【鬼滅の刃】時透無一郎は真っ二つに斬られて死亡！黒死牟との戦いと最後の結末は？

時透無一郎とは、鬼滅の刃で柱の1人として、登場したキャラクターです。この記事では、時透無一郎について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

時透無一郎が登場する鬼滅の刃は、吾峠呼世晴先生が、集英社の週刊少年ジャンプにて、2016年から2020年まで連載した、和風剣戟奇譚です。鬼と、鬼と戦う鬼殺隊の戦いを描いたバトル漫画で、連載開始当初から高い人気を獲得しました。人気と共に、評価も高い作品で、『野間出版文化賞』を受賞、『芸術選奨文部科学大臣新人賞』、『日本漫画協会賞』でそれぞれ大賞を受賞するなどしています。

また、ウェブ上でも、タイトルである鬼滅の刃が、流行語に選ばれるなど、高い話題性を持っていた作品になっています。メディアミックス展開も積極的に行われ、アニメ化や劇場版映画化、舞台化、ゲーム化など幅広く展開されています。特に劇場版映画『鬼滅の刃無限列車編』は、物語の途中からの作品であるにも関わらず、日本の歴代興行収入で1位を記録する程になっています。2010年代後半を代表する作品の1つになっているのです。

強敵との戦いの度に刀を折ってしまう主人公の炭治郎。そのような炭治郎の刀鍛冶を担当する鋼鐵塚蛍の堪忍袋の緒が切れて、「もう炭治郎に刀を作らない」と宣言されてしまいます。なんとか刀を作ってもらうべく、炭治郎は、療養も兼ねて秘匿された刀鍛冶の里に向かうことになります。この刀鍛冶の里変で本格的に物語に関わってくることになるのが、この記事で紹介する時透無一郎です。

時透無一郎は、鬼殺隊の柱の1人、霞柱として登場したキャラクターです。基本的には、鬼殺隊の理念に従っていますが、理念に沿ってさえいれば、非常に冷徹で合理的な考えをするだけに、配慮に欠ける面も持ち合わせています。過去に記憶喪失になった経験があり、現在も、物事をすぐに忘れてしまうという症状を持ち続けています。刀鍛冶の里編での炭治郎との交流もあり、精神的にも大きく成長しました。

見た目は腰まで伸ばした髪毛先がエメラルドグリーンの髪色と、小柄なことが特徴的な見た目をしています。その他に、明らかになっているプロフィールとしては、誕生日は8月8日であること、年齢は14歳であること、身長は160cmで、体重は56kgであることです。また、出身地は景信山で、趣味は紙切りと折り紙、好きなものは、ふろふき大根であることなども明らかにされています。

時透無一郎は若干14歳にして、柱の座についた天才剣士です。刀を握って2ヶ月で、柱にまで昇格した実績を持っています。加えて、年齢も相まって柱の中でも潜在能力は、トップレベルになっています。見た目は柱の中でも華奢な方ですが、本人の性格も相まってしっかりと鍛錬しており、霞の呼吸を使いこなしている他、漆ノ型朧という独自の奥義も持ち合わせています。

本人の性格もあって、基本的な戦闘スタイルは、無駄を省き効率よく身体を動かすことを好んでいます。その反面、まだまだ子供ということもあって、柱の中では腕相撲ランキングで7位、俊足ランキングは8位と、低めにはなっています。しかし、これはあくまでも、測定時点での話であるとされており、日々成長しているともされており、それがそのまま強さにも繋がっています。

ちなみに、無駄を省く性格は、隊服にも現れています。時透無一郎の隊服は、柱では珍しく、デフォルトの隊服をそのまま着用しているのです。その代わり、時透無一郎の身体のサイズに対して、少し大きめの隊服を着ているのが特徴となっています。これは、手の長さや向き、関節の向きなどから、相手に行動を察知されないためであるとされており、時透無一郎の性格がよく出た隊服となっているのです。

