【ヒロアカ】四ノ森避影はOFAの四代目継承者！危機感知の個性や死因も調査

「ヒロアカ」にて、謎多き人物として注目された四ノ森避影。ワンフォーオールの四代目継承者であり、彼の死因は謎とされてきました。一方で、ワンフォーオールとの関係が示唆され、ある重大な事実が隠されていました。以下では、「ヒロアカ」の四ノ森避影のプロフィールや個性、能力を紹介します。その他四ノ森避影の死因や顔の傷の理由、アニメ声優などもまとめました。

「僕のヒーローアカデミア」は、2014年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている堀越耕平先生のヒーロー漫画です。単行本は、2023年2月時点で計37巻が刊行されています。2015年からは、「ジャンプ＋」にてスピンオフ作品「僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!」が連載される等、関連作品も複数発表されています。

超常能力を持たない無個性の主人公が最高のヒーローへと成長していく姿を描いた「ヒロアカ」。アメコミのヒーロー作品を意識した演出や、人を救うことをテーマにした作風が人気に火をつけました。連載初期から高い注目を集め、「少年ジャンプ」の看板作品にも数えられています。「ヒロアカ」の人気は国内にとどまらず、アメリカ・フランスでも熱狂的な支持を集めており、日本漫画を代表する作品となっています。

主人公・緑谷出久（デク）は、世界の平和を守るオールマイトに憧れ、ヒーローを目指します。しかし、デクは超常能力のない無個性でした。周囲からは、ヒーローはおろか、雄英高校ヒーロー科への進学すら難しいといわれます。それでも、ヴィランに襲われた仲間を救うべく、果敢に立ち向かう姿はヒーローそのものでした。オールマイトにヒーローの素質を認められたデクは、彼の後継者に指名され、ヒーローを目指します。

OFA（ワンフォーオール）の四代目継承者で、漫画31巻303話～304話にて登場しました。作中では、デクのワンフォーオールの面影にて本格的な登場を果たしています。デクの前では落ち着いた雰囲気をかもしながら、お茶目な一面もみせています。個性は危機感知の能力で、後にワンフォーオールも継承しています。ワンフォーオールの保持期間は18年間で、八代目継承者・オールマイトに次ぐ長さです。

ヒロアカの四ノ森避影の危機感知の個性は、敵の存在や攻撃を知らせる能力です。戦闘面では有効な個性である一方、条件によっては能力が発現しないこともあります。また、発現するたびに身体に負荷がかかります。発現したばかりのデクもそれらの反動に苦しみました。以下では、「ヒロアカ」の四ノ森避影の危機感知の個性や能力をまとめました。また、デクが危機感知能力を初めて使用したシーンもあわせて紹介します。

四ノ森避影の危機感知の個性は、敵の居場所や自分に向けられた攻撃を感知する能力です。この個性は、自分の意思に関係なく敵を感知した際に自動的に発現され、警鐘として現れます。一方で身体的負担が大きく、激しい頭痛に襲われたり、意識が朦朧とすることもあります。また、危機感知の個性は、敵意・悪意のある攻撃にしか反応しません。そのため、害のない状態で敵に近づかれても、発現しないケースもあります。

デクが危機感知の個性を初めて発現したのは、超常解放戦線の戦いでした。デクを庇った爆豪が、死柄木弔の攻撃を受けて身体を貫かれる重傷を負います。怒りに我を忘れたデクは、それらが引き金となって危機感知の個性を発現しました。警鐘を鳴らす音が聞こえ、ノートに記されていた危機感知を思い出します。同時に、危機感知の発現に伴う身体の負担に襲われ、デクは戸惑いを覚えます。

まだ、訓練前の段階だったため、この時のデクは危機感知の個性をコントロールできない状態でした。そのため、発現時に頭痛を感じたり、意識がもうろうとするなどの症状が現れ、デクの体力を削ります。2度目の発現となった荼毘との戦いでは、身体の負担がさらに大きくなります。危機感知の発現の反動によりデクは激しい頭痛に襲われ、身動きが取れなくなってしまいます。

