【テニスの王子様】忍足謙也はかわいいヘタレキャラ？声優や忍足侑士との関係は？

こちらの記事では、『テニスの王子様（テニプリ）』シリーズに登場する、忍足謙也の情報を紹介していきます。忍足謙也のプロフィールをはじめとして、アニメで声を担当した声優や、テニスの試合での活躍などについて紹介しています。「かわいいヘタレキャラ」と話題の忍足謙也について気になっている人は、参考にしてみてください。

他にも、忍足謙也と従兄である忍足侑士との関係性や、忍足謙也がテニスの王子様（テニプリ）の作中で見せた名言も紹介しています。まずは、下記の項目でテニスの王子様（テニプリ）の作品概要と物語のあらすじを紹介しているため、作品情報をおさらいしたい人は、そちらから目を通してみてください。

テニスの王子様（テニプリ）は、週刊少年ジャンプにて連載されていたテニス漫画です。物語は、青春学園中等部（青学）に所属する越前リョーマを中心として展開し、中学テニス部の全国大会までの試合を舞台に描いていきます。テニスの王子様（テニプリ）の作者は許斐剛先生で、週刊少年ジャンプにて連載が開始されたのは、1999年となっています。その後、2008年まで同誌に掲載され、単行本全42巻で完結となりました。

テニスの王子様（テニプリ）は2008年で終了していますが、その後、2009年からは集英社が刊行する月刊漫画雑誌『ジャンプスクエア』にて、新シリーズ『新テニスの王子様』が連載開始されています。2023年3月現在、新テニスの王子様は38巻まで刊行されており、今後の展開に期待されている人気作のひとつとなっています。また、テニスの王子様（テニプリ）は原作漫画を元にしたアニメも制作されています。

テニスの王子様（テニプリ）のアニメは、新テニスの王子様も含め3作制作されています。初代のテニスの王子様（テニプリ）のアニメは2001年から2005年の間に、テレビ東京系列にて全178話で放送されました。また、2012年には新テニスの王子様のアニメが全13話で放送され、その続編となる『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』は2022年の夏アニメとして全13話で放送されました。

テニスの王子様（テニプリ）は、越前リョーマという天才テニス少年を主人公とした物語です。越前リョーマは、アメリカでテニスジュニア大会4連覇を達成したのち、父親の仕事の関係で日本にやってきました。日本で中学生となった越前リョーマは、テニスの名門校である青春学園中等部（青学）に入学します。青学のテニス部に入った越前リョーマは、そこで、これまでに戦ったことのない強敵たちと出会います。

• 学年：四天宝寺中学校3年2組5番
• 誕生日：3月17日（魚座）
• 血液型：B型
• 身長：177センチ
• 体重：63キロ
• 家族構成：父、母、弟、ペットのイグアナ
• 好きな食べ物：青汁、おでんのすじ肉
• 得意科目：英語、数学
• 苦手科目：世界史
• 好みのタイプ：無邪気な子

忍足謙也は、テニスの王子様（テニプリ）の全国大会編から登場するキャラクターです。作品ファンの間では「かわいい」「ヘタレ」といった声があがっています。テニスの王子様（テニプリ）の人気校である氷帝学園のレギュラーメンバー、忍足侑士の従兄で、父親同士が兄弟となっています。忍足謙也と忍足侑士の詳しい関係は『忍足謙也と忍足侑士や他キャラの関係』の項目内にある『忍足謙也と忍足侑士の関係』にて紹介しています。

忍足謙也と忍足侑士は仲がいいのか、また、どのようなやりとりをしているのかについて知りたい人は、そちらの項目にも目を通してみてください。忍足謙也の従兄である忍足侑士は、関西弁を使用しています。同じように、忍足謙也も関西弁が特徴的なキャラクターです。「っちゅー話しや」という、関西弁混じりの口癖が印象的で、そのような癖も「かわいい」と言われている理由の1つとなっています。

忍足謙也は、テニスの王子様（テニプリ）の漫画読者やアニメ視聴者から「可愛いヘタレキャラ」として認識されています。その理由は、子供のようなかわいい表情や行動をとることが多いことです。忍足謙也と同じ学校のレギュラーメンバー、白石蔵ノ介には「授業中に面白い形の消しゴムを使っている」と暴露されています。

