ダンダダン（漫画）に登場するターボババアの元ネタと強さは？その後は招き猫になる？

こちらの記事では、少年ジャンプ+で連載中のオカルトバトル漫画『ダンダダン』に登場する、ターボババアの情報を紹介していきます。詳しくは『ダンダダン（漫画）に登場するターボババアの元ネタや過去』『ダンダダン（漫画）に登場するターボババアの強さ』の項目の中で紹介しているので、ターボババアの元ネタや過去、ダンダダンの作中での強さについて気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、ターボババアが招き猫になった経緯や、ターボババアの派生怪異などについても紹介しています。まずは、下記の項目でダンダダンの作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、作品情報をおさらいしたい人は目を通してみてください。

ダンダダンは、集英社が運営する漫画アプリ・少年ジャンプ+にて連載中の漫画作品です。作者は龍幸伸先生で、2021年から連載が開始されました。2023年2月現在までに8巻までコミックスが刊行されており、2022年5月時点では、シリーズ累計発行部数120万部を達成しています。

連載中の少年ジャンプ+では、『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』に並ぶ人気作品として、多くの漫画ファンに愛読されています。2021年に企画された『次にくるマンガ大賞2021』にノミネートされたり、「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」で1位を獲得するなど、今後にも注目の話題作となっています。

女子高生の綾瀬桃は、霊媒師の祖母がいることもあり、幽霊の存在を信じています。桃は、人生初の彼氏に振られた日、虐められている少年を見かけます。少年を助けた後、桃は少年と雑談を交わします。そこで、少年が幽霊を信じていないということが判明したことで、桃と少年は取っ組みあいになってしまうのでした。

ターボババアとは、1990年代に日本の都市伝説として流行した怪談で、ダンダダン以外にも、多くのホラー漫画の妖怪として使用されているキャラクターです。ダンダダンの作中では、主人公の桃とオカルンと戦った後、招き猫に封印されることになります。ダンダダンでのターボババアも、他の作品のターボババアと同じように、人間を襲う悪霊として恐れられていました。

ターボババアが出没すると聞いてトンネルにやってきたオカルンに取り憑きます。この時、オカルンに対して下ネタを言う姿は、ダンダダンの読者の笑いを誘いました。都市伝説のターボババアと同じように、高速で移動することができますが、自分が取り憑いている少女の地縛霊と融合していたためか、トンネルの中にいることが多いようです。

ダンダダンに登場するターボババアの元ネタとなったのは、1990年代に流行していた同名の都市伝説です。都市伝説でのターボババアは、元ネタの名前の通り、高速で走る老婆の話として知られています。元ネタとなる都市伝説では、高速道路や峠など、走り屋が好む場所での目撃例が多発しています。

ダンダダンでは「ターボババア」の名称が使用されていますが、元ネタの都市伝説では他にも「ターボばあちゃん」「ジェットばばあ」「100キロばばあ」といった呼び方がされています。ターボババアを元ネタとする妖怪が登場する漫画作品は、ダンダダン以外に『地獄先生ぬ～べ～』『モブサイコ100』『ソウルハッカーズ』などがあります。

ターボババアは、人間をとてつもない速さで追いかけて、最終的には死に至らしめるという恐ろしい元ネタの悪霊です。しかし、ダンダダンの作中では、意外な過去があるのではないかと推測されていました。霊媒師を生業としている桃の祖母は、ターボババアが現れる場所について、ある共通点があることに気づきます。その共通点とは、「理不尽な最後を迎えた過去を持つ少女の霊がいる場所に現れる」ということです。

このことから、桃の祖母はターボババアのことを「男性に悲惨なことをされた過去を持つ少女の霊を慰めているのではないか？」と推測しました。ターボババアが、悲惨な過去を持つ少女たちを哀れんでいるのであれば、男性であるオカルンのイチモツを奪った理由にも説明がつきます。もしそうだとすれば、ターボババアもまた、女性という立場であったために辛い思いをした過去を持っているのかもしれません。

