【モブサイコ100】霊幻新隆の覚醒シーンと強さを考察！エクボの憑依がきっかけ？

モブサイコ100に登場する霊幻新隆は、もう一人の主人公とも言えるキャラです。モブに正体を明かしたシーンや覚醒シーンなどがファンから「感動した」と高評価され、モブとの関係性や正体に注目されています。そこで、ここからは霊幻の正体や強さ・能力、覚醒シーン、モブとの関係性を中心に紹介していきます。それではまず、モブサイコ100の作品情報から見ていきましょう。

モブサイコ100は、2012年4月18日から2017年12月22日までの間に連載されていたアクション漫画です。2016年7月13日時点でコミックスの累計発行部数は120万部を突破し、第62回小学館漫画賞を受賞するなど人気を博した作品となっています。2016年7月からはテレビアニメの放送がスタートしました。

ここではモブサイコ100の「(笑)編」のあらすじを簡単にまとめていきます。注目されることなく素朴に生きている超能力者のモブこと鈴木茂夫は、どうすれば好きな子に振り向いてもらえるか悩んでいました。すると学校からの帰り途中、モブは怪しい宗教団体「(笑)」の勧誘に引っかかってしまいます。案内された集会場では、上級悪霊であるエクボが教祖をしていることが判明し…

• 名前：霊幻新隆(れいげんあらたか)
• 誕生日：27歳(本編開始時点)→28歳(9巻で誕生日を迎える)
• 誕生日：10月10日
• 血液型：O型
• 星座：てんびん座
• 好きな食べ物：ラーメン、焼肉
• 嫌いな食べ物：：特になし

モブサイコ100の霊幻新隆(れいげんあらたか)は、主人公である鈴木茂夫(通称：モブ)の師匠です。モブに次いで登場シーンが多いキャラで、スピンオフ漫画『REIGEN』では主人公として活躍しています。

霊幻新隆の特技は人を騙すことです。霊幻は「霊とか相談所」という心霊現象に関する相談所を営んでいます。しかし、実際は客に「モテない」「肩こり」といった霊とは関係のない相談まで悪霊の仕業とこじ付けて請け負い、知恵と工夫で解決しては報酬を得るなど便利屋に近いことをしています。除霊作業もすべてモブに任せる割にアルバイトの時給は300円です。お金がないときはブロッコリーの種を渡すこともありました。

ネット上では霊幻の覚醒シーンに「感動した」という声や、エクボとのコンビを「最強」と高評価する声があがっています。霊幻の覚醒にはエクボの憑依が関係しているのですが、果たしてそれはどのシーンで見ることができるのか？ここからは霊幻の覚醒シーンを詳しく見ていきましょう。

霊幻の覚醒シーンはストレスが100％になり、暴走状態となったモブを霊幻が止めるシーンで描かれました。想い人であるツボミちゃんが引っ越すと聞いたモブは、最後に告白をするべくツボミちゃんとの待ち合わせ場所に向かう途中、交通事故に遭ってしまいます。

そして、事故の影響で普段は抑えられていた感情が抑えきれなくなりました。こうして爆発した感情が強大な超能力を発動させ、街中を破壊しもう誰にも止められない状態になってしまいます。

霊幻の覚醒は、彼にエクボが憑依したことが原因となっています。暴走状態となったモブは律や花沢、そして鈴木統一郎が必死で止めようとするも全く静止できない状態にありました。そのような中、モブは暴走状態になったもう一人のモブに対し、お前は偽物だから消えてくれと言って必死に戦っていました。どうすることもできずもう終わりかと思ったその時、モブを元に戻すべく霊幻が登場します。

霊幻は説得しようとモブに近づいていきますが、モブに超能力で吹き飛ばされてしまいました。モブは霊幻の話を聞こうとはせず、暴走状態のままツボミちゃんとの待ち合わせの場所に向かおうとします。それでも霊幻は何度も吹き飛ばされながらも必死にモブにしがみつき、ツボミちゃんに会う前にどうしても伝えたいことがあると言いました。

