【ワンピース】黒ひげ（ティーチ）は覇気を使える？武装色と見聞色しか使えない？

当記事では「ワンピース」の黒ひげ（ティーチ）の覇気に関して、覇王色の覇気を使えるのか、武装色の覇気と見聞色の覇気しか使えないのかなどを考察していきます。さらに、黒ひげの強さや悪魔の実の能力をみていき、彼が悪魔の実を複数所持できる理由も考察していきます。まず、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

尾田栄一郎先生原作の「ONE PIECE（ワンピース）」は、「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載中の大人気漫画です。海賊を題材にしている同作は1997年から連載が始まり、コミックは105巻（2023年5月現在）まで発売されています。さらに、1999年にテレビアニメ化されて以来、20年以上フジテレビ系列で放送されています。

また、劇場版アニメは15作品（2000年～2022年）が発表されています。そして、最新の15作目映画「ONE PIECE FILM RED」は、シリーズ歴代最高となる197億円以上の興行収入を記録しました。

大海賊時代、モンキー・D・ルフィは赤髪のシャンクスから託された麦わら帽子を被り、故郷を発ちます。ルフィはひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を手に入れて海賊王になる、という夢を持ち、頼もしい仲間を集め、東の海から偉大なる航路（グランドライン）に突入します。その後、グランドラインの後半の海「新世界」でも大活躍するルフィは、四皇にも名を連ねるほどの大海賊になり、世界中にその名を轟かせていくのでした。

「ワンピース」に登場する黒ひげことマーシャル・D・ティーチは、黒ひげ海賊団の提督（船長）です。かつては白ひげ海賊団の2番隊隊員でしたが、サッチを殺害してヤミヤミの実を奪取した後は、白ひげの船を下りて黒ひげ海賊団を率いる船長となりました。その誕生日は8月3日、年齢は40歳（初登場時は38歳）、身長は344cm、血液型はF型、出身地は偉大なる航路です。

さらに、現在の拠点は新世界にある海賊島ハチノスで、悪魔の実はヤミヤミの実とグラグラの実、ワノ国編後の時点での懸賞金額は39億9600万ベリーとなっています。次に、黒ひげは覇気を使えるのか使えないのか、武装色、見聞色、覇王色についてそれぞれ紹介していきます。

黒ひげ（ティーチ）が武装色の覇気を使えるのか、使えないのかについてみていきます。「ワンピース」の原作漫画1059話にて、黒ひげが武装色の覇気を使用するシーンが描かれました。世界会議（レヴェリー）にて、王下七武海の撤廃が決定となり、海軍の大佐コビーが王下七武海の1人だったボア・ハンコックの身柄確保に動きます。

一方、黒ひげ海賊団もハンコックの悪魔の実の能力を狙って、同じ頃女ヶ島に上陸しました。そこで、黒ひげは海軍の新兵器セラフィムの攻撃を受けます。そのセラフィムはS-ホークという、王下七武海の1人だったジュラキュール・ミホークの幼少期の姿と、キングのルナーリア族の特徴を持ち合わせた見た目をしていました。

そして、そのセラフィムは剣豪のミホークをモデルにしているだけあり、山さえも一刀両断にするほどの斬撃の威力を披露します。しかし、その攻撃を黒ひげは武装色の覇気を纏った腕でしっかりと受け止めました。そのことから、黒ひげの武装色の覇気のレベルが、かなり高いことがうかがえるといわれています。

次に、黒ひげ（ティーチ）は見聞色の覇気を使えるのか、使えないのかについてみていきます。セラフィムの攻撃を受け止めたことで、黒ひげが武装色の覇気を使えることが作中で初披露されましたが、黒ひげが見聞色の覇気を使えることも、作中で示唆されています。

空島編でルフィに会った際、黒ひげは「あの覇気で3000万はねぇと思ったが、ここまでとは」と発言しています。さらに、インペルダウンでルフィに再び会ったときは「想像以上に強ェな」「以前より覇気も上がってる」と言っていました。そのことから、黒ひげはルフィの覇気からその強さを感じ取っていることが分かります。そして、黒ひげが当時から見聞色の覇気のような、相手の強さを感じられる能力を持っていたことが分かります。

また、黒ひげが武装色の覇気と見聞色の覇気を使えることは、既にビブルカードで明かされていました。ここで言うビブルカードとは、作中に登場する方ではなく、現物で発売されているバインダー型をしたONEPIECE公式のファンブック「VIVRECARD ONEPIECE図鑑」のことです。その中にはキャラクターたちのプロフィールや解説などの情報が記載されています。

