珍しく、刀と併用して銃を使っているキャラクターですが、その理由や過去もこの刀鍛冶の里編で明らかになっています。そのエピソードが面白いと言われ、応援したくなったと言われることも増える結果になっています。また同じ同期でも仲の良い、善逸や伊之助とはまた違った炭治郎との絡みが面白いとも言われています。

理由④禰豆子に起こった変化

遊郭編において、鬼化することに成功した禰豆子。しかし遊郭編においての鬼化はほとんど暴走であり、制御出来る力ではありませんでした。しかし刀鍛冶の里編においては、ある程度自我を残しながらコントロールして使用することができるようになっています。そして、あらすじでもネタバレしたように、この刀鍛冶の里編のラストにおいて、禰豆子は太陽をも克服してしまうのでした。

物語に大きな変化がなくてつまらない・面白くないと言われることも多いのが刀鍛冶の里編です。しかし、禰豆子に関しては少しずつながらも確実に変化しており、それが面白いと言われる要因になっています。特に禰豆子に関しての変化は、その後のあらすじにも影響する重要な要素だっただけに、その変化の様子が細かく描かれているのが面白いとも言われているのです。

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刀鍛冶の里編の炎上や批判の理由

理由①甘露寺蜜璃の入浴シーンを子供に見せづらい

遊郭編に続いて、アニメ化されることが発表された鬼滅の刃の刀鍛冶の里編ですが、アニメ化に際して、軽い炎上や批判の対象になっています。その理由は単につまらない・面白くないというものではありません。この刀鍛冶の里のあらすじの冒頭にある、炭治郎の温泉のシーンです。この温泉シーンにはなんと甘露寺蜜璃も入浴しているシーンが原因です。

鬼滅の刃は子供にも人気の高い作品だけに、入浴シーンは子供に見せづらいとして、プチ炎上するきっかけとなりました。元々甘露寺蜜璃は、鬼滅の刃の中でもかなりセクシーな服装をしており、キャラクター性なども批判の理由になっているとされています。元々必ず必要なシーンというわけでもないため、一部の原作ファンからは、アニメではこの甘露寺蜜璃の入浴シーンをカットして欲しい、という声が出るほどになっています。

理由②入浴シーンは女性蔑視

中には、不必要にこういった女性キャラクターの入浴シーンを入れることは女性蔑視に当たるのではないかという声も上がっています。しかしその一方で、原作では許されていたシーンをわざわざカットすることの方が女性蔑視になるのではないかという声も上がっています。元々鬼滅の刃は2期の遊郭編でも似たような声が上がっており、人気作品だからこそ、炎上のネタにされているとも言える状態になっています。

この入浴シーンは、何も甘露寺蜜璃だけにフォーカスしたものではありません。炭治郎や玄弥、同じ女性キャラクターである禰豆子もお風呂に入っているのです。にもかかわらず甘露寺蜜璃だけをやり玉に挙げるのはおかしい、ただ炎上させたいだけなのではないかとする声も見られる結果になっています。またこういった炎上が逆に作品をつまらない・面白くないものにしているとする声も見られる結果になっています。

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刀鍛冶の里編で善逸と伊之助の登場がほとんどない理由

理由①炭治郎が刀鍛冶の里に行った目的は任務ではない

刀鍛冶の里編がつまらないと言われる理由の1つになっているのが、鬼滅の刃でも人気の高いキャラクターである、善逸と伊之助の不在です。実際には最初の方に僅かに描かれていますが、あらすじの本筋には絡んでいません。その理由としては、そもそも炭治郎が刀鍛冶の里に任務で行ったわけではないということがあります。

結局戦いになってしまいましたが、元々炭治郎は、刀鍛冶の里に向かった時点では、体調も万全ではありませんでした。そんな炭治郎が、刀鍛冶の里に出向いたのは、鋼鐵塚蛍に新たな刀を作ってもらうためです。以前に1度刀を折ってしまい、遊郭編でも刀を刃こぼれさせてしまった炭治郎に、鋼鐵塚蛍は、もう刀を作らないと手紙をよこしたのでした。