時透無一郎の死亡シーンは、原作では20巻に収録された第176話『侍』でのことです。これ以前の話数から戦っていた黒死牟との戦いの最中に、死亡することになるのです。しかし、この時点では、はっきりと死亡したとは描かれていませんでした。明確に死亡したことが描かれたのは、21巻収録の179話『兄を想い弟を想い』でのことです。死亡した時透無一郎を、共にたたかっていた悲鳴嶼行冥が、看取るシーンが描かれたのです。

時透無一郎が死亡した理由は黒死牟に真っ二つに斬られて、身体がバラバラになってしまったのが、理由になっています。この時、時透無一郎は、悲鳴嶼行冥、不死川実弥、玄弥兄弟と共に、黒死牟と対峙していました。4対1ということもあり、連携を取って攻撃していきますが、当然黒死牟もタダで攻撃を受けたりはしません。反撃に、全体攻撃を繰り出します。

この攻撃を悲鳴嶼行冥、不死川実弥両名は避けることに成功していますが、この時1番近くにいた時透無一郎と実力の劣る玄弥は、まともに喰らってしまいます。この攻撃で時透無一郎は、身体を真っ二つにされてしまうのです。この攻撃の時点で、時透無一郎は上半身と下半身が真っ二つにされてしまっており、この攻撃を受けたことが、そのまま死亡する要因に繋がっています。

19巻の164話『ちょっと力み過ぎただけ』にて、時透無一郎は黒死牟と出会います。元々時透無一郎は、悲鳴嶼行冥と共に行動していました。しかし、無限城を操作されたことにより、バラバラにされており、この時は1人でした。過去に同じ上弦に数えられる半天狗、玉壺を見ており、その強さを実感しています。その時透無一郎をして、黒死牟の威圧感と存在感は、桁外れに感じる存在でした。

この時、時透無一郎の身体はその威圧感から、戦いに対し、無意識に拒否反応を示していました。しかし、そのような拒否反応を、柱であるという意識で、叱咤して黒死牟に1人で挑みかかります。

改めて黒死牟に向かい合う時透無一郎ですが、対峙してみて、格上であるということは感じ取っていました。霞の呼吸を駆使して戦うも、黒死牟には触れることも敵いません。そこで時透無一郎は、オリジナルの型である漆ノ型・朧を使用します。それすらも黒死牟には通用せず、逆に、黒死牟の月の呼吸・壱ノ型・闇月・宵の宮をモロに受けてしまい左腕を切断されることになってしまうのでした。

しかし、そこは時透無一郎も流石は霞柱。腕を斬られたと認識にした瞬間に、腕の付け根あたりをキツく縛って、止血して対処して戦いを継続します。この時点で、既に左腕を失っており、より不利な戦いを強いられることになります。

黒死牟に対して、苦戦し続ける時透無一郎。しかし、そこに、不死川玄弥が駆けつけます。遠目から銃を放って、時透無一郎の救出を試みるのです。ただ、この攻撃も黒死牟いは通じず、反撃されて腕と胴を切断されてしまうのでした。さらに不死川実弥、バラバラにされていた悲鳴嶼行冥らも駆けつけ、戦いのメインは、黒死牟vs不死川玄弥・悲鳴嶼行冥にシフトしていきます。

しかし、柱2人がかりでも、黒死牟の猛攻の方が強く、近づくことすら出来ません。ここで動いたのが時透無一郎でした。攻撃を食らう覚悟で特攻を仕掛け、援護も受けて日輪刀を突き刺すことに成功します。さらに玄弥の血鬼術も活用することで、黒死牟の月の呼吸を封じることに成功します。

しかし、それでは勝負は決まりません。黒死牟の奥の手であったのです。身体から無数の刀身が生えてきて、斬撃を遠距離まで飛ばす、というチートクラスの技を繰り出します。不死川玄弥・悲鳴嶼行冥はこれを躱すことに成功していますが、これに1番近くにいた時透無一郎は、避けることが間に合わず、この攻撃を喰らってしまうのです。これにより、時透無一郎は上半身と下半身が真っ二つに切断されて、バラバラにされてしまいます。