そして、黒ひげのビブルカードには、黒ひげが武装色の覇気と見聞色の覇気を使えると書かれており、作中で使う前から武装色と見聞色の覇気使いであることが分かっていたようです。次に、黒ひげが覇王色の覇気を使えるのか、使えないのかを考察していきます。

武装色の覇気と見聞色の覇気を使えることは確実な黒ひげ（ティーチ）ですが、覇王色の覇気は使えないのでしょうか？黒ひげが覇王色の覇気を使えるのか、使えないのかについて、ビブルカードの情報は完全ではなく、後から情報が訂正されることもあるそうです。実際、ゾロのビブルカードにも当初は覇王色の覇気の記載がなく、使えないのかと考えられていましたが、後から覇王色の覇気が扱えることが判明しました。

そして、四皇の一角である黒ひげなので、覇王色の覇気が使える可能性は十分に考えられています。また、まだ確かではなりませんが、原作漫画1063話にて、黒ひげの乗る船がバリバリと覇王色の覇気のエフェクトらしき黒い稲妻が描かれました。さらに、1064話でも黒ひげの腕から同じようなエフェクトが描かれています。その描写から、黒ひげが覇王色の覇気を使える可能性が高いと考えられています。

黒ひげ（ティーチ）はどの程度まで覇気を使いこなせているのでしょうか？悪魔の実を2つ所持し、能力者狩りに積極的な黒ひげなので、覇気を使用しているシーンは作中でほとんど描かれていません。

しかし、かつて黒ひげは四皇の1人であるシャンクスの顔に傷をつけたそうです。海軍大将すらも止めるシャンクスと渡り合うには、かなりの覇気を使いこなしていないと太刀打ちできないと考えられています。そのため、シャンクスの顔に傷をつけた黒ひげは、相当な覇気使いではないかと予想されています。

黒ひげ（ティーチ）は白ひげ海賊団の4番隊隊長だったサッチを殺し、彼が持っていたヤミヤミの実を奪いました。黒ひげは長年、ヤミヤミの実を狙っていたのです。ただ、白ひげ海賊団に入って長い古株の黒ひげなら、白ひげが仲間殺しを許さないことは分かっていたはずです。そして、白ひげや隊長クラスが自分を追ってくることも予想できたはずです。

実際、2番隊隊長のエースが黒ひげを追いかけてきました。そのため、黒ひげがサッチを殺したのは、もし白ひげや隊長クラスが自分を殺しに来ても、勝てる自信があったからではないかと推察する声もあがっています。

ただ、マリンフォード頂上戦争で対峙した際、白ひげが黒ひげに関して、過信と軽率が弱点であると発言していました。そして、その際、白ひげは黒ひげをいとも簡単に鷲掴みにしていました。そのため、黒ひげが白ひげよりも強いというよりも、黒ひげが自分の強さを過大評価している可能性や、後先考えずにサッチを殺した可能性の方が高いと考察されています。

黒ひげ（ティーチ）はバナロ島の決闘でエースに勝利し、エースを海軍に引き渡した功績によって、王下七武海になります。その後、黒ひげは王下七武海の特権を利用し、海底大監獄インペルダウンに仲間と共に乗り込みました。黒ひげの真の目的は、インペルダウンのレベル6に収監されている囚人たちを仲間にすることでした。

そして、黒ひげたちは一時、インペルダウンの署長だったマゼランのドクドクの実の能力により、瀕死状態に陥ります。しかし、最終的にはレベル6の囚人の中で選りすぐりの4人と、インペルダウンの看守長シリュウを仲間にできました。また、レベル6の囚人たちは伝説級の凶悪犯揃いと言われています。そして、そのような人物たちを従えた黒ひげはやはり強いのではないかと予想されています。

黒ひげ（ティーチ）は「ワンピース」世界で唯一、悪魔の実を2つ食べている人物です。ここでは、黒ひげが食べた悪魔の実、自然（ロギア）系の悪魔の実「ヤミヤミの実」と、超人（パラミシア）系の悪魔の実「グラグラの実」について紹介していきます。

ヤミヤミの実は悪魔の実の歴史の中で最も凶悪なパワーを秘めているとされています。そして、その能力者は闇を自在に操れる闇人間となり、強力な引力で自らが展開した闇の中に対象を引きずり込み、放出することができます。また、その闇に引きずり込まれた生物は精神が壊れ、無生物なら重力で押しつぶされてしまうそうです。長年、この悪魔の実を狙っていた黒ひげは、それを偶然手に入れたサッチを殺害し、自分の能力としました。

