【組長娘と世話係】霧島の刺青・タトゥーの柄と意味は？他キャラの模様は？

霧島透とは、「組長娘と世話係」の主人公です。同作品は何事も暴力でケリをつけようとする桜樹組の若頭霧島が、組長の娘の八重花の世話係になるというのが、ストーリーの骨子でした。この記事では、組長娘と世話係の霧島が入れている刺青・タトゥーにスポットを当てます。霧島の刺青を掘った北条零が、その柄と模様に込めた意味、他のキャラクターの刺青の柄と模様、そして霧島のアニメ声優などを中心に取り上げていきます。

組長娘と世話係は、内向的な組長の娘の世話係を暴力的なヤクザが担当するという日常ドラマと、ヤクザの世界を描いた任侠ものの要素が巧みにブレンドされた作品とされています。ヤクザものに関心がない層のファンを多く獲得しており、テレビアニメ化もされました。今後も同作品の人気は、ますます高まるだろうと目されています。この章では、組長娘と世話係のあらすじとシンプルなあらすじを、作品情報として紹介していきます。

組長娘と世話係の原作漫画は、WEBコミック配信サイトのコミックライドピクシブにて2018年から2020年まで連載された後に、発表媒体をコミックELMOに移して2023年5月現在連載中です。同作品のコミックスは、累計発行部数が115万部を突破中で、9巻まで刊行されました。組長娘と世話係の原作者は、つきやです。つきやに関しては、ほとんどのパーソナルデータが明らかにされていませんが、Twitterで情報発信を行っています。

組長娘と世話係は、原作漫画が人気と話題を集めたことで、テレビアニメ化されています。テレビアニメ版は、2022年7月7日から9月22日まで、全12話がTOKYO MXなどで放映されました。アニメ版は放映終了後に円盤化され、ブルーレイとDVDともに全4巻が発売中です。また、Amazon Prime VideoやABEMAなどの動画配信サイトで公開されました。テレビアニメ版は、ファンを中心に2期の制作と放映が待ち望まれているのです。

桜樹組の若頭霧島透は、非常に暴力的な性格の持ち主で、ヤクザ界隈においては内外で恐れられています。あまりにも傍若無人で、自由奔放な振る舞いをしている霧島を、彼を慕う舎弟頭の杉原恵も呆れていました。ある日、霧島は組長の桜木一彦に呼び出されます。一彦も彼に手を焼いており、少しでも性格が丸くなるようにと、一人娘の八重花の世話係を命じました。霧島は、まだ7歳と幼い八重花の世話を引き受けることになります。

霧島透は、年齢28歳で桜樹組の若頭を務める青年です。彼の容姿は、ブルーの前髪をラフな感じで上げており、メガネ姿も相まって理知的な雰囲気を漂わせているイケメンとして描かれました。しかしながら、性格は狂暴そのもので、何事も暴力で解決しようとします。そのことから、霧島は「桜樹の悪魔」という異名を付けられました。霧島の好きな食べ物は、ホットケーキやチョコレートなどの甘いもので、そのギャップが受けています。

つきや原作の大ヒット任侠コメディ漫画組長娘と世話係は、ヤクザの世界を描いたストーリーであることから、刺青・タトゥーの話題が取り上げられることがあります。霧島透にも刺青はありますが、その柄や模様には彫師である北条零が、何かしらの意味を込めていました。どのような意味があるのでしょうか？この章では、組長娘と世話係の霧島透の刺青・タトゥーに、零が込めた意味について、ネタバレを交えて紹介してきます。

組長娘と世話係の主人公霧島透が入れている刺青は、背中に悪魔と手首に鎖の柄と模様です。彼の刺青を掘ったのは、彫師の北条零で、彼は霧島の友人でした。零も、霧島と同じ28歳の青年です。長い髪を後ろでひとまとめにしているイケメンなのですが、オネエ言葉で話すLGBTの人物で、恋愛対象も男性であることが判明しました。学生時代はそのことを隠していた零でしたが、霧島の影響で全てオープンにする決意をして今に至ります。

霧島の背中に掘られた悪魔の模様は、ヤクザの刺青としては異質のモチーフとされています。どちらかというと西洋人が入れるタトゥーの側面が強く、そのことが逆に霧島の存在感を増す効果を上げていました。また、手首に入れている鎖の柄も、ファンの間で「タトゥーっぽい」と評されているとのことです。なお、手首の鎖柄の刺青については、これを模したラバーバンドが、コミックス2巻の特装版付録となり、ファンを喜ばせました。

零が掘った霧島の刺青・タトゥーには、彼の思いや意味が込められていました。当初、零は霧島に「練習台になってほしい」と頼み込んで掘らせてもらったかに見えましたが、真意は別のところにあります。霧島と零は、古くからの友人であり、特に零にとって霧島は唯一の親友とも呼べる存在でした。当時の霧島は、刹那的な生活をしており、いつ死んでもおかしくないほどの破天荒ぶりだったのです。零は、いつも彼を心配していました。

そして、零はいつしか自分が掘る刺青・タトゥーが、二人の間をつなぐものとして機能させたいと捉えていたのです。そこには、霧島に対する感謝という意味が一つありました。自分がLGBTであることを隠して生きていた零に、「ありのままの自分で良い」と気づかせてくれたのが、他ならぬ霧島だったからです。しかし、目の前の彼は、あまりにも生き急いでいて、零はまるで霧島が死に場所を探しているかのような不安に駆られました。