そしてその時、死亡したと思われていたエクボが霊幻に憑依し霊幻は覚醒。それによってようやくモブを止めることに成功します。その後エクボのモブに対して言った「相棒！霊幻の話も聞いてやろうぜ」という言葉でモブは落ち着きを取り戻し、霊幻とモブの二人で話をすることとなります。

覚醒した霊幻はどんな自分も認めてあげる強さを手に入れてはいますが、普段とは違う膨大な力を手に入れるということはありませんでした。さらに、霊幻は最後まで超能力を使えません。

ただ、一つだけ例外があり、「爪」の第七支部の幹部たちとの戦闘で膨れ上がったモブの霊力が、霊幻に入ってきた際は最強と言える強さを手に入れています。ちなみに霊幻を最強の超能力者に至らしめたモブの霊力は、「世界を旅したが自分より強いエスパーは見つからなかった」と豪語する鈴木統一郎を倒したことにより、世界最強の超能力者と推測されています。

霊幻の強さについて、ファンの間では「最強」と高評価されているようです。まず前述したように、霊幻は超能力を使うことができません。おそらく霊幻が最強と評価されているのは爪第7支部編での戦闘シーンで見せた強さが大きく関係していると考えられます。そこで、ここからは霊幻の強さを必殺技や霊能力者としての強さといった観点から見ていきましょう。

霊幻新隆の正体は、詐欺霊能力者です。霊幻は霊能力はもちろん超能力も持っていません。モブやエクボなど親しい人間にすら自分の正体を隠しており、舌先三寸で霊能力者だと周囲に思わせていました。しかし、物語終盤でモブに自身の正体を明かしています。

それが暴走を止めようとモブを説得するシーンです。霊幻は「俺には何の力もないんだ！持ってないんだよ！」と、自身の正体を明かした上でどんな自分も自分自身なんだと伝え、ツボミちゃんとの待ち合わせ場所にモブを送り出しました。

霊幻新隆が使用する「ソルトスプラッシュ」は、食塩を激しく撒き散らす技です。食塩を激しく撒き散らすため攻撃範囲がとても広く、除霊をしている雰囲気を演出することができます。しかし、ただの演出であり、スーパーで売られている食塩を利用しているだけであるため、悪霊に当たっても何も起きません。ちなみに第1話ではじめて披露されています。

霊幻新隆が使用する「盛り塩パンチ」は、食塩をまぶした拳で殴る技です。この技もソルトスプラッシュと同じく清めた塩ではなく所詮はだたの塩であるため、何にも効果がありません。ただ、パンチの威力は十分です。どうやら霊幻は清めた塩であれば効果があるという事実を知って動揺しており、塩なら何でも効くと思っていたようです。

霊幻新隆が使用する「呪術クラッシュ」は、全身の血行をよくして疲労を改善するマッサージです。作中では依頼者から「ネットサーフィンで最近肩が重く感じる」という悩みを打ち明けられたシーンで披露されています。霊幻はその症状が呪いによるものだと判断し、呪術クラッシュにより筋肉疲労を改善しました。

霊幻新隆が使用する「お祓いグラフィック」は、CGソフトを用いて心霊写真に現像された霊だけを取り除く技術です。相談者の問題を解決するため独自に極めた技ですが、一つ間違えると霊だけでなく人までもを消してしまい兼ねない技となっています。アニメでは第1期の4話「馬鹿オンリーイベント ～同類～」で披露されました。

霊幻新隆が使用する「チーズバーガートルネード(アッパーカット)」は、全身のバネを使って回転のかかった掌打を相手の顔面に叩き込む技です。超能力者としての強さは皆無と言ってもよい霊幻が、トラブルを解決する際に使用するのが徒手空拳です。作中ではいきなり刃物を向けてきた男に浴びせました。

霊幻新隆が使用する「正当防衛ラッシュ」は、厳密に正当防衛と言えるかわからない場面で、念のために正当防衛と叫んでおきながら殴打の連撃を繰り出す技です。座右の銘に「安全」を掲げる霊幻は、基本的に社会人の常識として暴力に訴えることは避けていますが、自分や周囲に危険が迫った際には正当防衛ラッシュのほか、聖水チョップや対憑依者飛び膝蹴りなどの物理技で対処しています。