当然の発現に苦しめられたデクでしたが、危機感知の個性もオールマイトとの訓練を経て、コントロールできました。危機感知の個性は、敵の動きを察知する戦闘の補助的な能力であり、この個性自体に攻撃力はありません。しかし、ある程度の予測ができることは戦いを有利に進めることができ、デクの欠かせない能力となるでしょう。

「ヒロアカ」の謎と言われてきた四ノ森避影の死因。ワンフォーオールの四代目継承者でありながら、彼の晩年はオールマイトの手で意図的に隠されました。実は、四ノ森避影の死因はワンフォーオールの謎と関係し、重大な秘密が隠されていました。以下では、ヒロアカの四ノ森避影の死因や、彼の特徴である顔の傷の理由などを、考察を交えながら紹介します。

オールマイトがまとめた歴代継承者のノートには、それぞれの生涯や個性について書かれていました。ノートには、四代目～七代目継承者の詳細が記されるも、四ノ森避影の欄だけ途中で終わっていました。また、オールマイトの素振りから、四代目の死因は彼によって意図的に隠されました。なぜ、四ノ森避影の死因を隠す必要があったのでしょうか。その理由は、四代目の死因はワンフォーオールの宿命に関わることだからです。

ワンフォーオールは、受け継がれるたびに能力が強化され、前任者の個性も同時に継承されます。無個性者は、継承された能力を自身の個性にすることができ、身体の強化を図ることができます。一方、個性を持つ者が継承した場合は、身体の許容量を超えてしまいます。そのため、無個性者に比べて身体の負担が大きく、己の寿命を縮めるリスクがありました。

このような考察から、ワンフォーオールの継承者は、早くに死亡するといわれています。しかし、継承者の早死は、身体の負担が少ないとされる無個性者にも当てはまります。オールマイトは、40年にわたってワンフォーオールを保持し続けたものの、彼も死も近いと思われます。四ノ森避影の死因を意図的に消したのも、継承者の過酷な現実に悲観した、またはこの事実をデクに知られたくない思いがあったでしょう。

ワンフォーオールの歴代継承者は、オールフォーワンに殺されたことが判明しています。一方、四ノ森避影は例外であり、40歳で亡くなっています。死因は老衰でした。一見するとおかしな表現ですが、継承者の身体の負担を考えると、納得がいくでしょう。能力を継承時、今の力ではオールフォーワンを倒せないと悟った四ノ森避影。彼は、次の後継者に将来を託すことを考え、自身は身体能力の底上げを目指します。

そこで、オールフォーワンとの戦いを避けるため、山奥に引きこもって仙人のような暮らしを続けました。過酷な修行生活は四ノ森避影の命を削り、老衰という形で息を引き取りました。歴代継承者で唯一、寿命を全うした四ノ森避影。しかし、彼の人生もまた過酷なものであり、オールフォーワンの継承者の悲運を表しているでしょう。

継承者が変わるごとに個性も増えていくワンフォーオール。個性が継承されるごとに、継承者の身体の負担が大きくなるリスクがありました。そのため、個性を持つ者が継承すると、身体の許容量を超えてる負荷がかかります。四ノ森避影も18年に及ぶ過酷な修行生活により、身体の負担がさらに大きかったと推測されます。顔の傷も、身体の負荷が限界に達した晩年に生じたものでした。

四ノ森避影の顔の傷は、彼の並みならぬ精神力を表現すると同時に、継承者の過酷な運命も強調しています。ワンフォーオールは、歴代継承者が命を削りながら受け継いできた、最強の個性と呼べるでしょう。

2015年に開始された「ヒロアカ」のアニメは、2023年3月時点で計6期が制作・放送されています。四ノ森避影の登場は、アニメ6期・18話（通算131話）です。この回は、ワンフォーオールの歴代継承者が集結し、ネット上でも大きな話題を呼びました。以下では、「ヒロアカ」の四ノ森避影のアニメ声優・森川智之さんのプロフィールや出演作品を紹介します。

四ノ森避影のアニメ声優・森川智之さんは、1967年生まれ、神奈川県出身の声優・歌手です。1987年に声優デビューしました。低く響く声質を生かし、二枚目から親父キャラまで幅広く演じています。声優アワードの受賞歴もあり、2015年には助演男優賞を、2019年には外国映画・ドラマ賞に選ばれました。

