【ワンピース】キッドがエルバフに向かった理由を考察！目的は火ノ傷の男？

当記事では「ワンピース」のエッグヘッド編で、ユースタス・キッドがエルバフに向かった理由や目的を考察し、エルバフに上陸できたのかどうかをネタバレでみていきます、さらに、キッドが探している火ノ傷の男とは、エルバフにいるハグワール・Ｄ・サウロのことなのかを考察し、キッドとサウロの共通点や、エルバフの王子ロキについて紹介していきます。まず、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

「ONE PIECE（ワンピース）」は、海賊王の遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を巡る海賊たちのバトルが描かれた、海洋ロマンファンタジー漫画です。連載スタートは1997年、連載誌は「週刊少年ジャンプ」（集英社）で、原作者は尾田栄一郎先生、コミックは105巻（2023年4月時点）まで発売されています。さらに、全世界での累計発行部数は5億1000万部超えで、国内のみならず海外でも高い人気を誇ります。

さらに「ワンピース」は、フジテレビ系列にてテレビアニメ化もされており、1999年10月から2023年現在まで20年以上、放送が続いています。また、劇場版アニメシリーズは1作目が2000年3月に公開されて以来、2022年8月までの期間に15作品が公開となりました。そして、最新作の2022年8月6日公開の映画「ONE PIECE FILM RED」は、シリーズ歴代最高の大ヒットを記録する興行収入197億円を突破しました。

大海賊時代、ゴム人間のモンキー・D・ルフィは、命の恩人で憧れの海賊であるシャンクスから預かった麦わら帽子を被り、東の海の故郷を発ちます。海賊王になる夢を抱くルフィと、彼が冒険の中で出会った仲間たちはやがて「麦わらの一味」と呼ばれるようになります。そして、ワンピースがあると言われている新世界（グランドラインの後半の海）でも、強敵を倒していくルフィは四皇と呼ばれるほどの大海賊に成長するのでした。

「ワンピース」に登場するユースタス・キッドは、キッド海賊団の船長で、最悪の世代の海賊の1人です。逆立てた赤い髪と鋭い目つきが特徴的なキャラで、プライドが高く、非常に好戦的な性格を性格をしています。そして、かつて赤髪海賊団と抗争した際には、敗北して左腕を失いました。

その出身地は南の海（サウスブルー）で、身長は205㎝、血液型はF型です。また、誕生日は1月10日、星座はやぎ座、年齢は23歳（初登場時は23歳）で、海賊船はヴィクトリアパンク号という名前です。さらに、キッドは「“キャプテン”キッド」の異名を持ち、武装色の覇気、見聞色の覇気の他に、覇王色の覇気も扱うことができます。

また、キッドの懸賞金は初登場時（シャボンディ諸島の時点）は、3億1500万ベリーでした。その後、ワノ国でトラファルガー・ローと共闘し、四皇ビッグマムを倒した後は、30億ベリーにまで上がりました。また、キッドは超人（パラミシア）系の悪魔の実「ジキジキの実」の能力者で、磁気であらゆる金属を自在に操ることができます。そして、磁気で集めた金属を使って電磁砲を作成し、高威力の砲撃も可能です。

ここまで「ワンピース」の作品情報やキッドのプロフィールを紹介してきました。次に、キッドがエルバフに向かった理由や目的を考察していきます。

ワノ国を出航したルフィ、ロー、キッドの3船長は、それぞれ別の航路を進みました。南東に進んだルフィたちは未来島エッグヘッドでCP0と、北東に進んだローは勝者島で黒ひげ海賊団とそれぞれ遭遇し、戦闘となります。その頃、東に進んだキッドたちはエルバフに到着していました。エルバフは「エルバフの戦士」が有名であり、世界一の強国と言われる巨人族が暮らす王国です。

エルバフの近海では魚も、キッドたちの海賊船「ヴィクトリア・パンク号」と変わらないほど大きく、人間だけでなく、他の生き物も巨大なようです。そして、世界一の強国に辿り着いたと知ると、さすがのキッドも少し動揺していましたが、口では「今更躊躇するような島なんて」と言っていました。

