【後宮の烏】烏妃(うひ)は実在した人物?正体や烏漣娘娘との関係をネタバレ

「後宮の烏」に登場している烏妃(うひ)は、実在した人物ではないか?と話題になっていました。ストーリーの中では、柳寿雪(りゅうじゅせつ)が務めている烏妃の正体や烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)との関係などが徐々に明らかになり、注目を集めていました。この記事では、「後宮の烏」の主人公の烏妃が実在した人物なのか?だけでなく、彼女たちの歴史や正体などをネタバレを含みつつ紹介していきます。

【後宮の烏】烏妃(うひ)は実在した人物?正体や烏漣娘娘との関係をネタバレのイメージ

目次

  1. 烏妃(うひ)とは?
  2. 烏妃は実在した人物?元ネタを考察
  3. 烏妃の正体や烏漣娘娘との関係
  4. 烏妃に関する歴史を考察
  5. 烏妃に関する感想や評価
  6. 烏妃のネタバレまとめ

烏妃(うひ)とは?

烏妃(うひ)とは、2022年にテレビアニメ化された「後宮の烏(こうきゅうのからす)」に登場している妃のことです。他の妃とは全く違った役割を担っているため、ファンの間でも正体などが話題になっていました。実在した人物がモデルになっているのかなども、注目されています。烏妃を掘り下げる前に、「後宮の烏」の作品情報などを紹介していきます。

後宮の烏の作品情報

後宮の烏の概要

テレビアニメの続編が期待されている「後宮の烏」の原作は、白川紺子(しらかわこうこ)さんのライトノベル小説です。後宮の謎を明らかにしていくミステリー作品でもありますが、恋愛要素も含まれた小説になっています。原作の小説は、2022年の4月に完結していました。

後宮の烏のあらすじ

夏高峻は、幼い頃に母親と友人を奪った皇太后から皇帝の座を奪います。即位した夏高峻はある日、後宮の奥深くに住む烏妃に会いに行きました。烏妃の柳寿雪(りゅうじゅせつ)は、突然訪ねてきた夏高峻の頼みを断ります。夏高峻は、その後も烏妃に会いに行き、後宮内での問題を解決して欲しいと頼みました。

烏妃とは?

「後宮の烏」に登場している烏妃とは、一体どのような存在なのか?を紹介していきます。後宮に住んでいる妃は、基本的に皇帝の子供を授かるために夜伽(よとぎ)をします。しかし、烏妃は皇帝と枕を共にすることのない特別な妃なのです。ストーリーの中で烏妃は、後宮の中でも奥に位置する夜名宮(よめいきゅう)という場所に住んでいました。現在の王朝では、主人公の柳寿雪が烏妃を務めています。

子供を持つことも、皇帝と結婚することもない烏妃は、代々何も望まずに後宮のためにあるモノとされていました。夏高峻が皇帝になる前の欒(らん)王朝では、100人以上の烏妃がいたことが判明しています。柳寿雪の前の烏妃は、麗娘(れいじょう)という女性です。先代の烏妃の中には、皇帝を殺そうとした者や境遇を憂いて自ら命を絶った者もいました。代々烏妃は、不思議な術を使い後宮と皇帝を救う役割があります。

TVアニメ「後宮の烏」公式サイト

烏妃は実在した人物?元ネタを考察

考察①世界観の元ネタは古代中国の神権政治?

「後宮の烏」の烏妃は実在した人物なのか?ネタバレを含みつつ紹介していきます。ストーリーの世界観は、古代中国の神権政治(しんけんせいじ)である可能性が高いです。烏妃は、祭祀(さいし)を務める冬の王でもあり、烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)に仕える巫婆(ふば)でもありました。実際に中国の歴史にも、実在した歴代の皇帝や王たちが祭祀を行っていた記録が残されています。

歴代の皇帝や王が祭祀を行っていただけでなく、中国最古の王朝では占いや生贄が重視されていた時代があったのです。「後宮の烏」の世界観も同じように、冬の王である烏妃が祭祀を務めるだけでなく、不思議な術を使って後宮と皇帝を助けています。神権政治が元ネタになっていると考えられる理由は他にも、神々が住んでいるとされている幽宮(ゆうきゅう)や、鼇神(ごうしん)という神話的な要素が満載になっているからです。

考察②古代中国には「巫」という女性がいた?