さらに、ヤミヤミの実は悪魔の実の能力者の実体を、その者がロギアであっても正確に捉えることができます。そして、能力者の実体を捉えられるだけの覇気とは異なり、その闇に触れている相手の悪魔の実の能力を無効にすることが可能です。

グラグラの実はその能力の威力と影響力の大きさから、世界を滅ぼす力と言われており、超人系悪魔の実の中で最強の悪魔の実とされています。そして、その能力者は陸海空で振動を起こすことができ、その振動を操れる振動人間（震動人間）となります。また、能力者が実力者なら震動を起こすことが可能です。

さらに、その能力により、大気に触れられるようになります。そして、大気を殴りつけることで、大気に入ったヒビが強大な衝撃波となって大気を伝わり、攻撃することもできます。黒ひげはマリンフォード頂上戦争で死亡した白ひげから、何らかの方法でこの悪魔の実を奪いました。

黒ひげ（ティーチ）が食べた2つの悪魔の実について紹介してきましたが、なぜ黒ひげは悪魔の実を複数食べられるのでしょうか？ファンの間では、その理由について幻獣種「ケロべロス」の能力者説や、体の構造が異形説などが上がっています。まず、ケロべロス説についてみていきます。黒ひげの海賊旗にはドクロが3つ並んでいます。そのことから、黒ひげの謎を解くキーワードは「3」であると考えられています。

そして「3」と言えば、3つの頭を持つギリシャ神話の犬の怪物「ケロべロス」が連想されるそうです。そこで、元々動物（ゾオン）系の悪魔の実の幻獣種「ケロべロス」の能力者だった黒ひげが、残りの2つの頭でヤミヤミの実とグラグラの実を食べたのではないかと予想されています。

次に、身体の構造が異形説についてみていきます。原作漫画577話にて、マルコが黒ひげの体の構造は異形であり、それが「この結果を生んだ」と言っていました。そして、原作漫画966話では幼少期のシャンクスとバギーの会話から、黒ひげが生まれてからずっと眠ったことがないことも判明しました。これらのシーンから、黒ひげの体の構造が異形なのは確かなようです。また、黒ひげは歯並びが定期的に変わると話題になっています。

そして、空島編のジャヤで初めて黒ひげと会ったルフィとゾロが、黒ひげを見て「あいつら」と言っていました。加えて、黒ひげは白ひげやエースの呼び名が「白ひげ」「おやじ」だったり、「隊長」「エース」だったりと、シーンによって異なっています。そのため、黒ひげには複数の人格が存在し、歯並びが変わるときに人格が交代するという予想が立てられています。

さらに、マリンフォード頂上戦争で白ひげが戦うエピソード、563話のタイトル「心臓一つ 人間一人」も伏線になっていると言われています。黒ひげの体の構造が異形なら、そのタイトルの裏メッセージとして、黒ひげは1つの肉体に心臓が3つあり、3つの人格を持つのではないかと予想されています。そして、黒ひげが複数の悪魔の実を食べられたのは、心臓1つにつき、悪魔の実を1つ食べられるからだとも考えられているようです。

「ワンピース」のエッグヘッド編にて、黒ひげ海賊団とトラファルガー・ロー率いるハートの海賊団が激突しました。そして、ワノ国でユースタス・キッドと協力して四皇の一角だったビッグマムを倒したロー相手に、勝利した黒ひげが強いと評価されています。

「ワンピース」の黒ひげの強さに関して、黒ひげとロー、シャンクスとキッドがそれぞれ別の場所で戦い、黒ひげとシャンクスが勝利しました。ただ、シャンクスが無傷なのに対し、黒ひげは結構なダメージを負っているようでした。そのため、ワノ国で共闘した懸賞金額も同じローとキッドが同じくらいの強さなら、黒ひげよりもシャンクスの方が強いのではないかという予想となっています。

かつてバナロ島の決闘にて、黒ひげとエースが戦った際、黒ひげは「太陽か闇か」と言っていました。その発言に関して、ヤミヤミの実の能力者である黒ひげと、太陽の神ニカをモデルとした「ヒトヒトの実」幻獣種モデル”ニカ”の能力者であるルフィの最終決戦の伏線になっているのではないかと考察されています。

以上、国民的人気漫画「ワンピース」に登場する黒ひげ（ティーチ）は覇気を使えるのか、使えないのかを考察してきました。そして、黒ひげが武装色の覇気と見聞色の覇気を使えるのは確実で、原作漫画1063話と1064話の描写から、おそらく覇王色の覇気も使えると予想されていることが分かりました。

さらに、黒ひげの強さや悪魔の実をみていき、複数の悪魔の実を食べられる理由も考察してきました。今後、さらなる登場が期待される黒ひげの活躍に注目していきましょう！