【盾の勇者の成り上がり】霊亀の正体をネタバレ解説！黒幕やオストのその後は？

作品タイトル：盾の勇者の成り上がり
作者：アネコユサギ
イラスト：弥南せいら
ジャンル：少年漫画、ファンタジー、バトル、異世界
出版社：KADOKAWA
掲載誌：小説家になろう
レーベル：MFブックス
連載期間：2012年10月29日～2013年8月23日
アニメ放送期間：2022年4月6日～2022年6月29日（シーズン2）

『盾の勇者の成り上がり』は、元々小説家になろうで連載されていたWEB小説です。すでにWEB小説は完結していますが、小説や漫画などが現在も発売中になっています。KADOKAWAから出版されている小説『盾の勇者の成り上がり』は、第22巻まで発売されています（2023年4月現在）。他にも、スピンオフ作品の『槍の勇者のやり直し』という小説も、第3巻まで発売されていて、ファンの間で話題になっていました。

大学生の岩谷尚文（いわたになおふみ）は、ある日大学の図書室である本を手に取りました。勇者について書かれている本を読んだ岩谷尚文は、4人の勇者たちに与えられる武器に違和感を覚えます。1人の勇者だけ、武器ではなく盾が与えられていたのです。疑問を持った直後、岩谷尚文の持っていた本が光り出します。目を開けると、岩谷尚文は異世界に盾を使う勇者として召喚されていました。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀の正体をネタバレ①四霊の一つだった？を紹介していきます。ストーリーの中で登場している霊亀は、元々四霊の一つでもあり、異世界の守護獣でもあることが判明していました。世界を守護する役目を担っている四霊は、霊亀の他にも麒麟や鳳凰や応竜などがいます。それぞれの四霊が世界に存在していましたが、過去の勇者たちの手によって、封印されていました。

中国に伝わる瑞獣（ずいじゅう）がモデルになっている四霊の中でも、霊亀は強力なパワーも持っている守護獣です。巨大な亀の守護獣の霊亀は、霊亀国という国の地下に封印されていました。四聖勇者たちは、自分たちの能力を使って波から人々を守ることができます。そのため、四霊たちの力を使うことはありません。勇者たちが活躍できなかった場合などに、四霊の封印は解かれます。

波やラルクなどから世界を守る四霊たちは、封印が解かれることで、結界を作り出し、人々を守ってくれる存在です。しかし、霊亀の場合は、黒幕によって無理やり封印を解かれてしまったため、本来の役割を果たすことができませんでした。黒幕に封印を解かれた霊亀は、暴走して街を破壊し、人々を襲っていたのです。波以上の厄災をもたらしていた霊亀は、相手のエネルギーを奪うことも可能なので、力尽きることはありません。

万が一、霊亀が破れたり滅びることがあれば、次の四霊の鳳凰の封印が解けることが、ストーリーの中で判明していました。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀の正体をネタバレ②使い魔の正体はオスト？を紹介していきます。メルロマルクという街に被害が広がっていた原因は、霊亀の本体ではなく、霊亀の使い魔の仕業でした。霊亀の使い魔の正体は、霊亀国の国王の愛人だったオスト・ホウライという女性です。女性の姿をしているオスト・ホウライは、使い魔という正体を隠しながら、メルロマルクや霊亀国の内部に混乱を起こしていました。

しかし、オスト・ホウライが黒幕の正体ではなく、彼女も無理やり封印を解かれた霊亀と同じように、暴走していただけだったのです。暴走状態だったオスト・ホウライは、たくさんの人々の命を奪って、霊亀に捧げていました。岩谷尚文たちに出会ったオスト・ホウライは、乗っ取られて守護獣として機能しなくなった霊亀と、使い魔である自分を倒して欲しいと頼みました。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀の正体をネタバレ③倒し方はある？を紹介していきます。強大なパワーを持っている霊亀を倒すには、多くの手順が必要になっていました。その手順を知っているのは、霊亀の使い魔のオスト・ホウライだけでした。オスト・ホウライは、岩谷尚文たちに霊亀の倒し方を教えました。霊亀を倒すためには、頭と心臓の2か所を同時に刺すだけでなく、再生できないように封印をする必要があったのです。

