【ワンピース】自勇軍とはどんな組織?ドラゴンの若い頃や革命軍になった経緯を考察

自勇軍とは「ワンピース」の主人公ルフィの父親である、モンキー・D・ドラゴンがかつて率いていた組織で、革命軍の前身とされています。当記事ではドラゴンがかつて率いていた自勇軍が革命軍になったのはいつなのか、その経緯などをみていきます。さらに、自勇軍の隊長をしていた若い頃のドラゴンとベガパンクとの関係や元海兵説などを考察し、自勇軍にいた頃のドラゴンの謎や思想に迫っていきます。

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目次

  1. 自勇軍とはどんな組織?
  2. 自勇軍が革命軍になった経緯
  3. 自勇軍にいたドラゴンの若い頃
  4. 自勇軍にいたドラゴンの謎を考察
  5. 自勇軍に関する感想や評価
  6. 自勇軍まとめ

自勇軍とはどんな組織?

ワンピースの作品情報

当記事では「ワンピース」に登場するドラゴンがかつて率いていた、革命軍の前身「自勇軍」とはどんな組織だったのかを紹介していきます。そして、自勇軍が革命軍になった経緯やベガパンクとの関係、ドラゴンが自勇軍にいた若い頃をネタバレでみていき、ドラゴンの謎や思想についても考察していきます。まず、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

ワンピースの概要

「ONE PIECE(ワンピース)」は海賊を題材にした、尾田栄一郎先生による大人気漫画です。1997年に連載がスタートしてから、コミックは104巻(2023年2月現在)まで刊行されており、現在も連載中です。さらに、コミックの累計発行部数は5億1000万部(2022年8月時点)を突破する人気ぶりとなっています。そして、テレビアニメは1999年にフジテレビ系列にて放送が開始し、2023年現在も放送中です。

また、劇場版「ワンピース」シリーズは2023年現在までに15作品が公開となっています。そして、2022年に公開の最新作の劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」は同年8月6日~翌年1月29日までの間に、興行収入が国内では197億円、全世界では319億円をそれぞれ突破する大ヒットを記録しました。

ワンピースのあらすじ

幾多の海賊が海賊王の遺した「ひとつなぎの大秘宝」を目指し、偉大なる航路(グランドライン)に向かう大海賊時代がスタートします。東の海(イーストブルー)でも17歳の少年モンキー・D・ルフィが、海賊王になる夢を掲げて故郷を出航しました。ルフィは冒険の中で信頼できる仲間を得て、強敵を倒していきます。やがてルフィと仲間たちは「麦わらの一味」として、新世界でもその名を轟かせながら大海賊へと成長していきます。

自勇軍とは?

「ワンピース」の原作漫画1066話にて、ドラゴンが革命軍を率いる前、自勇軍という組織を率いていたことが判明しました。ドラゴンはモンキー・D・ルフィの父親で、現在は革命軍の総司令官を務めている人物です。ここで、22年前にドラゴンが率いていた「自勇軍」とは、義勇軍を元ネタにした軍隊ではないかと予想されています。

そもそも義勇軍とは国の正規の軍隊ではなく、外国との戦いのために軍隊として組織された民間の組織です。それなので、ドラゴンが当時率いていた自勇軍も、世界政府との戦いを目的に作られた民間の組織で、政府に反感を持つ者たちが集まって出来たのだと推察されています。

また、革命軍と自勇軍の違いについて、ドラゴンがベガパンクに戦える軍隊を作ると言って組織した、革命軍は打倒世界政府を掲げており、世界政府や天竜人を直接攻撃することもあります。

一方、自勇軍は当時、戦争嫌いと言われたドラゴンが率いていたことから、主にデモを起こすなどの間接的な戦い方をしていたと予想されています。そのため、革命軍と自勇軍の違いとは、おそらく世界政府や天竜人と直接戦うか、間接的に戦うかどうかなのではないかと考えられています。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

自勇軍が革命軍になった経緯

自勇軍が革命軍になったのはいつ?

ワノ国を出航したルフィたちは未来島「エッグヘッド」にて、天才科学者のベガパンクと出会います。そして、ベガパンクは22年前、バスターコールによって壊滅させられたオハラの跡地にて、ドラゴンと会ったときのことを麦わらの一味に語りました。

22年前、当時のドラゴンは「自勇軍」という組織を率いていました。そして、オハラ壊滅をきっかけに「戦える軍隊を作る」決意をしたドラゴンは、その年のうちにエンポリオ・イワンコフとバーソロミュー・くまと共に革命軍を組織したそうです。さらに、その回想シーンにて、33歳の若き日のドラゴンの姿が描かれ、その頃のドラゴンの顔にはまだ刺青がなく、その代わりに胸やズボンにマークがあることが明らかになりました。

そして、その回想シーンで描かれた革命軍の初期メンバーであるくまと、おそらくイワンコフも、ドラゴンと同じ服を着ています。そのため、彼らが着ている服はおそらく自勇軍の制服で、くまもイワンコフも元々ドラゴンが率いる自勇軍のメンバーだったと予想されています。そのことから、自勇軍は革命軍の前身であり、22年前に自勇軍が革命軍になったことが分かります。

革命軍が勢力をつけ始めたのはいつ?

