【メイドインアビス】オーゼンはライザが好き？二人の関係と顔芸シーンも紹介

メイドインアビスに登場するオーゼンとライザは、本作に欠かせない重要キャラクターです。本記事では、オーゼンとライザの関係にスポットを当てて、二人が交わした約束や、リコに厳しい理由などを解説していきます。また、話題となったオーゼンの顔芸シーンや、彼女のかわいい魅力紹介など満載です。

オーゼンとライザが登場するメイドインアビスは、つくしあきひと先生が描くファンタジー漫画です。竹書房による「WEBコミックガンマ」にて、不定期で連載中となっています。巨大な謎の縦穴に立ち向かう、少年少女たちの冒険物語です。かわいいキャラクターとは裏腹に、かなりシビアな描写であることも話題となります。

2017年にテレビアニメ1期が放送され、2019年に劇場版総集編、2020年には劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」が公開されました。さらに、2022年にはテレビアニメ第2期も放送されています。

どこまで続いているのか誰も知らない、巨大な縦穴アビスがありました。そこには、奇妙な生物たちが存在し、貴重な遺物が眠っていると言い伝えられています。人々は神秘的なアビスの姿に魅了され、冒険へと駆り立てられました。そのような者たちは、探窟家と呼ばれるようになります。主人公のリコは、母親のような探窟家になることを目指している少女です。そんなある日、リコはアビスを探検中に、少年ロボットのレグと出会います。

オーゼンは、リコが初めて出会った白笛の探窟家です。「不動卿」「動かざるオーゼン」という異名を持っています。白笛になってから50年以上が経過しており、現在は深界二層の「監視基地（シーカーキャンプ）」の防人です。また、探窟隊「地臥せり(ハイドギヴァー)」のリーダーも兼ねており、愛弟子のマルルクと暮らしています。

オーゼンはライザの師匠でもあり、彼女の真実を知っている唯一の生き証人でもあるのです。身長は2m以上もあり、猫背で変わった髪型をしているのも特徴になります。経歴から考察すると、すでに高齢ですが、非常に若く見えてかわいい一面もあります。その上、強靭な体格も維持しており、驚くほどの怪力を持つ人物です。好きな食べ物は、海外の珍しい珍味やお酒です。

ライザは主人公リコの母親で、白笛の探窟家の一人です。「殲滅」「殲滅のライザ」という異名を持っています。同じ白笛オーゼンの弟子でもあり、非常に親しい師弟関係にありました。金色のロングヘアが特徴で、外見は美しい女性です。ただ、性格は男勝りで超人的なバイタリティを持っています。

探検隊の一員であったトーカと結婚をして、二人の間にリコが生まれました。しかし、その後にトーカは死亡してしまいます。現在は、ライザの消息もわかっていません。ただ、ライザが「ラストライブ」を行っていることは判明しているため、地上ではすでに死亡したことになっています。孤児院で暮らしていたリコは、ライザからの手紙を受け取ったことで、アビスの底を目指す決心をしました。

メイドインアビスのオーゼンとライザは、師弟関係にありました。バイタリティ溢れるライザのことを、オーゼンは好きだったのでしょうか？本作で名シーンとなった、ライザの結婚報告を受けたときのオーゼンの顔芸についても紹介していきます。

ライザがまだ幼少期で探窟家の見習いの頃に、初めてオーゼンと出会います。彼女はオーゼンの弟子にしてほしくて、何度もしつこくお願いしていました。しかし、オーゼンは全く受け入れる気がなく、足蹴にされます。ライザはそれでもしつこく付きまとい諦めなかったため、オーゼンは根負けしてしまいました。ライザの念願が叶って、二人は師弟関係になります。そして、ライザは急速的に黒笛へと成長しました。

オーゼンの弟子となったライザは、才能をメキメキと発揮して急成長をします。そして、最終的には探窟家の頂点ともいえる「白笛」となりました。オーゼンが何者かに襲撃を受けた際は、ライザが相手にお礼参りをすることもあります。そのようなことから、彼女は「殲滅」と呼ばれるようになったのです。

ライザの探窟家としての実力は相当のものですが、「探窟家でなければただの変人だ」と、弟子のジルオが語っていました。実力を付けて成長したライザは、オーゼンの弟子からパートナーという立場に変わります。そして、探窟を共にするのはもちろんのこと、お酒を飲みかわすほど仲の良い関係になったようです。