霊幻はモブとはじめて出会ったときからモブに正体を隠してきました。霊幻が正体を隠しているからこそ、モブとの関係が成り立っていたようなものですが、最終的に正体がバレてしまいます。そこで、ここからは霊幻とモブの出会いや関係を見ていきましょう。

霊幻は本編開始時点の4年前に事務所「霊とか相談所」を立ち上げました。それ以前は普通の会社員でしたが、好奇心旺盛でどんなことも要領よくこなすため、仕事に飽きたことを理由に会社を辞職します。そして、雑誌の裏側で見たパワーストーン記事から着想を得て、霊感商法に手を出すことにしました。

思いつきで霊感商法をはじめた霊幻でしたが、1年ほど経ちその仕事にも飽きて事務所をたたもうと考えていた頃に、当時小学生だったモブが自身の超能力について相談しに事務所を訪ねてきます。最初は超能力が使えるというモブの言葉を信じていなかった霊幻でしたが、真剣に悩んでいる様子を見て、霊幻は時間を持て余していたこともあり相談に乗ることにしました。

しかしその後、モブが誤って倒してしまった湯呑をサイコキネシスで宙に浮かせたことによって、彼が本物の超能力者であることが明らかになります。そこで、霊幻は「力の使い方を教えてやる」と口から出まかせを言い、モブを弟子兼アルバイトとして雇うことにしました。

霊幻とモブの師弟関係は長らく不動のままでしたが、モブの精神的成長や人間関係の変化をきっかけとして、モブが霊幻と距離を取るようになりました。モブは「利用されてばかりで成長しない」などと言った霊幻に反発し、バイトをすっぽかすようになったのです。モブがバイトをすっぽかすようになってから数日の時を経て、霊幻は一人で「霊とか相談所」の知名度を向上させることに成功します。

そして、知名度向上により人気霊能者となった霊幻のもとに、テレビ出演のオファーが舞い込んできました。その後生放送の番組に出演した霊幻は、"霊に取り憑かれた"と椅子に拘束されている男の子の除霊をすることとなりますが、すぐに男の子がサクラであることを見抜きます。

そこで男の子が霊に取り憑かれていないと言えばよかったのですが、霊幻はサクラに合わせさまざまな必殺技を使って除霊する演技をしてしまいました。しかし、実は男の子は俳優の卵として出演したどっきりの仕掛け人だったのです。除霊できないまま時間が経過したのち、同じく人気霊能力者としてテレビに出演していた浄堂にインチキを暴露されてしまいます。

霊幻はテレビの生中継でインチキを暴露されたことで、インチキ霊能力者としてSNSなどでつるしあげられてしまいました。そこで、霊感商法で詐欺をおこなったことについての釈明をするため、霊幻は記者会見をおこなうことにします。霊幻は記者からの追及を持ち前の話術でかわし、記者をいつものように言いくるめようとしますが、モブと出会ったばかりのときのことを思い出して言葉に詰まりました。

すると霊幻はカメラに向かって「お前、成長したな」と言います。自分の事務所にモブを引き止め、青春を邪魔してしまったことを自覚した霊幻は、テレビ画面越しにモブが成長したことを伝えたかったのです。その後会場は大規模な揺れとカメラなどが乱れ飛ぶ状態で大混乱に陥り、会見が中止になります。この事態を引き起こしたのは記者会見の現場に来ていたモブでした。

そうとは知らない視聴者たちは、超常現象としか思えない出来事が起きたことにより霊幻を本物の霊能力者だと誤解します。また、会見場をあとにした霊幻は、モブに「お前知ってる？俺の正体」と問いかけており、その問いに対してモブは「そんなの知ってますよ。最初から。僕の師匠の正体は…『いい奴』だ」と答えました。

では、モブが霊幻の正体が「いい奴」と言った理由とは何か？これについてはおそらく霊幻がかつてモブに言った「魅力の本質は人間味だ。いい奴になれ。以上！」というセリフを活用した表現だと考えられます。

記者会見の時点では、霊幻の口から超能力者でも霊能力者でもないただの一般人であると明言されることはありませんでした。しかし、超能力が暴走し街を破壊して回るモブを止めるシーンで霊幻は正体を明かしています。霊幻はツボミちゃんが待つ公園に向かうモブの前に立ち、「俺にはなんの力もないんだ！持ってないんだよ！」と自分が超能力者ではないことを告白しました。

