【ワンピース】神の騎士団とはどんな組織？正体・目的やどれくらいの強さなのか考察

ワンピースで新たに登場し、注目を集めているのが神の騎士団です。この記事では、神の騎士団について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

神の騎士団が注目を集めたワンピースは、週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が、連載している漫画です。少年漫画の王道を展開を全面に押しだした作品であると同時に、練り込まれた壮大な世界観や、設定が高い人気を集めている作品になっています。ジャンプ史上でもこち亀に次いで2番目に長い連載期間を誇り、国内累計発行部数は、日本の漫画で最高となる4億1000万部を突破するほどになっています。

海外でも高い人気を誇り、海外だけで1億部を突破するなどの記録も達成しています。それらの功績から、『最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ』としてギネス世界記録に認定されているのです。人気と共に評価も非常に高い作品で、これまでに数々の漫画賞に名前を連ねています。メディアミックス展開も積極的に行われており、アニメ化や劇場版映画化、舞台化など、幅広い展開がされています。

海賊王を目指して海に飛び出したモンキー・D・ルフィ。彼が結成した麦わらの一味は、各地で戦いを繰り広げ、徐々に影響力を高めていきます。ワノ国編後には、四皇のカイドウとビッグ・マムを倒してしまったことで、ついにルフィが30億の懸賞金となり、新たな四皇の1人に数えられるようになります。そのようなワノ国編の裏で行われていた世界会議編にて、その存在が明らかになったのが、この記事で紹介する神の騎士団です。

世界会議編において、聖地マリージョアでは数々の事件が起きていました。この事件について審議が行われる中、この審議に介入した存在とした名前が登場したのが神の騎士団です。神の騎士団の正体は不明なままですが、神の騎士団という名前と、これまでに既に登場している世界政府の組織から鑑みるに、五老星或いは、イム様直轄の組織なのではないか、とも考察されています。

ちなみに、詳細は明らかになっていませんが、既に元ネタについても考察されています。神の騎士団の元ネタは歴史上に存在した『テンプル騎士団』が元ネタになっているのではないか、とも考察されているのです。

名前が明らかになる以前から、謎の組織があるのではないか、ともされていた神の騎士団。しかし、残念ながら、2023年5月現在の時点では、そのメンバー構成は明らかになっていません。一応、ドラゴンが神の騎士団について語った際、その後ろに9名のシルエットが描かれたことから、メンバーは9名なのではないか、とも考察されています。

ちなみに余談ですが、元ネタではないか、と考察されている『テンプル騎士団』もそのメンバーは9名でした。構成員9名というのが、神の騎士団の元ネタがテンプル騎士団なのではないか、と考察される要因にもなっているのです。

神の騎士団は、これまでワンピースにおいて、その名前が度々登場した組織になっています。登場回は決して多くはありませんが、初めてその名前が登場したのが1054話でのことでした。この時は、神々の審議に介入した騎士団ということで名前が登場したのです。その後、さらにその存在が言及されたのが1083話でのことでした。

神の騎士団は、まだ活動や目的などが明らかになっていない組織だけに、実はこれまでのワンピースでもそのシルエットなどが、描かれていたのではないか、とも考察されています。名前を明らかにしないまま、描かれていた可能性もあるのではないか、とも考察されているのです。

実は、これまでにも既に登場していたのではないか、とも考察される神の騎士団。そのような神の騎士団と関係があるのではないか、と考察されているのがドフラミンゴです。ドフラミンゴは、元天竜人であり、父ホーミング聖の考えで天竜人の地位を捨てた経験を持っているキャラクターです。ドフラミンゴが、正式にドフラミンゴ海賊団を結成する前、父ホーミングの首を、持ち帰りマリージョアへの帰還を願い出たことがありました。

しかし、これは拒否されドフラミンゴは命を狙われることになったのです。ドフラミンゴが狙われた理由は『マリージョアの国宝』について知っているためです。この時、ドフラミンゴを襲った集団の正体こそが、実は神の騎士団だったのではないか、とも考察されています。ただし、この集団は、結果的にドフラミンゴに敗れており、天竜人がドフラミンゴに協力しなければならないことになりました。

神の騎士団の正体については、不明点が多いですが、ファンの考察の中で1番多いのが、イム様直属の組織なのではないか、ということです。政治面を担当する五老星と並び、実行部隊のような側面を持っているのではないか、と考察されているのです。天竜人の直属という意味では海軍の大将もそうですが、海軍は世界政府の表の顔とされているので、神の騎士団はいわば裏の顔なのではないか、とされています。

世界政府の裏の顔という意味では、CP0も存在します。しかし、CP0はあくまでも諜報機関であり、その任務も長期に渡る可能性もあります。加えてCP0は天竜人ではないメンバーで構成されており、役割が違うとも言えるのです。そのようなCP0と変わる、聖地マリージョアの治安組織のような側面で普段は活動しつつ、有事の際には世界各地に派遣されるような組織なのではないか、と考察されているのです。