オーゼンファンの中で、彼女が顔芸をするシーンが話題となっています。怖そうに見えるオーゼンですが、いったいどのような顔芸をしたのでしょうか？オーゼンはパートナーのライザと、探窟を続けていました。そんな中、ライザはある男と結婚してしまったのです。

結婚した男は、同じ探検隊の一員でトーカといいます。ライザの結婚相手ということは、主人公リコの父親です。オーゼンとしては、何の前触れもなくライザから結婚報告を受けたため、ビックリしたのでしょう。

結婚報告を聞いて、嬉しいのかショックを受けたのか判断できないほど、顔芸ともいえる複雑な表情でした。そのときの表情が面白かったことから、オーゼンは顔芸をしていると話題となったのです。おそらく、ライザが結婚することは想像もしなかったため、顔芸のような反応をしたのでしょう。ただ、この顔芸が非常にかわいいと、オーゼンの人気は急上昇しました。

ライザの結婚報告に、オーゼンは顔芸のような表情を見せました。少なからずショックを受けていたようですが、彼女はライザのことを好きだったのでしょうか？好きだった人が結婚すればショックを受けて、顔芸のようになるのは自然なことかもしれません。理由は判明していないものの、オーゼンはライザを自分の子供のように可愛く思っており、好きだったことは確かだといえます。

ライザは弟子でもあり、パートナーという大切な存在です。自分の家族同然のライザが突然結婚したとなると、顔芸のような感じになるのだと考察できます。オーゼンがライザに対して「好き」という気持は、恋人ではなく家族としての思いだった可能性が高いです。

ライザは好きな男性とも出会い結婚をして、リコという子供も授かりました。しかし、彼女に転機が訪れます。国から特級遺物の「アンハドベル」という時を止める鐘を、回収する任務が下ったのです。結婚していた彼女は、当時お腹に赤ちゃんを宿していました。しかし、国からの特命のため断るわけにはいきません。特級遺物は、世界中を変えてしまうほどの力を秘めています。

何が何でも回収しなければならないため、ライザは深層階に行く決心をしました。世界中の探窟家が特級遺物を狙っていることもあり、ライザたちは大部隊で行くことになります。しかし、ライザとオーゼン以外は生き残れず、厳しい状況で彼女は出産しました。オーゼンがリコを取り上げたあと、ライザは地上へと戻り母として暮らします。しかし、それは一時的なもので、しばらくすると弟子のジルオにリコを預けアビスへ戻りました。

そして、ライザが出発する前に、彼女はオーゼンと約束を交わすのです。将来、リコがアビスに挑む日が来るだろうから、冒険や挑み方を教えてほしいという内容でした。オーゼンは面倒だと言っていましたが、約束通りリコを修行させます。オーゼンはリコに対して冷たすぎるという、ファンの声も上がっていました。しかし、それはアビスの厳しさを実感し、強く生きていく方法を身に付けるためなのでしょう。

メイドインアビスのオーゼンは、「不動卿」という異名を持つほどの怪力の持ち主です。圧倒的な強さとパワーで敵を倒す能力があります。黒笛のホボルグ曰く、30人乗りのゴンドラや10mサイズの岩でも、怪力で支えたこともあるそうです。強力なパワーを持ったレグでさえも、正面から戦うと彼女に勝つことができませんでした。ちなみに単行本の4巻では、「怪力おばあさん」と書かれています。

メイドインアビスの物語では、オーゼンが大きな鎧を身に付けている姿が何度か登場しています。アビスの大穴にいるときや戦闘中は、必ず鎧を身に付けている様子です。おそらく、頑丈そうで大きな鎧には、何か秘密が隠されているのでしょう。しかし、どのような秘密であるのかは、まだ判明していません。

千人楔とはひし形の楔のことで、一刺しするだけで千人力を得ることができます。彼女の怪力の元であり、全身には120ケ所も千人楔が刺さっているのです。オーゼンが使用する千人楔は一級遺物とされており、一国のパワーバランスも揺るがすほどの力があります。

本来は国へ返上するはずでしたが、過去に彼女が探窟中に大怪我をして、千人楔を使って生き延びれたそうです。このことから、千人楔は怪我を治す効果もあることがわかります。また、彼女は推定70歳ほどにも関わらず、見た目が若く鍛えられた肉体を維持しているのも、千人楔のおかげかもしれません。

