【後宮の烏】高峻の正体や寿雪との関係は?壮絶な過去もネタバレ解説

後宮の烏に登場する夏高峻(かこうしゅん)とは、どのようなキャラクターなのでしょうか?こちらの記事では、そのような疑問を持つ人のために、後宮の烏に登場する夏高峻の正体や、主人公の寿雪との関係をまとめています。後宮の烏での夏高峻の活躍や、母親を殺された壮絶な過去についての考察も紹介しているので、夏高峻のことを知りたいという人はチェックしてみてください。また、後宮の烏の作品情報や、読者の感想も紹介しています。

【後宮の烏】高峻の正体や寿雪との関係は?壮絶な過去もネタバレ解説のイメージ

目次

  1. 後宮の烏の高峻がかっこいい
  2. 後宮の烏の高峻の正体や寿雪との関係
  3. 後宮の烏の高峻の壮絶な過去を考察
  4. 後宮の烏の高峻の声優
  5. 後宮の烏の高峻に関する感想や評価
  6. 後宮の烏の高峻まとめ

後宮の烏の高峻がかっこいい

こちらの記事では、集英社オレンジ文庫で刊行されていたライトノベル作品『後宮の烏』に登場する、夏高峻(かこうしゅん)の情報を紹介していきます。夏高峻のプロフィールのほか、壮絶な過去や寿雪との関係についても紹介しています。夏高峻がどのような人物なのか知りたい人は、最後まで目を通してみてください。

夏高峻の情報の他にも、後宮の烏の作品情報や、読者の感想もまとめています。まずは、下記の項目で夏高峻が登場する、後宮の烏の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。夏高峻が登場する後宮の烏とは、どのような作品なのかをおさらいしたい人は、目を通してみてください。

後宮の烏の作品情報

後宮の烏の概要

後宮の烏とは、集英社が発行しているライト文芸レーベル・集英社オレンジ文庫にて刊行されていた作品です。刊行期間は2018年4月20日から、2022年4月21日まででした。後宮の烏の書籍は全7巻となっています。2022年8月時点では、シリーズ累計発行部数120万部を達成する人気を見せました。原作者は白川紺子先生で、イラストは香魚子先生が担当しています。

後宮の烏が刊行されていた集英社オレンジ文庫は、2015年に創設された新しいレーベルです。そのため、シリーズ累計発行部数120万部を突破した後宮の烏は、集英社オレンジ文庫の中でも人気作品となりました。後宮の烏は、原作小説が完結した2022年の10月からアニメも放送されています。アニメ1期は、原作小説の2巻までの内容となっており、全13話で放送されました。

後宮の烏のあらすじ

皇帝・夏高峻の妃の1人として迎え入れられた寿雪は、妃の中でも特別な待遇の人物です。寿雪は"烏妃"と呼ばれており、夏高峻の妃でありながら、夜伽を求められない妃として後宮に置かれていました。烏妃は、夜伽をしない代りに不思議な術を使い、皇帝や後宮に貢献することを義務づけられています。夏高峻は、ある依頼をするため、初めて寿雪の宮を訪ねます。そこには、黒い髪をした美しい少女がいました。

高峻(こうしゅん)のプロフィール

夏高峻(かこうしゅん)は、霄の国の皇帝の座に即位したばかりの若い青年です。後宮の烏の物語の中で、主人公の寿雪に初めて「友達になろう」と言い寄った人物です。後宮の烏の主人公である寿雪と同じように、冷静で淡々とした物言いをする人物です。感情的にならず客観的に状況を見ることができる人物で、お付きの部下である衛青から、厚い信頼を寄せられています。

烏妃である寿雪とは面識がありませんでしたが、ある依頼をするため、寿雪の元にやってきます。夏高峻は、後宮の烏の物語の中では、皇帝らしく凛とした姿を見せています。しかし、その過去には母親を殺されたり、王位継承権を剥奪されるといった、壮絶な過去を持っています。夏高峻の過去については、『後宮の烏の高峻の壮絶な過去を考察』で詳しく紹介しているため、そちらをチェックしてみてください。

TVアニメ「後宮の烏」公式サイト

後宮の烏の高峻の正体や寿雪との関係

高峻の正体

後宮の烏の物語は、寿雪の元に夏高峻(かこうしゅん)という青年がやってくるところから始まります。夏高峻の正体は、霄の国の皇帝で、烏妃である寿雪の夫ということになります。しかし、烏妃は夜伽の務めを免除されている妃のため、夏高峻と寿雪が顔を合わせるのはこの時が初めてでした。

高峻と寿雪との関係

ネタバレ①高峻と寿雪の出会い

夏高峻(かこうしゅん)と寿雪が初めて出会ったのは、後宮の烏の物語が始まってすぐのことです。夏高峻が、人探しをするために烏妃である寿雪の元に訪れたのがきっかけとなりました。夏高峻は、翡翠の耳飾りを持って寿雪の元にやってきます。しかし、初めて顔を合わせたその日は、夏高峻が寿雪の機嫌を損ねてしまいます。

