【モブサイコ100】エクボ死亡の原因は？憎めない悪霊の魅力や声優を紹介

『モブサイコ100』とは、作者「ONE」が手掛けた作品で、2012年4月から「裏少年サンデーコミックス」と、2014年12月からは小学館の「マンガワン」にて2017年12月までで掲載されていた人気漫画です。人気に伴い2016年7月にはテレビアニメとして放送され、2017年1月、「第62回小学館漫画賞・少年向け部門」受賞。2018年1月よりテレビ東京にてドラマが放送されたのです。

『モブサイコ100』に登場する主人公モブ（本名・影山茂夫）は生まれながらの超能力者で、普段は師匠の霊幻新隆（れいげんあらたか）のところで除霊のアルバイトをしている中学2年生です。しかし、普通の日常には超能力は不必要だと考えていたのです。そして、超能力以外では、勉強もスポーツも友だち付き合いも何も取り柄が無い自分を変身させるために「肉体改造部」へ入部するのです。

『モブサイコ100』の主人公モブは「肉体改造部」の入部をきっかけに人付き合いの輪が広がっていきます。モブの持つ主な超能力「サイコキネシス」は自分の感情の起伏により発動するので、普段は極力感情を抑えているのです。そして、感情が限界に達した時の状態は『100%』と呼ばれ、それを越えた暴走状態の時は『???%』と言われ、とても危険な状態の事を指します。

『モブサイコ100』の主人公モブはその他にも状況に応じた超能力を持ち合わせています。超能力を人に譲渡したり、植物を操ったり、幽体離脱も発現したりさせています。そして主人公モブは守護神である『エクボ』に様々な敵や事件から守られています。が、実はこの『エクボ』、大きな野望を持っていたのです。

『モブサイコ100』に登場する悪霊の『エクボ』ですが、悪霊階級でも上級悪霊という根っからの悪党です。この『エクボ』ですが、万物の頂点即ち「神」になる野望をもっていて、人間に取憑き「宗教団体『笑』」を設立します。しかし、この「宗教団体（笑）」は『モブサイコ100』の主人公モブの超能力によって壊滅させられます。

『エクボ』は『モブサイコ100』の主人公モブの超能力を利用して「万物の頂点に立つ！」と言う野望のためにモブの傍から離れずにモブに助言したり、時には敵の戦術に攻め落とされそうになるモブを命がけで守るのです。その為、『エクボ』はモブからとても強い信頼を得てるのです。

『モブサイコ100』に登場している悪霊『エクボ』が、「爪第7支部編」に登場する警備員（本名不明につき「守衛」と呼ばれています）に憑依したスタイルの事を『守衛エクボ』と言います。この「爪第7支部」の「爪」は世界征服を狙っている超能力者の犯罪組織で「覚醒ラボ」（超能力者生産実験施設）を拠点にしています。

この守衛、身体能力が高いので『エクボ』が憑依して最大限の力を出せば戦闘員を一掃する能力が発揮出来るのです。なぜなら、『エクボ』は上級悪霊であるため、憑依した体の持つ能力も発揮することが出来るからです。頬が赤いのは『エクボ』が憑依したからですが、憎めない顔になっているのは確かです。

『モブサイコ100』に登場する上級悪霊『エクボ』は「万物の頂上に立ちたい！」と言う野望を果たすためにモブの超能力を利用しています。また、モブの弟の律にも近づき彼の超能力者としての力を引き出します。が、弟の律とは共存出来なかったのです。

上級悪霊『エクボ』がなぜ憎めないのか？自分の野望のためにモブを利用しているのですが、その手段の一つが「宗教団体」と言う平和的な事だったり、窮地に追いやられたモブを助けたりして、悪党なのだけれど、お世話好きで優しい一面があり、人懐っこい性格なので憎めない悪霊なのです。

『モブサイコ100』に登場する上級悪霊『エクボ』が憎めないキャラとしているのは上記で述べました性格だけには限らないのです。『エクボ』自身の顔にも憎めない要因があります。『エクボ』を見た人の中には「気持ち悪い造形」「喋る醜いクラゲ」と言う人が居ます。　

『エクボ』の顔のモヤモヤっとした形は「霊魂」を意味します。その霊魂の顔、頬の部分がオカメインコの様に赤く染まっています。ほっぺの赤いヒョローンとした感じが悪霊に対する恐怖心より憎めない魅力を醸し出しています。

そして『エクボ』は小さい「手」を造形します。その手で敵の頭を撫でたり、憑依出来なかった相手の顔をポンポンこつく仕草も、プルプル震える仕草も、見れば見るほどかわいく映り、上級悪霊『エクボ』が憎めない魅力あるキャラクターとなっているのです。

『モブサイコ100』に登場する上級悪霊『エクボ』が「爪第7支部編」に登場する警備員（守衛）に憑依したスタイルが『守衛エクボ』だと言う事は上記にも記述しましたが、その『守衛エクボ』がかっこいいと高評判だったのです。『モブサイコ100』の主人公モブも強者である事は間違いありません。

しかし『モブサイコ100』の主人公モブに負けず劣らずの強さを持っていた『エクボ』が憑依した警備員（守衛）ですが、職業柄元々の身体能力も高い事は間違いないです。守衛の持つ顔と能力にエクボの能力が足された最上級の強者『エクボ』がかっこ良くなるのもうなずけます。