これまでのワンピースでは、表向きの世界政府の最高決定機関だったのが五老星でした。そのような五老星がイム様の命令で動いているのは既に明らかになっています。そこで気になるとされているのが、新たに登場した神の騎士団と五老星の関係性です。或いは、神の騎士団がイム様直下の部隊ではなく、五老星の下についている実行部隊である可能性もあるのです。

反対に、五老星全員が神の騎士団の一員であり、世界政府の表の顔を担当している可能性もあるのではないか、とも考察されています。2023年5月現在は、五老星と神の騎士団の力関係に関しても不明のままになっています。横並びである可能性ももちろんありますし、一方が一方の下についている可能性もあるのです。

神の騎士団のメンバーは不明ですが、ファンの間では既に出ているキャラクターの中にも、構成員がいるのではないか、と考察されています。既存キャラでその可能性が最も高いとされているのがシャンクスです。実際、シャンクスは過去に五老星と密会しているシーンが描かれていたりします。これもシャンクスが神の騎士団のメンバーだからではないかと考察されているのです。

また、神の騎士団のシルエットが描かれた際の真ん中に描かれたキャラクターが、シャンクスのシルエットに似ているとされたりもしています。このことから、神の騎士団のリーダーはシャンクスなのではないか、とも考察されているのです。シャンクスには双子説などもあり、ルフィの知るシャンクス本人かは不明ながらも、なんらかの関係はありそうだと考察されています。

神の騎士団の目的は、イム様の命令をこなすための実行部隊なのではないか、という考察もあります。天竜人同同士の問題にも介入できることから、構成員も天竜人出身なのではないか、とも考察されていたりもします。もちろん、この場合、天竜人はイム様の存在を知っている前提になります。或いは天竜人専門の学校のような場所があり、そこから選抜された者が神の騎士団に入るのかもしれないとも考察されているのです。

有事には、イム様の命令で動くと考察される神の騎士団ですが、まだ構成員の人数も不明になっています。或いは、海軍のように、それなりに規模感のある組織だった場合、普段は天竜人の護衛のような仕事もしているのではないか、とも考察されているのです。或いは、世界会議編でのように、天竜人同士の揉め事を解決する役割を担っているのではないか、とも考察されています。

ただし、この護衛というのは表向きの理由で、本来の目的は、なにか起こった際に、天竜人が秘密をバラすのを防ぐためなのではないか、とも考察されています。基本的な任務は他にあり、それを果たす手段として、天竜人を護衛しているのではないか、とも考察されているのです。

イム様によって直接命令を受ける立場にあり、天竜人の揉め事にも介入できるほどの権限ある神の騎士団。その目的は、マリージョアにある国宝を守ることなのではないか、という考察もあります。マリージョアに秘密にされている国宝があること自体は、比較的早い段階で明らかになっていました。それこそ元天竜人であるドフラミンゴが、この秘密をバラさないことを条件にCP0を動かした程です。

この国宝は『存在自体が世界を揺るがす』『世界の実権さえも握れる』とまで、ドフラミンゴが言った物になっています。国宝についても、まだ明らかになっていないことが多くなっており、巨大な麦わら帽子説やウラヌス説などがあります。或いはこの秘密を守ることが、神の騎士団の主任務なのではないか、と考察されているのです。

正体不明の組織である神の騎士団。世界政府の組織であり、これまで名前が登場しなかったことから、或いは『空白の100年』と関係性があるのではないか、とも考察されています。或いは、空白の100年において、Dの一族が戦ったのが、神の騎士団なのではないかとも考察されているのです。ただし、オハラの一件などにも登場していないことから、現在の目的が空白の100年の秘密を守ることではない、と考察されています。

或いは、目的の1つとしては、空白の100年の秘密を守ることも存在しており、世間に情報が出る前に対応するのが仕事の可能性もあります。しかし、それだとサイファーポールと役割が被ってしまうことから、神の騎士団と空白の100年の繋がりは考察されつつも、その秘密を守ることが目的の組織ではないと考察されています。

メンバー構成なども不明な、神の騎士団ですが、主要なキャラクターも明らかになっていないので、当然その強さも不明になっています。悪魔の実の力を持っているのか、覚醒させているのか、覇気は使えるのかなど、ワンピースで強さの要因になっている全ての要素が不明な状態なのです。仮に、神の騎士団が、ドフラミンゴを襲った集団であれば、実は強さ事態は大したことはないのではないか、とも考察されています。

その一方で、神の騎士団のメンバーが相応の人数いる場合、ドフラミンゴを襲ったのはあくまでも下っ端のメンバーであった可能性もあります。その場合には、主要メンバーは相応の強さを持っている可能性もあるのです。

最終章に突入してからその名前が登場した神の騎士団。世界政府内の組織であることから、当然麦わらの一味と衝突する可能性も存在しています。ルフィはギア4を使用してドフラミンゴを倒しており、その後も、成長。2023年5月現在は、能力を覚醒することにも成功しました。加えて、麦わらの一味のメンバーも、相応に成長しているのが現状です。仮にドフラミンゴと戦ったのが神の騎士団であれば、麦わらの一味なら余裕であるともされています。