少女たちとは違い、老婆の姿であることを考えると、姥捨伝説に由来する過去を持っている可能性があるでしょう。実際の歴史にも、食料難の時代に食料を少しでも蓄えるため、老人を山に置置き去りにして口減らしをするという過去があったのではないかといわれています。この伝承が、ターボババアの過去に関係している可能性があるかもしれません。

都市伝説のターボババアは、高速で移動しながら人間を襲う強さを見せています。では、ダンダダンに登場するターボババアは、どれほどの強さを持っているのでしょうか？まずは、ダンダダンのターボババアの速さについて紹介します。ダンダダンのターボババアも、元ネタとなった都市伝説と同じで、とてつもない速さの持ち主です。ターボババアを人間が策もなく捕らえるのは至難の業でしょう。

ターボババアの強さとなっているのは、その足の速さだけではありません。ターボババアは、呪いを使用することができるのです。この呪いは、ターボババアに追いつかれることで発動されます。ダンダダンの作中では、ターボババアに追いつかれたオカルンが、ターボババアの呪いによって身体を乗っ取られてしまう姿が描かれていました。

3つ目のターボババアの強さは、地縛霊たちと融合していることです。足の速さや呪いなど、単体でも強さを見せているターボババアですが、地縛霊たちと融合することで、さらなる強さを手に入れています。ターボババアが根城にしているトンネルがある正能市の中では、最強の悪霊といっても差し支えないでしょう。

地縛霊と融合したターボババアと戦ったオカルンは、ターボババアの強さに敵わず、憑依されてしまいました。しかし、後にこの経験が、オカルンの能力を開花させることとなります。ターボババアに憑依されたオカルンは、ターボババアと同等の速さで移動する能力を身に着けることができたのでした。

悪霊として桃とオカルンの前に立ちはだかったターボババアでしたが、その後、招き猫にされてしまいます。ターボババアは、桃とオカルンとの戦いで負けてしまいましたが、完全には除霊されていなかったのでした。オカルンの中に隠れて、反撃の機会をうかがっていたターボババアでしたが、霊媒師である桃の祖母に存在を察知されてしまいます。

ターボババアが完全には除霊されていなかったことに気づいた桃の祖母は、ターボババアの意識を招き猫に封じることにします。その時、招き猫に移されたのは意識のみで、呪いの力はオカルンの中に残ったままとなってしまいます。そして、オカルンは自分に残された呪いの力を、自分のものとして使用できるようになりました。

意識だけが招き猫に封印されたことにより、ターボババアは本来の自分の能力である呪いを使用できなくなってしまいます。しかし、かろうじて霊力を読み取る能力は残っていたようで、他の霊の情報を読み取ることはできるようでした。

また、封印された媒体が招き猫だったため、「幸運を引き寄せる」という新たな能力も手に入れます。この能力は、オカルンたちだけではなく、敵にも効果を発揮します。そのため、状況によっては、盤面を悪化させてしまうことにも繋がります。

招き猫にされてしまったターボババアは、その後、桃とオカルンと共に行動することになります。悪霊ということもあり、ターボババアはことあるごとに2人を脅します。しかし、時には桃とオカルンが巻き込まれている問題を解決する、アドバイスを送るようになっていきます。また、人間であるオカルンに能力の使い方を教えたりと、世話を焼く一面も見せるようになります。

こちらの項目では、ターボババアの派生形といわれている妖怪を5つ紹介します。ターボババアは、高速道路や峠を目にも止まらぬ速さで移動する妖怪として知られています。そのような恐ろしい妖怪・ターボババアを、さらにもうひと捻りした、ユニークな妖怪一覧をチェックしてみてください。