鋼鐵塚蛍は、炭治郎が鬼殺隊士になった時からお世話になっている相手であり、炭治郎が信頼している相手です。そんな鋼鐵塚蛍を怒らせてしまったと思った炭治郎は、お館様の許可を得て、話し合うために刀鍛冶の里に向かったのです。

そもそも刀鍛冶の里の場所は秘匿されており、ごく限られた人しか所在を知りません。そんな場所に三人揃っていくわけにもいかないというのもあり、炭治郎1人で行くことになったといえます。余談ですが、まだ全快していなかった炭治郎に対し、善逸と伊之助は既に全快しており、任務につける状態でした。刀鍛冶の里には湯治ができる温泉があり、炭治郎が刀鍛冶の里に行くことが許されたのは一種の湯治の意味もあると考えられています。

理由②既に3人の鬼殺隊士が滞在していた

戦えない炭治郎だけでは、いくら秘匿されている刀鍛冶の里とはいえ、危険な可能性はあります。仮にその時、刀鍛冶の里に鬼殺隊士が誰もいないのであれば、護衛という名目で、善逸や伊之助が炭治郎に同行する流れもあったかもしれません。しかし刀鍛冶の里には炭治郎よりも先に3人の隊士が滞在していました。それがあらすじでも紹介した、恋柱の甘露寺蜜璃、霞柱の時透無一郎、そして不死川玄弥の3人です。

3人のうち2人が柱というのは、鬼殺隊の状況を考えればあまりにも豪華な戦力です。実際には、甘露寺蜜璃は、炭治郎と入れ替わりで1度、刀鍛冶の里を出ていますが、その後偶然にも近くの担当地区を守っており、救助に駆けつけることになりました。

理由③成長したから3人一緒にいる必要がない

刀鍛冶の里編の前のエピソードである、遊郭編までの炭治郎達は、まだ弱かったです。実際に、十二鬼月がいる可能性がある場所には、3人セットで派遣されることが多くなっていました。しかし遊郭編までの間に、炭治郎達は、下弦の壱・魘夢戦、上弦の参・猗窩座戦、上弦の陸・妓夫太郎&堕姫戦を戦い抜いています。特に上弦の陸・妓夫太郎&堕姫との戦いにおいて、炭治郎達は、100年以上果たせなかった上弦の鬼を倒すという経験をしています。

刀鍛冶の里編のあらすじの中でも、炭治郎に甘露寺蜜璃が話していますが、上弦の鬼との戦いは、何年分もの修行に匹敵するほどの価値があります。鬼殺隊としても、上弦の鬼と戦闘経験のある者は少なく、重傷は負いながらも生存した炭治郎達はかなり貴重な戦力なのです。そんな善逸達を同じ場所に送るのは鬼殺隊としてもできないことだったのです。

加えて上記でも紹介したように、刀鍛冶の里には柱が2人も滞在していたこともあり、善逸達までいけば他の場所が危険になる可能性もあったといえます。特に登場したのが、それまで炭治郎と絡むことが少なかった甘露寺蜜璃と時透無一郎、因縁があった不死川玄弥ということもあり、これらのキャラクターをしっかりと描くためだったのではないかともされています。

理由④禰豆子の変化を描くため

刀鍛冶の里編の中でも面白いと言われるのが禰豆子の変化です。中でも、禰豆子が太陽を克服したシーンは、炭治郎しかその場にいなかったからこそ描けたシーンだともされています。物語的にも重要なシーンになるだけに、このシーンを描くために、善逸と伊之助を同行させなかったのではないかとも考察されているのです。

善逸と伊之助はこれまでの戦いの経験で、炭治郎に次いで、禰豆子についての理解度が深いです。特に善逸は禰豆子が大好きであるため、その場にいればなんとしても禰豆子に太陽を浴びさせないようにする可能性があります。善逸達を引き剥がそうとすれば、その分、鬼側の戦力も増えることになってしまうので、2人を登場させなかったのではないかとも言われているのです。