この時点では、まだ時透無一郎は生存していました。身体を真っ二つに切断されてバラバラにされた時透無一郎ですが、日輪刀を手放すことをせず、実弥と行冥を死なせない一心で、日輪刀を全力で握りしめます。ここで、日輪刀が発熱し、『赫刀化』させることに成功しました。赫刀は鬼の再生を阻害する効果を持っており、形成を逆転するきっかけを作り出すことに成功します。

さらに玄弥の血鬼術の効果も合わさって、不死川玄弥・悲鳴嶼行冥の連携攻撃で、ついには、黒死牟の首を落とすことに成功します。最初は首を落としても弱点を克服していて、死亡しなかった黒死牟ですが、ここで利いてきたのが、時透無一郎の赫刀のダメージでした。このダメージが深く残っており、身体がバラバラに崩れ始めたのです。このダメージで生まれた隙をついて、不死川玄弥・悲鳴嶼行冥が、トドメを指すことに成功します。

その一方で、21巻の179話『兄を想い弟を想い』にて、時透無一郎は、双子の兄、有一郎と再会することになります。共にあまりに早く死亡することになってしまった兄弟である無一郎・有一郎兄弟ですが、無一郎は「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」「幸せだと思う瞬間が数え切れない程あった」と本心を有一郎に語るのでした。

結果的に時透無一郎自身は、自身の人生と死亡シーンにも満足したような死に方でした。しかし、ファンにとっては、衝撃的な死に方であり、かわいそうと言われるシーンになっています。

黒死牟の攻撃によって真っ二つにされて、身体をバラバラにされてしまった時透無一郎。日輪刀を赫刀化させるなど、その後もある程度、動き続けていました。通常であれば、身体を真っ二つされバラバラにされた時点で、死亡するのが普通です。しかし、時透無一郎は、鬼殺隊が使用する全集中の呼吸を使用しており、身体能力を強化しています。これが動けた理由なのではないか、と考察されています。

加えて、何よりも強かったのが、時透無一郎自身の意志の強さではないか、とも考察されています。時透無一郎は、黒死牟と戦う時点で、ある程度、死の覚悟を決めていました。それだけ黒死牟の強さを感じており、格上だとも理解していたのです。

1対1でならともかく、3人の柱を含む4対1でも押されるレベルだったのです。そのため、ツッコむ時点でより強く自身の死亡を覚悟し、同時に、不死川玄弥・悲鳴嶼行冥を殺させないという意志の強さを見せた結果なのでした。

真っ二つに斬られ、バラバラになってしまった時透無一郎の死亡に対して、鬼滅の刃作中で最初に言及したシーンが描かれるのが、悲鳴嶼行冥です。柱の中でも最年長であり、柱の多くが最強と認める存在です。柱の中でも体格と腕力は、柱一として認められています。実際、黒死牟との戦いでも、黒死牟にその強さを称賛されるだけでなく、黒死牟との戦いで唯一、重傷を負うこともなく切り抜けています。

黒死牟との戦闘終了後、死亡した時透無一郎を、看取る形になった悲鳴嶼行冥は、「鬼殺隊として立派だった」と真っ二つに斬られ、バラバラになった時透無一郎の上半身に、声をかけています。さらに何か声をかけようとしていましたが、言葉に詰まって、それ以上は何も言えないというシーンが描かれているのです。この悲鳴嶼行冥が時透無一郎を看取る最期のシーンは、ファンの気持ちを代弁しているとも言われています。