身長は2m以上もあり、いつも黒い服装で顔も青白いため、見た目は非常に怖いです。大人げない態度をとったり冷酷になるときもありますが、実は優しい面も持っています。ライザと交わした約束も果たそうとしてくれて、厳しく突き放しつつ、しっかり見守っている様子です。

面倒だと言いながらも、リコがアビスの大穴を目指せるように、とことん修行をさせてくれました。オーゼンはライザのことが好きだったのでしょう。だからこそ、彼女なりの優しさで、ライザの娘リコとも師弟関係を持ったのだと考察します。

リコやレグに対して意地悪な態度をとっていましたが、探検家として大切なことはしっかりと伝授しています。また、ライザが弟子にしてほしいと、しつこく付きまとっていた際も、最後は受け入れていました。オーゼンはひねくれた性格をしており、表に出さないものの意外と面倒見もよく優しい一面があります。

ファンの間ではそんな彼女のことが、ツンデレでかわいいというイメージを持っているようです。リコとレグには探窟家としての知識を惜しげなく伝え、ライザが愛用していたブレイブリープも与えていました。彼女は威圧的になったり冷酷なふるまいをしますが、根は優しく面倒見の良い人物なのでしょう。また、そのギャップが彼女のかわいい魅力になっていると考察します。

猫背はオーゼンの特徴の一つです。アニメ版では、彼女が猫背になる際に、ポキポキという擬音を使っています。身長が非常に高いため、リコたちと話すときは猫背にしているのかもしれません。見た目は少し不気味な印象ですが、大柄な体を持て余した結果の猫背だとすれば、かわいい魅力にもなるでしょう。

原作者のつくしあきひと先生によると、彼女のデザインコンセプトは、ミノタウロスと魔女だそうです。彼女の持つ白笛は牛のようなデザインということもあり、猫背はバイソンを暗示する姿勢の可能性があります。

オーゼンは動物の角のような髪型をしており、非常に特徴的です。これには理由があり、頭皮が捻じれているのを隠すためだといわれています。メイドインアビスの第2巻によると、アビスの深層で上昇負荷によるダメージを何度も受けたため、頭皮が捻じれてしまったそうです。また、アビスの深層で精神的なダメージも受けると、体にも徐々に影響が出てしまうと語っています。

おそらく、彼女はアビスの深層で、何かトラウマになるような苦い思い出があるのでしょう。他にも、第3巻ではナナチが、アビスから発する力場は人間の精神部分にも反応し、影響を与えていることを解説していました。ライザやボンドルドの娘プルシュカも、アビスの深層の影響で、髪がカールしたようです。

メイドインアビスの物語は、食事シーンも見どころの一つとなっています。もちろん、オーゼンの食事シーンも描かれていました。怪力の持ち主である彼女は、体力を維持するためか、意外と大食いタイプのようです。リコたちと食事をしているシーンでは、かなり大きな肉を食べていました。ひねくれ者の彼女が、頼もしい師匠キャラになった名シーンでもあります。

気持ちよく豪快に食べている姿は、かわいいし魅力的です。ちなみに、白笛のボンドルドがリコたちに提供した食事の内容は、探検家の非常食であり無味乾燥の固形食でした。メイドインアビスのキャラクターは、「食」を通して個性を出していると考察できます。

本作のメインキャラクターで、オーゼンとの出会いはシーカーキャンプを訪れたときでした。親友で大好きだったライザとの約束もあって、オーゼンはリコがアビスの深層を目指せるように、さまざまな知識を伝授します。オーゼンにとってリコは親友の娘という関係ですが、他にも出生の秘密を知っている様子です。

ライザがリコを妊娠しているとき、オーゼンと共に特級遺物アンハードベルの回収任務に就いていました。しかし、他国と戦闘した際に、部隊の仲間たちは死滅してしまい、オーゼンとライザだけが生き残ったのです。その後、ライザはリコを出産しましたが、死産でした。

出産に立ち会ったオーゼンは、持ってきた1級遺物の「呪い除けの籠」にリコを入れます。すると、赤ん坊のリコが息を吹き返したのです。ライザとオーゼンは、アンハードベルの回収を断念し、呪い除けの籠に入ったリコを地上へ運びます。したがって、オーゼンはリコの命の恩人でもあるのです。