そのような子供ごころあふれるエピソードが、テニスの王子様（テニプリ）のファンから「かわいい」と言われている所以となっています。また、テニスの王子様（テニプリ）のOVAでは、従兄である忍足侑士に、幼い頃のかわいいエピソードも語られました。忍足侑士の口からは「幼稚園のお泊まりのとき、1人でトイレに行けず漏らした」という、子供ながらのかわいい過去を暴露されています。

中学生となった現在でも、くるくるとかわる表情から「かわいい」と言われることの多い忍足謙也ですが、子供の頃からその無邪気でかわいい性格は健在だったようです。そのようなエピソードから、忍足謙也はテニスの王子様（テニプリ）の作品ファンから「かわいい」と言われることの多いキャラクターです。一方で、忍足謙也を「かっこいい」と言うファンの姿も見られています。

忍足謙也は、仲間たちとの団らんや、学校などのプライベートではかわいいキャラとして定着しています。しかし、テニスの試合に関しては、かっこいい一面を見せています。忍足謙也のかっこいいエピソードの1つとして、試合に出場する権利を仲間に譲ったというものがあります。

忍足謙也は普段は無邪気でかわいい人物ですが、チームメイトの千歳千里が青学の手塚国光と戦いたいと知った際には、快く出場権を千歳千里に渡しています。仲間の気持ちを汲んで、引くべきときにはサッと身を引けるその男気に、「かわいい」という声だけではなく、「かっこいい」という評価もあがっています。

テニスの王子様（テニプリ）は、アニメでキャラクターの声を演じた声優が、担当キャラクターのキャラクターソングを発表しています。忍足謙也もその企画に参加しており、忍足謙也の声優である福山潤さんが歌う、忍足謙也のキャラクターソングがいくつか存在します。そのうちの1つに、『バレンタイン・キッス』があります。

この『バレンタイン・キッス』は、実在のアーティストである国生さゆりさんが1986年に発表した同名の楽曲をカバーしたものです。テニスの王子様（テニプリ）では、2004年から『バレンタイン・キッス』をテニスの王子様（テニプリ）の登場人物キャラクターがカバーしている楽曲を発表しています。忍足謙也は、2022年度のキャラクターとして起用されました。

忍足謙也の『バレンタイン・キッス』では、曲中に「いい人止まりとはいわさへん！」というセリフがはさまれており、作品ファンの間で話題となりました。忍足謙也は、仲間のために試合の出場権を譲ったり、無邪気で子供らしいかわいい一面を持っています。そのような性格から、作中ではモテキャラとしては扱われていないため、好きな子に「いい人」として扱われることが多いのかもしれません。

忍足謙也の担当声優である福山潤さんが歌う『バレンタイン・キッス』には、そのような忍足謙也のもどかしい気持ちが込められているのではないでしょうか？バレンタインという一大イベントを使い、そのような意思表示をしている姿も、作品ファンや忍足謙也推しの人に「かわいい」と感じさせる一端を担っているのかもしれません。

忍足謙也は、テニスの王子様（テニプリ）および、新テニスの王子様のアニメに登場しています。こちらの項目では、アニメで忍足謙也の声を演じた声優、福山潤さんについて紹介します。福山潤さんの声優としての経歴や、声優として出演したテニスの王子様（テニプリ）以外の作品を紹介します。福山潤さんがどのような声優なのか知りたい人は、こちらの項目でチェックしてみてください。

テニスの王子様（テニプリ）のアニメシリーズで、忍足謙也の声を演じた声優・福山潤さんは現在声優事務所の『BLACK SHIP』の代表取締役CEOとして活動されています。1997年に声優デビューしたのち、現在までに『アニメグランプリ2006』の最優秀男性声優賞や、2007年に企画された『声優アワード』の初代主演男優賞、『第3回声優アワード』海外ファン賞など、多くの賞を受賞されています。

福山潤さんの声優としての実力は、上記のようにさまざまな企画で評価されているほか、声優ファンからも「変幻自在」「キャラ属性を選ばない声」として好評です。また、声優の仕事においては「アドリブを求められた時以外は、一語一句変えたくない」と語られており、声優業に対するストイックな姿勢が見られています。