続けて「俺はよく嘘をつく…お前にもな…本当は何も知らねえんだ…超能力のこと…」「俺は嘘をつくもう一人の自分が大嫌いなんだ」と言います。モブは自分の中にいるもう一人の危険な自分のことを自分自身だとは認めず、もう一人の危険な自分に嫌気がさしていました。

霊幻はその気持ちに気づき、自分にも嘘つきのもう一人の自分がいる一方で、もう一人の自分のおかげでモブとも出会うことができたという利点を伝えます。そして、もう一人の自分を受け入れてやるように説得したのです。こうしてモブは自身の暴走の原因であるもう一人の自分としっかりと向き合い、暴走を止めることができました。

モブサイコ100のアニメ第3話「集いへの誘い～簡単に言うとモテたい～」では、霊幻新隆が「なぜお前が連中に…」に続く名言を放ちました。勧誘された「(笑)」という宗教への入信を断り、結果的に自分のせいで宗教団体を壊滅させてしまったと自責の念に駆られるモブに対し、霊幻が放ったセリフです。

モブサイコ100のアニメ第11話「師匠～Leader～」では、霊幻新隆が「嫌な時はな…」に続く名言を放ちました。「超能力を人に向けない」という霊幻との約束を守りながらも、「爪」の第七支部の幹部メンバーの強さに押され、どうしても本気で戦わなけばならないという場面で責任に押しつぶされそうになったモブに対して霊幻が放ったセリフです。

モブサイコ100のアニメ第12話「モブと霊幻～巨大ツチノコ現るの巻～」では、霊幻新隆が「どんなに特別な力があったって…」に続く名言を放ちました。超能力という特殊能力に依存し、精神的に子供のまま大人になってしまった「爪」のメンバーに対して霊幻が放ったセリフです。

モブサイコ100のアニメ第11話「師匠～leader～」では、霊幻新隆が「魅力の本質は人間味だ…」に続く名言を放ちました。小学生のモブがはじめて霊幻の事務所「霊とか相談所」を訪ね、自身が超能力者であることを打ち明けた際に霊幻が放ったセリフです。

ここまでモブサイコ100に登場する霊幻の正体について、覚醒シーンや強さ・能力、モブとの出会いと関係、そして名言を交えて紹介してきました。では、最後に霊幻に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では、霊幻の強さ・能力を「最強」と評価する声や覚醒シーンに感動したという声、エクボとのコンビを「最強」と高評価する声があがっていました。

こちらではモブサイコ100に登場する霊幻新隆とエクボに関する声があがっています。どうやらこの方は、霊幻とエクボのコンビを「最強」と高評価されているようです。ほかの感想でも「霊幻＆エクボの組み合わせは最強」という声が多くあがっています。なぜ霊幻とエクボのコンビが最強と言われるのか？これを機に霊幻とエクボの関係性に注目してみるのもよいかもしれません。

こちらではモブサイコ100に登場する霊幻新隆の覚醒シーンに関する声があがっています。どうやらこの方は、霊幻の覚醒シーンを「めっちゃ好き」と高評価されているようです。ほかの感想では爪第7支部編にてモブが霊幻に全部託して霊幻が覚醒するシーンに感動したという声があがっています。このことから霊幻の覚醒シーンは、爪第7支部編とモブ編にて見受けられることがうかがえます。

こちらではモブサイコ100に登場する霊幻新隆の強さに関する声があがっています。どうやらこの方は、霊幻の強さを「最強」と高評価されているようです。モブサイコ100の爪第7支部編では、作中最強の超能力者と思われるモブの霊力が霊幻に移り、圧倒的な強さを手に入れた霊幻の姿を見ることができます。これを機に最強の力で敵を圧倒する霊幻の戦闘シーンをチェックしてみるとよいでしょう。

本記事ではモブサイコ100に登場する霊幻新隆の覚醒シーンと強さを考察してきました。モブサイコ100を視聴される際は、本記事のまとめを参考にしつつ霊幻の覚醒シーンや強さ、モブとの関係性に注目していただけると幸いです。