時透無一郎は、基本的に他人に感情を見せる方ではありませんが、そのような時透無一郎からも、友達扱いをされているのが炭治郎です。ちなみに、時透無一郎が黒死牟と戦っている時、炭治郎は上弦の参の猗窩座と交戦していました。そのような戦いの中で、黒死牟の撃破と時透無一郎と玄弥の死亡が、鎹鴉から伝えられることになるのです。この時、炭治郎は戦いの最中であり、時透無一郎に会いに行くことはできません。

当然、この時はあくまでも、事実として伝えられた形で、炭治郎は時透無一郎が真っ二つに斬られ、バラバラになって死亡した、という死亡シーンに関しては聞かされていません。それでも、炭治郎は涙を流しながらも、猗窩座との戦いに加え、鬼舞辻無惨を倒すべく、突き進み続ける形になっています。怒涛の展開も続く中、立ち止まることを許されないシーンで、友の死に駆けつけることもできないかわいそうなシーンの1つといわれています。

身体を真っ二つに斬られバラバラになって死亡するという、時透無一郎はかわいそうな死亡シーンが描かれます。時透無一郎に関しては、過去にもかわいそうと言われる経験をしています。ここからは、かわいそうと言われる時透無一郎の過去についても、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

時透無一郎は、双子の兄弟の弟として杣人（そまびと、林業を行う者）の父と母の元に産まれました。兄の有一郎と共に、父の仕事を手伝いながら、生活していました。時透無一郎が10歳になったある日、母が風邪を拗らせてしまいます。母の病気を治すべく、父は強い雨の中を薬草を取りにでかけました。しかし、出先で崖から落ちてしまい、そのまま亡くなってしまうのでした。

父が帰らなかったことも影響し、母もそのまま肺炎が悪化して、死亡してしまいます。10歳という年齢で、時透無一郎は両親を失いました。兄である有一郎を唯一の家族として、2人で協力して生活していくかわいそうな生活を送ることになるのでした。

有一郎との2人暮らしを始めた時透無一郎。この頃の時透無一郎は、心優しい性格をしており、父が遺した言葉である「誰かを助けることは巡り巡って自分のためになる」という言葉を、大切にして過ごしていました。対して、有一郎は、母のために行動して結局自分が死亡してしまった父の言葉を信じませんでした。逆に、父の言葉を信じたら、ろくなことにならないと言い捨ててしまうのでした。

それ以外の日常生活の些細な事柄でも、あまりにも無一郎に対してキツく当たってくる兄有一郎。これに対し、無一郎は、兄有一郎から嫌われているから強く当たってくるのだと考えるようになり、生活に息苦しさを感じるようになるのでした。唯一の肉親である有一郎の態度からも、かわいそうと言われる生活が続くことになります。

そのような2人での生活が続く中、鬼殺隊のお館様の奥様である産屋敷あまねが訪ねてきます。あかねは2人が、『始まりの呼吸の剣士の子孫』であるとして勧誘に来たのです。ちなみにネタバレしておくと、この話は嘘ではないですが間違いがあり、2人は実際には、始まりの呼吸の剣士である継国縁壱の兄、継国巌勝の子孫であることが明らかになっています。ちなみにこの兄の継国巌勝とは、黒死牟そのものです。

突然そのような話を聞かされることになった時透兄弟でしたが、そのリアクションも食い違っていました。無一郎は、この勧誘に乗るべきだとして前向きに話を捉えたのに対し、有一郎は、そのような話信じられないとして、否定的だったばかりか、あまねに暴言を吐き追い返してしまうのです。この時の意見の食い違いが決定的となり、2人の会話はほぼ無くなってしまいます。

その後、2人の元を再びあまねが訪ねてきます。しかし、この時有一郎は、水をぶっかけてあまねを追い返してしまうのです。この行動に、この時はまだ優しい性格だった無一郎が怒ったこともあり、会話は一切無くなってしまいます。かわいそうなことに、この時の会話が2人の最後の会話になっています。

