【オーバーロード】デミウルゴスが裏切りそうと言われる理由は？敵になる可能性は？

こちらの記事では、デミウルゴスがオーバーロード（OVERLORD）の読者や視聴者から「裏切りそう」と言われている理由を紹介していきます。なぜデミウルゴスが「裏切りそう」と言われているのか気になっている人は、『デミウルゴスが裏切りそうと言われる理由や可能性』の項目をチェックしてみてください。

他にも、デミウルゴスのプロフィールや能力、オーバーロードの作中で見せている謎の行動についても紹介しています。まずは、下記の項目でオーバーロードの作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、作品情報をおさらいしたい人は目を通してみてください。

オーバーロード（OVERLORD）は、ライトノベル作家の丸山くがね先生によるダークファンタジー小説作品です。2010年5月9日から、小説投稿サイト『Arcadia』で連載が開始され、2012年3月30日からは『小説家になろう』にも掲載されています。オーバーロードは書籍化もされており、2023年4月現在ではKADOKAWAから16巻まで刊行されています。

オーバーロードは、ライトノベルのガイドブックである『このライトノベルがすごい！』の2017年で第1位を獲得しており、その後も複数回にわたりランクインを果たす人気小説として話題となっています。2021年12月時点では、シリーズ累計発行部数が1100万部を達成しました。現在はコミカライズ以外にもアニメ、ゲーム、パチスロなど、多くのメディアとコラボしています。

アニメにおいては、2015年から2022年までの間に第4期まで制作されています。原作小説が人気となっていることもあり、オーバーロードはアニメにおいても人気作として話題となっています。劇場版では、物語の総集編となる『【前編】劇場版総集編 オーバーロード 不死者の王』『【後編】劇場版総集編 オーバーロード 漆黒の英雄』の他に、聖王国編のエピソードをアニメ化した、オリジナル劇場版作品も登場しています。

VRMMORPG"ユグドラシル"のプレイヤーのモモンガは、サービス終了となるユグドラシルの別れを惜しむため、自身が所属するギルドの本拠地で最後の時を待っていました。カウントダウンの後、サービス終了の時刻を迎えたものの、モモンガが強制ログアウトされることはありませんでした。そして、モモンガはギルドにいるゲームのNPCキャラたちが、自らの意思で動いていることに気が付きます。

デミウルゴスは、オーバーロードの主人公であるアインズ・ウール・ゴウン（モモンガ）の従者の1人です。アインズが本拠地とするナザリック地下大墳墓の第七階層・溶岩の守護者キャラクターで、何事もそつなくこなす人物としてアインズに重宝されています。性格は勤勉で礼儀正しいものの、属性のカルマ値が－500であることから、人間をおもちゃ同然とみているふしもあります。

アインズの部下である階層守護者たちは、主であるアインズの目をぬすんで独自に行動することもありますが、知能が高いデミウルゴスは、特にそのような姿が見られています。そのため、オーバーロードの読者や視聴者から「裏切りそう」と、裏切りの可能性を示唆されている要注意人物の1人です。「裏切りそう」と考察する声があがっているものの、実際には自分の主であるアインズには忠実な態度を見せています。

階層守護者たちの中では、最もアインズの身の安全を危惧していたり、アインズが拠点地であるナザリックを去ってしまう可能性を心配しています。容姿は身長181センチの黒髪で、浅黒い肌と尖った耳、プレートのような尻尾が特徴的です。また、雑務などの業務はそつなくこなせるデミウルゴスですが、戦闘能力においては平均的で、腕力は守護者最弱のキャラクターでもあります。

アインズの有能な部下として付き従っているデミウルゴスですが、オーバーロードの読者や視聴者からは「裏切りそう」という声があがっています。そこで、こちらの項目では、なぜデミウルゴスが「裏切りそう」と言われているのか、その理由を調査しました。また、今後デミウルゴスが実際にアインズを裏切る可能性があるのかについての考察も紹介しています。