エルバフに到着したキッド率いるキッド海賊団でしたが、ちょうどその頃、エルバフにはシャンクス率いる赤髪海賊団が滞在していました。シャンクスは船員のロックスターを介して、キッドに選択を迫ります。それは赤髪海賊団と戦うか、キッドが持っているロードポーネグリフを置いて撤退するかというものでした。

かつてキッド海賊団は赤髪海賊団と戦ったことがあります。しかし、そのときはキッドがシャンクスと対面することはなく、ベン・ベックマンに左腕を落とされたキッドの完敗だったそうです。それ以来、リベンジに燃えていたキッドは赤髪海賊団と戦う方を選択し、自身のジキジキの能力で作り上げた電磁砲をエルバフに向けます。

キッドの攻撃による最悪の未来を読んだシャンクスは「まずい」と呟き、キッドが攻撃する前に「神避（かむさり）」という技を放ちました。シャンクスは少年時代に海賊王ロジャーの船で海賊見習いをしていましたが、この「神避」はロジャーがかつて使っていた技です。

そして、キッドはシャンクスが放った凄まじい威力の「神避」を正面から受け、その一撃だけで瀕死状態となりました。さらに、キッドの援護に入っていたキッドの相棒のキラーも「神避」に巻き込まれ、意識不明となります。それを受け、キッド海賊団の他に船員は「お頭を殺さないでくれ」と懇願し、シャンクスにロードポーネグリフの写しをすべて渡しました。

しかし、キッド海賊団はさらなる攻撃を受けることとなります。エルバフに攻撃を向けたことに怒った、巨人族のドリーとブロギー（以前リトルガーデンでルフィたちが出会った巨人）が、キッド海賊団に向けて高威力の「覇国」を放ちました。そして、その攻撃により、キッド海賊団は壊滅状態となりました。そのため、キッド海賊団はエルバフに到着したものの、上陸はできませんでした。

キッドがエルバフに向かった理由や目的は何だったのでしょうか？キッドはワノ国を出航する前、ワンピース争奪戦のキーパーソンとして「火ノ傷（ヒノキズ）の男」の存在を話していました。その際、キッドは「アテがなさすぎる」と話していましたが、探しているのは確実です。そして、その直後にエルバフに向かったことから、もしかしたらキッドがエルバフに向かった目的は、火ノ傷の男だったのではないかという説も浮上しています。

エルバフに到着したキッドですが、シャンクスの攻撃を受け、上陸はできませんでした。しかし、もしキッドが上陸できていたら、彼が巨人族からどのような対応をされていたのかが予想されています。キッドはワノ国で、ローと共闘してビッグマムを倒しました。ビッグマムは世界中の巨人族に嫌われていると言われており、険悪な関係のようです。

そのため、ビッグマムを倒したキッドがもしエルバフに上陸できていたら、エルバフの巨人たちから大いに歓迎されたのではないかと推察されています。

ここまで「ワンピース」の作品情報やキッドのプロフィールを紹介し、キッドがエルバフに向かった理由や目的を考察してきました。次に、キッドの目的と予想される火ノ傷の男の正体はサウロなのかを考察し、キッドとサウロの共通点を紹介していきます。

「ワンピース」作中で「火ノ傷の男」という言葉が、初めて登場したのは原作漫画1056話です。最悪の世代の3船長がワノ国を出航する準備をしている際、キッドがその存在に言及しました。火ノ傷の男について、現時点ではその正体は不明です。ただ、火ノ傷の男の正体として、有力視されているのが元海軍中将で巨人族のハグワール・D・サウロです。彼は22年前、オハラがバスターコールを受けた際、命がけでロビンを逃がしました。

長らく死亡したと思われていたサウロですが、原作漫画1066話にて、実はサウロが生きていることと、彼が現在エルバフにいることが判明しました。さらに、サウロはオハラの考古学者たちがバスターコールの中、命がけで守ったオハラの文献をエルバフに回収したそうです。