22年前、ドラゴンは自勇軍から革命軍を立ち上げましたが、当時は資金不足の小規模の組織でした。ルフィ、エース、サボの幼少期が描かれた12年前の時点でも、戦う力がまだまだない組織であるとドラゴン自身が認めていました。ただ、その12年前のゴア王国のグレイターミナルの大火事の際、ドラゴンはそこの住人たちを避難させ、革命軍へと勧誘していました。

革命軍はそのようにして、世界政府と戦える力をつけるために人員を増やし、規模を大きくしていったことが分かります。ちなみに、12年前はドラゴンがオハラの生き残りであるニコ・ロビンを探し始めた時期でもあります。そのような革命軍が本格的に世界政府から目を付けられるようになったのが、8年前に開催された世界会議(レヴェリー)です。世界会議の場で以下のように、ドラゴンの名前が挙げられました。

革命家ドラゴン・・・
この男の思想は危険だ・・・
5・6年も経てば我々世界政府にとって大きな敵となり立ちはだかるだろう

革命軍が本格的に世界政府の脅威となる組織になるのは、現在から2~3年前あたりだと予想されていたことが分かります。また、2年前はちょうどルフィがフーシャ村を旅立った頃であり、原作漫画432話にてロビンも以下のように発言しています。そのことからも、8年前の世界会議での5~6年後に世界政府の脅威になるという予想通り、2年前の時点で革命軍が大きな勢力にまで成長したことがうかがえます。

 海賊というのは自分から政府や海軍を襲う事はないが
 今、「世界政府」を直接倒そうとしている力がある。
 それを革命軍といい、頂点に立つ男がドラゴン。
 世界中のいろんな国では今、その思想が広がって、
 王国に反乱を招き、いくつもの国が倒れている。
 政府は当然怒り、その黒幕のドラゴンを“世界最悪の犯罪者”として
 ずっと探しているが、ドラゴンは素性の片鱗すら全くつかめない

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自勇軍にいたドラゴンの若い頃

ドラゴンは22年前にベガパンクを勧誘したことがある

22年前、バスターコールもより壊滅させられたオハラの跡地に降り立ったベガパンクは、同じくクローバー博士と旧友だったドラゴンと遭遇します。そして、当時、自勇軍の隊長をしていたドラゴンは、自身の率いる組織にベガパンクを勧誘します。

しかし、ベガパンクの研究はかなり大規模で、多大なコストがかかります。その一方で、当時の自勇軍は規模も小さく、資金も乏しかったようです。そのため、ベガパンクは研究費用の不足を理由に、ドラゴンの誘いを断っていました。

ドラゴンは若い頃ロックスと似ていた?

モンキー・D・ドラゴンは、主人公ルフィの実の父親であり、ルフィの祖父である海軍本部の中将モンキー・D・ガープの息子とされています。しかし、ベガパンクの回想でドラゴンの若い頃の姿が明らかになり、ファンの間ではドラゴンの見た目が、ロックス・D・ジーベックと似ていると話題になっています。そこで、ドラゴンは実はロックスの息子で、ガープの養子または婿養子なのではないかという説が浮上しています。

ここで、ロックスとはカイドウ、ビッグマム、白ひげなど、後に大海賊として名を馳せることとなる者たちが、約40年前に所属していたロックス海賊団の船長だった大海賊です。非常に凶暴で好戦的な性格だったと語り継がれており、船員同士の仲が険悪で、争いが絶えなかったようです。そして、38年前にゴッドバレー事件が起き、ゴール・D・ロジャーと手を組んだガープによって、ロックス海賊団は壊滅させられました。

ベガパンクはオハラ跡地で会った際、ドラゴンに対して「戦争を嫌っていたお前がか?」と発言しています。そのため、もしドラゴンが本当にロックスの息子なら、好戦的な性格だった父親に嫌気が差しており、戦争嫌いになったのではないかと予想されているようです。

ドラゴンの顔の刺青は若い頃にはなかった?

ドラゴンは「ワンピース」作中での初登場当初から、顔の刺青が特徴的なキャラです。しかし、22年前のオハラ跡地に現れた33歳の姿では顔の刺青がまだありませんでした。そのため、ドラゴンの顔の刺青はオハラでベガパンクと会った後、革命軍を立ち上げたことで入れたと考えられています。

一方、そのシーンでドラゴンの服の胸元には星のマークが描かれており、ズボンにも2つのバツ印がありました。そのため、これらは自勇軍のマークなのではないかと予想されています。

ドラゴンは若い頃海軍の海兵だった?