そうして熟考した結果、零が霧島に掘った刺青・タトゥーの模様と柄こそが、悪魔と鎖です。悪魔は、霧島自体を投影させたのではないかと、推察されています。やがて彼は「桜樹の悪魔」と呼ばれるようになるので、当たっているといわれました。また、鎖の柄は、霧島と自分をつなぎとめておきたいという零の思いから掘られたものです。八重花の世話係をして、人間的に若干丸くなった霧島を見た零は、安堵と少しの悲しみを抱きました。

テレビアニメ版も大ヒットした任侠コメディ漫画の組長娘と世話係に登場するキャラクターの中で、刺青の模様と柄が判明しているのは、霧島の他に二人います。それは、桜樹一彦と杉原恵でした。二人が掘った刺青についても、思いや意味が込められていることが示唆されているのです。どのような刺青なのでしょうか？この章では、組長娘と世話係の一彦と杉原の刺青について、模様と柄、そして意味を考察紹介していきます。

組長娘と世話係の桜樹一彦は、桜樹組の組長で、45歳の男性です。いわゆる昔気質の極道であり、「弱気を助け強気を挫く」を信条にしていることが描かれました。葵塔一郎が拾ってきた霧島のことを、家族同然に扱っていて、若頭として組をまとめている彼を高く評価しています。しかし、傍若無人さに手を焼いていることも事実で、霧島の性格を強制する意味と内向的な娘に明るくなってほしいとの意味で、二人を会わせました。

義理と人情を重んじる古いタイプのヤクザの一彦が入れている刺青の柄と模様は、桜と登り鯉です。霧島のタトゥーのような刺青とは違い、華やかさと威厳を併せ持った和彫りでした。桜は、自分の苗字である「桜樹」から取ったのではないかといわれています。また、鯉については出世や生命力といった縁起の良い意味があるとされており、自分と家族、そして組の繁栄を願って鯉の柄を掘った可能性が高いと推察されました。

杉原恵は桜樹組の舎弟頭で、年齢は23歳です。彼は、金髪ロングと口ピアスが特徴のイケメンとして描かれました。若い頃に母親から認めてもらえなかったことで、不良の道へと進み、窃盗団として活動していた時に霧島と出会っています。自分が入れたお茶を、「美味い」と言ってもらったことで自分を認めてくれたと思い、霧島を慕って桜樹組入りしました。現在では、霧島や構成員の金平、武内と行動をともにすることが多いです。

杉原が入れている刺青の模様は、トカゲです。掘ったのは零で、霧島が紹介しました。実は杉原は、窃盗団をしていた頃、警察に捕まりそうになると自分だけ逃げ出して、仲間を置いていたのです。そのような彼の行動が、トカゲの尻尾切りに似ていることから、彼は「トカゲ」のあだ名を付けられました。杉原自身は、そのことを悪く思っていないようで、零にタトゥーに近いトカゲの刺青を掘ってもらったのです。

組長娘と世話係のテレビアニメ版は、アニメファンや声優のファンに広くアピールしており、原作漫画を読んだことのない新規ファン層の開拓に成功しました。また、アニメ版は原作漫画ファンからも、「原作の雰囲気を忠実に再現していて良い」と高評価されています。アニメ版にて、霧島透役を演じた声優キャストは、細谷佳正でした。この章では、細谷佳正のプロフィールと経歴、主な出演作品を取り上げていきます。

細谷佳正は、1982年2月10日に、広島県尾道市で生まれました。血液型はB型で、事務所に属さないフリーとして活動しています。彼の趣味は、映画鑑賞と散歩で、特技はギターとガンシューティングであると明かしました。また、アニメファンでもあり、好きな作品に「カウボーイビバップ」、好きなキャラクターに同作品の主人公スパイクを挙げています。細谷佳正は、Twitter、YouTubeチャンネル、ニコニコチャンネルを開設しました。

高校時代に剣道部と演劇部に所属していた細谷佳正は、やがて演劇一本に絞って活動していきました。舞台俳優を目指していましたが、挫折して将来を模索していた時に、山寺宏一の演技を観て声優を志します。東京アナウンス学院に入学して声優の基礎を学び、2004年にマウスプロモーション付属養成所へ入り、さらに勉強しました。そして同年に声優デビューを果たして、現在に至ります。

• 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ：オルガ・イツカ役
• ちはやふる：綿谷新役
• 黒子のバスケ：日向順平役
• ダイヤのA：結城哲也役
• テラフォーマーズ：膝丸燈役
• 僕のヒーローアカデミア：常闇踏陰役

細谷佳正の主な出演作品と、演じたキャラクターを上記しました。少年役や青年役が多いことで有名ですが、ジャンルはスポーツものからSF作品まで幅広いです。また、常闇踏陰役のように、異形のキャラを演じても存在感を示していました。また、吹き替え声優としては、アンセル・エルゴートとテイラー・ロートナーの担当として、数多くの海外映画で吹き替えを行っています。今後一層の活躍が期待される、人気声優の一人です。

この章では、組長娘と世話係の主人公である霧島透に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。霧島は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、組長娘と世話係の原作漫画の大ファンだと思われる方のツイートです。推しキャラクターが霧島透であり、彼のノーネクタイにスーツ、そしてサングラスという佇まいがかっこいいと高評価していました。

こちらは、組長娘と世話係のテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ版を観て、霧島のことをかっこ良くて優しいと形容しており、八重花のかわいらしさと合わせて面白い作品だとつぶやいていました。

こちらは、アニメと声優の大ファンだと思われる方のツイートです。組長娘と世話係のテレビアニメ版を観て、霧島のかっこ良さと、彼を演じた細谷佳正の演技力を高く評価しています。

この記事では、組長娘と世話係の主人公の霧島透について、彼の刺青・タトゥーを中心に特集してきました。同作品は、コメディとシリアスのバランスが取れた作品とのことです。是非一度、霧島の刺青に注目して、組長娘と世話係を見てください。