2018年06月23日公開
2018年06月23日更新
オーバーロードのセバスの強さはどれくらい?裏切り者と言われる理由は?
オーバーロードのセバスは見た目は厳格な老紳士といった雰囲気ですが、守護者たちにも引けを取らない強さを秘めたかっこいいキャラクターです。アインズへの忠誠心も高い有能な執事ですが、アニメ・オーバーロード第2期では裏切り者としての疑惑がかけられます。何故そのような事態が起こったのか、そして、ナザリック地下大墳墓におけるセバスの本当の強さはどれくらいのものなのかまとめました。
目次
オーバーロードのセバスの強さは?裏切りの真相に迫る!
オーバーロードに登場するセバスは、主人公であるアインズ・ウール・ゴウンに忠実に従う執事です。主な仕事は拠点であるナザリック地下大墳墓における生活面でのサポートですが、守護者たちに匹敵する強さを持つ優れたモンクとしての顔もあります。オーバーロードのアニメ第2期では、そんな強さと高い忠誠心を持つセバスに裏切りの疑惑が降りかかりました。以下、セバスの強さと裏切りの真相に迫ります。
オーバーロードとは?
オーバーロードは始め、ウェブ小説として公開されました。2010年から開始されたオーバーロードはその後、書籍化やアニメ化と言ったメディアミックスが展開され、人気はさらに高まりました。書籍版は2018年4月の時点でシリーズ累計700万部を突破しています。2017年版の『このライトノベルがすごい!』では単行本・ノベルズ部門において第1位です。
オーバーロードのあらすじ
オーバーロードは『異世界転生モノ』です。主人公のモモンガは長年親しんだMMORPGのサービス終焉を機に、ゲーム内のキャラクターになりました。モモンガは昔のゲーム仲間と共に設立したギルド『アインズ・ウール・ゴウン』に栄光を取り戻すと決めます。名をアインズに変え、セバスたち意思をもったNPCを従える不死の王となりました。ちなみに、ウェブ版と小説版は基本設定は同じですが別のシナリオが展開されています。
オーバーロードの作者は誰?
オーバーロードの作者は丸山くがねさんという方です。年齢などは非公開ですが、以前、同人ゲームサークル『TYPE-MOON』にて歌月十夜の短編『黎明』を執筆したことが公表されています。ちなみに丸山くがねという名義はオーバーロードの書籍版出版時に使われだしたもので、以前は『むちむちぷりりん』という名義で活動していました。名義変更の理由は、書籍版のオーバーロードを購入する読者へ配慮したためです。
オーバーロードのアニメシリーズ公開の軌跡
オーバーロードのアニメは2015年7月にスタートしました。セバスはアインズの側近であるため、第1話から登場しています。第1期の終了後、総集編となる劇場版が前編『不死者の王』と後編『漆黒の英雄』の2つに分けて公開されました。劇場版のEDにてテレビアニメシリーズ第2期の制作が発表され、2018年1月から放送されています。その続編となるアニメ第3期も2018年7月より放送予定です。
オーバーロードのセバスとは?
フルネームはセバス・チャンです。執事としての仕事を忠実にこなすため、アインズにとって信頼できる側近です。鋭い目をしたは老紳士で、いかなる時も動揺せず、冷静さを失いません。しかし、敵と対峙した時には武人のような凄味を感じさせるかっこいいキャラクターです。ナザリック地下大墳墓にはそんなセバスを慕う者も多く、特に、セバスに命を救われたツアレは明確に好意を抱いています。
鋼の執事
鋼の執事はセバスの異名です。鋼が意味するところは複数あります。セバスは冗談や軽口を言うタイプでありません。真面目過ぎるくらい真面目に執事の仕事をこなします。しかし、全く融通が利かないというわけではありません。セバスは『極善』とされるくらいにかっこいい人格者です。弱者を守り、救うために力を使います。セバスが鋼の執事と言われるのはこうした強さと性格からです。
セバスとメイドたちの関係
セバスには同僚のメイド長と共に『至高の四十一人』の生活を支える最高責任者という役目がありました。至高の四十一人は現在アインズしかいないため、実質的にはアインズひとりが主人です。アインズの元にはセバス以外にもメイドが多くおり、生活面のサポートをしています。また、ナザリックのメイドの中には高い戦闘能力を持った「プレアデス」という戦闘部隊がいますが、これはセバス直属の部下です。
オーバーロードのセバスの声優を務めたのは誰?