本来ならば、その3つを行えば、霊亀を倒すことができます。しかし、霊亀は黒幕のキョウ・エスニナによって操られているため、コアの部分も破壊する必要がありました。霊亀の頭の部分は、外からの破壊が可能でしたが、コアと心臓は体内からしか攻撃ができません。霊亀の体内には、侵入者を感知して攻撃するというシステムがあり、並み大抵の勇者では不可能でした。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編のあらすじネタバレ①フィトリア参戦を紹介していきます。メルロマルクの街の中を歩いている亀たちは、霊亀の本体ではありませんでした。そのため、亀の頭をつぶしても、すぐに復活してしまいます。岩谷尚文たちは、霊亀の体内を目指していましたが、再生速度がとても速く、中に侵入することができなかったのです。

フィーロを通して、岩谷尚文たちの様子を見ていたフィロリアルクイーンのフィトリアは、彼らに手を貸すことにします。霊亀と同じくらいの大きさで登場したフィトリアは、岩谷尚文たちに応戦しました。フィトリアが霊亀を足止めしている間に、岩谷尚文たちは彼女の馬車を使って体内に侵入することに成功します。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編のあらすじネタバレ②黒幕はキョウ・エスニナを紹介していきます。霊亀の体の中は、迷路のようになっていて、心臓へ近づけないようになっていました。オスト・ホウライは、強酸水をかけることで、偽物の壁などが無くなることを教えます。心臓部への道を進んで行き、フィトリアと協力して、心臓と頭を同時に破壊することに成功しました。再生を抑えるために、封印し、コアを探しに行きます。

霊亀のコアを発見した岩谷尚文たちは、そこで行方不明になっていた3勇者たちを発見しました。3勇者たちは、聖武器と一緒に閉じ込められて、エネルギーを吸い取られていたのです。黒幕のキョウ・エスニナが、姿を現しました。キョウ・エスニナは、異世界の勇者の1人です。霊亀に挑んだ勇者や、他の人々も捕らえていたキョウ・エスニナは、霊亀をパワーアップさせることで、自分のパワーに変換していました。

キョウ・エスニナは、異世界の本の勇者です。知識などを利用し、人々を救った勇者として崇められていましたが、実際の性格は全く異なっています。自分勝手な性格で、人道的ではない実験などにも手を染めていました。仲間の勇者たちの命も利用しようと考え、霊亀の中で死ぬように仕向けていたのです。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編のあらすじネタバレ③黒幕の目的を紹介していきます。異世界の勇者たちは、自分たちの世界を守るために、岩谷尚文たちの世界を破壊しようとしていました。キョウ・エスニナは、その思惑を知っていたため、この世界が滅びる前に四霊の力を自分のモノにしようと企んでいたのです。自分が力を手に入れるために、霊亀と使い魔のオスト・ホウライを利用し、人々を虐殺していました。

最終的に滅びる世界ならば、キョウ・エスニナは何をしても構わないという考えを持っていました。同じ世界から勇者たちでさえも、自分のエネルギーに変換しようとしていたのです。キョウ・エスニナの考えを聞いた岩谷尚文たちは、彼の思考が理解できず、唖然とします。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編の最後やその後ネタバレ①コアを破壊するを紹介していきます。心臓を封印することに成功した岩谷尚文たちは、操られている霊亀のコアを破壊し、倒すことにしました。操られている霊亀を止めるには、コアを破壊するしか方法が無かったのです。キョウ・エスニナは、より多くのエネルギーを得る為に、岩谷尚文たちの前に立ちはだかり、霊亀から得た力で彼らを捕らえてしまいます。