ターボババアの派生妖怪の1体目は、『バスケばあちゃん』です。バスケばあちゃんは、その名の通り、バスケットボールを持って追いかけてくる妖怪です。しかし、出現するスポットは、なぜか元ネタと同じ高速道路とされています。バスケばあちゃんに追いつかれた者は、バスケばあちゃんからボールをパスされます。

バスケばあちゃんからパスされたこのボールをキャッチしてしまうと、ハンドル操作ができなくなり、事故を起こしてしまいます。また、パスされたボールを無視すると、ボールが運転手に激突し、操作を誤って事故を引き起こすとされています。

ターボババアの派生形には、ホッピングばあちゃんという妖怪もいます。このホッピングばあちゃんも、元ネタのターボババアと同様、峠で鉢合わせる妖怪です。しかし、この妖怪はターボババアやバスケばあちゃんとは違い、人間に危害を加えません。ホッピングで車を追いかけてはくるものの、そのまま車を追い越していく、悪意のない妖怪といわれています。

このターボババアの派生形は、週刊少年ジャンプで連載されていたホラー漫画『地獄先生ぬ～べ～』に登場しました。ジェットばばあは、多くの人間を襲っている悪質な妖怪です。元ネタのターボババア同様、時速100キロを超える猛スピードで車を追いかけてきます。さらには、車を運転している人間が驚いてジェットばばあの方を見てしまうと、その向きのまま首を固定されてしまいます。

前を向けなくなった運転手は、前が見えずそのまま壁に衝突してしまいます。また、ジェットばばあに追いかけられている時に車を止めてしまうと、首をかき切られ死亡してしまいます。地獄先生ぬ～べ～の作中では、ジェットばばあの正体は、歩いている人の髪を引っ張る「後ろ引き髪」という妖怪の一種だとされていました。

棺桶ババアも、他のターボババアたち同様、車の運転中に出現します。棺桶ババアは人が入るサイズの棺桶を担ぎながら、車を追いかけてきます。その後は、他のターボババアたちと同じように、運転手をロックオンします。そして、窓から運転手を外に引きずり出し、自分の持っている棺桶に納めて火葬場まで連れていってしまいます。

最後に紹介するボンネットばばあは、「最も現実味があって怖い」と言われているターボババアです。ボンネットばばあは、道路に走っている車のボンネットに落ちてきます。突然の出来事に驚いた運転手は、操作をあやまり、壁に激突してしまいます。

ダンダダンは、現在連載されている少年ジャンプ+の作品の中でも、人気のある漫画として注目されています。その人気の理由は、ただのホラー漫画というだけではなく、ターボババアのような下ネタ要素やギャグシーンを盛り込んでいるところにあるようです。

こちらの方は、「現実にもターボババアの派生形がいる」と皮肉の効いたコメントをツイートされています。人の多い時間帯に電車に乗ると、座席に座れないこともあります。そのような場面で、我先にと人を押しのけて座席を確保する人物は、ターボババアの仲間なのではないかとジョークを投稿されています。

ターボババアは、元々は人間に危害を加える悪霊として作中に登場しました。その後、桃とオカルンに退治されたことで、招き猫に封印されることになります。ダンダダンを読んでいる読者の中には、元の姿のターボババアよりも、招き猫の時の方が豊かなキャラクター性を感じられて好きだという人もいるようです。

以上、ダンダダンの漫画に登場する悪霊・ターボババアの元ネタや強さについて紹介してきました。ターボババアの元ネタは、高速道路や峠に現れるといわれている都市伝説の妖怪です。「ターボババア」という呼び名の他に、「ターボばあちゃん」「ジェットばばあ」「100キロばばあ」という名称でも知られています。ダンダダンに登場するターボババアの強さは、町で最強といわれる程でした。

しかし、桃とオカルンに退治された後は、桃の祖母・星子によって招き猫の中に封印されてしまいます。ダンダダンは現在、漫画アプリ・少年ジャンプ+にて連載されています。ターボババアの活躍が知りたい人は、原作漫画も手に取ってみてはいかがでしょうか？