盾の勇者の成り上がりは気持ち悪い?ひどい・面白くないという感想の理由は?

なろう系作品としてアニメが2期も放送されるなど人気を集める盾の勇者の成り上がり。しかし、中には気持ち悪い、ひどい、面白くないというネガティブ声も見られる作品になっています。この記事では、盾の勇者の成り上がりについて、気持ち悪いと言われる理由や、その理由の1つになっているクズキャラについて、読者・視聴者のネガティブな感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。

盾の勇者の成り上がりは気持ち悪い?ひどい・面白くないという感想の理由は?のイメージ

目次

  1. 盾の勇者の成り上がりとは?
  2. 盾の勇者の成り上がりは気持ち悪い?ひどい・面白くない理由は?
  3. 盾の勇者の成り上がりのクズキャラランキングTOP10
  4. 盾の勇者の成り上がりのクズキャラランキングTOP3
  5. 盾の勇者の成り上がりに関する感想や評価
  6. 盾の勇者の成り上がりが気持ち悪いといわれる理由まとめ

盾の勇者の成り上がりとは?

盾の勇者の成り上がりの概要

盾の勇者の成り上がりは、2012年から『小説家になろう』にて連載されている、なろう系小説を原作とした作品です。web上で高い人気を獲得し、2013年からMFブックスレーベルから、大幅な加筆と修正をした上で、書籍化も行われるようになりました。2022年2月時点で累計発行部数は1100万部を突破するほどの作品になっています。

盾の勇者の成り上がりは、メディアミックス展開も積極的に行われています。2014年には漫画化された他、2019年にはアニメ化も行われました。特にアニメの人気も高い作品になっており、2022年には第2期がアニメ化されるなど継続的にアニメ化が行われる作品になっています。

盾の勇者の成り上がりのあらすじ

異世界に召喚された主人公の岩谷尚文。彼は、盾の勇者に選ばれ、世界を襲う『波』に対峙するべく召喚されます。同時に召喚された3人の勇者とそれぞれに旅に出ることになる尚文ですが、盾の勇者は人気がなく、従者はマインだけでした。しかし、マインの目的は尚文の全財産で、加えて、婦女暴行の冤罪をかけてしまうのです。信用を失った尚文は、仕方なく奴隷を買うことになるのでした。

TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』

盾の勇者の成り上がりは気持ち悪い?ひどい・面白くない理由は?

理由①尚文への周囲の態度

盾の勇者の成り上がりにおいて、気持ち悪いと言われる理由の1つが、主人公尚文に対しての周囲の態度です。尚文は、盾の勇者の成り上がり作中冒頭から中盤にかけて、いわれのない誹謗中傷を受け続ける仕打ちを受けています。その最大の理由は、選ばれたのが『盾の勇者』だったからです。そもそも盾の勇者は、守りに特化している故に、あまり勇者っぽくないと考えられていました。

それらに加えて、尚文を召喚したメルロマルクが盾の勇者を排他的に扱っていたこと、マインに冤罪をかけられたことなどが重なります。その周囲の態度は、素直で優しい性格だった尚文が絶望し、やさぐれた性格になってしまう程です。その後の展開を見れば、作品にとって必要だったとも考えられますが、やはりそこまでの展開が見ていられず、気持ち悪い、ひどい、面白くないと言われる要因になっています。

理由②亜人への民族差別

序盤の物語の舞台となるメルロマルクですが、盾の勇者以外にも排他的に扱っているのが亜人です。人によって好き嫌いの大きさは異なるものの、例え排他的な思考がない者でも、関わるのは遠慮したいと考える程になっています。ひどい場合には、奴隷にされてしまう程で、ラフタリアも尚文に見つかるまでは奴隷になっていたりしました。

この意識の被害を受けることになったのがこれまた尚文でした。尚文は、奴隷として亜人のラフタリアを連れています。これが結果的にさらに尚文が毛嫌いされる理由になったのです。このような差別意識などが気持ち悪い・面白くないと言われる要因の1つになっています。

理由③ドロドロした人間関係

盾の勇者の成り上がりが気持ち悪いと言われる理由の1つが、ドロドロとした人間関係にあります。主人公の尚文とその仲間こそ、正統派なパーティーです。それに対し、他の勇者のパーティや、王国の人々など、かなり自分勝手な人が多いのが、盾の勇者の成り上がりの大きな特徴になっています。しかも、その多くが立場的に仕方ないというものではなく、個人的な私怨や一時の感情で行われている有様です。

このように盾の勇者の成り上がりはドロドロした人間関係の後ろ暗い部分が、色濃く描かれる作品です。それが人によっては面白くないと感じたり、ひどいと言われる要因になっています。