福山潤さんのプロフィールは公開されており、生年月日は1978年11月26日で、出身地が大阪府（出生地は広島県）であることを公表されています。また、身長は170cm、血液型はA型という情報も明かされています。声優活動のかたわら音楽活動もされており、キャラクターソング以外に、自身の楽曲アルバムも制作されています。

• 奥村雪男（青の祓魔師）
• 殺せんせー/死神（暗殺教室）
• 一松（おそ松さん）
• 始皇帝・嬴政/漂（キングダム）
• 花宮真（黒子のバスケ）
• グレル・サトクリフ（黒執事）
• ルルーシュ・ランペルージ（コードギアス）
• 富樫勇太（中二病でも恋がしたい！）
• キング（七つの大罪）
• 坂口安吾（文豪ストレイドッグス）

忍足謙也と氷帝学園の忍足侑士は、従兄同士の関係にあります。忍足謙也と忍足侑士の父親が兄弟で、忍足謙也の父親が弟、忍足侑士の父親が兄という兄弟関係となっています。そのため、忍足謙也と忍足侑士は幼いころから仲がよく、忍足侑士の口からは、忍足謙也の幼稚園のころのかわいいエピソードが語られています。また、忍足謙也と忍足侑士は生まれた年が同じため、学年が一緒です。

しかし、通っている学校が違うため、テニスの試合をする際には別々のチームでの戦いとなります。忍足謙也も忍足侑士も、全国大会のレギュラーメンバーとして出場する実力があるため、もし同じ学校に通っていれば、同じチームでダブルスを組むこともあったかもしれません。忍足謙也と忍足侑士は、通っている学校は違いますが、今も仲が良いことが分かっています。

新テニスの王子様の公式キャラクターガイド『ペアプリ』のvol.3では、3日に1度は電話をかけてたわいもない会話をしたり、2人で出かけることもしばしばあることが明かされました。忍足謙也と忍足侑士の父親は、2人とも医者をしています。そのため、テニスの王子様（テニプリ）の漫画読者とアニメ視聴者からは、息子である忍足謙也と忍足侑士も、将来は医者になるのではないかと予想されることが多いようです。

白石蔵之介は、忍足謙也のテニス部のチームメイトであると同時に、学校のクラスメイトでもあります。クラスが3年2組のことから、テニスの王子様（テニプリ）のファンからは"3-2"というグループで扱われています。クラスも部活も同じため、白石蔵之介の口からは、忍足謙也の普段の生活態度が語られる場面もあります。

授業中に変わった消しゴムを使用しているという、忍足謙也のかわいいエピソードは、白石蔵之介の口から語られています。忍足謙也と白石蔵之介は試合で対戦したこともあり、その様子は新テニスの王子様の脱落タイブレークマッチにて描かれました。その時の勝負では白石蔵之介が勝利し、忍足謙也は脱落組へ振り分けられました。

西のスーパールーキーと呼ばれている四天宝寺中の遠山金太郎は、忍足謙也と仲の良い人物の1人です。忍足謙也が先輩、遠山金太郎が後輩という関係にありますが、先輩である忍足謙也を呼び捨てにする仲です。忍足謙也はそのような遠山金太郎を叱るそぶりはなく、むしろ「金ちゃん」と呼んでかわいい後輩として接しています。

遠山金太郎は、実物の越前リョーマに会うまで、彼のことを「指から毒素を出す三つ目の大男」と思っていました。このような認識にいたった経緯には、忍足謙也が関係していると考えられます。忍足謙也は、従兄である忍足侑士との会話の中で越前リョーマのことを聞き、それを遠山金太郎に話したのだと予想されます。その際に、どこかで誤った情報が紛れ込み、遠山金太郎の越前リョーマ像ができあがった可能性が考えられます。

青学の手塚国光と渡り合う実力を持つ千歳千里も、忍足謙也と関わりの深い人物です。全国大会の準決勝の試合前に行われた、忍足謙也と千歳千里の掛け合いは、忍足謙也の名シーンの1つとなっています。青学との対決となった準決勝のダブルス2では、はじめ忍足謙也と財前光のペアで出場することになっていました。