リコと行動を共にしていたレグは、シーカーキャンプでオーゼンと出会いました。リコに対して余りにも意地悪な態度を示すため、レグは怒り心頭で一線を交えることになります。レグのワイヤー付きの腕を伸ばして攻撃しますが、彼女の怪力の足元にも及ばず、あっさりと負けてしまいました。

その後、レグはリコ共々どのくらいの実力があるのか、オーゼンに試されたのだと気付きます。そして、彼女の弟子として、探窟家の心構えなどアビスの深層に挑めるように、多くのことを学びました。また、素知らぬ振りをしていたオーゼンですが、レグの秘密について何か知っている様子を見せています。
 

リコの兄貴のような存在で、ライザの直弟子でもあります。月笛の称号を持つ探窟家で、オーゼンはジルオを気に入っている様子です。ジルオが子供の頃に、彼女のほうからスカウトしました。しかし、そのときはすでにライザの弟子だったため、断られてしまいます。弟子のマルルクのように、オーゼンは利発な子供が好きなのでしょう。

その後、ジルオはオースの街で流行している伝染病について、調査をします。その際に、オーゼンの元にも訪れており、ジルオが彼女を頼りにしていることがわかります。

オーゼンの直弟子で赤笛のリコと同じくらいの年齢ですが、すでに蒼笛の称号を持っています。マルルクが幼少の頃、事故で行き倒れになっていた際に、オーゼンに引き取られました。それ以来、彼女の助手として共に暮らしています。いつもメイド服を着ていますが、ただのコスチュームなのか、何か理由があるのかは不明です。

太陽光線に弱い体質のため、地上に出ることはほとんどなく、シーカーキャンプで過ごしています。見た目はかわいいですが、一人称は「僕」で、性別は明らかにされていません。真面目で礼儀正しく、シーカーキャンプの見張りや接待の役割を担っています。

ツンデレがかわいい魅力のオーゼンを演じたアニメ声優は、大原さやかさんです。神奈川県の出身で、東京俳優生活協同組合に所属しています。ナレーションやアナウンサーとしても幅広く活躍しており、声優業では主に脇役を担当することが多いようです。

声種はメゾソプラノで、大人の女性キャラを演じることが多く、脱力系や少年、少女役もこなせます。主な出演作品は、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイアモンドは砕けない」の辻彩役、「ゴールデンムカイ」家永カノ役などです。

バイタリティ溢れるライザを演じたアニメ声優は、坂本真綾さんです。東京都出身で、父親は舞台照明の仕事をしていました。そのため、子供の頃から舞台を観に行く機会が多く、8歳で児童劇団に入団します。1996年にテレビアニメ「天空のエスカフローネ」のヒロイン神崎ひとみ役を担当して、声優としての名を上げました。他にも、「七つの大罪」のマーリン役や、「フルーツバスケット」の草摩慊人役などの作品に出演しています。

メイドインアビスにオーゼンが登場した当初は、良い印象を持てなかったけれど、ライザの結婚報告シーンで好きになったという感想が多くありました。やはり、ショック過ぎて顔芸のようになってしまったのがかわいいと、好きになったファンも多いようです。あの顔芸は虚無になった心情から出たのだろうと考察する人もいました。

オーゼンとライザの師弟関係が、非常にツボをついてくるという感想がありました。ライザの傍に跪いて大きな体を屈めて心配するオーゼンも、かわいくて好きという声が上がっています。二人のスピンオフ冒険譚が観たいと、期待するファンいるようです。

オーゼンの大人げないところや、笑うと妖怪みたいな顔芸になるところも好きだという感想が上がっています。また、彼女の食事シーンで、背とテーブルの高さが合っていなくて、カオナシのようになっているのも好きという声もあります。そして、ライザから結婚報告されたときの、オーゼンの顔芸が一番好きだという人が多いようです。

メイドインアビスのオーゼンとライザは、アビスの深層に挑む探窟家として師弟関係にあります。ライザが弟子入りしたいと頼んでも、全く受け入れないオーゼンでした。しかし、ライザの熱意に根負けして、弟子として受け入れます。

その後、ライザの消息が不明になり、当時二人で交わした約束をオーゼンは守りました。このことからも、オーゼンはライザを大好きだったことがわかります。メイドインアビスのオーゼンとライザの関係にも注目すると、さらに本作を深く堪能できるでしょう。