セバスの声優はベテランの千葉繁さんです。『ハイスクール奇面組』の一堂零や『北斗の拳』のナレーション(及び雑魚キャラ)のハイテンションな演技で知られる千葉さんですが、オーバーロードにおいては渋くてかっこいい演技に徹しています。
CV:千葉繁さん
千葉さんは個性的なアドリブが良く知られています。出演声優たちがやりたい放題やったカオスなCGアニメ『ビーストウォーズ』においても千葉さんの演技は際立っていたとファンから評判です。そんなコミカルな演技が魅力の千葉さんですが、セバスに関しては『真面目な役』と自ら評しています。シリアスな演技もかっこいい声優さんです。
オーバーロードのセバスの強さはどれくらい?
セバスの強さはナザリック地下大墳墓においてトップレベルです。職業はモンク、ブオウ、ストライカー、ナイキ・マスター、ガイキ・マスターといった複数のレベルが高いことが書籍版第5巻に記載されています。気功術による回復や傀儡掌で情報収集も可能で、セバスの能力は戦闘において強さを発揮するものだけでありません。あらゆることを卒なくこなすかっこいい老紳士です。
圧倒的な力を誇るモンク!
アニメ第2期ではセバスのモンクとしての強さが存分に描写されていました。特に、六腕を相手に単身で戦うシーンでは、セバスの圧倒的な力の前に人間の強者は全く歯が立たないといった様子です。セバスの強さに惚れ込んだクライムへ修練の場を設けるシーンもあります。クライムにために行った死の恐怖を乗り越えさせる修業はセバスの強さが異次元なレベルにあることが分かるかっこいい場面でした。
守護者の強さと比較
セバスは守護者ではありませんが、守護者と比較しても3本の指に入るほどの強さです。実はセバスは竜人であり、真の姿を見せたときの強さは、肉弾戦においては守護者たちと比べても最強レベルと言えます。守護者たちの中でも特に戦闘能力の高いものは、シャルティア、マーレ、アルベド、コキュートスなどが挙げられますが、彼らと肩を並べられるくらいセバスは強いのです。
セバスの上をいく強さを持つルベド
唯一セバスが遅れを取るのは、アルベドの妹であるルベドです。しかし、彼女はアニメ第2期までには登場していません。ナザリック地下大墳墓における最強NPCと言われれる彼女の活躍がアニメで見られるのを心待ちにしているファンは多くいます。
オーバーロードのセバスとデミウルゴスの関係は?
セバスとデミウルゴスの関係は険悪です。セバスは極善とされるくらいに、弱者への共感や救いの心を持っていますが、デミウルゴスはその真逆の考えを持ちます。デミウルゴスは人間を弄ぶことを楽しむ悪魔であり、権謀術数を巡らす策士です。ふたりはそれぞれの製作者同士も犬猿の仲だったため、あらゆるところで方針が食い違います。
反りが合わない
セバスとデミウルゴスは全く反りが合わないです。嗜好の違いから些細なことで意見が対立します。互いに紳士キャラのため、表面上は落ち着いていてかっこいいですが、ふたりの会話はシャルティアから「もっとフレンドリーに話せないのか」と呆れられるほどです。
忠誠と強さは認めてる
ただし、お互いに全てを否定しているわけではありません。そもそも彼らには共通点があります。アインズへの高い忠誠心と戦いにおける強さです。やりかたは違えど、セバスもデミウルゴスもアインズがプレッシャーを感じるくらいに忠誠を示します。そういった部分は互いに認め合っています。
オーバーロードのセバスが裏切り?その真相は?