しかし、青学がダブルスのメンバーに手塚国光を投入してきたことで、四天宝寺中はペアのメンバーを忍足謙也から千歳千里に変更することにします。大事な試合で出場を取り上げられてしまった忍足謙也ですが、忍足謙也はその決定に抗議することはありませんでした。千歳千里が手塚国光と対戦したいと知っていた忍足謙也は、「強い奴がコートに立つのは当たり前」といって、快く千歳千里を送り出したのでした。

財前光は、全国大会での準決勝で、忍足謙也とダブルスペアを組むはずだった人物です。しかし、千歳千里が手塚国光と戦いたいということを知っていた忍足謙也は、ダブルスの出場権を千歳千里に譲ります。そのため、忍足謙也と財前光のペアは流れてしまいました。

財前光とそのような関係の忍足謙也は、財前光がテニス部に所属するきっかけとなった人物です。その経緯は、『誕生！部長 白石蔵ノ介』のOVAにて明かされています。忍足謙也が2年生にあがったとき、テニス部には新入部員が1人も入りませんでした。そのため、忍足謙也は1年生を勧誘することになります。

そこで目をつけられたのが財前光でした。当時、どの部活にもはいっていなかった財前光をテニス部に入部させようと、忍足謙也はあらゆる手を尽くします。時にはコミカルな演出を使い、財前光の気を引こうとしますが、財前光はなかなか動じてくれません。しかし、そのような忍足謙也の努力の甲斐もあり、財前光はテニス部に入部することにしたのでした。

全国大会の準決勝では、忍足謙也の四天宝寺中と越前リョーマの青学が対戦することになりました。しかし、その大会では、忍足謙也と越前リョーマは関わる機会はありませんでした。忍足謙也と越前リョーマが同じフィールドに立つことになったのは、新テニスの王子様でのU-17日本代表脱落者の集まりでした。

脱落マッチで敗北した忍足謙也は、U-17日本代表の合宿所を去ることになるかと思われました。しかし、合宿の裏コーチである三船入道によって、忍足謙也や越前リョーマといった脱落メンバーが集められました。そこで忍足謙也は越前リョーマと出会い、共に三船入道のスペシャル任務をこなしていくことになります。

忍足謙也のプレイスタイルは、テニスの王子様（テニプリ）の公式からカウンターパンチャーだと発表されています。このカウンターパンチャーは、実在のテニスでも使用されているテクニックで、自分からは攻撃を仕掛けずに、相手のミスを拾って点をとる戦い方とされています。具体的には、粘り強くストロークを続け、相手をコート前に詰めさせたところでロブやパッシングなどのカウンターを繰り出します。

そのようなテクニックのため、我慢強い性格の人に向いている戦法として知られています。忍足謙也はスピードがある選手のため、この戦法にはまった相手は、体力を削られ忍足謙也の速さについていけなくなることでしょう。

忍足謙也は「浪速のスピードスター」の異名を持つ、スピード重視のプレイをする選手です。テニスの王子様（テニプリ）の作中では、不動峰の神尾アキラもスピードを生かしたテニスをするキャラクターとして知られていますが、忍足謙也はその神尾アキラさえもを凌ぐスピードの持ち主として描かれています。全国大会の準々決勝では、忍足謙也の四天宝寺中と神尾アキラの不動峰の対戦となりました。

その戦いでは、神尾アキラに圧倒的差を見せつけ、神尾アキラに棄権させるほどでした。神尾アキラは、全国大会以前に、都大会予選で青学の海堂薫と戦っています。その時、神尾アキラは、海堂薫のスネイクに軽々とついていくスピードと体力を見せました。そのような神尾アキラのスピードをさらに上回る忍足謙也は、テニスの王子様（テニプリ）の登場キャラクターの中でも屈指の速さの持ち主といえるでしょう。

スピード能力が特に高い評価を受けている忍足謙也ですが、パワーに関しても引けをとらないのではないかと予想されます。その理由は、不動峰の石田鉄が放った波動球を易々と打ち返しているからです。石田鉄は以前、青学のパワー型プレイヤーである河村隆と対戦しています。その際に、河村隆は石田鉄の波動球に苦戦させられました。