岩谷尚文たちが捕らえられたのを見たリーシアは、その隙に異世界から来ていた3人の勇者を解放しました。キョウ・エスニナは、3人の勇者たちが解放されたことに気づき、動揺します。オスト・ホウライは、キョウ・エスニナが動揺している隙に、岩谷尚文たちを解放しました。そして、岩谷尚文の盾にオスト・ホウライは、龍脈の力を授け、加護を与えたのです。龍脈法の加護を得た岩谷尚文は、その力でコアを破壊しました。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編の最後やその後ネタバレ②逃げ帰るキョウ・エスニナを紹介していきます。岩谷尚文によってコアが破壊されたことで、霊亀の集めたエネルギーは、世界に還るはずでした。しかし、キョウ・エスニナがエネルギーを加工していたことが原因で、世界に還らなくなってしまったのです。岩谷尚文たちは、キョウ・エスニナを捕らえようとしましたが、彼は逃げ道を用意していました。

キョウ・エスニナは、霊亀が集めたエネルギーを手に入れ、そのまま自分の異世界へと逃亡してしまいました。岩谷尚文たちは、キョウ・エスニナを捕らえることができなかったのです。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編の最後やその後ネタバレ③オスト・ホウライは死亡した？を紹介していきます。キョウ・エスニナを取り逃がしてしまいましたが、彼の支配から霊亀を解放し、街を守ることに成功した岩谷尚文たち。しかし、コアを破壊したことによって、使い魔であるオスト・ホウライも死亡してしまったのです。自信を使い魔だと言っていたオスト・ホウライの正体は、霊亀の心でもあり、本体だったことが判明します。

オスト・ホウライは、霊亀の心の部分でもあったため、自分の暴走を岩谷尚文たちに止めて欲しかったと明かしました。そして、鳳凰が目覚めるのを阻止する為に、岩谷尚文に自分に残っているエネルギーを吸収して欲しいと頼みます。オスト・ホウライは、最後にキョウ・エスニナの思惑を止める為に、この世界の四聖勇者が異世界に行けるようにしました。岩谷尚文たち四聖勇者に、キョウ・エスニナを倒すように頼み、息を引き取ります。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編の最後やその後ネタバレ④オスト・ホウライが死亡したその後を紹介していきます。岩谷尚文たちは、霊亀の暴走を止めたいと思っていましたが、オスト・ホウライの死を望んではいませんでした。自分が消滅することを悲しんでくれる岩谷尚文たちを見たオスト・ホウライは、満たされた気分で消滅していきます。

しかし、霊亀と一緒に消滅したオスト・ホウライは、岩谷尚文の盾の中で生きていることが判明します。実体は消滅してしまったオスト・ホウライですが、残りのエネルギーを岩谷尚文の盾に託したため、その中で精霊として生きているのです。霊亀編の後のストーリーでも、オスト・ホウライは岩谷尚文を助ける精霊として、何度も助言を与える存在として、登場していました。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編に関する感想や評価には、バトルシーンに対するコメントが多くなっていました。『盾の勇者の成り上がり』のストーリーの中でも、霊亀編のバトルシーンは期待されていたため、もっと激しい戦闘シーンが見たかったという感想も多いです。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編に関する感想や評価には、キョウ・エスニナに対するコメントが多くなっていました。キョウ・エスニナは、霊亀編で黒幕として登場していたため、ファンの間でも好感度が下がったと話題になっています。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編に関する感想や評価には、オスト・ホウライに対するコメントが多くなっています。オスト・ホウライの最後は、原作の小説と違っている部分も多く、アニメよりも小説の方が良かったという意見がありました。

『盾の勇者の成り上がり』の霊亀編の黒幕の正体などを紹介していきました。霊亀編は、『盾の勇者の成り上がり』のストーリーの中でも、特に注目されていたエピソードです。たくさんのキャラクターが活躍しているだけでなく、他のエピソードへの伏線なども多く含まれているので、是非チェックしてみてください。