理由④クズキャラが多い

また、盾の勇者の成り上がりのキャラクターにはクズな性格が多いのも大きな特徴になっています。ドロドロした人間関係が築かれる要因にもなっているのですが、各々の感情で、その立場を利用して動くキャラクターが非常に多いのが盾の勇者の成り上がりの大きな特徴になっているのです。あまりにも自分勝手なキャラクターが多く、それが気持ち悪い・面白くないと言われる要因になっています。

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盾の勇者の成り上がりのクズキャラランキングTOP10

10位:奴隷商ベローカス

盾の勇者の成り上がりでは、まだまともに見えるものの、よくよく考えたらクズといわれるキャラクターが、奴隷商です。尚文がラフタリアやフィーロと出会うきっかけになったキャラクターであり、奴隷商としてはまともな方であるとされています。しかし、尚文からは胡散臭さがいつまでも拭えないとされているのです。

盾の勇者の成り上がりファンから、尚文に一目置いていて、お得意様であるからよくしているだけではないかともいわれているのです。職業敵にも実際にはクズだろう、といわれるキャラクターになっています。

9位:ミレリア=Q=メルロマルク

立場的に仕方ないのない部分もあるものの、クズなキャラクターと言われるのがミレリア=Q=メルロマルクです。メルロマルクの正統な女王であり、物語序盤では各国との交渉のため、不在でしたが、途中から物語に絡んでくることになります。メルロマルクの中では少数派の、亜人に差別意識を持たないキャラクターであり、尚文の不当な扱いをやめるように取り計らうなど、協力的な姿勢を示してくれました。

ミレリアがクズと言われる理由は、本人の性格云々というよりも、オルトクレイやマルティを放置した部分が大きいともいわれています。家族の情があるとはいえ、尚文に対しての扱いなどを散々見せられてきた盾の勇者の成り上がりファンからすると、『制止できたのに止めなかった』と扱われることが多くなっています。

8位:岩谷尚文

盾の勇者の成り上がりの主人公である岩谷尚文。彼は、元々素直な性格でしたが、作中でやさぐれた性格になってしまいます。周囲の扱いがひどいとはいえ、仕返しとばかりに関係ないキャラクターにも悪態をついたり、騙すようなことをしたりしているのです。特に、1度信じないと決めた相手に対しての態度は苛烈です。仕返しの機会を得ると徹底して行うところに、「クズさまで伝播してしまった」と言われる結果になっています。

7位:マルド

それぞれの勇者のパーティーメンバーの中でも、取り分けクズと言われるのがマルドです。マルドは、全身鎧を着込んだキャラクターで、メルロマルクの貴族という立場を持っているキャラクターでもあります。彼がクズと言われる大きな要因は、その性格と行動にあります。元々は錬の仲間として登場しましたが、いつからか樹の仲間として同行するようになります。その樹も裏切ってしまうなど、散々な行動をしているのです。

樹のパーティーにいる頃には、パーティーメンバーに序列を作り、最下位のリーシアを小間使いのように扱いいじめるなどもしていました。人を簡単に裏切ってしまう性格は、男性キャラクターではありますが、尻軽とも表現される程になっています。その結果、他のキャラクターとは別ベクトルで、クズと言われることが多いキャラクターになっているのです。

6位:川澄樹

他のキャラクターとは、また違った意味でクズと考えられるのが、弓の勇者の川澄樹です。彼の場合は、自己陶酔が強すぎるキャラクター性や、常識知らずという面などがクズと言われることが多くなっています。しかし、中でも最大のクズエピソードが、リーシアに関するものです。

元々、樹は、異能力がある世界から召喚されました。その世界での樹は落ちこぼれであり、周囲から見下されて生きてきたという過去を持っているのです。にも関わらず、こちらの世界で弓の勇者となって力を得ると、パーティー内でいじめられるリーシアを同調していじめるなどといった行動を起こしています。

5位:天木錬

剣の勇者である天木錬も、クズと言われることが多いキャラクターです。元々一匹狼な性格をしてはいるものの、樹や元安に比べれば理性的に物事を見ることができるキャラクターでした。しかし、こと自分のこととなるとかなりプライドが高くなっており、それがクズな行動を呼ぶ結果になっています。

4位:オルトクレイ

盾の勇者の成り上がりにおいて、代表的なクズキャラクターといわれるのが、メルロマルクの王配であるオルトクレイです。元は『英知の賢王』と呼ばれる程の逸材で、七星勇者にも選ばれる程の傑物でした。しかし、両親を含む親族をシルトヴェルトの亜人に皆殺しにされた経験をしており、彼らに崇拝される盾の勇者を迫害していました。そのような私怨が、尚文に向かうことになったのです。