それほどのパワーを秘めている石田鉄の波動球を、忍足謙也は打ち返しています。忍足謙也は「浪速のスピードスター」という異名もつけられているように、速さがうりの選手です。そのため、他の能力が引き合いに出されることは少ない傾向にあります。普段、忍足謙也のスピード以外の能力は見落とされがちとなっていますが、このようなエピソードを考察すると、忍足謙也はパワーにおいても優秀な選手といえるでしょう。

テニスの王子様（テニプリ）に登場するキャラクターは、それぞれに得意技を持っています。越前リョーマならツイストサーブ、忍足侑士なら羆落としなどが相当します。しかし、忍足謙也は出番が少ないこともあり、そのような必殺技が披露されているシーンがありません。テニスの王子様（テニプリ）の公式設定でも、忍足謙也が固有する必殺技について公開されておらず、得意技においては"スピードテニス"とされています。

現在は、そのように忍足謙也の必殺技は作中に登場していません。しかし、テニスの王子様（テニプリ）のバレンタイン恒例企画『バレンタイン・キッス』では、2021年版のキャラクターとして採用されるほどの人気を誇っているため、忍足謙也の必殺技が今後登場する可能性もあるかもしれません。

全国大会の準々決勝で、忍足謙也は不動峰の神尾アキラと石田鉄と対戦しました。そのとき、忍足謙也は石田銀とダブルスを組んでおり、忍足謙也と神尾アキラのスピード対決と、石田銀と石田鉄の兄弟対決が見どころとなりました。神尾アキラは、以前青学の海堂薫をスピードと体力で苦戦させた相手です。

忍足謙也との対決も、その速さを生かした戦いになるかと思われましたが、神尾アキラ以上の忍足謙也のスピード能力に、不動峰ペアは不利な状況となってしまいました。そのような盤面となったことで、神尾アキラは猛獣のオーラを放ち、逆転を狙います。最後まで戦意を失わない神尾アキラと石田鉄のペアに、忍足謙也と石田銀は奥の手を使うことにしました。

忍足謙也と石田銀は、自らに課せていたパワーアンクルを外したのです。神尾アキラは忍足謙也の速さに圧倒されていましたが、それはハンデをつけたうえでの状態だったのでした。そして、パワーアンクルを外した四天宝寺中の2人の強さに敗北を覚えた神尾アキラと石田鉄は、その試合を棄権し、ダブルス2の戦いは四天宝寺中の勝利で幕を閉じました。

3対0で不動峰にストレート勝ちした四天宝寺中は、準決勝に勝ち進み、青学と戦うことになります。この試合で、忍足謙也は財前光とダブルス2として出場するはずでした。しかし、監督の渡邊オサムは、忍足謙也を下げて千歳千里を出場させることにします。この決定は、千歳千里が青学の手塚国光との試合を望んでいたことが理由でした。

決勝に進むための大事な試合は、選手であれば誰もが出場したいところでしょう。しかし、忍足謙也は千歳千里と監督の意向を汲み、出場権を千歳千里に渡します。この時、忍足謙也が口にした「強い奴がコートに立つのが当たり前」というセリフは、彼の仲間想いな一面を垣間見ることができる言葉となっています。

新テニスの王子様で、忍足謙也はチームメイトである白石蔵ノ介と戦うことになりました。忍足謙也は、U-17日本代表の選抜合宿に参加します。合宿では脱落タイブレークマッチが行われ、対戦相手に負けた選手は合宿から撤退するというルールが課せられました。忍足謙也がそのとき対戦相手として戦ったのが、白石蔵ノ介です。

しかし、忍足謙也ははじめ、白石蔵ノ介と堂々と戦うことができませんでした。その理由は、忍足謙也が2年生だったときの全国大会にありました。忍足謙也は当時シングルス3の選手として選ばれましたが、試合に負けてしまい、シングルス1だった白石蔵ノ介まで試合を繋げることができませんでした。その後悔を引きずっていた忍足謙也は、脱落タイブレークマッチで白石蔵ノ介にわざと勝ちを譲ろうとします。