不機嫌な寿雪は、不思議な術で夏高峻を門の外に追いやってしまいます。後日、寿雪の好物だという蓮の実餡の包子を持参したことで、夏高峻は寿雪に話を聞いてもらうことに成功します。そして、先日依頼し損ねた、耳飾りの持ち主を探し出すようお願いするのでした。こうして、後宮の烏の物語と、夏高峻と寿雪の関係が始まります。

ネタバレ②寿雪を助けたいと願う高峻

翡翠の耳飾りの一件以来、夏高峻は何かにつけては、寿雪の元に遊びに行くようになっていました。そして、寿雪が前王朝の味方をしていた一族の末裔であることや、彼女の中に"烏漣娘娘"という化け物が住んでいることを知ります。自分と同じように、母親を殺された過去を持っていたり、烏妃という立場に縛られていることが明らかとなりました。

母親がいないことや、苦しい過去を経験した寿雪に、夏高峻は心惹かれていきます。そして、寿雪に簪をプレゼントしたり、時には自分で彫った木彫りの像を贈るようになっていきます。寿雪もまた、そのような夏高峻の態度を見て、彼のことを友人として認めていくようになるのでした。

ネタバレ③木彫りの作品を寿雪に贈る

後宮の烏の物語で、夏高峻(かこうしゅん)は鳥を模した木彫りを寿雪にプレゼントしています。この作品は夏高峻の手作りで、その完成度の高さに、寿雪は驚いている姿を見せます。夏高峻は、他にもバラや魚の形をした木彫りを彫って寿雪に渡しています。寿雪は、夏高峻からもらったその木彫りを、厨子という大切なものを仕舞う箱に入れて、大切に保管しています。

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後宮の烏の高峻の壮絶な過去を考察

過去①母親を皇太后に殺される

後宮の烏に登場する、夏高峻(かこうしゅん)の過去についての考察1つ目は、母親についての考察です。夏高峻は、幼い頃に母親を亡くしています。なぜ母親が亡くなったのかというと、その理由は皇太后に毒を盛られ、殺害されたからです。夏高峻の母親が皇太后に殺害された理由は明らかになっていませんが、後宮の烏を見た人からは「嫉妬ではないか」と考察されています。

夏高峻の母親は、次期皇帝となる夏高峻の母親でした。しかし、妃の身分としては4番目の地位にあったため、皇太后からは軽く見られていたと考察されます。自分よりも下の地位の者が、次期皇帝候補の母親となったことに嫉妬したのではないかという考察できます。また、夏高峻の母親は美しい容姿を持っていたため、この要素も女性としての嫉妬の対象になったと考察できます。

過去②皇太后は売官していた

上記でも登場した皇太后は、後宮の烏のメインキャラクターである夏高峻の過去を考察するのに重要な人物です。皇太后が後宮の烏でどのように描かれていたのかというと、欲に忠実で、自己中心的な人物であったことが考察されます。なぜ皇太后が自己中心的だと考察されるのかというと、彼女が売官をしていたからです。

皇太后という、後宮の烏の中でも高い地位を持っていたにもかかわらず、売官という欲にまみれた行いをしていることで、彼女の品位の低さが見てとれます。また、皇太后は売官だけではなく、殺人も行っていたのではないかと考察されます。後宮の烏の物語の中で、皇太后は夏高峻の母親を毒殺しました。その手際の良さを考えると、夏高峻の母親以外にも、多くの妃を亡き者にしたのではないかと予想されます。

過去③廃太子にされる

後宮の烏の物語で明かされた、夏高峻(かこうしゅん)の壮絶な過去の1つに、廃太子にされたというものがあります。夏高峻は、元々は次期皇帝という立場にありましたが、13歳の時にその権利を剥奪されました。廃太子となったことで、夏高峻は魚藻宮という場所に居を移すことになります。魚藻宮はカビが生え、いたる所が黒ずんでいる酷い場所でした。

夏高峻は、それからしばらくの間、魚藻宮で生活を送ることになります。魚藻宮での生活は、不衛生というだけではなく、食べ物もろくに口にできない過酷なものでした。しかし、夏高峻は丁藍という友人がいたことで、どうにか苦しい毎日を耐えることができました。

過去④丁藍が殺害される

後宮の烏で明かされた夏高峻(かこうしゅん)の過去4つ目は、友人の死去です。後宮の烏には、丁藍というキャラクターが登場します。この丁藍は、夏高峻が幼かったころから彼に仕えていた人物です。ただの世話係という関係ではなく、夏高峻の友とも言える者でした。しかし、後宮の烏の物語の中で、丁藍は死亡してしまいます。その理由は、またしても皇太后でした。

丁藍は皇太后に「葵を盗んだ」と言いがかりをつけられ、酷い折檻をうけます。そして、ボロボロになるまで暴力を振るわれた丁藍は、後宮の烏の物語の中で死亡する結末を辿ることになってしまったのでした。実際は丁藍は葵を盗んでおらず、皇太后が夏高峻を苦しみに陥れるため、濡れ衣を着せられていました。