声優・森川智之さんの主な出演作品は、アニメ「戦国BASARA」片倉小十郎役、「ジョジョ4部」吉良吉影/川尻浩作役、「クレヨンしんちゃん」野原ひろし（2代目）役、「鬼滅の刃」産屋敷耀哉役などです。また、海外作品の吹き替えも多く、トム・クルーズやキアヌ・リーブス、ユアン・マクレガーをはじめとする海外俳優の担当声優を務めています。

ワンフォーオールの謎との関係が示唆された四ノ森避影。歴代継承者の中では異色の存在であり、彼の人生もまた過酷なものでした。しかし、継承者としての人生を受け入れた覚悟は、かっこいいと評されています。また、イケメンキャラでありながらギャグを披露するギャップも、人気に火をつけました。以下では、「ヒロアカ」の四ノ森避影に関する感想や評価を紹介します。

アニメ131話は、ワンフォーオールの歴代継承者が集合した豪華な回となりました。謎多き四代目・四ノ森避影も登場し、彼の壮絶な人生や死因が明らかにされました。四ノ森避影の人生が悲しいとの声が見られる一方、クールな感じが好きなどの感想も寄せられています。また、お茶目な一面を見せるなど、見た目とのギャップの大きさもファンを魅了しています。

「ヒロアカ」では珍しいクールな白髪キャラの四ノ森避影。原作漫画でもかっこいいと評されるキャラであり、アニメへの登場も注目を集めました。クールな見た目でありながらギャグも披露する、コミカルなキャラクター性が観る者の笑いを誘いました。一方、女性ファンからは、ヒロアカのかっこいいキャラクターとして人気を集めており、四ノ森避影がタイプとの声も見られます。

四ノ森避影といえば、ビジュアルがかっこいいだけでなく、声も良いとも評されています。四ノ森避影のイメージにぴったりな声質が、アニメファンを魅了しています。本編ではわずかな登場シーンでしたが、コミカルなやり取りで笑いを誘いました。また、四ノ森避影は、ワンフォーオールの謎を解く重要人物でもあり、四ノ森避影の登場回は、「ヒロアカ」の重要回にもなりました。

四ノ森避影がワンフォーオールを継承した年齢は、保持期間と享年から22歳前後と推測されます。継承した時点ですでに次の継承者のことを考えており、その後の人生はワンフォーオールの底上げに費やされました。四ノ森避影の人生は過酷とも呼べるでしょう。一方、己の使命を全うしたとも捉えられ、残りの人生をワンフォーオールに捧げた、四ノ森避影の強い覚悟を感じさせるでしょう。

ワンフォーオールの継承者のほとんどは、オールフォーワンとの戦いに敗れて亡くなっています。一方、死因が老衰だった四ノ森避影は、いずれ訪れるオールフォーワンとの戦いに備え、個性の鍛錬にいそしむ人生を選択します。ワンフォーオールを継承したために、四ノ森避影はそれらに人生を振り回され、わずか40歳で老衰のため亡くなりました。あまりにも過酷な人生に可哀そうとの意見も寄せられています。

四ノ森避影の人物像について、五代目の万縄からは「変人」と評されています。ある目的から俗世間を離れ、山奥で生活をしていた四ノ森避影。次の後継者のために修行に明け暮れる真面目な人物と思いきや、デクとの対面ではお茶目な一面をのぞかせています。シーンによっては四ノ森避影が変人だと思える描写もあり、多くの魅力に富んだキャラクター性が、観る者の注目を集めています。

「ヒロアカ」の四ノ森避影のプロフィールや個性・能力、死因や顔の傷の理由などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。ワンフォーオールの謎を解く鍵とされた四ノ森避影の死因。それは、オールマイトやデクにとっても過酷な内容でした。四ノ森避影の人生は、歴代継承者の中で悲運ともいわれています。しかし、次の継承者に向けて修行に明け暮れた日々は、四ノ森避影にとって満足のいく人生だったでしょう。