デミウルゴスが裏切りを行う可能性が示唆されている理由の1つは、見た目と性格が関係しています。デミウルゴスはメガネをかけており、真面目な性格を現すようにスーツを着用しています。そして、口元には不敵な笑みを浮かべることもあり、そのような姿が「詐欺師っぽい」「裏切りそうな見た目」と言われることも多いようです。

また、性格は真面目で勤勉ではあるものの、他の階層守護者と同じように利己的な一面が垣間見えます。普段は真面目な性格ではあるものの、時折見せるそのような行動が、他の作品に登場する裏切り者キャラクターに重なり「裏切りそう」と感じさせるようです。このように、デミウルゴスはオーバーロードを見たことのない人や、深読みをする人には裏切りの可能性を示唆されています。

しかし、実際にはデミウルゴスをはじめとする階層守護者たちは、VRMMORPG"ユグドラシル"のプレイヤーであるアインズや、アインズが所属していたギルドメンバーに忠実であるよう作られたNPCキャラクターです。そのため、本人の好みとは関係なく、ギルドメンバーには本能的な忠誠心があります。そのような設定から、今後デミウルゴスがアインズを裏切る可能性は低いのではないかと予想されます。

デミウルゴスは、アインズの敵・ヤルダバオトというキャラクターに扮しているシーンがあります。このヤルダバオトとは、リ・エスティーゼ王国やローブル聖王国を襲撃した仮面を着けた悪魔で、オーバーロードの作中でモモンことアインズの敵として登場しました。

しかし、実際にはモモンの名声をあげることを目的として、アインズとデミウルゴスが一芝居うっていた姿でした。このヤルダバオトは、デミウルゴスが仮面を着けただけの姿のため、オーバーロードの読者や視聴者からは、ヤルダバオトの正体がデミウルゴスであるとひと目で分かります。

作中では、アインズとデミウルゴスの打ち合わせの様子が描写される前にヤルダバオトが登場したため、デミウルゴスがアインズに裏切りを働いたのではないかと予想される事態となりました。ヤルダバオトとモモンが2人きりになった後には、戦闘態勢は解除されヤルダバオトのシーンが芝居であったことが判明しました。そのため、デミウルゴスの裏切りの可能性は白紙となりました。

「アインズを裏切る可能性がありそう」という声があがっているデミウルゴスですが、『デミウルゴスが裏切りそうと言われる理由』の項目でも紹介したように、現在までの物語ではアインズを裏切る可能性は低いと予想されます。見た目と性格がら裏切り者キャラクターに見えますが、実際はアインズの芝居にも付き合うほどの従順な人物です。

もともとはアインズが遊んでいたVRMMORPG"ユグドラシル”のNPCキャラクターで、アインズが所属していたギルドメンバーに忠実となるよう設定されていたキャラクターです。そのため、NPCキャラクターの本能的にも、アインズを裏切る可能性は低いといえるでしょう。もしデミウルゴスがアインズを裏切ることがあるとすれば、その理由は洗脳など、本人の意思とは関係ない状況で行われると予想されます。

デミウルゴスはオーバーロードの一部の読者・視聴者から「裏切りそう」と考察されています。同じように、同じ階層守護者のアルベドからも不審に思われている一幕がありました。それは、アインズがある作戦のために「死ぬことにする」と口にしたシーンです。このとき、デミウルゴスはアインズの言葉が直接的な意味合いではなく、裏があるのだと気づいて静かに聞いていました。

そのようなデミウルゴスの態度を見たアルベドは、主の衝撃的な一言に動じない彼の様子を見て、裏切りを予感しました。そのとき、アルベドはデミウルゴスに「自分を創った主が同じことを言ったとしても同じ態度なのか」と口にします。デミウルゴスはこのアルベドの言葉に「"それとも"の後に何を言いたかったのか？」と返答しました。

アルベドは、アインズ以外のVRMMORPG"ユグドラシル"のギルドメンバーに不審感を抱いている様子があるため、デミウルゴスは彼女の言葉の続きが「自分の創造主以外なら裏切る」と続けたかったのではないかと予想されます。アルベドのそのような考えの鱗片が見えたことで、読者や視聴者の中には、デミウルゴスだけではなくアルベドにも裏切りの可能性を感じた人もいたようです。