あまねが訪ねてきてからしばらくした暑い夏の夜、2人が戸を開けたまま眠っているとそこに鬼が入ってきます。有一郎に襲いかかった鬼に対し、無一郎がなんとか助けようとしますが、鬼は、「いてもいなくても変わらないようなつまらない命だ」と2人のことを笑います。この鬼の一言に無一郎は、これまでにない怒りを覚えるのでした。

自身のボロボロになりながら、日の出まで鬼と戦い続けるのです。日の出によって鬼が消滅すると、無一郎はなんとか身体を引きずって有一郎の元に戻ります。辛うじてまだ生きていた有一郎でしたが、既に瀕死の状態でした。そして、ここで有一郎が無一郎に厳しく当たるようになった真意が描かれることになります。

有一郎は唯一残った肉親である無一郎が、危険な目にあってほしくないと考えていました。だからこそ、厳しく当たることも多く、鬼殺隊に入ることで、無一郎の身に危険が及ぶことを恐れて反対したのです。誰も助けてくれないなら、自分が無一郎を守るしか無いと考えており、それが生活する中での態度に繋がっていたのです。そのような想いを口にしながら、有一郎は死亡することになるのでした。

有一郎が死亡してしまい、無一郎は腐っていく有一郎を見ていることしかできません。無一郎もこの時はボロボロであり、蛆が湧き始めていました。このままだと無一郎も死亡してもおかしくありませんでしたが、ここで無一郎を助けることになったのがあまねでした。あまねが2人を訪ねて再びやってきたのです。あまねの懸命な治療を受け、無一郎は一命を取り留めることになります。

しかし、この出来事をきっかけに、無一郎は一種の記憶喪失に陥ってしまいます。特に、兄が亡くなった前後のことは覚えていない状態になります。その後、鬼殺隊に入った無一郎は、刀を握って僅か2ヶ月の間に柱に任命されるほどの強さを発揮しています。鬼殺隊に入ってキツい性格になったのも、無意識に有一郎をイメージしていたのではないか、と考察される程になっています。

アニメ鬼滅の刃にて、時透無一郎の声優を担当したのが河西健吾さんです。アミューズメントメディア総合学院声優学科を経て、2006年に声優デビューを果たしました。オフィス薫所属としてデビューした当初は、バイトをしながら吹き替え声優などとしてキャリアを重ねていきました。その後、フリーを経てマウスプロモーションに所属することになります。

転機となったのが、マウスプロモーションに所属して3年目となる2015年に抜擢された『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』にて主人公オーガズ役です。その後も、中性的で特徴的なハイトーンボイスを活かして、様々なキャラクターを演じるようになりました。

河西健吾さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『ハイキュー』の矢巾秀役、『3月のライオン』の桐山零役、『文豪ストレイドッグス』のジョン・S役、『べるぜバブ』の蓮井役、『Dr.ストーン』のあさぎりゲン役、『Re:ゼロから始める異世界生活』のライ・バテンカイトス役、『ヴァニタスの手記』のローラン＝フォルティス役、『無職転生』の光輝のアルマンフィ役、『食戟のソーマ』の佐藤昭二役などを担当しています。

近年河西健吾さんが演じたキャラクターとしては、『久保さんは僕を許さない』の白石純太役、『ブルーロック』の乙夜影汰役、『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の日野大地役、『チェンソーマン』の黒瀬役、『東京リベンジャーズ』の河田ナホヤ（スマイリー）役、『SCARLET NEXUS』のシデン・リッター役、『ブルーピリオド』の橋田悠役などを演じています。

ここからは既に鬼滅の刃を読んだ人の、時透無一郎の死亡に関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。時透無一郎は、鬼滅の刃の中でもかなり上位に食い込む人気キャラクターでした。それだけにまさか、最終決戦で死亡するとは思わなかったとする感想が非常に多くなっています。鬼滅の刃の作風的に誰も死亡しないまま決着はないだろうと覚悟を決めていても時透無一郎だけは、死亡しないと考えていたファンも多くいたのです。