ルフィの祖父であるモンキー・D・ガープは、海軍本部の中将で長年の功績から「海軍の英雄」とも呼ばれている人物です。ガープは幼いルフィやエースに対して、いつも「海兵になれ」と言っていました。そのため、息子であるドラゴンのこともそのように育てられ、自勇軍を率いる前のドラゴンが海軍に所属する海兵だった可能性も考えられると言われています。

そして、もしドラゴンが元海兵だったなら、革命軍を立ち上げる決意をする前のドラゴンが戦争嫌いだったことにも、関係があるのではないかと推察されています。

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自勇軍にいたドラゴンの謎を考察

ドラゴンが革命軍を立ち上げた時にルフィはまだ誕生していない?

ドラゴンは息子のルフィが誕生してから、革命軍を率いるようになったのではないかと予想していたファンもいたようです。しかし、ルフィは19歳なので、ドラゴンが革命軍を立ち上げた22年前にはルフィはまだ生まれていません。つまり、22年前よりも前に自勇軍の隊長となったドラゴンは、オハラ壊滅をきっかけに革命軍を作り、その3年後にルフィが誕生したことになります。

ドラゴンが東の海出身だとフーシャ村の人は知らない?

「ワンピース」の原作漫画586話で描かれた12年前のルフィ、エース、サボの幼少期のエピソードで、サボと出会ったドラゴンは自身がゴア王国の出身であることを明かしています。しかし、原作漫画440話にて、ルフィの賞金額が3億ベリーになった際、ルフィの故郷であるフーシャ村(東の海のゴア王国の中心部から離れたエリアにある村)の住人は、ルフィのことを「東一番の出世頭!3億の首」と言っていました。

ドラゴンは世界最悪の犯罪者と呼ばれる革命軍の総司令官です。そのため、当時のルフィの3億ベリーよりも懸賞金が低いはずがありません。そのため、意味深な発言をしていた村長のウープ・スラップ以外のフーシャ村の住人たちは、ドラゴンがゴア王国の出身であることも、東の海の出身であることも知らないのではないかと考えられています。

ドラゴンの思想

8年前の世界会議でドラゴンの名前が挙がり「この男の思想は危険だ」と言われていました。また、ロビンも2年前に、ドラゴンの思想について「世界中のいろんな国では今、その思想が広がって」と発言しています。世界会議で危険視され、様々な国に広がりつつあるドラゴンの思想とはどのようなものなのでしょうか?彼の思想がどのようなものなのかについて、まだ作中での具体的な言及はありません。

しかし、オハラの跡地でベガパンクと会った際のドラゴンが「おれは戦える軍隊を作る」「おれが世界を変えてやる」「クローバーの死は、オハラの意思は無駄にしない」と意味深な発言しています。クローバー博士とは考古学の聖地であるオハラにて、世界政府によって固く禁じられた歴史の本文(ポーネグリフ)の研究を秘密裏に行っていた考古学の権威です。

クローバー博士は「ある巨大な王国」について、以下のように発言した直後、CP9に撃たれました。ある巨大な王国の思想自体が世界政府にとっての脅威になることが分かります。そして、オハラ跡地のシーンで、ドラゴンがオハラの意思を継ぐと言っていることから、ドラゴンの思想とはクローバーが言っていた「ある巨大な王国の思想」に関連があるのではないかと予想されています。

その王国の"存在"と"思想"こそが、お前達『世界政府』にとっての脅威ではないのか!!!

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自勇軍に関する感想や評価

「ワンピース」に登場するドラゴンの元海兵説を推しており、海兵時代に様々なことを経験し、自勇軍を作ったのではないかという予想となっています。

自勇軍から革命軍になったのが22年前だと判明し、その後にルフィが誕生していることから、ルフィがガープに預けられた経緯が気になるそうです。さらに、自勇軍の頃にドラゴンが胸に付けていた星のマークも気になるという感想となっています。

自勇軍が革命軍になってから、3年後にルフィが誕生していることから、ルフィの母親は革命軍のメンバーなのではないかと予想されています。さらに、ドラゴンの顔のタトゥーや自勇軍の頃に足に付けていたマークも気になるそうです。

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自勇軍まとめ

以上、国民的な人気漫画「ワンピース」に登場する、ドラゴンがかつて率いていた自勇軍についてみてきました。そして、原作漫画1066話より、オハラ壊滅がきっかけで自勇軍が革命軍になったのは22年前で、ルフィが誕生する前であったことが判明しました。さらに、22年前にドラゴンはベガパンクを勧誘していたことや、若い頃のドラゴンにはまだタトゥーがないことなどが分かりました。

また、若い頃のドラゴンがロックスに似ていると話題になっていることや、元海兵説が浮上していることも判明しました。さらに、革命軍が力をつけ始めたのは2~3年前ですが、8年前の世界会議の際にすでにドラゴンの思想が危険視されていました。そして、そのドラゴンの思想について、ある巨大な王国の思想と関連がある可能性が考えられていることも分かりました。

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