デミウルゴスは、人間を侮蔑しています。しかし、だた1人だけデミウルゴスの興味をひいた人物がいました。その人物とは、リ・エスティーゼ王国の王女であるラナーです。なぜデミウルゴスが彼女を気に掛けたのかというと、その理由は彼女の人柄にありました。ラナーは、美しい見た目と慈しみの心を持つ王女であることから、周囲や国民から厚い支持をうけています。

しかし、蓋をあけてみると、彼女は精神に大きな異常性を抱えていました。ラナーは自身の側近の騎士をとても愛しており、彼のためであれば何でもするという人物でした。その"何でもする"の度合いは常軌を逸しており、国を差し出すほどでした。そのような自分の欲望に忠実な姿を見て、ラナーの本当の人柄を知る人物たちからは「化け物」と恐れられています。

人間でありながら、自分たちのような欲望に忠実な精神を持っているラナーの姿を見て、デミウルゴスは興味を持ちます。また、ラナーは知能も非常に高く、デミウルゴス自身と同程度のものを持っていました。そのような人間らしくない能力や精神を持っていたため、デミウルゴスはラナーに一目おくようになったのでした。

作中では、敵味方にかかわらず、多くのキャラクターが死亡しています。その中には、アインズの部下でオーバーロードの主要キャラクターでもある、シャルティアの姿もあります。そのため、肉体的な能力が階層守護者最弱であるデミウルゴスが、今後死亡する可能性もあるでしょう。

しかし、シャルティアはアインズとの関わりがあったことから、金貨という対価によって蘇生されています。このような前例を考えると、アインズの優秀な部下として活躍しているデミウルゴスが死亡することがあった場合には、シャルティアと同じように復活させられる可能性が高いでしょう。

デミウルゴスは、"支配の呪言"という能力を持っています。この能力は「レベル40以下の者に命令できる」というもので、かけられた者はデミウルゴスに絶対服従となります。オーバーロードに登場するキャラクターの多くはレベル40以下のため、ほぼ全ての人物にかけることができる能力となっています。しかし、対処アイテムやデミウルゴスの言葉を遮ることで、効果を無効化できるというデメリットもあります。

デミウルゴスの強さは頭脳にあります。物理的な攻撃や防御力は、階層守護者の中でも最弱とされるデミウルゴスですが、頭脳においては右に出るものはいません。戦略を駆使して敵を倒したり、アインズのサポートをする様子も見られています。また、日常生活においても、その頭の回転の速さを使い、アインズを支えています。

こちらの方のツイートでは、アニメのオーバーロードで、デミウルゴスが伏線となるセリフを言っていたと発見されています。オーバーロードのアニメは4期まで制作されており、前作で登場キャラクターが過去に口にしていたセリフが伏線とだと判明することもあるようです。

アニメや漫画では、他の作品に似ているキャラクターが出ていることがあります。こちらの方は「デミウルゴスが五条勝に似ている」とコメントされています。丸い眼鏡やオールバックの髪、怪しげな笑みなどがそっくりです。

こちらでは、オーバーロードのアニメを見た人の推しキャラについてのツイートが見られています。知的なキャラクターや冷静で従順なキャラクターが好きな人は、デミウルゴスに好感を持つことも少なくありません。また、アニメでデミウルゴスの声を務める加藤将之の声が優しくて好きだという感想も見られています。

以上、デミウルゴスが「裏切りそう」と言われている理由について紹介してきました。デミウルゴスに裏切りの可能性が囁かれている理由は「裏切り者キャラに多い見た目と性格をしている」「ヤルダバオトの姿の時にモモン（アインズ）と敵対していたから」というものでした。しかし、デミウルゴスはアインズの部下の中でも特に忠誠心が高い人物のため、本人の意思でアインズを裏切る可能性は低いと予想されます。