ミレリア復帰後に、罰せられて以降も、盾の勇者に対しての態度を長く改めることはなく、まさに『クズの王様』を地で行くようなキャラクターになっています。最終的には改心し、元の『英知の賢王』としての側面を発揮するようになりますが、それまでのイメージが強すぎて、クズキャラクターといわれることが多いです。

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盾の勇者の成り上がりのクズキャラランキングTOP3

三勇教の教皇

盾の勇者の成り上がりの最初のボスともいえる存在が、三勇教の教皇です。宗教家でありながら、同時に野心家であり、自ら王になることを望んでやまないクズな性格をしています。そのため、他国との約束を破って四聖勇者を独占する召喚をしたり、メルロマルクの王族を殺そうと暗躍するなどといった行動も起こしているのです。盾の勇者の成り上がりに多い、私利私欲のために動くクズキャラクターを象徴するキャラクターの1人です。

三勇教の教皇はいわば悪役のポジションのため、悪く描かれるのは当然といえば当然です。しかし、その目的やそのための行動は、ひどいといわざるを得ないキャラクターになっています。

2位:元康

盾の勇者の成り上がりにおいて、直接尚文と敵対したキャラクターであり、そのクズっぷりが描かれているのが槍の勇者である元康です。元々、ハーレム属性持ちのキャラクターであり、フェミニストでもあります。それがマインと最悪の形で相性抜群であり、序盤の尚文を苦しめる存在となります。

元康の印象が他のキャラクターよりも良くない最大の理由は、そのクズさが徹底的に無自覚であるという点です。自身のは発言すらもその場の勢いと流れだけで発しているだけで、一貫性がないのです。周囲にいる女性が問題のないキャラクターであれば、無害な存在ともいえるのですが、クズキャラクターが多い盾の勇者の成り上がりにおいては、最強クラスの問題児になっていました。

1位:マイン(マルティ)

盾の勇者の成り上がりの中でも最もクズなキャラクターといわれるのが、マインことマルティ=S=メルロマルクです。尚文を裏切り、強姦魔の冤罪をかけた張本人です。それだけでも十分にインパクトのあるキャラクターですが、彼女はその後、元康、錬、樹のパーティーを渡り歩き、それぞれをボロボロにするなどやりたい放題したキャラクターでもあるのです。

元々ミレリアの長女でありながら、王位継承権が妹のメルティの次の2位であるなど、問題児であったエピソードも登場しています。自らの欲望や立場改善などのために、徹底的に周囲を振り回すという意味で、あまりにもひどいキャラクターであり、正真正銘のクズキャラクターになっているのです。

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盾の勇者の成り上がりに関する感想や評価

ここからは既に、盾の勇者の成り上がりを視聴した人の感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。盾の勇者の成り上がりは、特に、序盤においては、尚文が徹底的に落とされていく展開が描かれるので気持ち悪いとう感想が多くなっています。ラフタリアのようなヒロインはともかく、味方らしい味方がいない状態というのは見ていられなかったと感想を集めているのです。

盾の勇者の成り上がりは人気作品のため、その後の面白い展開がある可能性はあるものの、そこまで耐えきれなかったとする感想も見られる程になっています。その結果、序盤の胸糞展開を見て、面白くないと判断するような感想も見られるのです。

また、尚文のキャラクター性が気持ち悪いという感想も見られます。周囲への扱いで絶望してしまうのは理解できるとするものの、その後の行動は、「主人公らしくない」と言われる結果になっているのです。尚文が、全うな主人公ではない形が、盾の勇者の成り上がりの良さでもあります。しかし、同時にひどいという感想も出る結果になっているのです。

とはいえ、やはり盾の勇者の成り上がりが面白くないという感想の多くが、周囲のキャラクターによる影響がかなり大きいです。特に、物語序盤のインパクト的に、マイン、元康、オルトクレイの3人はひどいキャラクターであるとする感想が非常に多くなっています。元康はまだ救いがあるとされているものの、マインに関してはひどい・面白くないとする感想が圧倒的なキャラクターになっています。

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盾の勇者の成り上がりが気持ち悪いといわれる理由まとめ

盾の勇者の成り上がりは、人気作ではありますが、同時に気持ち悪いという感想も一定数ある作品になっています。特に尚文に対しての扱いは、尚文自身に問題があったものは1つもないという点がひどいという声が多いです。また、その影響もあって尚文がやさぐれた性格になってしまうのも、面白くないと言われる要因になっているとされています。

盾の勇者の成り上がりは印象は人によって異なるものの、気持ち悪いという感じる要素は間違いなく存在している作品です。もちろん、ラフタリアやフィーロなど、クズとは無縁のキャラクターもおり、良心とも言える存在もいるため、まだ盾の勇者の成り上がりを視聴していない人は、面白いか、面白くないかご自身の目で確かめてみましょう。

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