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刀鍛冶の里編に関する感想や評価

ここからは既に鬼滅の刃刀鍛冶の里編を読んだ人の感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。刀鍛冶の里編がつまらない・面白くないと言われる要因ですが、特にストーリーの展開について触れられることが多いです。あらすじでもネタバレしたように、基本的には鬼と戦いながら、それぞれの過去などが語られていく展開になっており、地味と感想を集める結果になっています。

最終決戦に向けて、禰豆子関連のエピソードや炭治郎の成長は必要だった、最終決戦の伏線として面白いという感想も集めています。しかしストーリーの本筋は次のエピソードが最終決戦で盛り上がりが最高潮になっていくことなどが余計に地味に見える要因になっているという感想もあります。刀鍛冶の里編が悪いというよりも、露骨な最終決戦へのバネになるエピソードだったと感じる人も多くなっています。

またもう1つ、刀鍛冶の里編が面白くない・つまらないと言われる要因になっているのが戦う鬼です。半天狗も玉壺も、かなり個性的な見た目をしており、これまでに登場していた鬼よりも元人間であることを感じさせないという感想が多くなっているのです。どちらかといえば、モンスターと戦っているような印象が強くなり、鬼滅の刃の面白さであった鬼側への共感がなかったとする感想も見られます。

特に鬼側への共感では、半天狗と玉壺それぞれの人間時代についても、つまらない・面白くないと言われ、鬼の魅力半減に拍車をかけています。それまでに登場した鬼側のキャラクターが魅力的だった結果とも言えますが、見た目も内面も異質な存在だったことが、刀鍛冶の里編自体がつまらない・面白くないと感想を集める要因になっています。

また戦いについても、これまでの戦いに比べて、分かりづらくつまらない・面白くないという感想もあります。特に半天狗が分裂する能力の持ち主であり、その分裂も違いはあるとはいえ、分かりにくい違いもあるのです。

能力自体は面白いけど、読者には見分けられるようにして欲しかったという感想も見られる結果になっています。またそこを理解しようとする分、物語が頭に入ってこず、つまらないという感想になったとする感想もあります。

刀鍛冶の里編はつまらない・面白くないという感想もある一方で、面白いという感想も一定数以上あります。刀鍛冶の里編が面白いという意見としては、特に無一郎、甘露寺蜜璃、不死川玄弥の3人、及びこの3人と絡む炭治郎の絡みが面白かったとする感想が多いです。これまでスポットが当たらなかったキャラクター達だけに、新鮮であり、最終決戦前にしっかりと描かれてよかったとする感想も多いです。

善逸と伊之助がいないことへの不満を抱く感想はありますが、あの3人が一緒の展開は、遊郭編まででしっかりと描かれています。そのため、炭治郎と絡みの薄いキャラクターと炭治郎が絡むことでより、キャラクターへの理解度が深まったという感想も増えています。刀鍛冶の里編での3人の活躍や過去を知っているからこそ、最終決戦での戦いで応援できたとする感想も見られるほどになっています。

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刀鍛冶の里編がつまらない・面白くないと言われる理由まとめ

鬼滅の刃の刀鍛冶の里編は、きらびやかな遊郭編、物語的にも盛り上がる最終決戦編の狭間のエピソードとして地味と言われるエピソードです。その結果、つまらない・面白くないという感想が一部から飛び出すエピソードになっています。ストーリーの地味さに加え、お決まりになっていた炭治郎、善逸、伊之助のやりとりがみれないのがつまらない・面白くないという感想も見られています。

その一方で、それまでスポットを浴びなかったキャラクターと炭治郎の絡み、禰豆子の変化など、最終決戦前に絶対に必要なエピソードだとする感想も見られます。刀鍛冶の里編はアニメ化も発表されており、注目を集めるエピソードです。つまらないか面白いかは人によって意見が分かれる部分もあるので、まだ鬼滅の刃刀鍛冶の里編を読んでいない人は、ぜひ1度読んでみましょう。

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