古代中国がモデルになっていると言われる理由は、巫(ふ)という立場の女性が実在したからです。巫は、巫女として祭祀などに参加していただけでなく、占いなどにも精通していました。巫女の神託を受けて、敵から国を守ったとされているのが、三国志の蜀(しょく)に仕えた黄皓(こうこう)という人物です。黄皓は宦官(かんがん)の男性でしたが、このような実在した人物たちが烏妃のモデルになったと考えられています。

考察③歴史上の後宮の妃のランク

「後宮の烏」のストーリーの中では、烏妃の他にも多くの妃が登場していました。モデルになったとされている中国の歴史にも、多くの妃がいたと記されています。「後宮の烏」の世界では、烏妃を除いて鴦妃(おうひ)と鵲妃(じゃくひ)と鶴妃(かくひ)と燕夫人(えんふじん)という妃がいました。そして、中国の歴史上の後宮にも「後宮の烏」と同じように四婦人(よんふじん)と呼ばれる妃たちがいたのです。

実際に中国の後宮には、貴妃(きひ)と淑妃(しゅくひ)と徳妃(とくひ)と賢妃(けんひ)という妃がいました。「後宮の烏」の妃たちは、四婦人をモデルにそれぞれ鳥に関連した名前が付けられていると考えられます。

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烏妃の正体や烏漣娘娘との関係

考察①烏妃は烏漣娘娘に仕えていた巫婆の末裔?

「後宮の烏」の考察①烏妃は烏漣娘娘に仕えていた巫婆の末裔?を紹介していきます。烏漣娘娘とは、万物の命と夜を司っている女神だと紹介されていました。その烏漣娘娘に選ばれた烏妃は、かつて女神に仕えていた巫女の末裔なのです。後宮の中には、烏妃のことを不死身だと思っている人々もいました。しかし、柳寿雪のように不思議な術が扱えるという点以外は、烏妃も他の人間と変わりません。

巫女の末裔ということもあり、烏妃たちは体内に烏漣娘娘を宿しています。普段は烏妃の中に宿っているだけの烏漣娘娘ですが、新月の夜は外へ出ることが判明していました。新月の夜になると、烏漣娘娘は烏妃の身体を抜け出して夜空を舞うのです。烏漣娘娘が夜空を飛び回る一方で、烏妃の身体には耐えがたい苦しみと痛みが押し寄せます。烏妃に選ばれた女性は、巫女として心も身体も烏漣娘娘に支配されることになるのです。

考察②烏妃は冬の王だった?

「後宮の烏」の考察②烏妃は冬の王だった?をネタバレを含みつつ紹介していきます。現在の皇帝の夏高峻が治める霄(しょう)の国には、かつて冬の王と夏の王がいたことが判明していました。男性が夏の王で、女性が冬の王とされています。現在の皇帝の夏高峻は、政治などを担当していた夏の王と同じ存在です。そして、祭祀などを担当していた冬の王が、現在の烏妃と同じ存在になっているのです。

夏の王は、血筋で選ばれる風習がありましたが、冬の王は現在と同じように神託で選ばれた巫女がなっていました。過去の霄の国では、夏の王の政治力と冬の王の祭祀や不思議な力で国を守っていたとされています。しかし、「後宮の烏」で描かれた現在の霄の国には冬の王という存在はありませんでした。そのため、烏妃の正体は、かつての冬の王ということになります。

考察③冬の王としての役割

「後宮の烏」の考察③冬の王としての役割を紹介していきます。冬の王は、烏漣娘娘の加護を受けた巫女として祭祀を務める役割がありました。冬の王の正体は、烏漣娘娘の加護を受けた巫女(烏妃)ということが判明しています。そのため、冬の王として不思議な術を使い占いや死者を弔うなど色々な問題を解決していた可能性が高いです。

考察④烏妃の前王朝での人数

「後宮の烏」の考察④烏妃の前王朝での人数をネタバレを含みつつ紹介していきます。ストーリーの中で登場していた封一行(ほういちぎょう)という人物が、自分の知っている烏妃と王朝の情報を明かしていました。巫術師(ふじゅつし)として前王朝に仕えていた封一行が語った歴代の烏妃の数は、100人を超えています。主人公の柳寿雪は、136人目の烏妃であることが判明しています。
 

冬の王でなくなった巫女王が、約300年の間で130代以上の代替わりをしていたのです。正体が神だと判明した封宵月(ほうしょうげつ)は、後宮に潜入し妹の烏漣娘娘を救い出す方法を探していました。そのため、歴代の烏妃の暗殺を目論んでいたのです。実際に封宵月が暗殺を実行したのか?は、描かれていません。封一行の語った烏妃の中には、自殺した者や再び王になろうと皇帝を襲った人物もいたことが明らかになっていました。

考察⑤烏妃は全て同じ能力を持っていた?