このように、空白の100年の謎に関わる重要な資料をサウロが、エルバフで保管していることから、サウロは物語の中の重要人物であると考えられています。そのことから、サウロが火ノ傷の男の正体だという説が浮上したようですが、否定意見もあがっています。

キッドとサウロには共通点があります。それは2人とも南の海（サウスブルー）出身という点です。サウロは巨人族ですが、グランドラインにあるエルバフ出身ではありません。もしキッドがエルバフに上陸していたら、サウロと会う機会もあり、互いの過去や素性について明らかになる展開もあったかもしれないと言われています。

 ここまで「ワンピース」の作品情報やキッドのプロフィールを紹介し、キッドがエルバフに向かった理由や目的を考察してきました。さらに、キッドが探している火ノ傷の男の正体はサウロなのかを考察し、キッドとサウロの共通点をみてきました。次に、今後の物語に深く関わってきそうと言われている、エルバフの王子ロキについて紹介していきます。

世界中の巨人族に嫌われているビッグマムですが、過去に、ビッグマムの娘の1人が巨人族の男性に一目惚れされ、求婚されるという出来事があったそうです。求婚されたビッグマムの娘とはシャーロット家の23女、スリラーバークでナミたちが出会った求婚のローラです。そして、求婚した巨人族の男性は、エルバフの王子であるロキです。ホールケーキアイランド編で、シフォンがローラの過去を語る際、シルエットが描かれました。

ローラの縁談にビッグマムは大喜びしました。なぜなら、ローラがエルバフの王子と結婚すれば、巨人族との確執が解消され、さらに世界一の強国と言われるエルバフの軍事力が手に入ることになるからです。しかし、ローラはその結婚話を拒否し、自由な恋愛を求めて海に出ました。ローラが逃げ出したため、ビッグマムはそっくりな見た目のローラの双子の姉妹、シフォンをロキに差し出します。

しかし、すぐにバレてしまい、その結果、さらに巨人族との仲が険悪になったそうです。このように、まだシルエットしか登場していないロキですが、ルフィやキッドといった新時代の海賊たちがエルバフに上陸した際、彼らの味方になるか、または敵に回るかが注目されています。

エルバフの王子ロキのモデルは、北欧神話に登場する同名の巨人だと言われています。北欧神話に登場するロキは容姿端麗でいたづら好きな一方、狡猾な一面のある巨人だそうです。そのことから、エルバフの王子ロキも、北欧神話のモデルのようにイケメンなのではないかと予想されています。

さらに、エルバフでは太陽に感謝する風習があり、北欧神話のロキは火を神格化した存在とされています。そのため、エルバフの王子ロキが今後、太陽の神ニカの能力を持つルフィや、夜明けを表すと予想されるDの一族と関わってくるのではないかと期待されています。

「ワンピース」のエッグヘッド編でシャンクスと対峙し、海賊団が壊滅させられたキッドですが、好きなキャラなので復活してほしいという声となっています。

ワノ国を出航したルフィのライバル海賊のうち、ローのハートの海賊団が黒ひげに敗北し、キッド海賊団が壊滅となりました。ローとキッドの海賊団の「敗北」と「壊滅」という表記の差から、キッドの再起に絶望を感じてしまうという感想となっています。

エルバフでシャンクスに倒されたキッドですが、生き延びていて敗走したローと合流し、再び同盟を組むという展開も面白いのではないかという感想となっています。

以上、国民的人気を誇る漫画「ワンピース」で、キッドがエルバフに向かった理由や目的を考察し、キッドはエルバフに上陸できたのかなどをネタバレでみてきました。そして、キッドはシャンクスの攻撃を受けて瀕死状態となり、キッド海賊団も壊滅状態となったため、エルバフに上陸できなかったことが分かりました。

さらに、キッドが探す火ノ傷の男の正体はサウロなのかを考察し、キッドとサウロには南の海出身という共通点があること分かりました。また、今後の物語に関わってきそうと言われているエルバフの王子ロキについてもみてきました。