忍足謙也のその思惑に気づいた白石蔵ノ介は、試合中に当時の悔しかった気持ちを忍足謙也に打ち明けます。その言葉を聞いた忍足謙也もまた、「今さら言うな」と、本音を明かしました。そうして、心につっかえていたわだかまりを全て出し切った忍足謙也と白石蔵ノ介は、改めてまっさらな気持ちで試合を開始します。その結果、忍足謙也は白石蔵ノ介に破れ、U-17日本代表の脱落組に加わることになります。

U-17日本代表の選抜合宿のバッジ奪還戦では、忍足謙也と青学の桃城武のダブルスペアの戦いが描かれました。脱落タイブレークマッチで、白石蔵ノ介に敗れた忍足謙也は、脱落組となります。そのまま合宿を退去することになるのかと思いきや、そこでは合宿へ復活するための特訓が待っていました。裏コーチである三船入道の指導のもと、忍足謙也は苦手なバランス感覚を克服し、U-17日本代表選抜合宿に戻ってきました。

そこで、忍足謙也はバッジをかけて他の参加メンバーと対決することになります。そのとき、忍足謙也がダブルスのペアとして組むことになったのが桃城武でした。対戦相手は四天宝寺のOBである原哲也と平善之で、忍足謙也は桃城武と力を合わせ先輩2人に立ち向かいます。そして、勝利した忍足謙也と桃城武は、無事No.19のバッジを手にすることができたのでした。

忍足謙也の名言「浪速のスピードスター…」は、全国大会の準々決勝で、忍足謙也が神尾アキラに言った言葉です。神尾アキラは、忍足謙也と同じくスピードに自信のある選手です。青学の海堂との戦いでは、そのスピードによって、海堂薫を苦戦させました。しかし、忍足謙也との能力と比べると、神尾アキラのスピードの方が一歩劣っていました。忍足謙也は、自分と同じ能力を持つ神尾アキラに、このセリフを放ち牽制しました。

全国大会の準々決勝で不動峰に勝利した忍足謙也は、その後も自身が選手として選ばれると確信していたことでしょう。しかし、準決勝の相手である青学が、ダブルスに手塚国光を投入したことで、その流れは変わります。手塚国光との対戦を望む千歳千里のため、忍足謙也は戦いから身をひくことにするのでした。普段は「かわいい」と言われることの多い忍足謙也ですが、このシーンでは「かっこいい」というファンの声があがっています。

忍足謙也は、明るくかわいいキャラクターで人気となっています。また、アニメでは人気声優の福山潤さんが声を担当していることで、さらにファンを増やしました。こちらの方のツイートでは、福山潤さんが担当した代表作キャラクターに、忍足謙也の名前をあげられています。

こちらの方は、忍足謙也と白石蔵ノ介の関係性が良いと感想をあげられています。忍足謙也と白石蔵ノ介は、テニス部のチームメイト兼、クラスメイトという関係にあります。そのため、部活での姿だけでなく、教室での顔も知っている仲となっています。

忍足謙也は、全国大会の準決勝で、千歳千里に出場権を譲る優しさを見せています。それまで、自分の力で勝ち抜いてきたことを考えると、優勝を目前にして試合に出場できない悔しさは相当なものでしょう。仲間の気持ちを慮る忍足謙也の姿は、作品ファンに感動を与えています。

テニスの王子様（テニプリ）に登場する忍足謙也について紹介してきました。忍足謙也は「浪速のスピードスター」の異名を持つ四天宝寺中の選手で、スピードを生かしたプレーをするキャラクターです。豊かな表情や、仲のいい人物が明かしたエピソードにより、漫画読者やアニメ視聴者からは「かわいいヘタレキャラ」という印象をもたれているようです。

声優は、おそ松さんの松野一松や、暗殺教室の殺せんせーの声を担当している福山潤さんがキャストされています。また、忍足謙也は氷帝学園の忍足侑士と従兄の関係にあり、頻繁に電話をしたり、一緒に出かけるほど仲がいい人物として知られています。忍足謙也は、テニスの王子様（テニプリ）の新シリーズ・新テニスの王子様にも登場しているので、忍足謙也の活躍を見たい人はジャンプスクエアを手に取ってみてください。