「後宮の烏」の考察⑥烏妃は全て同じ能力を持っていた?を紹介していきます。歴代の烏妃の人数などは、監視役を務めていた封一行が語っていました。しかし、過去の烏妃たちが主人公の柳寿雪と同じ能力を持っていたのかは、明らかにされていません。主人公の柳寿雪は、烏漣娘娘の加護を受けて呪詛や幽霊と幽鬼たちと意志の疎通ができます。他にも、幽霊を成仏させるだけでなく、死者の魂を召喚することもできます。

歴代の烏妃の能力が同じかは不明ですが、柳寿雪が前王朝の血筋ということもあり、より多くの技を扱えるのではないか?と考えられています。柳寿雪が呪殺などをしているシーンはありませんが、皇帝を暗殺しようとした烏妃は、呪術を使った可能性が高いです。

考察⑥烏妃が選ばれる方法

「後宮の烏」の考察⑥烏妃が選ばれる方法をネタバレを含みつつ紹介していきます。冬の王の正体を隠して烏妃という形で隠した皇帝たちは、その力を恐れながらも独占していました。後宮から烏妃が出れないように結界を張り、特別な地位を与えたのです。夏の王である皇帝の血筋が変わっても、烏妃は生きている限り代替わりをすることはありませんでした。烏妃は、星星(しんしん)という特別な鳥が選ぶことになっています。

星星は、柳寿雪と行動を共にしている金色の鶏です。金鶏伝説という実在する書物がモデルになっていると考えられている星星は、烏漣娘娘の意志を受け継いでいる可能性があります。

考察⑦烏妃である寿雪はひっそりと暮らしていた?

「後宮の烏」の考察⑦烏妃である寿雪はひっそりと暮らしていた?を紹介していきます。柳寿雪は、代替わりしたての烏妃で、孤独に夜名宮の中で生活していました。政治的な権力もない烏妃は、孤独に生きるように先代の麗娘(れいじょう)から教えられていたのです。1人で生活していた柳寿雪でしたが、ストーリーの中で九九(じうじう)という女性を侍女にしています。

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烏妃に関する歴史を考察

考察①夏の王が冬の王を殺害する

烏妃に関する歴史を考察①夏の王が冬の王を殺害するをネタバレを含みつつ紹介していきます。夏の王と冬の王は、共に役割を分担して平和に国を納めていました。しかし、夏の王の手によって冬の王が殺害されたことにより、国が分断してしまったのです。夏の王の勢力と冬の王の勢力は、何百年もの間争い続けました。そしてついに、どちらの王も歴史の中に埋もれ、皇帝と烏妃という存在が生まれたのです。

考察②欒夕が現れる

烏妃に関する歴史を考察②欒夕(らんゆう)が現れるを紹介していきます。欒夕は、かつて国を統一した皇帝です。奴隷として生きていた香薔(こうしょう)は、欒夕に救われます。欒夕は、香薔が烏漣娘娘に選ばれた冬の王だと知っていたのです。そして、欒夕は軍を率いて新たな王朝を立ち上げました。長い戦いの末に、再び国には夏の王と冬の王が治める時代がやってきます。

考察③香薔が烏妃になる

烏妃に関する歴史を考察③香薔が烏妃になるをネタバレを含みつつ紹介していきます。欒夕は、再び2人の王が国を治めることで、争いが生まれると考えました。そのため、自らを皇帝と名乗り、香薔を烏妃という立場にしたのです。冬の王と名乗ることを禁じられた香薔は、後宮の奥の夜名宮で烏漣娘娘を守る存在としてひっそり暮らすことになります。そして、自らも出られないように結界を後宮に張ってしまいました。

香薔が張った結界は、外に出れば死ぬという呪いです。冬の王と名乗らずに、烏妃として後宮にとどまることを選んだ理由は、香薔が欒夕を愛していたからだと判明していました。

考察④本当の史実を描いた歴史書がある?

烏妃に関する歴史を考察④本当の史実を描いた歴史書がある?を紹介していきます。ストーリーの中で、実在する歴史書が登場していました。雙通典(そうつうてん)という歴史書は、2種類あります。雙通典の1つは、民なども知っている歴史が綴られていますが、片方は本当の歴史が記されているのです。本当の歴史が綴られた雙通典は、歴代の烏妃が保管していました。

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烏妃に関する感想や評価

こちらは「後宮の烏」の烏妃の実在に関する感想です。中国の歴史をモデルに作られたストーリーの中で、烏妃の存在が実在しなかったとしても、こういった境遇の人がいたことに対するコメントがありました。烏妃である主人公の柳寿雪に対して、幸せになって欲しいと願う感想も多いです。

「後宮の烏」の烏妃に関する感想や評価には、正体が明らかになるシーンが面白かったというコメントが多くなっていました。烏妃たちの正体が明らかになるシーンは、原作の小説だけでなく、テレビアニメ版も見ごたえがあると話題になっています。

こちらは「後宮の烏」の烏妃の成り立ちが切ないという内容の感想になっていました。烏妃の正体が明らかになり、柳寿雪と夏高峻の関係がどうなるのか?注目されています。エンディングの歌詞が、ストーリーのネタバレを含んでいることも話題になっていました。

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烏妃のネタバレまとめ

「後宮の烏」の舞台になった国やモデルが実在しているのかだけでなく、ネタバレを含みつつ烏妃の正体に関する考察などを紹介していきました。烏妃の正体や能力などは、この作品の見どころになっています。皇帝の夏高峻と烏妃の柳寿雪の結末なども、合わせてチェックしてみてください。

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