アニメ第2期後半の主役はセバスといっても過言ではありません。それまで高い忠誠を示してきたセバスの裏切りに焦点が当てられています。裏切りの報告を聞いたアインズは素っ頓狂な声を上げて驚きました。しかし、もちろんセバスは意図して裏切り行為をしていたわけではありません。ソリュシャンの疑心とツアレを狙う八本指の暗躍がセバスを窮地に立たせたのでした。
発端は一人の少女を救ったこと
セバスの裏切り疑惑が起こった発端はツアレを救ったことでした。アインズから王都の情報収集任務を与えられたセバスは、商人の令嬢に扮したソリュシャンと共に王都へ赴きます。ある日、裏路地で酷い傷を負って喋ることもままならない少女と出会いました。口の聞けないツアレにセバスは「助けて欲しいですか?」と問いかけ、まともに返答の出来ない彼女を救います。セバスの渋さと優しさがかっこいいシーンです。
ソリュシャンの不満と八本指の暗躍
セバスは助けたツアレの身体の傷を癒すよう、ソリュシャンに命じました。貴重な治癒のスクロールを人間に使用することを命じられたソリュシャンは、セバスに対して不満を覚えます。回復したツアレはセバスの館でメイドとして働き始めました。しかし、裏社会で暗躍する八本指の奴隷だったツアレがいなくなったことで、王都の暗部が動き始めます。
アインズへの報告を怠るセバス
ツアレはセバスの元で人間らしい生活を送れるようになりました。しかし、セバスがツアレのことをアインズへ報告していないことにソリュシャンは疑念を募らせます。そして、アインズに「セバスに裏切りの可能性がある」と伝えたのでした。忠実な執事であるセバスの突然の裏切りを聞いたアインズは激しく動揺します。
独断で八本指に手を出すセバス
アインズたちが動き出すまでの間、セバスはクライムに死の恐怖を乗り越える修練を授け、それを見ていたブレインと知り合います。そこへ八本指の暗殺者が襲ってきたため、返り討ちにしました。傀儡掌で八本指の情報を得たセバスは、八本指の管理する娼館を強襲して制圧しました。
セバスに裏切りの疑い有り?
一件落着して帰宅したセバスを待っていたのは、コキュートスとデミウルゴスを従えたアインズでした。そこへツアレが連れてこられます。そしてセバスへの尋問が始まります。「目立たたないように行動しろ」それがアインズ命令でした。しかし、セバスはツアレを救ったことにより八本指という王国の暗部と深く関わっています。それをアインズは「くだらない女のために厄介事を招いた」と非難しました。
ツアレを殺そうとするセバス
セバスは謝罪し、アインズはそれを許します。しかし、「失態は償わないといけない」とアインズはツアレを殺すようセバスに命じます。セバスがツアレに向き直ると、彼女は死を受け入れるように静かに目を閉じました。そして、セバスの本気の右ストレートが放たれます。その拳はツアレの顔面を粉砕する前にコキュートスによって止められました。
アインズの裁き
「何を!」と憤慨するセバスにアインズは下がるように命じます。そしてコキュートスに「セバスの攻撃は本当にツアレを殺すだけの威力があったのか」尋ねました。コキュートスが肯定すると、「ならばこれをもってセバスの忠誠に偽りなしと判断する」としてアインズは事を収めるのでした。セバスはソリュシャンによってかけられた裏切りの疑念をかけられましたが、アインズへの忠誠心を示すことで身の潔白を証明してみせたのです。
ツアレのキス
「謝罪するつもりはありません」本気で殺そうとしたツアレに対してセバスはそう言います。しかし、もっと別の手段を取っていれば結果は違っていたと悔やみ、ツアレに別れを告げました。互いの記憶を消すことを提案するセバスでしたが、ツアレは受け入れません。セバスの元を離れたくないツアレを、ナザリックで働けるようアインズに進言することをセバスは約束します。そんなセバスにツアレはキスをしました。
ツアレ救出部隊の出陣
セバスの進言もあり、ツアレはナザリック大墳墓でセバス直轄の仮メイドとして働くことになりました。アインズ・ウール・ゴウンの名の元に保護されることが約束されたため、命の危険は無くなります。しかし、王都撤収の前にツアレは八本指に誘拐されてしまいました。それを知ったアインズの命令でツアレを取り戻すナザリックの部隊が組まれます。
人間であるツアレの命を救った!
セバスは六腕を相手に一人で戦うことになります。六腕は手練れとして知られたものたちでしたが、彼らを秒殺するセバスの強さとかっこいい姿の引き立て役にしかなりませんでした。そして、囚われていたツアレを救います。アインズの命によって2度目のツアレ救出を果たしたセバスに、もう裏切り者と呼ばれる謂われはありませんでした。
オーバーロードのセバスは強くて優しい紳士だった!
セバスはアインズに絶対の忠誠を誓い、ツアレのような弱者にも救いの手を差し伸べる本当にかっこいい紳士でした。その正体は竜人であり、守護者に比類する強さの持主です。裏切りの誤解を受けたのは、彼の優しさが面倒事を招いたからでした。実際には、裏切りの素振りなど微塵も見せないセバスは、アインズにとって信頼のできる有能でかっこいい側近です。アニメ第3期におけるセバスの活躍にも目が離せません。