過去⑤復位して皇太后を幽閉する

後宮の烏の物語の中で、苦しい生活を送っていた夏高峻(かこうしゅん)ですが、彼に一筋の光が差し込みます。その転機は、彼が18歳の時にやってきました。夏高峻は、1度は皇位継承権を奪われてしまいました。しかし、周りの人々や兵士に支えられ、皇位継承権を復活させ、皇帝に即位することに成功します。

その後の後宮の烏の物語で、夏高峻は自分を苦しい生活に追い込んだ皇太后を幽閉しました。しかし、夏高峻は皇太后をすぐに処刑することはありませんでした。母親や友人を後宮の烏の物語で殺された夏高峻ですが、皇太后と同じように、感情に身を任せて殺害することはためらわれたのです。夏高峻は、皇太后を処刑する大義名分ができるまで、彼女を活かし続けることにしました。

過去⑥母と丁藍に皇太后の呪詛から守られていた

夏高峻(かこうしゅん)は、後宮の烏のストーリーで自分の母親と友人である丁藍を殺されています。その犯人が皇太后であることは、後宮の烏の物語で明かされています。大切な人々を殺された夏高峻は、自分が皇帝になった後、皇太后を幽閉しました。そして、彼女が後宮の烏の物語の最中に犯した罪が明らかになったことで、夏高峻は皇太后を処刑することができました。

しかし、夏高峻にとって頭を悩ませる出来事は、他にもありました。皇太后を処刑した後、夜な夜な自分の母親と丁藍の幽霊が自室に現れるようになったのです。はじめは、「殺されるきっかけとなった自分のことを恨んでいるのだろう」と夏高峻は思っていました。しかし、その考えは間違いだったことが、後宮の烏のストーリーで判明します。

2人が夏高峻の元に現れた理由は、皇太后が死ぬ直前に残した呪詛から、夏高峻を守るためでした。そのことが判明したきっかけは、寿雪でした。夏高峻の部屋に訪れた寿雪が、夏高峻の部屋の外にいた皇太后の呪詛を消し去ったことで、2人は嬉しそうに成仏したのです。後宮の烏のこのシーンによって、夏高峻の母親と丁藍が、夏高峻のことをどれほど大切に思っていたのかが伝わったのではないでしょうか?

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後宮の烏の高峻の声優

水中雅章のプロフィール

後宮の烏のアニメで、夏高峻(かこうしゅん)の声を演じたのは、声優の水中雅章さんです。水中雅章さんは、1990年1月20日生まれの山口県出身の声優です。声優活動は2014年から始められており、後宮の烏以外の作品では、『ようこそ実力至上主義の教室へ』の龍園翔や、『なむあみだ仏っ!』の帝釈天などの役を演じられています。

水中雅章の主な出演作品や演じたキャラ

  • ディアヴロ(異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術)
  • 氷室涼(ケンガンアシュラ)
  • カザミ(ガンダムビルドダイバーズRe:RISE)
  • リド(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
  • 場地圭介(東京卍リベンジャーズ)
  • ルトガー(ファイアーエムブレムヒーローズ)
  • 有古一等卒(ゴールデンカムイ)
  • ミハエル(メイプルストーリー)
  • シャル・フェン・シャル(シュガーアップル・フェアリーテイル)

後宮の烏の高峻に関する感想や評価

夏高峻(かこうしゅん)は、後宮の烏のストーリー中に、寿雪に様々な食べ物を贈っています。包子など、日本でも知名度のある食べ物以外に、「あの食べ物は何?」と興味を惹かれるものも登場します。こちらの方は、後宮の烏のアニメ5話に登場した、ピザのような形の食べ物が気になっているようです。

こちらの方は、「後宮の烏の宝塚を見たい」という感想をあげられています。近年のアニメ作品は、舞台化やミュージカル化される作品も多くなってきています。後宮の烏が今後さらに人気となれば、こちらの方の夢が叶う日もくるかもしれません。

後宮の烏のアニメでは、声優の水中雅章さんが夏高峻の声を担当されています。こちらの方は、「シュガーアップル・フェアリーテイルのシャル・フェン・シャルの声をしていたことは知っていたけど、東京リベンジャーズの場地役だとは気づかなかった」と驚きの声をあげられています。

後宮の烏の高峻まとめ

後宮の烏に登場する夏高峻(かこうしゅん)の正体や、主人公の寿雪との関係について紹介しました。夏高峻の正体は霄の国の皇帝で、後宮の妃の一人である寿雪とは、夫婦の関係にあたります。しかし、寿雪は夜伽を求められない特別な妃です。そのため、夏高峻が人探しのために、寿雪の元に訪れたのが、2人の初めての顔合わせとなりました。

夏高峻は現在、霄の国の皇帝として君臨しています。しかし、過去には皇位継承権を剥奪され、母親や友人を殺されるという壮絶な体験をしています。そのような経験もあってか、夏高峻は冷静で理知的な性格をしています。現在、夏高峻が活躍する後宮の烏は、アニメ1期まで放送されています。アニメの続編は原作小説3巻から読むことができるので、続きが気になる人は、小説を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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