仮に、ドフラミンゴを襲った集団が神の騎士団のメンバーなのだとすれば、ルフィ達麦わらの一味であれば問題なく対処できると思われます。しかし、主要なメンバーがいて、相応の強さを持っている可能性も十分にあるので、或いは世界政府の最高戦力として麦わらの一味の前に、立ちはだかる展開も考えられるのではないか、と考察されているのです。

これまでは、名前だけが先行し、その強さなどは不明点が多かった神の騎士団。しかし、1083話にてのドラゴンの発言から、その強さや思想が多少ですが、判明しました。ドラゴン曰く、「神の騎士団が動き出した時が本当の戦い」というニュアンスのセリフを発しているのです。しかも、この発言には、海軍やCPとの比較も含まれています。

ドラゴンといえば、革命軍の総司令官です。そのような立場にあるドラゴンが、神の騎士団を警戒しているということは、やはり相応の強さを持ったメンバーが在籍している可能性が高いのではないか、と考察されています。もちろん、世界政府の秘密次第では、強さ以外の部分にベクトルが向いている可能性もありますが、相応の強さは持っていると考えるのが正しいだろうと考察されることになっています。

ここからは既に、ワンピースを読んでいる人の、神の騎士団に関する感想をネタバレありで、まとめて紹介していきます。ワンピースも1000話を超えて新たに登場した組織である神の騎士団。しかし、その正体や目的は不明点が多すぎると言われています。特に世界会議編において、革命軍が暴れた際などにも動かなかったことなどから、目的が見えないとされているのです。

表向きの仕事は、海軍やCP0に任せるにしても、本拠地と思われるマリージョアでの戦いにまで関与しないのは不思議だとされています。よほど目的がしっかりしているのか、直接的な戦闘の強さは大したことがないからなのではないか、とも考察される程になっているのです。

また、世界政府側でも存在が秘匿されていそうな組織として神の騎士団が登場したことで、この神の騎士団が関与していたのがDの一族との争いなのではないか、とする考察もあります。世界政府が寿命を操るような能力を欲しているようなこれまでの描写もあり、或いは、神の騎士団の主要メンバーは、空白の100年を含め、何百年も生きてきた者達なのではないか、とも考察される程になっています。

また、これまでも不思議な点が多かったとして、考察されているのが、神の騎士団のシャンクスの関係性です。双子説があるなど、非常に謎も多いキャラクターであるシャンクスですが、実はシャンクスがこの神の騎士団のリーダーなのではないか、とも考察されるほどになっています。飛躍して、或いは、シャンクスと赤髪海賊団の主要メンバーがそのまま、神の騎士団なのではないか、とさえ考察される程になっているのです。

元々、シャンクスは、ワンピース最初期から登場しながらも、秘密が非常に多いキャラクターです。ワンピースも最終章に登場したこと、さらには、ベガパンクによってクローンが作られたことも明かされるなどしており、シャンクス自身はもちろん、シャンクスに関連するなにかも神の騎士団に絡んでそうと考察する声も多くなっています。

また、正体と同時に、気になるとされているのが、その強さと今後のワンピースでの立ち回りです。或いは、その正体は、神の名前を持つ悪魔の実能力者集団なのではないか、という考察もある程になっています。ルフィが食べたゴムゴムの実が、世界政府によって秘匿された本当の名前があることが明らかになったことも、神の騎士団の伏線になっているのではないか、とする考察も見られるのです。

神の騎士団の名前が登場したのも、ルフィの食べた悪魔の実が、ヒトヒトの実幻獣種モデルニカだと明らかになってからでした。この関係性も、ルフィが食べたのが神の名を関する悪魔の実であることを伏せるために、名前や正体、強さは悪魔の実の能力を明かすのを、待っていたのではないか、とも考察されています。逆にいえば、ルフィの伏線が明らかになったことで、今後、どんどん明かされていくのではないか、とも考察されているのです。

神の騎士団は、ワンピースに登場した、世界政府に属する正体不明の組織です。メンバーの正体はもちろん、強さや目的なども不明点が多い存在ですが、革命軍の総司令官であるドラゴンが警戒する様子を見せるなど、確かに実力を持った組織である様子が描かれています。当然、今後のワンピースにおいて麦わらの一味と敵対することも考えられるので、麦わらの一味と対面する際に、その正体が明らかになるかもしれません。

2023年5月現在、ワンピース本編は基本的には最終章に突入し、エッグヘッドを中心に描かれていますが、同時に様々な所で行われる戦いや紛争なども描かれています。これまでのワンピース以上に、麦わらの一味が関与しないシーンが描かれるようになっているのです。今後も、神の騎士団についての情報が描かれる可能性は十分にあるので、神の騎士団の正体や目的などにも注目しつつ、ワンピースを読んでみましょう。