元々、刀鍛冶の里編において、時透無一郎はその過去が描かれており、その過去からかわいそうと言われる機会が、多いキャラクターになっています。そのようなキャラクター生の時透無一郎だけに、人気はもちろんながら、鬼を倒した後の平和な世界でも生きていてほしいとする声が非常に多かったのです。そのような時透無一郎の死亡だけに、かわいそうという声が非常に多くなっていました。

加えて、時透無一郎の死亡の仕方が身体が真っ二つにされて、バラバラになるというのは、流石に驚きだったとする感想も多くなっています。真っ二つにされる前にも腕を切り落とされており、完全にバラバラになってしまったと言えるのです。仮に死亡するにしても、身体を真っ二つに切断されバラバラになる、というかわいそうな死に方ではない方が良かったとする感想も多くなっています。

その一方で、他にも死亡したキャラクターと比較して、身体が真っ二つにバラバラになるとは言っても、まだ死亡した死体が描かれるシーンがある状態だっただけマシだったとする感想も多いです。鬼滅の刃では様々な死亡シーンが描かれてきており、もっと無惨な死亡シーンもあっただけに、かわいそうではあるものの、顔が綺麗なままだっただけ安堵した、とする感想も見られる程になっています。

時透無一郎の死亡に関しては、死亡シーンはもちろんかわいそうとしながらも、死に様がかっこよすぎるとする声も非常に多いです。黒死牟と戦う時点で死ぬ覚悟を決めていたと言っても、仲間の増援が来たことで油断しても不思議ではないのです。その上で、最期まで他者を活かすために自らを犠牲にするような行動をしており、このような行動を取ることができるのがすごすぎるという声も多くなっています。

この死に様が、過去編で描かれた心優しい性格の時透無一郎らしさだとする感想も多いです。時透無一郎は死ぬ寸前まで、父が遺した言葉に従って生きていたとする声が見られる程になっているのです。時透無一郎自身もある種死ぬ覚悟が出来ており、結果的に仲間を生かすという目的も果たして死亡しています。結果的に、死亡したこと自体はかわいそう、とされながらも、同時に、かっこいい死に様だったとする声も見られる結果になっています。

死亡した後、兄との再会シーンが描かれた時透無一郎ですが、その兄に対しての言葉も良かったとする感想が多くなっています。過去編で描かれているように、キツく当たられることも多く、最期まで仲直りは出来なった2人ですが、最期の最期までお互いを思っていたことが分かるシーンになっていてよかったとする感想が多くなっています。同時に、このシーンを描くために、死亡したのではないか、とするかわいそうとする感想も見られます。

ただ結局、兄の有一郎が心配していたように無一郎も14歳という若さで死亡しています。このことから有一郎の言うように、無一郎が周囲を助けた結果死亡するという展開になっているとも言えるのです。このことがエモいといわれることが多くなっており、このような伏線の描き方がすごかったとする感想も見られる結果になっています。和解はできなかったかわいそうな2人の過去だけに最期に分かりあえた気がするという感想も見られます。

時透無一郎は、最期には黒死牟に真っ二つに身体をバラバラに斬られてしまい、死亡したキャラクターになっています。死亡したことは間違いありませんが、過去編から刀鍛冶の里編、そして最終決戦編において描かれた、一連の流れは非常に綺麗な形になっているともいわれる死に様になっているのです。ただ、元々人気の高かったキャラクターだけに、「死亡するとは思わなかった」「かわいそう」という声も多いです。

時透無一郎が真っ二つにされて、死亡するきっかけとなった黒死牟との戦いは、時透無一郎が死ぬ間際に行った赫刀での攻撃が決め手となって勝利しています。決して、時透無一郎の死亡は無駄ではありませんでした。この勝利がひいては無惨を倒すことにも繋がっているのです。まだ鬼滅の刃を読んでいない人は、時透無一郎の生き様、死亡シーンなどにも注目しながら読んでみましょう。