また、『エクボ』の魅力を引き出しているのは、『モブサイコ100』のアニメ版で『エクボ』の担当声優さんが大塚明夫さんだった事です。大塚明夫さんの魅力あふれる声が『守衛エクボ』にさらなる魅力の息を吹き込まれたのです。「大塚明夫無くしてかっこいい守衛エクボ無し」です。

『モブサイコ100』に登場する上級悪霊『エクボ』は、野望達成のために神樹編でモブと別れを告げます。モブを神と崇める「サイコヘルメット教」がブロッコリーをご神体として強い思いを馳せ崇めたため、その思いを受けたブロッコリーは本当に神樹になってしまったのです。

そして、そんな神樹ブロッコリーを利用して人々を洗脳し、野望を果たそうとした『エクボ』とモブは対立してしまうのです。モブと『エクボ』は神樹で壮絶な戦いを繰り広げます。その戦いの中でもモブは『エクボ』に対して「信頼できる友だち」だと言うことを確信したのです。

モブは戦いの最中『エクボ』にこれまでの感謝と信頼の気持ちを告げました。そんな言葉を聞いた『エクボ』は自分の本当の野望に気が付いたのです。本当の野望の正体、それは「友だちが欲しかった」ことです。その気持ちに気づいた『エクボ』は、神になる事を辞める決意をします。

そしてモブと『エクボ』は和解をしたのです。しかし、その帰り道、暴走をした神樹がモブと『エクボ』に襲い掛かります。神樹から必死でモブを守ろうとしますが力及ばないことが分かると、神樹を道連れに空高くに飛び去り消滅していったのです。

神樹を道連れに空高く消滅した『エクボ』ですが、本当に『モブサイコ100』のから消滅したのでしょうか。モブは曖昧な記憶の中『エクボ』への感謝を胸に、戻って来てくれることを信じて待ち続けるのです。

『モブサイコ100』のアニメ版で悪霊『エクボ』役を担当しているのは、誰でも一度はその声を耳にしている大人気声優の「大塚明夫」さんです。大塚明夫さんは1959年11月24日東京都生まれです。声優さんなので身長はあまり関係ないと思いますが、182㎝と長身なのです。

大塚明夫さんがこれまで担当した作品は、ムーミンパパ・ブラックジャック・ジョジョの奇妙な冒険のワムウetc…。後、映画の吹き替えではアーノルド・シュワルツェネッガー・シルベスター・スタローン・ニコラスケイジなど層々たる方の吹き替え声優として活躍されています。

今回の記事では紹介していないのですが、声優の大塚明夫さん（向かって右端）、なんと『モブサイコ100』の実写版でも『エクボ』の声優として担当してます。数々の作品の中でとてもダンディな役が多い声優・大塚明夫さんですが、ご本人自身もとてもダンディなことがわかります。

『モブサイコ100』に登場する悪霊『エクボ』のキャラクターから大塚明夫さんの顔は想像できませんが、『エクボ』の声としてはとてもしっくりします。さすが大ベテラン声優・大塚明夫さんです。

『エクボ』は自分が万物の頂点「神」になりたいので、超能力者モブの体に憑依いたいことが目的です。当初、モブは『エクボ』を除霊で消滅させようとしますが、モブの師匠である「霊幻新隆」が『エクボ』は害がなさそうだと言ったので除霊消滅から免れることが出来たのです。

『エクボ』はチャンスを伺ってはモブに憑依しようと目論んでいるのです。ですが、モブにその事を悟られると除霊消滅させられるので、虎視眈々として日々を過ごしています。そして何とかモブの体に『エクボ』は憑依することが出来たのです。

この記事の冒頭でも触れましたが、モブは超能力以外では、勉強もスポーツも友だち付き合いも何も取り柄が無い中学生です。モブ自身も『エクボ』に付き纏われた当初は鬱陶しくもありましたが『エクボ』が何者かに消されたとき、モブは自分にとって『エクボ』が大きな存在になっていることに気づいたのです。

しかし実際にはモブの体に憑依したい『エクボ』なので、モブを騙していることになります。あの神樹の事件が起こるまでは。あの事件により、モブから友情の気持ちを聞いた『エクボ』は『エクボ』自身にも友情の感情が芽生えていたことに気づき、モブを守るために神樹とともに消滅していったのです。

『モブサイコ100』の人気は漫画だけに留まらず、アニメ・実写版・映画と多岐に渡っています。ですが、『エクボ』の何とも言い難いフォルムの可愛さに陥っている方が多く居ることを感じます。

『モブサイコ100』の恐怖の中に存在する『エクボ』のほっこり感に安堵感を感じられているコメントです。

『エクボ』が癖になるキャラクターなのは皆さん同じではないでしょうか。上級悪霊だと分かっていても、憎めない魅力に憑依されていきます。

モブと霊幻新隆は相手が「少女」だと、気遣いながらの格闘になってしまうのですが、『エクボ』が上級悪霊だと言うことが垣間見えるコメントです。

今回の記事では、『モブサイコ100』のエクボ死亡の原因や憎めない魅力について迫ってみましたが如何でしたでしょうか。悪霊であるはずの『エクボ』の人なっこさが超能力が取り柄だけのモブ（影山茂夫の通称）に面白く、時には激しく揺さぶりながら近づき心を開かせていきます。

そして『エクボ』はモブ憑依して「神」になるのが目的だったはずなのに友情を感じ、最終的にはモブを守り抜こうとし消滅してしまうのですが、2人の間に芽生えた友情は必ず形となって帰って来てくれる！と信じていたいです。最後まで読んで下さりありがとうございます。